• 大量飲酒で細胞の老化が進む?     

    大量飲酒を繰り返していると細胞の老化が進み、心疾患や糖尿病、がん、認知症といった加齢に関連する健康問題のリスクが高まることが、神戸大学大学院医学研究科の山木愛久氏らの研究で示唆された。

     研究では、41~85歳のアルコール依存症患者134人と、年齢を一致させたアルコール依存症でない対照者121人からDNA検体を採取して比較した。その結果、アルコール依存症患者ではテロメアが短縮していることが明らかになった。

     テロメアとは、染色体の末端についている蛋白質のキャップのようなもので、老化と全般的な健康の指標とされている。テロメアは細胞が分裂するたびに少しずつ失われていくため、加齢に伴って短くなる。そのため、やがて染色体はテロメアによる保護を失い、細胞は上手く機能しなくなって分裂できなくなる。ただ、加齢以外の要因でテロメアが短くなる場合もある。

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     山木氏は、「今回の研究で、アルコール依存症患者ではテロメアの長さが短縮していることが分かった。これは大量飲酒が細胞レベルで生物学的な老化を引き起こすことを示唆している。一般の人にとっても、大量飲酒はテロメアを短縮させるのだという事実を心に留めておくことは健康に生きていくための助けとなるだろう」と述べている。

     この研究はアルコール依存症研究学会(RSA、6月24~28日、デンバー)で発表された。なお、学会発表された研究結果は査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年6月26日
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  • インフルワクチン、パッチを貼るだけで接種が可能に?

    実験段階にあるインフルエンザワクチンパッチの安全性と有効性が確認された、とする予備的研究の結果が「The Lancet」6月27日オンライン版に掲載された。このパッチは絆創膏ほどのサイズで、皮膚を貫通する程度の長さの極めて微小な針(マイクロニードル)が100本付いており、針は皮膚内で溶解するという。研究を実施した米ジョージア工科大学などのグループは「注射に代わって痛みを伴わないワクチン接種法となる可能性がある」としている。

     今回報告された研究は「第1相試験」と呼ばれる開発の初期段階のもの。米エモリー大学で登録された18~49歳の男女100人を、①医療従事者がマイクロニードルパッチを貼って不活化インフルエンザワクチンを接種する群、②医療従事者が筋肉注射により同ワクチンを接種する群、③医療従事者がパッチを貼ってプラセボを接種する群、④被験者自身がパッチを貼ってワクチンを接種する群の4群にランダムに割り付けた。

     その結果、パッチ群では筋肉注射群と同程度の免疫応答が誘導されることが示された。この効果は被験者が自分でパッチを貼った場合でも同様に認められた。一方、重篤な副作用はみられず、発赤や軽度のかゆみなどの局所的な皮膚反応が認められたが、2~3日で消失した。

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     今回の研究を支援した米国立生物医学画像・生物工学研究所(NIBIB)のRoderic Pettigrew氏は、「絆創膏サイズのこのパッチは、将来、ワクチン接種のあり方を変える可能性がある」と強調。「特に魅力的な特徴」として、ワクチン接種の希望者にパッチを郵送し、自分で接種してもらえる可能性や、インフルエンザ以外のワクチンにもこの技術を応用できる可能性を秘めていることを挙げている。

     また、付随論説を執筆した英イングランド公衆衛生局のKatja Hoschler氏らは、このパッチの優れた特徴として価格の安さや安全性、保管の簡便性、耐久性などを挙げ、「医療資源の乏しい地域に住む人や、ワクチンを受けたがらない人に対しても、理想的な選択肢となる可能性がある」としている。

     米レノックス・ヒル病院のLen Horovitz氏もこれに同意し、「標準的なワクチンは何度も常温に曝されると力価が失われる場合があるが、このパッチは冷蔵保存の必要がなく、使用期限が長い」としている。

    Abstract:リンク先
    HealthDay News 2017年6月27日
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  • 月経困難症の原因症状を改善する方法は何が考えられるか?

    月経困難症。月経時や生理時、毎月訪れる周期のたびにひどく重い症状は大変苦痛を伴います。人により症状もさまざまですが、日常生活に支障が出てしまう人も中にはいらっしゃると思います。何より耐えるよりも病院へ行き、痛みの緩和は非常に大切です。月経時に特に症状が重い人は、まずは医師によるチェックをうけ、きちんとした診断基準に従い治療をするのが重要です。それと併用してどういった改善方法があるのか詳しく解説していきます。

    鎮痛剤による痛みの緩和

    根本的な痛み対する緩和の処置として用いられる方法です。痛みが継続的にある場合、仕事にも支障をきたしますし、医師の元、きちんと処方された薬では何より安心して、安全に服用することもできます。

    漢方による処方

    今はさまざまな漢方薬が出ており、薬に頼りすぎたくない方が用いるケースも非常に多いです。月経困難症に悪影響がある血液の循環を促進したり、冷え症対策、身体を冷えに対する効果改善も期待できます。

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    ツボや鍼灸、整体マッサージによる改善方法

    上記の冷えの対策や血液の循環や副交感神経を高めるための根本的な体質改善にも効果的です。ツボの効果は、WHO(世界保健機関)も認めています。医師によっても治療並行利用は強くすすめている方もいらっしゃるので、薬以外にも合わせて用いると痛みの緩和に繋がりやすいとえいます。通常の方でももちろん効果は期待できますが、出来ればその病気に精通した専門の治療院などがおすすめです。

    生活習慣を改善する方法

    日々の生活から疲れやストレスがたまると免疫力が低下し、やはり体の修復力やダメージに弱くなってしまいます。リラックスするというのも非常に大切ですが、生活リズムを整え、早寝早起き(夜は寝て朝起きる)の通常のサイクル、糖分を摂取を控えてたんぱく質やミネラル、鉄分などの補給(サプリメントでの代用も可)。飲酒や喫煙を控えるなども充分有効的です。日々の運動やストレッチも、身体的や精神的に築されたストレスの発散も非常に重要です。

    治療や改善方法もさまざまです。子宮筋腫や子宮内膜症など根本的な原因がある場合はまた改善方法も変わってきます。きちんと医師の診断を受けて原因を知り、どういったことが起因となっているかの見極めも大切です。

    月経困難症の基本情報についての詳しい解説はこちら

    月経困難症とは?月経痛や生理痛に関する基本情報。ホルモンによる原因、子宮筋腫などによる起因の症状など。月経困難症・月経前症候群(PMS)のメカニズムを詳しく解説しています。

    月経困難症に関する基本情報

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