• 運動嫌いは遺伝のせいかも?

    スポーツジムに行くと笑顔でなく、しかめっ面になってしまうなら、運動嫌いの遺伝的素因がある可能性がある。こんな研究結果が「PsychologyofSportandExercise」7月号に掲載された。

    VUメディカルセンター(オランダ)公衆衛生・労働衛生学部のNienkeSchutte氏らが報告した。

    Schutte氏らは今回、12~25歳の一卵性双生児115組、二卵性双生児111組、これらの双生児の兄弟姉妹35人、双生児ではない兄弟姉妹6組を対象に、運動習慣について調査を行った。
    また、自転車エルゴメータによるサイクリングとトレッドミルでのランニングをそれぞれ20分間行ってもらった。

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    なお、これらの運動中には運動に対する「情緒的反応」を調べるため、基本的な感情(快感か不快か)や主観的な運動強度(運動はきついか楽か)、さらに運動中のさまざまな感情(エネルギッシュあるいは快活な気分になったか、いら立ちや緊張を覚えたかなど)についても評価してもらった。
    この「情緒的反応」が、一卵性双生児でより似通っている場合、遺伝的素因による影響が強いと判断した。

    その結果、運動に対する情緒的反応の個人差の12~37%は遺伝的素因によって説明できることが分かった。また、運動で快感を覚える人は、日常的に運動する頻度が高いことも明らかになった。
    ただし、Schutte氏らは「今回の研究結果は運動に対する情緒的反応と遺伝的素因との関連を示したものに過ぎない」と強調している。

    その上で、同氏は「画一的なアプローチで人々に運動を促そうとしても、効果は望めない可能性がある。
    今後、運動に対する情緒的反応に関与する遺伝子を特定できれば、個々の遺伝的プロファイルに応じて現実的な運動の目標を設定し、個別化した介入に結び付けることができるかもしれない」と話している。

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    HealthDay News 2017年9月5日
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  • 妊娠中の携帯電話使用、胎児の脳への影響みられず

    妊娠中に携帯電話で通話しても、胎児の脳の発達に悪影響はないとするノルウェーの母子約4万5,000組を対象とした研究の結果が「BMCPublicHealth」9月5日オンライン版に掲載された。

    この研究では、妊娠中に母親が携帯電話を使用しても、その後生まれた子どもが3歳および5歳になった時の言語能力や運動能力への影響は認められなかったという。

    今回の研究を実施したノルウェー公衆衛生研究所のEleniPapadopoulou氏によると、以前報告された研究結果を受け、携帯電話などから放出される電磁波が胎児に悪影響を与える可能性が懸念されてきた。
    ただ、これらの研究は多くが動物実験で、結果も一貫していないという。

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    そこで同氏らは、1999年から2008年までに登録された妊娠中期の女性とその子ども計4万5,389組のデータを用い、妊娠初期の携帯電話を使用した通話の頻度と子どもの3歳および5歳の時点の言語能力やコミュニケーション能力、運動能力を評価した。

    その結果、3歳時点の評価では、妊娠中に携帯電話を使用していなかった母親から生まれた子どもと比べ、使用していた母親から生まれた子どもでは、複雑な文を話せないリスクが27%、正しい文法で話せないリスクが14%低く、中等度の言語発達遅滞がみられるリスクも31%低かった。

    さらに、運動能力の低下リスクについても、妊娠中に携帯電話を使用していなかった母親から生まれた子どもと比べ、使用していた母親から生まれた子どもでは低かった。
    ただし、5歳時点の評価ではこのような関連は認められなかったという。

    この研究結果は因果関係ではなく、関連を示しているに過ぎないが、Papadopoulou氏は「今回の観察研究では妊娠中の携帯電話の使用が胎児の言語やコミュニケーション、運動の能力に悪影響を与えるとする仮説を支持する結果は得られなかった」と説明。

    また、むしろ妊娠中に携帯電話を使用していた母親から生まれた子どもの方が、発達レベルが高かったとする結果に関しては、「今回の研究で考慮されなかった社会的背景や家庭環境が影響した可能性もあり、慎重な解釈が必要だ」とした上で、「少なくとも妊娠中の携帯電話の使用について母親が抱いている不安を軽減する結果といえるだろう」と話している。

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  • 統合失調症や小児自閉スペクトラム症を改善するリスパダールについて解説!

