• HIV抗体は「併用」が鍵に―サルで100%の感染予防効果

    今後、HIVの感染拡大を阻止するには複数の抗体を併用する戦略が鍵となりそうだ。2件の新たな研究で、手法は異なるが複数の抗体を組み合わせてサルに注射した結果、HIV感染を完全に予防できることが示された。

    これらの抗体は定期的に注射する必要があるが、より長期の予防効果を得ることができる抗体の開発も進められているという。

    HIV感染者に対する抗レトロウイルス療法では、単剤ではなく2~3種類の抗レトロウイルス薬が使用される。
    その理由は、単剤治療ではウイルスがすぐに耐性を獲得してしまうからだ。
    米エイズ研究財団(amfAR)のRowena Johnston氏によると、今回の研究は、この考えを抗体にも応用したものだという。これまでのHIVワクチンの研究でも1種類の抗体だけで完全に感染を予防できたことはなかった。

    HIVの治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    また、今回報告された2件の研究では、弱毒化させた病原体を接種して自然に免疫を獲得するのではなく、単純に抗体を投与することで免疫を獲得する「受動免疫」の仕組みを利用した。

    さらに、ウイルスに結合して標的細胞への侵入を阻止する中和抗体の中でも、さまざまな種類のHIV株を中和できる広域中和抗体に着目した点も、これらの研究に共通している。

    このうち米ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターのDan Barouch氏が率いた研究では、2種類の広域中和抗体(PGT121とPGDM1400)をサルに注射した後、2種類のHIV株に曝露させる実験を実施した。

    その結果、いずれか一方の抗体のみを注射したサルはHIVに感染したが、2種類の抗体を併用したサルはいずれのHIV株にも感染せず、100%の予防効果が示されたという。

    この研究結果は「Science Translational Medicine」9月20日号に掲載された。

    もう1件の研究はSanofi社のGary Nabel氏らが米国立衛生研究所(NIH)の研究者らと共同で実施したもので、「Science」9月20日号に掲載された。

    この研究では、3つの広域中和抗体(VRC01、PGDM1400、10E8v4)の機能をあわせ持つ単一の抗体を遺伝子組み換え技術を用いて作製。
    これを注射したサル8頭と、VRC01またはPGDM1400のいずれかを単独で注射したサル(それぞれ8頭)をHIVに曝露させた。

    その結果、3つの抗体の機能を持つ新たな抗体を投与した群では感染例はなかったが、VRC01投与群では6頭が、PGDM1400 投与群では5頭が感染した。

    Nabel氏は「抗体を傘に例えると、ウイルスはその傘に穴を開ける方法を見つけて耐性を獲得するため、その下に2層目、3層目を作り、ウイルスが傘を突破できないようにした。
    この3通りに働くワクチンを接種したサルは、完全に感染から防御することができた」と説明している。

    なお、HIV感染予防のためにはこれらの抗体を数週間ごとに投与する必要がある。
    そのため、Barouch氏らは現在、効果を数カ月間持続させるために抗体の“寿命”を延ばす研究を進めているという。

    また、いずれの研究チームもヒトを対象とした臨床試験の実施を予定していることを明らかにしている。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年9月20日
    Copyright c 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
    記載記事の無断転用は禁じます。
  • 迷走神経刺激法で15年間の植物状態から回復

    交通事故による脳損傷で15年間植物状態にあった35歳の男性が、神経を刺激する治療によって意識を取り戻したことが明らかになった。

    マルク・ジャンヌロー認知科学研究所(フランス)のAngela Sirigu氏らがこの男性患者に迷走神経刺激法(VNS)と呼ばれる治療を実施したところ、患者の注意力や身体を動かす能力、脳活動に改善がみられ、植物状態から「最小意識状態」へと回復したという。
    詳細は「Current Biology」9月25日号に掲載された。

    今回、Sirigu氏らは男性患者の胸部に神経刺激装置を植え込み、繰り返し電気刺激を送るVNSによる治療を1カ月間にわたって実施した。
    その結果、この男性患者は対象物を目で追ったり、頭の向きを変えたりするなど、簡単な指示に反応するようになった。

    また、読み聞かせをすると、その間は覚醒状態を維持できるようになったほか、誰かが急に近づくと驚きを示すなど、脅威に反応する様子もみられた。
    さらに、脳波の検査を実施した結果、「シータ波」と呼ばれる脳波が増大していることが判明した。このことは、脳の修復がまだ可能であることを意味するという。

