• 世界で年間360万人が喘息とCOPDで死亡   

    二大慢性肺疾患である喘息と慢性閉塞性肺疾患(COPD)により、全世界で年間360万人が死亡しているという研究報告が「The Lancet Respiratory Medicine」8月16日オンライン版に掲載された。

    2015年のCOPDによる死者数は320万人、喘息による死者数は40万人と推定されたという。死者数はCOPDの方が多かったが、患者数は喘息の方が2倍多く、COPDの1億7450万人に対して喘息では3億5820万人だった。

     COPDは、従来は肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれてきた疾患の総称で、主に喫煙と大気汚染が原因であることが分かっている。一方、喘息はアレルゲンや喫煙などが原因で発症すると考えられている。

     今回の研究では、188カ国を対象とした1990~2015年の調査を検討。その結果、1990年以降、COPDおよび喘息の罹患率や死亡率は低下していることが明らかになった。しかし、世界的な人口の増加と高齢化を背景に、COPDの患者数は44%、死者数は12%増加した。一方、喘息による患者数は13%増加したが、死者数は27%減少した。

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     COPDが最も猛威を振るっている国は、インド、レソト、ネパール、パプアニューギニアだった。喘息による負担が特に大きい国は、アフガニスタン、中央アフリカ共和国、フィジー、キリバス、レソト、パプアニューギニア、スワジランドだった。

     論文の筆頭著者である米ワシントン大学教授のTheo Vos氏は「これらの疾患は治療法があるにもかかわらず、未診断の患者や誤診されている患者が多く、十分な治療を受けられないことも少なくない。その他の重大な非感染性疾患(心血管疾患、がん、糖尿病など)に比べて、喘息やCOPDは十分に注目されてこなかった経緯がある」と述べている。

     米レノックス・ヒル病院の呼吸器専門医であるLen Horovitz氏は、これらの疾患の治療法について「喘息の管理は比較的容易であり、治療薬を用いれば改善できる可能性もある」とコメント。一方、「COPDも治療は可能だが、肺のダメージは不可逆的なもの。さらに加齢により肺胞の消失が進行性に加速するため、肺の機能は生涯にわたり低下していく」と説明している。

     本研究の論評を執筆したマーストリヒト大学(オランダ)のOnno van Schayck氏は、家庭における大気汚染の主な原因の1つとして、世界人口の半数超が屋内での調理時に木材や石炭などの燃料を用いていることを指摘する。「こうした燃料の使用は呼吸器疾患の増加につながっており、よりクリーンな燃料への変更が望ましいが、特に都市部のスラムでは経済的な問題や入手経路の問題で難しいこともある」と、同氏は話している。

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    Abstract:リンク先
    HealthDay News 2017年8月16日
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  • 空気清浄機で大気汚染による心臓へのダメージを低減できる可能性

    高レベルの大気汚染は心血管などの状態を悪化させることが指摘されているが、空気清浄機を使用することでそのダメージから身を守ることができる可能性が中国の小規模研究で示唆された。詳細は「Circulation」8月15日号に掲載された。

     この研究は、復旦大学(中国)のHaidong Kan氏らが健康な大学生55人を対象に実施したもの。学生が住んでいる学生寮の部屋に本物または偽物の空気清浄機を設置し、室内と屋外の微小粒子状物質(PM2.5)濃度を測定した。

     その結果、本物の空気清浄機を使用すると、偽物の空気清浄機を使用した場合と比べて室内でのPM2.5への平均曝露量は82%減少した。1日当たりのPM2.5への平均曝露量は、本物の空気清浄機を使用した場合で24.3μg/㎥、偽物の空気清浄機を使用した場合で53.1μg/㎥だった。

     さらに、本物または偽物の空気清浄機を設置してから9日後、学生に血液検査と尿検査を実施したところ、PM2.5への曝露量が増大するほどコルチゾールなどのストレスホルモン値が上昇していることが分かった。また、血糖やアミノ酸、脂肪酸、脂質の値も、使用した空気清浄機が本物か偽物かで差が生じていた他、PM2.5への曝露量が多かった学生では血圧値の上昇やインスリン抵抗性、酸化ストレスおよび炎症のマーカーの上昇が認められたという。

