• 男性更年期障害(LOH症候群)の症状と治療法について

    男性更年期障害(LOH症候群)について

    一般的に更年期障害といくと女性の症状だと思われがちですが、男性でも年齢を重ねると更年期障害になることがあります。今回は、まだあまり知られていない男性の更年期障害の症状とホルモン補充や漢方、食事などによる様々な治療法をご紹介します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.男性更年期障害(LOH症候群)とは
    3. 3.テストステロンの減少により起きやすい症状
    4. 4.男性更年期障害(LOH症候群)の治療法
    5. 5.テストステロンの分泌が上昇する食事
    6. 6.テストステロンの分泌を促すその他の方法
    7. 7.まとめ

    はじめに

    男性にも更年期障害があることをご存知ですか?

    男性の更年期障害は、疲れやすい、眠れない、やる気が起きない、筋力の衰えなどの症状があります。

    更年期障害に対して正しい知識を持って、予防と症状の改善に役立てましょう!

    男性更年期障害(LOH症候群)とは

    更年期障害と聞くと一般的には女性の更年期障害を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
    しかし更年期障害は男性にも起こります。男性更年期障害はLOH症候群とも呼ばれます。

    更年期障害の原因は性ホルモンの分泌が加齢とともに減少してくることに起因します。男性でいえばアンドロゲン、女性ではエストロゲン、プロゲステロンと呼ばれる性ホルモンが影響します。

    男性ホルモンであるアンドロゲンはテストステロンとジヒドロテストステロンとに分けられます。そのうち男性更年期障害ではテストステロンの減少が大きな要因となります。

    テストステロンは思春期から分泌が増加し、20代でそのピークを向かえます。その後30代から徐々に減少を始めますが、その減少率は年間で1~2%ほどといわれ女性ほど急激に減少することは少ないです。

    しかし加齢とともに減少し続けると様々な症状として現れます。

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    テストステロンの減少により起きやすい症状

    テストステロンが減少すると、下記症状を引き起こします。

    ・疲れやすい、身体がだるい
    ・夜間あまり眠れない
    ・やる気が起きない、不安になる、イライラするなどの精神症状が起きる
    ・頻尿になる(特に夜間の尿回数が増える)
    ・筋力が衰える
    ・体に脂肪がつきやすくなる
    ・性的欲求が低下し、勃起不全(ED)を起こす
    ・動悸がする
    ・集中力が低下する

    上記症状をそのまま放置しておくとますます症状が悪化していく恐れもあります。また男性ホルモンの減少とは関係がないように思えますが、心筋梗塞や前立腺がんのリスクが上昇するとの研究結果も出ています。

    それではこの男性更年期障害にはどのような治療が効果的なのでしょうか?

    男性更年期障害(LOH症候群)の治療法

    ホルモン補充療法
    泌尿器科外来に受診し、血液検査によりテストステロンの低値が判明した場合、テストステロンの補充療法が行われます。

    現在は注射による補充しか方法はありませんが、個人差はあるものの補充直後から効果が表れることもあります。効果として意欲の上昇、睡眠の質の改善、不安感の軽減などが得られます。人によっては性欲や勃起不全が回復する場合もあります。

    しかし副作用もあり、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群、ヘモグロビン値の上昇、赤血球が異常に上昇する多血症となる場合もあります。これらのリスクを医師と相談しながらホルモン補充療法を行うとよいでしょう。

    漢方薬による治療
    ・六味丸(ろくみがん)
    身体の機能を全体的に回復させ、泌尿器や性機能の衰えに効果があります。

    ・八味地黄色玉(はちみじおうがん)
    六味丸と同じように泌尿器や性機能の改善に効果があります。

    ・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
    体力の回復、身体の水分代謝を改善し泌尿器と生殖器の衰えに効果があります。

    ・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 
    イライラを改善し、睡眠の改善、動悸や勃起不全にも効果があります。

    ・桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
    睡眠の改善、夜間の頻尿の改善、神経の高ぶりを抑える効果があります。

    ・抑肝散(よくかんさん)
    神経の高ぶりを抑え、筋肉のこわばりを緩めリラックスした状態にします。

    ・加味帰脾湯(かみきひとう)
    不安や緊張を鎮め、睡眠を改善します。

    ・酸棗仁湯(さんそうにんとう)
    神経の高ぶりを鎮め、睡眠を改善します。

    これらの漢方薬の効果は非常に個人差があります。また場合によってはいくつかの漢方を組み合わせて処方されることもあります。漢方薬は副作用も少なく安全性の高い薬です。主治医と相談しながら漢方薬による治療も進めていくとよいでしょう。