    Sirigu氏らによると、植物状態になった患者が自然に回復することはまれだという。
    なお、植物状態の患者は昏睡状態の患者とは異なり目を覚ますことはあるが、昏睡状態と同様、自分自身や周囲の状況を認識していない状態が続く。

    遷延性意識障害の治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    一方、最小意識状態では自分自身や周囲の状況を部分的に認識し、簡単な指示に反応することができる。

    VNSは長年、てんかんやうつ病の治療に用いられてきた。
    Sirigu氏らは今回、植物状態の患者にVNSを試みるに当たって、偶然の可能性を排除するために長期間改善の兆しがみられない患者を対象に選んだという。同氏は「これまでの動物実験の結果を考慮すると、今回の結果は意外なものではなかった」と振り返り、「VNS後にみられた変化が、植物状態から最小意識状態へと自然に移行した患者で認められている変化と一致していたことに安堵した」と話している。

    米ダートマス大学のJames Bernat氏は、今回の報告について「一部の意識障害患者にVNSが有効であることが示唆された」と評価する一方、「どのような患者がこの治療に反応するのかを明らかにするには、さらに研究を重ねる必要がある」と指摘。

    「植物状態も最小意識状態も、その程度や種類、脳損傷部位はさまざまであるため、今回の結果を全ての患者に当てはめることは難しい」としている。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年9月25日
    Copyright c 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
    記載記事の無断転用は禁じます。
  • 一酸化炭素中毒を防ぐ

    一酸化炭素(CO)は「サイレントキラー」とも呼ばれる無味無臭の有毒ガスです。米国では、年間400人を超える人が不慮の一酸化炭素中毒で死亡しており、COを吸ってしまったことが原因で救急外来を受診する人は5万人にもなります。

    このような事故を防止するため、以下の注意事項をしっかり守りましょう。

    • 車庫で車のエンジンをかけたままにしてはいけません。
    • ガソリンエンジン式の発電機や高圧洗浄機などは通気口のない密閉された空間で使用してはいけません。
    • ガソリンエンジンは、排気ガスが室内に放出されることがないよう、開いた窓やドアから6メートル以上離れて使用しましょう。
    • 家屋やテント、キャンピングカーの中で木炭グリル、バーベキューコンロ、ランタン、カセットコンロなどを使用してはいけません。
    • 一酸化炭素を吸ってしまったと考えられる場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。

    情報元:米国疾病管理予防センター(CDC)

    中毒に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。
    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年9月21日
    Copyright c 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
    記載記事の無断転用は禁じます。
  • 妊娠中のおたふく風邪は胎児に悪影響?予防や治療は?

    妊娠中のおたふく風邪について

    子どもがかかりやすい感染症として有名なおたふく風邪。大人でもかかることがありますが、その場合症状がより重症化することがあります。もし妊娠中におたふく風邪になってしまったら、妊婦さんは並々ならぬ不安に駆られるのではないでしょうか?

    今回は、妊娠中におたふく風邪に罹患してしまった時の症状や母体や胎児への影響、おたふく風邪の予防方法、おたふく風邪の治療と感染中の過ごし方を詳しくご説明します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.おたふく風邪とは
    3. 3.妊娠中のおたふく風邪の症状
    4. 4.おたふく風邪の母体への影響
    5. 5.大人は重症化しやすい
    6. 6.おたふく風邪の合併症とは
    7. 7.おたふく風邪の胎児への影響
    8. 8.妊娠初期の流産の危険
    9. 9.胎児への後遺症は?
    10. 10.おたふく風邪の予防
    11. 11.おたふく風邪の治療と感染中の過ごし方
    12. 12.まとめ

    はじめに

    妊娠中に注意したい感染症のひとつがおたふく風邪です。
    おたふく風邪は3~5年の周期で大流行すると言われており、季節を問わずかかってしまう病気です。

    妊娠中におたふく風邪に罹患してしまうとお腹の胎児への影響も心配です。
    今回は妊娠中のおたふく風邪の症状や母体や胎児の影響、おたふく風邪の予防法、治療と感染中の過ごし方について詳しく解説していきます。

    おたふく風邪とは

    おたふく風邪はムンプスウイルスが原因で起こる病気で、流行性耳下腺炎と言います。
    2~3週間の潜伏期間があって、その後に発症します。

    主な感染経路は飛沫感染や接触感染なので、感染者のくしゃみやウイルスがついた物に触ることによって感染してしまいます。
    おたふく風邪は片側、もしくは両側唾液腺の腫脹が特徴的で、通常2週間程で回復します。