     このことから、Kan氏らは「PM2.5への曝露量の増加に伴うこうした代謝物やバイオマーカーの変化は、大気汚染が心血管に有害な作用をもたらしている一因である可能性がある」と指摘している。

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     米国心臓協会(AHA)のプレスリリースで、同氏らは、空気清浄機の使用によって(1)短期的なストレスホルモン値の低下が認められた(2)1日当たりのPM2.5への曝露量が世界保健機関(WHO)の定める基準範囲内に低下した―ことが今回の研究から得られた主な知見だと紹介。その上で「空気清浄機が健康に有益であることが明らかになったが、実際の生活環境下でも有効なのかどうかについては現時点でははっきりとしていない。また、中国は欧米に比べると大気汚染のレベルが高いため、今回の結果が他の国にも当てはまるのかどうかは不明」として、空気清浄機の長期的な効果や、大気汚染のレベルが低い地域に住む人への効果についてさらなる研究が必要だと述べている。

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    HealthDay News 2017年8月14日
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  • 不妊治療ってどうなの?不妊治療の内容、料金、成功率、注意点について説明します。

    不妊治療という言葉は聞いたことがあっても、その治療内容、費用、効果まではあまり知らないという方もいるのではないでしょうか?しかも、不妊症は病気ではなく症候群のため、原因も何も関係なしに理由は分からないのです。不妊治療は努力してもできないという方にとって良い手段になる可能性もあります。今回はそんな不妊治療の概要について説明します。
    1. 1. はじめに
    2. 2. 不妊治療とは
    3. 3. 不妊治療の検査の内容、タイミング
    4. 4. 不妊治療の内容・料金、成功率
    5. 5. 不妊治療を行うときの注意点
    6. 6. まとめ

    はじめに

    不妊治療という言葉は聞いたことがあっても、その治療内容、費用、効果などの実態まで詳しく把握している方は意外に少ないのではないでしょうか。

    晩婚化に伴い、現在は実に新生児約21人に一人が体外受精によって生まれているのです。

    赤ちゃんがほしいと思ったときに自然に授かれることがベストですが、不妊治療という手段をよく知っておくことが自分やパートナー、生まれてくる赤ちゃんにとっても良いことであったりします。

    今回はそんな不妊治療の概要について説明します。

    不妊治療とは

    不妊の定義
    そもそも不妊症とは、避妊なく性交渉をしても1年間妊娠しないものを言います。
    (以前は2年間とされていましたが、近年では1年間とされています。)

    不妊症のカップルは10組に1組いると言われていますが、近年の晩婚化、あるいは妊娠を希望する年齢が上昇していることもあり、その割合はもっと増えているとされています。

    不妊治療
    不妊治療は妊娠しにくい原因を調べて治療することと、妊娠の可能性を高める治療とで構成されます。不妊の検査をしながら、いくつかの治療法を試し、段階的に治療法をアップしていきます。

    不妊治療はタイミング法などの一般的不妊治療と体外受精などの特定不妊治療に分類されます。
    詳細については後述しますが、特定不妊治療の方が料金は高額になります。

    治療開始から妊娠成立までには平均で2年から3年程度かかるとされています。

    不妊治療の検査の内容、タイミング

    検査は婦人科で行います。

    各種検査
    次に述べるような検査(ここに紹介するのは一部であり、この他にも検査はあります)を行い、不妊の原因が男性にあるのか、女性にあるのかを調べ、今後の治療方針を決定します。

    原因は男性にある場合と女性にある場合が半々とされています。
    また、詳細な検査を行っても原因が特定できない場合(全体の1割程度)もあります。

    検査には健康保険が適応(一部保険適応外の場合もあるため注意が必要)され、自己負担は数千円から1万円程度となっています。

    すべての検査を行うわけではなく、検査・治療を受ける人の年齢や治療方針等によって内容は大きく変わってきます。
     
    問診、カウンセリング
    性交渉の頻度、避妊を解除してからの期間、人工妊娠中絶や流産の有無・回数など一般的な内科よりもプライベートに踏み込んだ問診内容となります。