    テストステロンの分泌が上昇する食事

    亜鉛は人にとって必須のミネラルです。そしてこの亜鉛はテストステロンの分泌を促すという効果もあります。亜鉛は動物性たんぱく質に多く含まれており、米、パンなどの炭水化物、野菜が中心の食事だと不足しやすい栄養素でもあります。

    それでは亜鉛を多く含む食品にはどのようなものがあるでしょう。

    100g当たりの亜鉛含有量が多い食品
    ・牡蠣 13.2g
    ・豚レバー 6.9g
    ・牛肉(肩) 4.9g
    ・卵(卵黄) 4.2g
    ・たらばがに 4.2g
    ・たらこ 3.8g
    ・プロセスチーズ 3.2g

    これらの食品が亜鉛を多く含んでいます。テストステロンの分泌を促すためにも積極的に摂取するといよいでしょう。

    テストステロンの分泌を促すその他の方法

    筋トレ
    負荷を掛けた筋トレがテストステロンの分泌を促します。約10回の反復で限界が来るような筋トレが一番効果的だといわれています。

    スクワットや腕立て伏せをして、10回が限界という人は男性ではあまりいないかも知れません。そこでスポーツジムなどに行って負荷を掛けた筋トレを行うのが効果的です。

    しかし、仕事で忙しい人にはジム通いは難しい場合もあるでしょう。そうした時には腕立て伏せを10回でも限界がくるようにゆっくりと行う、スクワットも同様にゆっくり行うなど自重での筋トレも効果的です。

    逆にジョギングなどの長時間に及ぶ運動はテストステロンの分泌にあまり効果がないようです。

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    体重の適正管理
    肥満体型の人はテストステロンの量が少ないという研究結果があります。適切に減量するとテストステロンは上昇します。極端な減量は必要ありませんが、標準体重を目指してダイエットするのも一つの方法です。

    睡眠を十分とる
    質の良い睡眠を十分にとるとテストステロンの分泌が上昇するという研究結果があります。一般的に推奨されている睡眠時間は7時間前後です。ノンレム睡眠が得られる環境下でぐっすりと眠ることが効果的です。

    過度なアルコールは控える
    アルコールに関してはそれほど神経質になる必要はありませんが、それでもテストステロンが飲酒により減少することがわかっています。

    アルコール依存症の人は一般の人と比較して50%ほどテストステロンが減少していることもあります。出来れば深酒は避けた方がよいでしょう。

    ストレスを貯めない
    ストレスが溜まってくるとコルチゾールという副腎皮質ホルモンが上昇します。コルチゾールとテストステロンは正反対に機能し、コルチゾールの上昇に伴いテストステロンは減少してしまいます。
    ストレスをコントロールできる生活習慣を獲得しましょう。

    まとめ

    食事や睡眠、運動などによりテストステロンの分泌をある程度維持することは可能です。
    しかし、加齢によりホルモンのバランスが崩れるのはどうしても避けがたい現象です。

    様々な男性更年期障害の症状に苦しまれている人も多いことでしょう。一人で悩まずに病院にて受診し、適切な治療を受けることが大切です。

    更年期障害の基本情報についての詳しい解説はこちら

    更年期及びそれに伴う更年期障害という言葉をニュースなどで耳にする機会も多くあると思います。だれでも訪れる更年期という期間ですが、必ずしも何か症状が起きるわけではありません。更年期のメカニズムを詳しく解説しています。

    更年期障害に関する基本情報

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    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 産婦人科での不妊検査のあれこれ、知っておくことで不安解消!