    リスパダールについて

    リスパダールは向精神薬の一つで統合失調症や小児の自閉スペクトラムに効能があります。 副作用・併用注意の薬がいくつかあるので注意が必要です。
    1. 1.はじめに
    2. 2.リスパダールとは?
    3. 3.リスパダールの用法用量は?
    4. 4.リスパダールの副作用や注意すべき事項は?
    5. 5.最後に

    はじめに

    自閉スペクトラムとは2013年までアスペルガー症候群とも呼ばれていた疾患です。
    自閉スペクトラムは社会的な関わりやコミュニケーション、反復的な行動様式、そして知的能力障害などを特徴とする神経発達障害です。
    自閉スペクトラムの症状は小児期に始まることが多く、原因として遺伝的な要因が関わっていると言われています。
    自閉スペクトラムの治療としては行動療法やサインや絵カードの交換などの言語療法、そしてリスパダール等の向精神薬による薬物治療が行われます。
    本項ではそんなリスパダールについて用法用量や注意すべき事項について解説します。

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    リスパダールとは?

    リスパダールは1996年に販売された処方箋医薬品です。
    リスパダールは医師の処方箋が無いと手に入れることができない処方箋医薬品です。
    リスパダールという名称は製薬メーカーから販売されている商品名で有効成分はリスペリドンと呼びます。
    リスパダールには錠剤と細粒、水剤である内用液が販売されています。
    さらに錠剤には普通の錠剤と口腔内ですぐ溶けるOD錠とに別れます。
    リスパダールは統合失調症の幻覚や妄想などの陽性症状や感情的引きこもりや感情の変化がみられない陰性症状を改善します。
    そして小児期の自閉スペクトラムには自閉スペクトラム症によるイライラや怒りっぽさに効能があるとされています。

    リスパダールの用法用量は?

    リスパダールは統合失調症と小児自閉スペクトラムとでは用法用量が異なります。

    統合失調症の用量用法
    ●錠、OD錠、細粒
    通常、成人にはリスペリドンとして1回1mg1日2回より開始します。
    その後、効果の程度や副作用の有無を考慮し徐々に増量します。
    最終的な維持量は通常1日2~6mgを原則
    として1日2回に分けて経口投与になります。
    1日の最大用量は12mgになります。

    ●内用液
    通常、成人にはリスペリドンとして1回1mg(1mL)1日2回より開始します。
    錠剤や細粒と同様に徐々に増量し、維持量は通常1日2~6mg(2~6mL)を原則として1日2回に分けて経口投与する。1日最大量は錠剤や細粒と同じ12mg(12mL)となります。

    小児の自閉症スペクトラムの用法用量
    小児期の易刺激性に対してのリスパダールの用法用量は体重によって異なります。

    ●錠、OD錠、細粒
    ・体重15kg以上20kg未満
    リスペリドンとして1日1回0.25mgより開始し、4日目より1日0.5mgを1日2回に分けて服用します。
    増量する場合は1週間以上の間隔をあけて1日量として0.25mgずつ増量する。但し、1日最大量1mgを超えないこととされています。

    ・体重20kg以上
    リスペリドンとして1日1回0.5mgより開始し、4日目より1日1mgを1日2回に分けて経口投与します。増量する場合は1週間以上の間隔をあけて1日量として0.5mgずつ増量してゆきます。
    1日の最大量は体重20kg以上45kg未満の場合は2.5mg、45kg以上の場合は3mgになります。

    ●内用液
    ・体重15kg以上20kg未満
    リスペリドンとして1日1回0.25mg(0.25mL)より開始し、4日目より1日0.5mg(0.5mL)を1日2回に分け
    て服用します。増量する場合は1週間以上の間隔をあけて1日量として0.25mg
    (0.25mL)ずつ増量します。
    1日最大量は1mg(1mL)を超えないこととされています。

    ・体重20kg以上
    リスペリドンとして1日1回0.5mg(0.5mL)より開始し、4日目より1日1mg(1mL)を1日2回に分けて服用します。増量する場合は1週間以上の間隔をあけて1日量として0.5mg(0.5mL)ずつ増量します。
    1日最大量は、体重20kg以上45kg未満の場合は2.5mg(2.5mL)、45kg以上の場合は3mg(3mL)になります。

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    リスパダールの副作用や注意すべき事項は?