    基礎体温
    女性の基礎体温は卵巣の働きを知る重要な情報となるため、初診時に2、3ヶ月程度の基礎体温表を持って受診すると良いでしょう。
    基礎体温は婦人体温計(舌下で測定するもので、一般的な体温計よりも体温を細かく測定できるようになっている)を用いて、起床後すぐ寝たままで測定します。排卵の有無や黄体機能を見ます。

    経膣超音波検査
    細い棒状の機械を膣内に挿入して、子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣嚢腫(のうしゅ)などがないか診断します。その他にも子宮内膜の厚さ、卵胞の発育程度などを見ます。

    子宮頚管(けいかん)粘液検査
    子宮粘液とは子宮頚部から分泌される粘液で、月経周期によって量や粘稠度などの性質が変化します。排卵時期に採取することで、排卵時期を推測することや、卵巣の機能を見ることができます。

    子宮卵管造影検査
    子宮口からカテーテルを入れ、造影剤を注入してレントゲン撮影をします。子宮腔の形状、卵管の狭窄の有無などが分かります。
    また造影剤を注入することで、軽度であれば卵管の癒着を防げる効果もあるため、妊娠しやすい状態を作ることができます。

    フーナーテスト 
    排卵前後に性交してもらい、その後子宮口入り口や子宮頸管内の粘液を採取します。
    頸管内の精子の数や動きを観察します。
    必要に応じて複数回検査を行い、この検査の結果精子に問題があるとされた場合は、抗精子抗体検査(この抗体が多いと精子を外敵とみなして攻撃・排除してしまう)といって血液を採取して詳しく調べます。

    通気検査
    子宮から卵管に炭酸ガスを通して、その圧力で卵管の通過性を予想します。
    子宮卵管造影検査と同様に、検査によって卵管の軽度の癒着を改善し、妊娠しやすい状態を作ることができます。

    ホルモン検査
    血液検査を行い、血液中のホルモン濃度を調べます。
    女性側の卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)、エストロゲン、プロゲステロン、プロラクチン、甲状腺ホルモン、男性側のテストステロンを調べます。
    また、LHは尿から採取することもあります。

    クラミジア検査
    血液検査(抗体価を調べる)と子宮頚部の細胞を綿棒で採取する検査があります。
    クラミジアは卵管周辺に癒着を起こし、卵管を閉塞させるため不妊症の原因となります。

    精液検査
    2日から5日間ほど禁欲後射精してもらい、精液を採取します。
    精液の量、1mlあたりの精子の数、運動率、奇形率を見ます。

    不妊治療を開始するタイミング
    避妊を解除してからの期間が1年以上
    冒頭でも述べたように避妊せず性交渉を行っていても1年間妊娠に至らない場合は、不妊治療を開始する一つの目安になるでしょう。

    女性の年齢が35歳以上
    女性の年齢は35歳を超えた頃から自然妊娠をする確立が急激に低下していきますので、女性の年齢というのもポイントです。
    35歳以上の夫婦が毎月排卵日付近に性交渉をしても6ヶ月以上妊娠に至らない場合は、検査・治療を考える目安となります。

    婦人科系、泌尿器科系の持病・問題がある人
    女性であれば生理不順な人、毎月生活に支障をきたす程の月経痛や経血量の多い人(子宮内膜症や子宮筋腫など婦人科疾患が原因となっていることがあります)、過去に婦人科疾患で手術の既往がある人などが当てはまります。
    男性であれば勃起障害のある人、精巣炎などの既往がある人が当てはまります。
    これらが即不妊症になるということではなく、原因(リスク)の一つとなり得ます。
    検査をスムーズに進めたり、治療の成功率を少しでも高めるために自分たちがまずリスク知っておくことが大切です。

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    不妊治療の内容・料金、成功率

    一般不妊治療
    一般不妊治療とは、特定不妊治療とは異なり、女性の体内から卵子を体外に取り出すことなく、妊娠を成立させるための様々な治療法(タイミング法、排卵誘発法、人工授精など)を言います。