    不妊検査について

    「不妊」という言葉に不安を抱き、検査を受けてみようかと考えている方は多いと思います。精神的にダメージを受けることも、妊娠する女性の年齢がアップすることでも妊娠の確率が減っていきます。自分たちの体を知るうえでも不妊検査は重要となってきます。不安を無くすためにも、検査を受ける前に不妊検査の内容を詳しく知っておきましょう。
    1. 1はじめに
    2. 2不妊検査とはこういったもの
    3. 3産婦人科ではこんな種類の不妊検査が受けられる
    4. 4産婦人科の不妊検査、内容や目的はこれ!
    5. 5産婦人科で適応される不妊検査、目安となる費用
    6. 6このタイミングで不妊検査を受けよう!
    7. 7まとめ

    はじめに

    運命の人と出会って幸せな時間を過ごすと、次の幸せは赤ちゃんですね。
    しかし妊娠の兆候がなければ不安になったり、あるいは周囲から急き立てられたりすると焦る気持ちがでてしまいます。そういったときに問題を解決してくれる一つの手段が「不妊検査」です。でもどういった検査なのか、費用はどのくらいなどわからないことが多いと思います。安心して検査を受けられるためにも、不妊検査の内容をしっかりと事前学習して見てください。

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    不妊検査とはこういったもの

    通常の夫婦が避妊をしない夫婦生活を行う場合には1年以内には妊娠する確率が80%と言われます。しかし女性の体か男性の体において何らか原因や障害があり、妊娠しない結果をもって、その原因を特定する目的のものですが、同時に不妊が特定されたとしたときに不妊治療や母体となったときに耐えられるかどうかということも判断されるものです。

    不妊症の検査をするにあたっても、自分が検査を受けるべきかどうかの目途が必要となります。その不妊の定義として日本では1年とされています。

    不妊検査は、さまざまな項目があり、それぞれの検査をするうえでタイミングや時間を要します。不妊検査の流れとしては、生活全般からそれまでの経歴などを提供するため、医師による問診から始まり、内診によって子宮や卵巣の現状を検査します。

    基礎体温などのデーターも必要となるため最低一ヶ月、その後に精密検査を受けるようになると3ヶ月から半年以上の時間が必要となることもあります。

    不妊の原因は女性ばかりではありませんので、男性の検査も必要です。女性は産婦人科で追跡できますが、男性は産婦人科では主に問診を中心とした基本検査は行われますが、精密検査などさらに追及していく場合には泌尿器科において検査することになります。

    産婦人科ではこんな種類の不妊検査が受けられる

    女性の不妊検査としては問診から基本検査のあとは、ホルモンの分泌時期に分けて検査がすすめられます。

    ●基礎検査
    ▪医師による問診(初潮、生理周期、妊娠や中絶歴、病気の既往歴など)
    ▪医師による内診(外陰部や膣の形状やびらんなどの有無、卵巣の状態などを調べる)
    ▪血液検査(感染症、貧血、全身的な疾患の判断)
    ▪培養検査(子宮がん検査やクラミジア検査)
    ▪基礎体温検査

    ●月経期の検査
    ▪超音波エコー
    ▪ホルモン検査
    ▪月経血培養検査

    ●卵胞期の検査
    ▪超音波エコー
    ▪ホルモン検査
    ▪卵管通気・通水検査
    ▪子宮卵管造影検査

    ●排卵期の検査
    ▪超音波エコー
    ▪子宮頚管粘液検査
    ▪フーナーテスト

    ●黄体期の検査
    ▪超音波エコー
    ▪ホルモン検査

    ●特殊検査(女性)
    ▪子宮鏡検査
    ▪抗精子抗体検査
    ▪腹腔鏡検査

    ●男性の検査
    ▪精液検査 「男性の不妊検査で最も基本的な検査です。自宅か病院で精液を採取して、精液の色や量、含まれる精子の濃度、運動率、奇形率、白血球数などを調べます。

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    産婦人科の不妊検査、内容や目的はこれ!

    超音波検査
    お腹の表面に小さな器械(プローブ)を当てながら検査するものと、膣に直接当てて画像上で見ていくものとあります。超音波の力で子宮の形や腫瘍、子宮筋腫の有無、また卵胞の発育状況などを特定できます。

    女性ホルモン検査
    順調な排卵や卵の着床に関わるホルモンが十分に分泌されているかの重要な目安となります。検査は血液検査だけで、さまざまなホルモンを確認できます。
    卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)、これら二つの分泌を指示する卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)。また乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)、甲状腺ホルモン(T3・ T4)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)など。
    ホルモンのバランスによって、多嚢胞性卵巣や黄体機能不全、甲状腺疾患などの特定も可能となります。