    リスパダールの服用で普段の生活に関するもので注意すべき副作用や注意事項です。

    起立性低血圧に注意
    起立性低血圧とは立ち上がった際などに血圧が急激に低下し、目眩やふらつきが生じるものです。
    投与初期や再投与時、増量時に起こることがあるとされています。

    眠気・集中力の低下に注意
    眠気、注意力・集中力・反射運動能力の低下が起こることがあります。リスパダールの製造販売メーカーより自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意するように喚起されています。

    統合失調症の陽性症状の悪化に注意
    リスパダールは統合失調症の症状改善に使用されますが時に興奮や誇大性、敵意等の陽性症状を悪化させる場合があります。
    悪化が見られる場合は他の治療法へ切り替えます。

    血糖値の変動に注意
    リスパダールは高血糖や低血糖、どちらも引き起こすことがあります。
    それぞれの注意すべき症状を以下にまとめました。

    高血糖:口渇、多飲、多尿、頻尿等
    低血糖:脱力感、倦怠感、冷や汗、振戦、意識障害等

    低血糖に関しては時に重症の場合、すぐに糖分をとる必要があります。
    また、これらの症状だけでは高血糖、低血糖と断定できるわけでは無いので、血液検査などで血糖値などを測定してもらう必要があります。

    アルコールとの併用に注意
    成人の方ではアルコールとの組み合わせにも注意が必要です。
    アルコールは中枢神経を抑制する為に眠気などを誘います。
    リスパダールも神経を抑制するので、相乗効果によって強い眠気や意欲の低下が起こります。

    最後に

    リスパダールの効能効果について解説しました。
    リスパダールは錠剤や水薬、口で溶けやすいOD錠など状況に合わせた剤形の選択が可能な薬剤です。
    リスパダールは増量によって眠気や症状の悪化などが起こることがあり、細かな用量の必要な薬剤です。
    日々症状や状態を観察し、変化等を医師に伝えてゆくようにしましょう。

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  • 脂肪溶解注射は太ももだけに適応されるもの?

    脂肪溶解注射について

    脂肪溶解注射って、太ももの脂肪落としと聞いたけど、本当のところはどうなの?危険性はないの?全ての疑問を解決します。脂肪を溶かして細くする脂肪溶解注射の説明です。
    1. 1.はじめに
    2. 2.脂肪溶解注射の種類や仕組み
    3. 3.脂肪溶解注射の適応部位と効果はこれ!
    4. 4.脂肪溶解注射のアレルギー反応や注意点を知っておこう!
    5. 5.脂肪溶解注射の費用は脂肪吸引よりは安価だが…
    6. 6.まとめ

    はじめに

    脂肪溶解注射は最近の開発ではなく、かなり前となる1950年代からフランスでスタートしました。現在では日本はともかく世界各国で治療の一環となって広がっています。

    脂肪吸引はほぼ一度に改善される施術ですが、メスを使いダウンタイムも考慮しなければならなく、デメリットを覚悟しなければなりません。それに比べると時間も数十分、価格も低価格、痛みや副作用も少ない画期的な療法とされています。

    しかし、顔や体を施術することには変わりないので、しっかりと内容や安全性を知ったうえで受けるかどうかの判断をしなければなりません。
    脂肪溶解注射についてわかりやすく解説いたします。

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    脂肪溶解注射の種類や仕組み

    脂肪溶解注射の種類や効果は?
    フォスファチジルコリン(PPC)と呼ばれる大豆から抽出された成分を主体とした脂肪溶解注射薬。注入後にはある程度の腫れが認められます。

    もう一つは、フォスファチジルコリンとデオキシコール酸(DOC)の混合注射薬です。
    デオキシコール酸とは、脂肪細胞膜に対して作用し、デオキシコール酸を浸透させやすくするもので、セルライトの破壊に貢献します。
    しかし、注射部位の腫れを強くしてしまう難点もあることで、思ったよりも副作用が強いと驚く方も多いようです。