    人工授精は保険適応外となる点に注意が必要です。

    タイミング法
    一般不妊治療で最もスタンダードな治療法です。
    排卵時期(排卵の2日前頃が最も妊娠しやすいと言われています)に合わせて性交を行うものです。
    排卵日を尿検査や超音波検査などで確認することによって、妊娠の可能性を高めます。費用は数千円から数万円です。

    一般的不妊治療を2年ほど試みても妊娠に至らない場合は、次の特定不妊治療のステップに進みます。
    期間はあくまでも目安であり、女性の年齢によっては、より早い段階で特定不妊治療に移行することもあります。

    排卵誘発法
    タイミング法で妊娠に至らない場合は、ホルモン剤(内服薬や注射)で排卵を促します。
    排卵障害がある場合、黄体機能不全によって子宮の内膜に受精卵が着床しない場合に行います。
    この方法を排卵誘発法と言い、1回当たりの費用は数千円から数万円です。

    人工授精(AIH)
    タイミング法や排卵誘発法で妊娠しなかった場合に行います。
    人工授精とは良好な精子を取り出して、排卵時期に注射器などで子宮内に直接注入する方法です。
    原因不明の不妊症や男性の精子に問題がある場合に有効とされています。
    1回当たりの費用は約2万円(保険適応外)です。

    特定不妊治療(高度生殖医療:ART)
    特定不妊治療とは、卵子を体内から取り出して体外で精子と受精させ、受精卵が8分割程度になるまで培養してから再び子宮に戻す治療です。
    より専門技術を必要とすると、保険適応外なため一般不妊治療より費用は高額になります。
    特定不妊治療は公的助成制度の対象となります。
    しかし、助成を受けるにはいくつかの条件をクリアしなければなりません。

    • 夫婦の年収の合計が730万円以下であること
    • 法律上婚姻関係にあること
    • 特定不妊治療を行わなければ妊娠が難しいと医師が診断していること
    • 女性の年齢が42歳以下であることです。

    また、1回の最大助成額は15万円まで、通算5年間で10回までという回数・額の上限が設けられました(年齢は39歳以下であれば6回まで助成対象となり、40歳以上は初年度3回、次年度からは2回となります。)
    こういった年齢や助成回数・額に制限が設けられた背景には、不妊治療を受ける人の急増によって、自治体の助成額が増えてしまったということがあるのです。

    体外受精
    体外受精とは、卵巣から卵子を取り出し(採卵)、子宮内に受精卵(胚)を戻す過程(胚移植)において、体外で精子を卵子にふりかけるなどして受精させる方法を言います。
    受精した胚細胞のうち、良好なものを選んで子宮内に注入します。
    1回当たりの費用は約30万円です。
    採卵という作業が独特の痛みを伴うことが多いようです。

    顕微授精
    顕微授精とは胚移植の過程において、精子を卵子の中に針で注入して受精させる方法を言います。
    精子に問題があり、体外受精でも妊娠に至らなかった場合に行います。
    1回当たりの費用は約40万円です。

    手術
    検査を行った結果、女性に卵管癒着や子宮内膜症などの婦人科疾患がある場合、必要があれば卵管癒着剥離(ゆちゃくはくり)術、卵管形成術、腹腔鏡下子宮内膜症病巣除去術などの手術を行います。

    不妊治療の成功率

    一般不妊治療の成功率
    タイミング法による妊娠確率は1回目で37%、5回目までで90%とされています。
    逆に6回目以降は確率が低下するため、ここが次の段階に進むポイントになります。
    1回の人工授精で妊娠する確率は7%から10%程度とされています。
    これに排卵誘発剤を併用すると10%から15%程度に上がるというデータがあります。
    どの治療法においても女性、男性の年齢は若い方が妊娠確率は高くなります。

    特定不妊治療の成功率
    日本産婦人科学会によると、2014年の特定不妊治療による妊娠率は16.9%となっています。
    妊娠率は女性の年齢が上がるにつれて低下していき、30歳の女性であれば28%ですが、40歳で15%、44歳では5%となります。
    特に36歳を過ぎた頃から妊娠率が急激に低下していきます。
    逆に流産率は年齢が上がるにつれて高くなります。