    おたふく風邪は3~10歳の子どもがよくかかる感染症として有名ですが、大人がかかることもあり、その場合はより強い症状が出ると言われています。
    主な症状としては発熱、耳周りの腫れ、頭痛、悪寒、全身の倦怠感などがあり、合併症を引き起こすこともあります。
    耳周りの腫れによって食べ物が食べれなくなってしまう場合もあります。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    妊娠中のおたふく風邪の症状

    妊娠中であっても基本的に症状は一般の方と変わりません。
    発症初期は普通の風邪と同じように発熱、食欲不振、倦怠感、寒気等が出現し、2~3日程で耳下腺の腫れ、痛みが現れます。

    耳下腺の腫れは2日程でピークに達し、その後、徐々にひいていきます。
    おたふく風邪は片側の腫れで済む事もありますが、両側が腫れる事が多く、腫れ始めてくる前5日が最も感染のリスクが高いとされています。
    腫れがひくと共に感染力が弱まってくるので、耳下腺が腫れている間は外出を控えた方が良いでしょう。

    おたふく風邪の母体への影響

    妊娠中におたふく風邪に罹ってしまうとどのようなリスクがあるのでしょうか?
    先ずは母体のリスクから見ていきましょう。

    大人は重症化しやすい

    おたふく風邪は子供に罹りやすい病気ですが、子供の頃に罹っていなかったり、予防接種を受けていても抗体が弱まってしまっていると罹りやすくなってしまう場合があります。
    大人が発症すると子供に比べて重症化しやすく、完治に時間がかかってしまいます。

    おたふく風邪の合併症とは

    おたふく風邪で怖いのは合併症です。
    おたふく風邪の合併症として無菌髄膜炎、難聴、精巣炎、卵巣炎、膵炎等が挙げられます。

    卵巣炎・精巣炎
    女性の場合、特に卵巣炎になりやすく、おたふく風邪に罹患した患者さんの5%程の確率で発症します。症状としては、発熱、下腹部痛、不正出血、おりものの増加などがあります。
    これに対し、男性が感染すると精巣炎になることがあります。症状としては、発熱、精巣の腫れと痛み、陰嚢の皮膚が赤くなる等があります。

    もし、妊娠中におたふく風邪に罹患してしまったらパートナーにしっかりと感染予防をして貰う事が大事です。
    卵巣炎、精巣炎ともに炎症が起こるのは片側のみであることが多いので、不妊につながることは多くはありません。

    しかし、放置していると不妊につながるので必ず適切な治療を受けましょう。

    無菌髄膜炎
    無菌髄膜炎は、頭痛・発熱・嘔吐などが症状として出ます。希に嗜眠状態・昏睡・けいれんを来す場合もあります。しかし、ほとんどの場合は軽傷で済み、安静にしていることで治ります。

    難聴
    難聴は、1万5千人に1人の割合で発症します。ほとんどはおたふく風邪が完治するとともに、症状が消えますが、稀にその後も難聴が続くこともあります。

    膵炎
    膵炎(すいえん)は、腹部の圧迫感・痛み、嘔気、軽度の発熱等の症状があります。重症化することは少なく、おたふく風邪によって軽い膵炎を併発することは珍しいことではありません。

    おたふく風邪の胎児への影響

    では今度は母体がおたふく風邪に感染してしまった場合、胎児にどのような影響があるかを見ていきましょう。

    妊娠初期の流産の危険

    妊娠中におたふく風邪に罹患する確率は0.1~0.01%と言われていて決して高くはありませんが、罹患すると流産してしまう危険性があります。
    その為、妊娠中は人ごみに行かない、感染している方に近付かない、外に出る時はマスクを必ず着用し、家に帰ったら手洗い・うがい等、予め感染予防を行う事が大切です。

    特に妊娠初期はおたふく風邪だけではなく、ウイルスや薬の副作用によって胎児に影響がある可能性が高いので気をつけましょう。

    胎児への後遺症は?

    基本的に先天性異常等は出ないとされていますが、近年では低体重児となる可能性が報告されています。
    また心臓や免疫に関わる病気を発症してしまう場合もあります。
    そして危険なのが出産時にママさんがおたふく風邪を罹患している場合で、この場合、産まれた赤ちゃんも感染してしまう恐れがあります。
    新生児は抵抗力が弱く、身体に抗体が作られていないので、深刻な合併症を引き起こしてしまう危険があります。

    おたふく風邪の予防

    おたふく風邪は病院で抗体検査をすると自分に抗体があるかどうかが分かります。
    抗体がない場合、意識して予防するだけでもおたふく風邪になる確率は下がるので、自分が感染したすいのか否かを知っておくことは大切です。
    一番良い予防は妊娠する前に検査して抗体が無い場合は予防接種を受ける事ですが、妊娠してからは予防接種は出来ません。
    予防接種によってワクチンウイルスが胎児に影響を与える可能性がゼロではないからです。