    他には、先のフォスファチジルコリンとデオキシコール酸の両方を含まないBNLSという注射薬も開発され、顔の輪郭用に使われるようになってきました。

    脂肪溶解注射のメカニズム
    脂肪溶解注射のメインとなる「フォスファチジルコリン」は他のリン脂質も含めますがレシチンとも呼ばれます。
    このレシチンは細胞膜の主成分としても浸透圧の均衡を維持する大きな役目を持っています。それだけではなく、水溶性のものにも、脂溶性のものにも溶けやすい性質を利点とし、脂質やコレステロール、脂溶性ビタミンなどを抱え込んで水に溶けるようにする働きを担います。

    ではこれが直接はどういう内容につながるかと言いますと、皮下脂肪の脂肪細胞を破壊し
    脂肪を遊離させながらリンパに流し、最後には代謝させます。
    硬くなった脂肪を分解して、エネルギーとして使い切りましょうという仕組みです。

    また、脂肪溶解注射には体内酵素やデオキシコール酸も配合されているため、脂肪細胞に薬液が浸透しやすく中性脂肪の代謝を助長する力も加わるのでリバウンドがないと言われます。

    脂肪溶解注射の適応部位と効果はこれ!

    ◆顔:下膨れや二重あごなどを解消し小顔効果やフェイスラインがきれいになります。
    ◆腕:腕を上げたときに目立つ垂れ下がりがなくなりスッキリします。
    ◆腹部:徐々にサイズダウンできます。
    ◆背中:下着からこぼれるぜい肉の除去やウエストにくびれができます。
    ◆太もも:セルライトが目立つ部分が解消され脚線美がつくられます。
    ◆お尻:美しいヒップアップラインを形成できます。

    脂肪溶解注射のアレルギー反応や注意点を知っておこう!

    脂肪溶解注射のフォスファチジルコリン(PPC)が主成分となっている注射液を使用する場合は大豆由来の原材料なため、大豆アレルギーを持っている方は受けることがありません。
    施術に当たるクリニックではパッチテストでアレルギーの有無を検査しますが、中にはそういった検査を省いてしまうところがないとも限りませんので注意が必要です。

    クリニックによって注射薬の配合が各々変わってきます。フォスファチジルコリンと一緒にデオキシコール酸や血管拡張剤を配合します。
    顔などの脂肪溶解注射ではデオキシコール酸の副作用によって、異常な腫れが生じる場合がありますので、施術前にはしっかりドクターとお話して納得する必要があります。

    脂肪溶解注射の費用は脂肪吸引よりは安価だが…

    顔意外の太ももなどのデオキシコール酸やフォスファチジルコリンを含む脂肪溶解注射には、注射範囲として手のひらを基準に、そのサイズを○○円とカウントしたクリニックが多く、おおよそ10,000円前後。

    脂肪吸引だと太ももだけで130,000~150,000と単位も上がってしまうので、こちらに比べると手頃な価格と感じますが、脂肪溶解注射は1回の施術では効果が現れにくく、平均6回は必要とされています。単発の注射ではなくコースで価格表示している場合も多く見られます。1ヶ月に2回ペースで約3ヶ月という長い目で見た治療となります。

    また、腫れを軽減させるためにリンパマッサージッもオプションとして準備されているクリニックもあります。
    その他、脂肪層が薄い顔などのBNLS使用では500円玉程度で換算し、30,000~40,000円、4回程度が必要となります。

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    まとめ

    どんなにダイエットしても太ももや背中は痩せづらいですよね。
    いつしかそれがコンプレックスやストレスとなって精神的にも悪影響をおよぼす原因にもなります。
    医学や医療技術の発展とともに簡単に痩身を手に入れられるようになりましたが、どんな方法でも体を変化させることですので、十分に注意をしなければなりません。
    価格だけにとらわれて選択したしたばっかりに失敗したという例も少なくありません。
    施術を受けようと思う時は、内容をしっかり把握して、良い選びをするようにしましょう。

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  • 私たちの病気を治す幹細胞のすごさに目が離せない!