    不妊治療を行うときの注意点

    産婦人科ですべての不妊治療を受けられるわけではない
    これまで説明したように不妊治療は段階が進むほど高額になるため、自治体の公的助成制度を受けることができます。
    しかし、各都道府県が指定した医療機関で特定不妊治療を受けなければ、助成の対象にはなりません。
    具体的な医療機関名は各都道府県、指定都市、中核市のホームページなどに掲載されている特定不妊治療費助成事業の指定医療機関を参照してください。

    妊娠までには時間もお金もかかる
    公的助成制度があるとは言え、まだまだ個人にかかる負担は相当なもとだと言われています。
    (治療費は数百万円とも言われます。)
    そこで特に費用のかかる特定不妊治療をサポートする民間の医療保険も発売されています。
    不妊治療中だけでなく、これから妊娠を考えている女性は知識として得ておくと良いでしょう。
    一度の不妊治療で妊娠に至ることは珍しく、検査や治療は段階を踏みながら行っていくため、平均で2、3年ときには5年以上を要します。

    不妊治療イコール妊娠ではない
    最も注意しなければならないのが、時間もお金もかかり、検査や治療項目によっては女性の体に負担のかかるものもあるのに、すべての女性が妊娠・出産に至るわけではないということでしょう。
    先に述べたように、特定不妊治療による妊娠率は約17%です。
    不妊治療は決して甘いものではないということを肝に銘じて治療に望む必要があります。
    また、こういった状況を踏まえつつ、10代、20代の若い頃から結婚や出産時期、子どもの数などのライフプランを漠然とでも持っておくことが大切です。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?

    不妊治療と言っても、様々な角度から考える必要があるとわかっていただけたと思います。
    一番重要なのは夫婦間のコミュニケーションが何よりも大事だと言う場合も多いです。
    話し合いながら納得して治療できる環境を整えていくのが良いでしょう。

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  • ルイボスティーでリラックスしながら不妊改善

    健康によいことで人気のルイボスティーについて、その成分や効果、特に妊娠前後における効果についてまとめました。
    1. 1. はじめに
    2. 2. ルイボスティーとは
    3. 3. ルイボスティーの成分と健康効果
    4. 4. ルイボスティーの妊娠効果
    5. 5. ルイボスティーの飲み方
    6. 6. まとめ

    はじめに

    『ルイボスティー』は、日本だけでなく海外でも人気が高く、健康のために飲んでいる方が多い飲みものです。
    特に妊娠・出産に関してよい効果がたくさんあります。
    そこで、今回はルイボスティーの妊娠・出産前後における効果や効果的な飲み方をまとめてみました。

    ルイボスティーとは

    ルイボスティーは、南アフリカの鉱物がたくさん含まれる一部の地域でのみ育つ豆科の松の葉のような針状の葉を持つ低木から作られます。
    人間の老化の原因とされている活性酸素を除去できる酵素が大量に含まれていることから、日本でも人気が高まっています。
    他にも、抗炎症作用、生活習慣病の予防、アレルギー症状の緩和、妊娠に適した体作りなどたくさんの効果を持っており、たくさんの人に愛されています。

    ルイボスティーの成分と健康効果

    ルイボスティーには、たくさんの種類のポリフェノール、ビタミン、ミネラルが含まれるほか、活性酸素を除去することのできる『SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)』という抗酸化成分も含まれます。
    それでは、ルイボスティーの健康効果について説明していきます。

    老化防止、美肌・ダイエット効果
    ルイボスティーに含まれる『SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)』が活性酸素を除去し、新陳代謝を高めることで肌の老化を防止し、美肌効果をもたらします。
    また『SOD』は、新陳代謝を高めるだけでなく老廃物を排出する働きがあるので、体の中がデトックスされ、胃腸の動きを良好に保ち、痩せやすい体を維持します。

    妊活・産前産後の健康
    ルイボスティーには卵子や子宮の質を高めたり、母乳の質を良くしたり、産前産後のママに不足しがちな栄養を補ったりと、産前産後に必要な成分がたくさん含まれています。カフェインが含まれていないことも産前産後に飲みやすい要素の一つです。詳しくは、次の項で説明します。