    つまり、抗体がない場合は感染しないように気を付けるしかないのです。
    おたふく風邪の原因はムンプスウイルスで感染している方のくしゃみや咳等による飛沫感染や接触感染です。
    ムンプスウイルスは非常に感染力の強いウイルスで、一番の予防は感染者に接触しない事です。

    その為には人の多い所に行かないのが理想ですが、妊娠していても仕事している方もいますし、住んでいる地域によってはそうはいかないと思います。
    おたふく風邪に罹患しない為に、外出する時は必ずマスクを着用し、帰ったら手洗い・うがいは勿論ですが、出来ればシャワーを浴びて皮膚や髪の毛に付着したウイルスを流してしまいましょう。
    それが出来ない時は洗顔だけでも予防になります。

    また、おたふく風邪は子供が罹りやすい病気なので、妊娠中の胎児以外にも子どもがいる方は特に注意が必要です。
    家族の中に感染者がいると罹患率は一気に跳ね上がります。
    家族全員で感染対策をし、おたふく風邪を引き起こすムンプスウイルスを家に持ち込まないようにしましょう。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    おたふく風邪の治療と感染中の過ごし方

    おたふく風邪には特効薬がないので、基本的には対症療法になります。
    症状に合わせて、妊娠中でも服用出来る解熱剤や痛み止め等が処方される事が多いです。
    耳の下の腫れは冷やすと痛みが和らぐので試してみて下さい。
    顔の腫れが酷い時は口を開けるのも辛かったり、固形物を飲み込むのが辛い場合もあります。

    その結果、栄養不足や脱水症状になってしまう事もあります。
    そういう時はゼリーやプリン等、飲み込みやすい食べ物で栄養補給を行い、ちょっと辛くてもこまめに水分を取りましょう。
    頭痛や吐き気があって嘔吐してしまう場合は病院で医師に相談し、輸液等の適切な処置をして貰いましょう。

    まとめ

    妊娠中のおたふく風邪について理解していただけたでしょうか?
    おたふく風邪は妊婦さんだけではなく、家族全員で予防することが必要です。
    もし妊娠中におたふく風邪にかかってしまったら、慌てず医師の指示に従いましょう!

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 痛みやチクチクなど、妊娠中期のお腹の悩みを解決!

    妊娠中期について

    妊娠中期という比較的安定した時期に起こるお腹のはりや腹痛について原因や対処法をまとめてみました。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠中期とはどのような時期か
    3. 3.妊娠中期に現れるお腹のはりや腹痛とは
    4. 4.妊娠中期に現れるお腹のはりや腹痛の原因
    5. 5.妊娠中期に現れるお腹のはりや腹痛の対処法
    6. 6.まとめ

    はじめに

    妊娠中期は一般的に安定期と言われる時期であり、妊娠期間の中でも比較的体調が安定しやすく、動きやすい時期になります。
    そのため、動きすぎてしまう方も多く、お腹に張りや痛みを感じて心配になる人もいるのではないでしょうか。
    今回は、妊娠中期におけるお腹のはりや腹痛について原因や対処法をまとめてみました。

    妊娠中期とはどのような時期か

    妊娠中期とは、妊娠5か月(16週)から7か月(27週)のことを言います。
    妊娠5か月というと、お腹の中の赤ちゃんは骨格が出来上がり、筋肉や脂肪がつきはじめたり、体毛が生えてきたりします。
    子宮の中では胎盤が完成するため、流産の危険性が減ります。
    ほとんどの方がつわりも落ち着き、体調が安定します。

    また、5か月になると、少しずつお腹がふっくらとしてきたり、早い人では胎動を感じられるようになるという変化が見られます。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    妊娠中期に現れるお腹のはりや腹痛とは

    妊娠中期から後期に起こるお腹のはりや腹痛のほとんどは、何らかの行動に伴って子宮の周りの筋肉が収縮することで感じるものです。
    妊婦さんの主観としては、「お腹がぎゅーっと締め付けられるような感じ」であったり、「お腹ががちがちに硬くなる感じ」といったような表現がされています。
    長時間立ちっぱなしが続いたり、お腹に力が入るようなことをしたときに起こることもありますが、それだけではなく、いつもと同じ時間や距離の散歩をしたときや家事の最中などいつも通りのことをしているときに感じることもあります。