    幹細胞について

    「幹細胞」、難しそうですね。しかしこれからの病気治療の原点ともなるものです。 幹細胞とはどんなもの?どういった機能をもっている?そんな疑問に答える、幹細胞に関してわかりやすい解説です。
    1. 1.はじめに
    2. 2.幹細胞とは身体を作っている基礎の基礎だった
    3. 3.幹細胞は分化の仕方で2種類に分別
    4. 4.幹細胞はどんな働きをするの?
    5. 5.幹細胞が期待される部分はここ!
    6. 6.まとめ

    はじめに

    医学研究者たちの目まぐるしい研究成果を耳にするようになりました。幹細胞とは難しそうで早くも抵抗感は隠しきれませんね。しかし、自分たちの痛さや苦しさといった体の異常を、この幹細胞を使った治療で治る時代が来ています。
    自分の身体をしっかり治すにも、これからは無視できなくなる「幹細胞」です。
    自分を守るために知識として持っておくことをおすすめします。

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    幹細胞とは身体を作っている基礎の基礎だった

    細胞って何?
    生物は単細胞と多細胞生物の二種類がありますが、現存するほとんどは多細胞生物であり、増殖が持続しています。

    私たちの身体はひとつひとつの細胞が常に細胞分裂を繰り返し、古い細胞を排除して新しい細胞が置き換わることで維持されています。

    一つの細胞が細胞分裂を行う途中で、どんな働きをするか、それぞれの細胞が進む道が決められ、その目的に向かって形や能力を備えていきます。これを分化といいます。

    幹細胞の特徴
    幹細胞とは文字どおり、木の幹に値するものです。私たちの身体の臓器になる組織のさらなる「もと」であるものです。
    幹細胞は二つの特徴を持っており、一つは分裂することで自分と同じ機能や形を持った細胞を増やす力である「自己増殖能」。

    もう一つは指令によってその形や能力を備えて分化できる能力を持ち合わしているということです。
    こういったことが、実際にどういう場面で必要かといえば、失われたものを再び蘇らせようとするときとなります。

    幹細胞は分化の仕方で2種類に分別

    多能性幹細胞
    受精卵には受精してから成長する段階(第三週目あたり)で外胚葉、内胚葉、中胚葉と呼ばれる三胚葉が形成されます。この三胚葉が成長して作られる器官や臓器は決まっていますが、この三胚葉のどれにでも分化できる能力がる幹細胞のことを多能性幹細胞と呼びます。

    三胚葉にもいろいろなものがありますが、代表的な一つはES細胞です。
    ES細胞を正確に言うと「Embryonic Stem Cell」、日本語で表記すると「胚性幹細胞」となります。

    受精卵が100個程度に分裂したところの細胞を培養したものですが、自分の受精卵を壊して採取することはできないので、他者の不要となった受精卵から作り上げることになります。他人の細胞を体内に入れることになるわけですから、臓器移植のような拒絶反応は避けられないリスクを持つことが問題点となります。

    もう一つ代表的な多能性幹細胞では「iPS細胞」が挙げられます。
    これは細胞にリプログラミング因子というある因子群をインプットすることで、細胞がES細胞と同レベルの初期段階にもどり、同じくらい若返り、何にでも変われる多能性が生まれるといった人工的に作った多能性幹細胞のことです。

    組織幹細胞(成体幹細胞や体性幹細胞とも呼ばれる)
    多能性幹細胞がどんな細胞にでも変化できる、つまりどんな臓器にでも生まれ変われる機能に対して、ある一定の分化能力しかない細胞を指します。

    朽ちていく細胞と同じものに変わって代わりを務めていくということですが、例としては骨髄の造血細胞がわかりやすいでしょう。細胞が分化することで白血球や赤血球を作り出していくものです。

    幹細胞はどんな働きをするの?

    幹細胞は前述したように、自分と違った細胞にも分化できる能力と、自分と同じ機能を持つ細胞に分化できる能力を持っているものですから、例えば多能性幹細胞を採取し他の損傷部位を修復することに貢献できます。

    もう一つ組織幹細胞の役割においては、造血幹細胞が代表的なもので、一つの細胞から異なった能力を持つ血球類に分化することで「自己複製」として一生血液がなくなることが無いように維持する役割を果たしています。

    幹細胞が期待される部分はここ!