    通気・通水検査
    炭酸ガスや水を子宮から卵管内に流し込み、卵管の通過性を検査します。卵管に弊害がなければ圧力は変わらないのですが、圧力が上がってしまうと卵管が何らかの原因によって通気性が悪くなっていると判断されます。検査するほかに卵管を広げる機能もあり、妊娠へ向けた改善方法ともなります。

    子宮卵管造影検査(HSG)
    カレーテルという管を子宮に挿入し、造影剤を注入しレントゲン撮影します。
    通気・通水検査と同様に、卵管の通気性が良いかどうか判断するための検査です。

    フーナーテスト(頸管粘液検査)
    医師より性交日(排卵数日前から排卵日)を指定され、性交したあとに子宮頸管粘液を採取し、頸管内の精子の状態をチェックします。
    精子が動いてなかったり、精子の存在がなかったりすると、精子の異常か、精子を拒否する体質が原因で頸管を通過できない不妊と考えられます。

    子宮鏡検査
    内視鏡を子宮内に挿入し直接粘膜の状態やポリープや子宮筋腫、子宮の形などを画像で見る検査です。

    抗精子抗体検査
    通常の検査によって不妊の原因を特定できない場合や、フーナーテストの結果が悪い場合に用いられます。
    精子を外敵と誤認してしまい抵抗性が出てしまっているかどうかを血液検査によって判断(抗精子抗体の有無を確認)します。

    精液検査(男性)
    検査前は2~5日間の禁欲後に精子を採取します。
    精子の量、活動能力、奇形の有無などをチェックします。

    産婦人科で適応される不妊検査、目安となる費用

    不妊検査に必要な費用は、初診のカウンセリングなども含みますので医療機関によってかなり異なってきます。
    何度も足を運ばなければならず、毎回違う検査も行えば費用も当然差が大きくなります。
    大きな検査費用の目安として挙げてみました。(保険適応内)

    ▪血中ホルモン検査: 1,000~10,000円
    ▪超音波検査: 1,500~3,000円
    ▪子宮卵管造影検査: 3,000~6,000円
    ▪卵管通気検査・通水検査: 4,000~8,000円
    ▪フーナーテスト: 500~1,000円
    ▪子宮鏡検査: 5,000~20,000円
    ▪抗精子抗体検査:5,000~10,000円
    ▪精液検査:基本検査は300~1,000円、追加項目や保険適応外では5,000~30,000円

    このタイミングで不妊検査を受けよう!

    結婚して通常の性生活を行っている場合では20代であれば1年程度は様子を見ても良いのですが、年齢が増すと妊娠の可能性自体が減少してしまいますので、30代で妊娠歴がない場合には6ヶ月くらいで一度受診することが望ましいでしょう。

    一度の検査では判断できませんので、まずは重く受け止めずに簡単な基礎検査を受けることから始めることが良いと思われます。
    また受診の際には、前もって基礎体温を測っておいた結果を持参すると検診がスムーズとなります。

    まとめ

    不妊検査は女性だけの検査ではありませんし、妊娠においては夫婦の協力と愛情が必要なものです。妊娠しない事で悩んだり、けんかのタネになったりするとストレスや精神的な負担によっても不妊となるケースが少なくありません。
    不妊という意識に押しつぶされないようにすることも大切となってきます。
    あまり重たく考えずに、ベースとなっている夫婦間の愛情にアドバイスをプラスしてもらういう感覚で、不妊検査が存在すると考えるようにしましょう。

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  • 学校の始業時間を遅らせれば830億ドルの経済効果に?

    米国内の中学校や高校の始業時間を午前8時30分以降に遅らせれば、10年以内に830億ドル(約8兆9640億円)の経済的な利益がもたらされる―。米国のシンクタンク、ランド研究所がこのような分析結果をまとめた報告書を発表した。

    始業時間が遅くなることで中高生の睡眠時間が増え、学業成績が向上し、仕事でも成功しやすくなるため、長期的に見て経済に好影響を与えることになるという。

    米国小児科学会(AAP)などの専門家団体は、思春期の若者の就寝や起床の生体リズムに合わせ、健康を保つのに必要な睡眠時間を確保するため、中学や高校の始業時間を午前8時30分以降とすることを推奨している。しかし、実際にはそれよりも早い始業時間の中学・高校が82%を占めており、始業時間の平均は8時3分だという。また、中高生で望ましい睡眠時間は8~10時間とされているが、7時間未満の中高生が最大で60%に上るとの報告もある。