    血流・代謝促進
    ルイボスティーには亜鉛などミネラルがたくさんふくまれており、体内でエネルギーを産生するため、体温が上昇し、血流が促進されます。
    またリンパの流れを促進し、老廃物を排出する働きもあるため、多くの女性の悩みである冷えやむくみの改善につながります。

    アレルギー症状の緩和
    ルイボスティーの抗酸化作用で皮膚の炎症を抑え、新陳代謝を高めることで皮膚の修復も促進するため、アトピー性皮膚炎の改善につながります。
    同じく抗酸化作用は、アレルギー症状の緩和にもつながります。

    ストレス軽減・安眠効果
    ストレスを感じているときには、体内で活性酸素が増加します。ルイボスティーは活性酸素を抑制するため、ストレスを抑制することになります。
    また、ルイボスティーに含まれるフラボノイドにも、ストレスを抑制する効果があります。
    ルイボスティーの体温上昇効果とあいまって、安眠効果もあります。

    その他
    その他にも、ルイボスティーには貧血、更年期障害、便秘・下痢、生理痛、二日酔いを改善させる効果があり、体にうれしい作用は数えきれないほどあります。

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    ルイボスティーの妊娠効果

    ルイボスティーには、妊活中から出産後までママの体にも赤ちゃんにもよい効果がたくさんあります。

    妊活中
    ルイボスティーには亜鉛やミネラル、ポリフェノールのほか、SODという活性酸素を除去する成分が入っています。これらの成分が、卵子の質を高めたり、卵子の老化を防止したり、女性ホルモンの分泌を促します。
    女性ホルモンであるエストロゲンの量が増えると、子宮内膜が厚くなり、受精卵が着床しやすいふかふかの状態になります。
    またエストロゲンには、排卵周期も安定させる効果があり、女性の体を妊娠しやすい体質に変化させます。

    妊娠中
    妊娠中はお腹の赤ちゃんの体を作っていくために、多くのミネラルを必要とします。また、赤ちゃんの丈夫な骨や歯を作るため、大量のカルシウムがママの体から消費されます。ママの体内のカルシウムが不足すると、赤ちゃんの成長が妨げられるだけでなく、将来的にママが骨粗しょう症になってしまうリスクも高まります。
    ルイボスティーは、ノンカフェインである上に、ミネラルやカルシウム、鉄分を豊富に含むため、妊娠中のママが不足しがちな栄養をしっかり補うこともができます。

    出産後
    出産後の女性の体は、ホルモンバランスが崩れやすく、育児の忙しさや睡眠不足、ストレスも加わってイライラ、肌荒れや脱毛、うつ症状など色々なトラブルが起こります。ルイボスティーは、ホルモンバランスを整える効果があるため、それらの症状を緩和してくれます。
    また授乳について、ルイボスティーには血行を促進する効果があるため、母乳の出をよくします。
    さらに、ママが摂取した水分の質がそのまま母乳の質につながるため、ルイボスティーを飲んだママから作られる母乳はミネラルを豊富に含んだ良質の母乳になります。

    ルイボスティーの飲み方

    これほどたくさんの効果のあるルイボスティーなので、せっかく飲むのであれば是非ともその有効な成分をしっかり抽出したいところです。

    ティーバックを水に約8時間つけておく水出しや、沸騰したお湯に3~5分ティーバックをつけておく方法もありますが、しっかり有効成分を抽出したい方は、ティーバックを入れた水を沸騰させ、10分以上「煮出す」ことをおすすめします。
    ただし、20~30分以上煮出してしまうと渋みがでてくることもあるので、そのあたりはご自分で調節していただきたいと思います。

    まとめ

    ルイボスティーには妊娠・出産前後はもちろん、それ以外にも健康によい効果がたくさんあります。
    とはいえ、多少味のくせもあり、悪阻のときなど飲むことが苦痛になることもあるかもしれません。
    妊娠前後は特に、ママの気持ちがリラックスしていることが一番なので、そんなときは無理をしないようにしましょう。

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