    ES細胞
    ES細胞の研究はかなり前から始められており、理論上では大きな細胞の修復、病気の改善に役立つことは明らかになりましたが、受精卵を使用してのことなので受精卵の破壊問題や、他人からの移植という点においては、まだ足踏み状態です。

    iPS細胞

    iPS細胞においては、採取する細胞が卵子でなく皮膚などの細胞を利用して作り出せるというメリット。病気を治すにあたって対処療法ではなく変質した細胞に変わって正常な細胞に置き換える用法で、少ないリスクで根本治療を望めるとして、大いに期待されています。

    また、人の体では無理とされていましたが、その人に合った薬剤をみつける手段や、副作用の研究に細胞が主体となって行われると新薬などの開発にもつながるとみなされています。
    最近では網膜上皮の臨床実験などにも着手し、スピード感を持った進展となってきています。

    組織幹細胞
    皮下脂肪内に骨髄のような働きをもつ幹細胞がある(脂肪由来間葉系幹細胞)と注目され、細胞の採取の簡素さと組織の量の豊富さが好条件となって、発展に拍車がかかっています。
    肝臓、脳疾患、バージャー病などの膠原病、関節症、アンチエイジングなど幅広い利用と研究の対象となっています。

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    まとめ

    医療の発展の速度は日に日に早まっています。
    高齢者社会においても、増える原因不明の疾患においても必要不可欠な細胞レベルの治療が主体となってきています。
    私たちから遠い場所で行われる治療ではなく、身近となっている治療です。
    必ず自分たちが携わる再生医療です。
    幹細胞が私たちを支えるものだと認識しておきたいものです。

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  • 発達障害やダウン症の可能性は?高齢出産のリスクとメリット

    高齢出産について

    日本では近年晩婚化や女性の社会進出のために出産の年齢が上がっており、40代で出産をするという女性も年々増えています。 しかし、高齢出産は産まれてくる赤ちゃんに障害が出やすい、妊娠中や出産時にトラブルが起こるなどの様々なリスクがあると言われていますが、実際にはどうなのでしょうか。 高齢出産のリスクやメリットについて詳しく紹介していきます。
    1. 1.高齢出産とは
    2. 2.高齢出産のリスク
    3. 3.高齢出産のメリット
    4. 4.初めての高齢出産
    5. 5.2人目以降の高齢出産
    6. 6.高齢出産は怖いものではない

    高齢出産とは

    現在では、初産であれば35歳以上、2人目であれば40歳以上が高齢出産にあたります。
    1993年までは30歳以上が高齢出産とされていましたが、近年では初婚年齢も30歳前後と晩婚化しており、女性の社会進出も進んでいるため、高齢出産の年齢も引き上げられています。
    また、初産の年齢が上がっているため、2人目以降の出産が40代になるということも不思議ではありません。
    仕事をしている女性は、育児休暇を終え職場復帰したのに、またすぐに2人目を妊娠、出産というのも難しいのではないでしょうか。
    高齢出産は今では他人事ではなく、身近なものとなってきているのです。

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    高齢出産のリスク

    高齢出産のリスクについては、テレビや雑誌でも多く取り上げられているため不安に感じる方も多いと思います。それでは実際にはどのようなことがリスクとして挙げられるのでしょうか

    ダウン症・発達障害
    高齢出産のリスクとしてよく耳にするのはダウン症や発達障害が起こる可能性が高まるということではないでしょうか。
    ダウン症や発達障害は妊娠中胎児の染色体に異常が生じることで起こります。
    染色体に異常が起こる原因の一つとして、両親の精子や卵子の老化が考えられます。
    もちろん卵子の老化以外にも原因は考えられますが、実際に出産時の年齢が高くなるほどダウン症の発症率も高まるという結果が出ています。

    具体的な数値としては、出産時の年齢が40歳で約100人に1人に発症すると言われており、低くはない確率となっています。
    高齢出産だと必ず発症するというわけではありませんが、発症するリスクがあるということは事前に知っておく必要があるでしょう。

    また、先天異常の発生率も年齢が上がるほどに高くなります。
    その明確な理由は明らかになっていませんが、年齢が上がると同時に、実際に心臓の奇形をはじめとした先天性の異常が見られることも多くあります。

    妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
    高齢出産に限らず、妊娠中に気を付けたい特有の病気があります。
    その一つが「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」「妊娠糖尿病」です。
    高齢出産の場合、特に気を付けなければならないのは妊娠高血圧症候群です。
    妊娠前は特になかったのに、妊娠中期以降に高血圧が見られ、タンパク尿やむくみなどの症状が現れます。
    重症化した場合には上記の症状に加え、脳出血や痙攣症状、腎臓や肝臓の機能障害などを引き起こす可能性もあります。