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    その結果、米国47州の中学や高校の始業時間を午前8時30分以降に遅らせることで得られる経済的な利益は、2年後までに86億ドル(約9288億円)、15年後までに1400億ドル(約15兆1200億円)と推定された。報告書の著者の1人で行動・社会学の上級研究者であるWendy Troxel氏は「長年にわたって、われわれはティーンエージャーの睡眠の問題について公衆衛生上の課題として議論してきた。しかし、経済的な側面からみても、この問題は極めて重要であることが分かった」と説明。始業時間の変更に伴いスクールバスの運行スケジュールの調整などに必要な費用は発生するが、期待できる経済効果は大きく、短期間で回収できるとしている。

    なお、過去の研究では睡眠時間が平均で1時間長くなると、高校の卒業率が13.3%、大学への進学率が9.6%上昇すると推定されている。これらは学生が就く職業や収入などにも影響する。

    さらに、自動車事故による死亡例の20%が運転手の睡眠不足や疲労に起因していたとするデータもあることから、同研究所は「若年者の自動車事故は、労働市場や経済にも影響を与える」と付け加えている。

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    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年9月5日
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  • 生理前のイライラ、あなたはPMS(月経前症候群)?症状と対策

    PMS(月経前症候群)について

    生理前にイライラすると感じたことがあるという人はいますでしょうか?そのイライラはPMSが原因かもしれません。本記事では、PMSの症状や原因について解説します。
    1. はじめに
    2. PMS(月経前症候群)とは
    3. PMS(月経前症候群)の症状
    4. PMS(月経前症候群)の原因
    5. PMS(月経前症候群)の悪化要因
    6. PMS(月経前症候群)の改善方法
    7. まとめ

    はじめに

    PMSというと馴染みがないという方もいるのでははいでしょうか。
    PMSとは月経前に起こる女性特有の様々な不快症状のことを言います。PMSの症状や原因について知ることで、解決策も見えてきます。今回はそんなPMSについて取り上げます。

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    PMS(月経前症候群)とは

    PMS(月経前症候群)とはPremenstual Syndromeの略で、月経の10日~14日ほど前から起こる身体症状、精神症状を総称して言います。
    月経が始まると症状が改善、消失するのが特徴です。

    日本人の約9割に及ぶ女性が、この月経前の期間に何らかの不快を感じることがあると言われています。

    PMS(月経前症候群)の症状

    PMSの症状は200種類以上とも言われています。主な症状について身体症状と精神症状に分けて説明します。

    1)身体症状
    主な身体症状は、乳房の張りや痛み、下腹部の張り、頭痛・頭重感、腰痛、便秘、だるさ、むくみ、肌荒れ・ニキビ、眠気、体重増加などがあります。これらの身体症状の一部は、女性ホルモンのバランスが崩れ、体に水分を溜めやすくなったり、食欲が増進することで起こります。

    2)精神症状
    主な精神症状は、イライラ・怒りっぽくなる、憂うつ、涙もろくなる、情緒不安定、不安・落ち着かない、集中できないなどがあります。これらの精神症状は後述するセロトニン(幸せホルモン)という脳内物質の分泌が低下することによって起こるとされています。

    PMS(月経前症候群)の原因

    実はなぜPMSが起こるのか、はっきりした原因はまだ解明されていません。考えられる要因として以下のものがあります。

    1)プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響
    女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロンの2種類あります(図2)。エストロゲンの主な働きは、①子宮内膜を厚くし、②女性らしい体を作り、③自律神経のバランスを整えます。

    プロゲステロンの主な働きは、①子宮内膜の厚さを維持して、②妊娠中の状態を安定させ、③体内の水分を保持し、④食欲を増進させ、⑤基礎体温を上げます。
    エストロゲンは月経中から排卵日頃までの低温相において、プロゲステロンより多く分泌されます。これに対して、プロゲステロンは排卵日頃から月経にかけての高温相において、エストロゲンより多く分泌されます。
    PMSが出やすいのは、図2の高温相という時期です。プロゲステロンとエストロゲンのホルモンバランスが崩れることによって、脳内物質や水分代謝に影響を及ぼし、体調が不安定になると言われています。

    2)セロトニンの低下
    排卵後にエストロゲンの分泌が減ることで、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンという脳内物質の分泌量が低下し、ネガティブな気持ちになると言われています。

    3)ビタミン・ミネラルの欠乏
    私たちの体は、ビタミンやミネラルなどの微量元素を使って様々な代謝を行なっています。偏った食生活や精神的ストレスなど、様々な原因によって体内の微量元素が不足すると、水分代謝などに影響を及ぼし、PMSの症状が出ると考えられています。

    PMS(月経前症候群)の悪化要因

    PMSの症状が出てしまう方でも、その月によって症状の出方に多少違いがあるという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは、どのような要因がPMSを悪化させてしまうのかを説明します。

    1)精神的ストレス
    仕事や人間関係のストレスによって緊張状態が続くと、PMSの症状は重くなる傾向にあります。

    2)嗜好品
    タバコ、過度のアルコール、カフェイン、甘い食べ物といった嗜好品を多くとる方はPMSの症状が重くなる傾向にあります。

    3)性格
    几帳面、神経質、完璧主義、負けず嫌い、クヨクヨ悩んでしまうといった性格があるとPMSが出やすい傾向にあります。
    以上のような悪化要因に共通しているのは、自律神経やホルモンバランスに負担をかけてしまうということです。

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    PMS(月経前症候群)の改善方法

    PMSの症状を軽減させるには、前述した悪化要因を取り除くことが必要です。
    ポイントは、健康的なライフスタイルを送ることで自律神経やホルモンバランスを整えることです。

    ①食事
    ・血糖値を上げにくい食べ方
    後述しますが血糖値の乱高下はPMSを招き、悪化させるため、血糖値の変動をなるべく穏やかにする食べ方が大切です。具体的には、1日5食などの小分けにして食べるようにしましょう。その際の間食に適した食品としては、ヨーグルト、ナッツ、牛乳、海藻、小魚などがあります。

    ・6つの栄養素
    PMSの症状を改善する6つの栄養素があります。それはカルシウム、マグネシウム、ビタミンB6、ビタミンD、鉄、食物繊維です。
    カルシウムは様々なホルモンバランスに影響を与えており、ビタミンDと合わせて摂ることで吸収が促進されます。マグネシウムやビタミンB6を摂ることによって、肌荒れ、イライラ、不安、うつの改善が期待できます。鉄分が不足して貧血になるとPMSの症状が重くなります。食物繊維は血糖値の上昇や減少を穏やかにするため、血糖値を安定させるのに最適です。
    これらの栄養素を摂るために、普段の食生活に小魚、さんま、カツオ、牛乳、卵、野菜、みそ、豆類、ナッツ類、イモ類、ごぼう、おからなどを摂るように心がけましょう。

    ②運動
    運動習慣のある人よりもない人の方が、PMSが出やすくなるというデータがあります。運動といっても、散歩やストレッチ、ヨガなど軽い運動で十分です。それにはいくつか理由があります。

    ・血行改善・リラックス効果
    運動によって筋肉の緊張がほぐれ、血行が改善して体は温まります。そうするとリラックス効果が得られます。腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になるため、便秘の予防・改善もできます。

    ・血糖値の安定効果
    血糖値の乱高下は体に負担となるばかりでなく、低血糖状態になるとイライラ、不安、落ち着かないなどのPMSの精神症状が出ます。運動することでインスリン(血糖値を下げるホルモン)の働きを改善し、血糖値を安定させることができます。

    ・セロトニン増加
    ストレッチやウォーキングなどの規則的な動きをする運動によってセロトニンの分泌が促進されます。セロトニンの増加によって、PMSの改善が期待できます。

    ③睡眠
    PMSによる不眠はプロゲステロンの増加とエストロゲンの減少によって起こるとされています。これには、プロゲステロンの増加によって体温が上がり、体が覚醒モードになってしまうことと、エストロゲンの減少によって、セロトニンが減り、メラトニンという睡眠ホルモンも減ってしまうことが関係します。したがって、セロトニンを増やすために後述するリズム運動や日光を浴びるなどの対策をとりましょう。また、体が覚醒モードになっているPMSの時期には、寝る前のスマホやテレビ、カフェイン摂取、寝酒などは避けましょう。