    これらの症状は母体だけではなくお腹の中の赤ちゃんにまで影響を及ぼす可能性があり、発育不全、低出生体重児、最悪の場合にはお腹の中で赤ちゃんが死亡してしまうこともありますので早期発見と予防が重要です。

    また、このような症状が発覚した場合には、赤ちゃんを早く体外へ出すために帝王切開を行うこともあります。
    妊娠高血圧症候群は、妊婦全体で約10%が発症すると言われており、35歳以上になると約14%~18%と発症率が高まることもわかっています。
    加齢とともに血管が老化することが原因の一つとして考えられるため、年齢が上がると発症率も高くなるのです。

    早産、流産になる可能性が高まる
    出産時の年齢と早産、流産は直接の因果関係はないと言われています。
    では、なぜ高齢出産だと早産、流産などのリスクが高まると思われているのでしょう。
    それは早産、流産などの原因に、高血圧症候群(妊娠中毒症)や常位胎盤早期剥離、胎児機能不全が考えられているからです。
    これらは高齢出産の場合になりやすいと言われているため、高齢出産は早産、流産になる可能性が高まるのです。

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    高齢出産のメリット

    高齢出産では体の老化にともなったリスクがつきもの、体力面でも若い頃に比べると劣ることがあるでしょう。
    しかし、高齢出産ならではといったメリットもあるのです。

    金銭的な余裕
    赤ちゃんができて嬉しい反面、金銭的なことで不安に思ったという先輩ママも多くいます。
    妊娠、出産では様々な費用がかかります。定期的な妊婦健診、妊娠中にはたくさんの検査も受けます。病気にかかれば治療費もかかりますし、入院費、ベビー用品や洋服などの出産準備もするとなると、思っていた以上のお金がかかってしまったりします。
    妊婦健診や入院費に関しては住んでいる自治体で補助金が出たりしますが、それだけではすべての費用をまかなうことはできませんので、金銭的な面で余裕があると気持ちにも余裕が生まれてくるのではないでしょうか。
    また、出産後は想像以上に体力が必要となりますが、経済的に余裕があると託児施設を利用し体を休めたりすることもできるため体力的な面を補うこともできます。

    精神的な余裕
    年齢を重ねると多くのことを経験し、多くの人と出会うことで様々なことを受け入れられるようになります。
    特に育児は思い通りにはいかないことの連続です。それを受け入れられる余裕があるのもメリットであると言えます。

    お肌ツルツル、体に自信
    妊娠中は女性ホルモンが大量に分泌されるため、お肌がツルツルになることや、体が温かいなど若返ったという声も多くあります。
    また、高齢出産のリスクを事前に知っておくことで、食生活や体重管理などに十分注意することができ健康的な体になったという方も少なくありません。

    初めての高齢出産

    高齢出産に限らず、20代でも30でも初めての出産は不安になるものです。
    高齢出産で特に初産となると妊娠中や出産時のリスクは高まると言われています。

    しかし、それを気にして怖がってばかりいたらきりがありません。
    テレビや雑誌、周りからも色々と耳に入ってくることはあると思いますが、それらに振り回されず、楽しいマタニティーライフを送ることも大切です。
    食生活や体重管理などに十分に注意することはもちろんですが、ストレスを抱えているのはお腹の赤ちゃんのためにも良くありません。
    紹介した高齢出産のメリットや、産まれてくる赤ちゃんに会える事を楽しみに過ごしてみてはいかがでしょうか。

    2人目以降の高齢出産

    2人目3人目の経産婦だと35歳以上の高齢出産であっても難産になるリスクは低くなると言われています。一度出産を経験すると産道も柔らかくなっており、スムーズに出産が進むようです。
    初産と年数が開いていたとしても、変わらないと言われていますので、出産に関してはそれほど心配はないようです。
    ダウン症や発達障害などの発症率は年齢により高まってしまいますので、そこは事前に知っておく必要があります。

    高齢出産は怖いものではない

    いかがでしたか。
    高齢出産はリスクをともなうことは避けられませんが、マイナスイメージだけではなく、メリットもあるということが分かっていただけたと思います。
    高齢出産の方も、若い妊婦さんも、初産の方も、経産婦の方も不安なのは同じです。
    あまり気にしすぎずに穏やかなマタニティーライフを送ることが大切です。

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