    ④嗜好品
    ・タバコ
    タバコを吸うことで血行が悪くなるため、体が冷えPMSが出やすくなりますので、できれば禁煙しましょう。

    ・アルコール
    適量のアルコールは血行を促進しリラックス効果も得られます。しかし、過度のアルコールや寝酒は睡眠の質を低下させるため、量とタイミングに注意する必要があります。

    ・甘いもの
    甘いものにはたくさんの砂糖が含まれており、過剰摂取は血糖値の乱高下につながり、PMSを悪化させます。甘いものを間食で摂る場合は1日200キロカロリーを目安にしましょう。

    ・カフェイン
    コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは脳を興奮させる作用があるため、寝る前の摂取は避け、日中に適量摂るようにしましょう。

    ⑤温める
    子宮や足、その他体の血行不良はPMSを悪化させるため、体を温めることが大切です。具体的には、くるぶしから3cm以上(三陰交という女性の不調に聴くツボがあります)の長さのある厚手の靴下を履きましょう。子宮の冷えを改善するためには、腹部や腰部にカイロを貼るのも効果的です。また、全身を温めるのにしっかり湯船につかりましょう。

    ⑥薬物・サプリメント
    近所の婦人科を受診しましょう。
    ・サプリメント(プラセンタ)
    プラセンタとは胎盤のことです。市販されているプラセンタのサプリメントは馬、羊、豚由来の胎盤であり、ホルモンバランスや自律神経を整える効果があります。また、PMSを軽減してくれるだけでなく、月経中の痛みや経血量を減らす効果もあります。
    毎日100㎎摂取することを目標にしましょう。

    ・サプリメント(ガンマ-リノレン酸)
    ガンマ-リノレン酸とは不飽和脂肪酸の1つです。PMSの重い人は、血中のガンマ-リノレン酸の濃度が低いことが分かっています。油分の多いもの、甘いものやコレステロールの多いもの、アルコールの摂りすぎなどによって、ガンマ-リノレン酸の血中濃度は低下します。
    食品でガンマ-リノレン酸を多く含むものはないため、サプリメントで補いましょう。

    ・サプリメント(テアニン)
    テアニンとはお茶に含まれている成分です。1日1gのテアニンを摂取するとPMSが軽減したというデータがあります。特にPMSの精神症状に対して効果的です。

    ・チェストツリー
    チェストツリーとはホルモンバランスを整える作用のあるハーブです。プロゲステロンの分泌不足に伴う諸症状を緩和することが分かっています。効果が出るまでに3ヶ月程度かかることもあるため、継続して摂取することが大切です。

    ・低用量ピル
    低用量ピルには月経痛の軽減、経血量の軽減などの作用があります。さらに、月経前のホルモンバランスの変化が少なくなるため、PMSの症状も軽減します。医療機関(婦人科など)でのみ入手可能で、処方前に医師の診察を受ける必要があります。また、低用量ピルにもいくつか種類があるため、副作用の少ない自分に合った種類のものを服用しましょう。

    ・漢方薬
    漢方医学では、人の体は気(き)・血(けつ)・水(すい)という3つの要素で構成されており、互いに影響し合って心身のバランスをとっていると考えられています。PMSはこの3つすべてのバランスが悪い状態です。具体的には、気の異常によって抑うつ症状、情緒不安定、イライラなどが起こります。血の異常によって頭痛、肩こり、腹痛などが起こります。また水の異常によって吐き気、めまい、むくみが起こります。漢方薬のメリットは基本的には副作用がないこと、1つの薬を飲
    むことで複数の症状に対して効果があることです。そのためPMS改善には適しています。医療機関で処方されるものの他、ドラックストアなどでも購入可能なものがあります。

    ⑦セロトニン対策
    セロトニンの分泌不足がPMSに関わっていることは説明しました。そこで、セロトニンの分泌を活発にするための方法をいくつか紹介します。まず、日光(できれば朝日)を30分程度浴びることです。これはセロトニンの生成には日光が必要なためです。また、散歩やストレッチ、自転車、深呼吸などの規則的な動作が連続するリズム運動もセロトニンの分泌を促します。自分の体力や好みにあったリズム運動を継続しましょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?
    PMS(月経前症候群)の症状や原因について知ることで、どうしたら改善されるか分かりましたでしょうか?PMS(月経前症候群)の事を理解して、自分の健康状態を確かめると良いかもしれません。

    また、PMS(月経前症候群)がひどい場合は、早めに近くの医療機関を受診しましょう。

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