    お腹のはりを感じても、少しの間座ったり横になったりして休憩すると自然に落ち着くことがほとんどで、出産を迎えるにあたって子宮が収縮することは自然なことなので、休んで落ち着くはりや腹痛であればあまり気にすることはありません。

    また、子宮の収縮以外にも便秘のときにはお腹のはりや腹痛を感じることがあります。
    個人にもよりますが、妊娠中は子宮が胃腸を圧迫するため、便秘になる方が多く、腸の中に便が溜まってしまうとお腹がはってきます。

    水分をいつもより多めに摂るようにしたり、繊維質の多い食品を積極的に食べる、ウォーキングなど適度な運動を心がけるようにして、便秘を予防しましょう。

    妊娠中期に現れるお腹のはりや腹痛の原因

    妊娠中のお腹の張りや腹痛の原因ははっきりと特定できるわけではありませんが、いくつかお腹がはりやすい行動があるのでご紹介します。
    休憩すればすぐ落ち着く程度のある程度のはりであれば気にすることはありませんが、切迫早産など医師からあまりお腹がはるようなことをしないように注意されている場合は、気を付けてみてください。

    1.運動のしすぎや仕事などでの身体的な負担
    お腹のはりや腹痛の原因として最も多いのが運動や仕事などでの身体的な負担です。
    ウォーキングをするように医師から言われたからといって、疲労がたまるほどはやりすぎです。

    また、仕事では周りに迷惑をかけないようにと頑張ってしまうかもしれませんが、立ちっぱなしの時間が長くなったり、重い物を持つなど負担がかかりすぎるとお腹のはりにつながります。
    それを我慢し続けていると切迫早産になってしまい、産休に入る前に仕事を休まなければならなくなってしまうなど、結果として迷惑をかけてしまうこともありますので、職場の理解を得て、休憩をとれる環境を確保できるとよいでしょう。

    2.ストレス
    ストレスがたまると脳内から子宮の収縮を促すようなホルモンが分泌されます。
    ですから、夫婦喧嘩や職場内の人間関係など過度なストレスがある場合には、自分とお腹の赤ちゃんのために、なるべくそのような環境に身を置かないように心がけましょう。

    3.体を冷やす
    冬場はもちろんのこと、夏でも部屋のエアコンなどで体が冷えると循環が滞り、便秘も引き起こしやすくなります。便秘になると便が子宮を圧迫してお腹がはりやすくなります。
    前にも述べたように、積極的に水分や繊維の多い食品を摂取するようにしましょう。

    4.お腹を締めつける
    サイズが合っていないものや間違ったつけ方をした腹帯や着物の帯など、過度なお腹を締めつけはお腹のはりや腹痛を助長してしまいます。
    しっかりつけ方など確認するようにし、締めすぎに注意しましょう。

    5.セックス
    妊娠中も状態が安定しているときはセックスを行っても問題ありませんが、オーガズムを感じるときや、乳首を刺激されたときは同時に子宮が収縮しやすいため、お腹がはりやすくなります。
    激しいセックスや乳首への刺激は控えるようにし、行為中にお腹のはりを感じたときは少し休憩するなどパートナーにも理解を得るようにしましょう。

    妊娠中期に現れるお腹のはりや腹痛の対処法

    お腹のはりや腹痛を感じたら、なるべく早く座ったり横になったりして休憩しましょう。
    正常範囲のはりであれば、30分も休憩していれば落ち着いてくるはずです。
    1時間以上横になっていてもおさまらないはりや1時間に数回以上起こるはりは切迫早産の可能性もありますので、医師に早めに相談しましょう。

    また、お腹のはりとともに出血を伴う場合は特に急を要する場合もありますので、すぐに医師に相談してください。

    まとめ

    妊娠中期のお腹のはりや腹痛は、生理的なものであり、過度に心配する必要はありません。

    しかし、仕事が忙しすぎてお腹のはりに気づいていなかったり、はっているにも関わらず休憩しないというのもよくありません。
    ゆったりとした気持ちで受け取めつつも、体のサインにはしっかり応えてあげることが大切です。

    また、いつもと異なるはりや腹痛を感じたら自分で判断せず、医師に相談するようにしましょう。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 妊娠超初期に起こる寒気とは?生理前の症状との違い

    妊娠超初期について

    寒気があるからといって妊娠を疑う方は少ないかもしれません。しかし、妊娠超初期には生理前の症状と似たような寒気が起こる場合があります。 症状が似ている生理前と妊娠超初期の寒気について症状や原因、対処法についてまとめました。
    1. 1.はじめに
    2. 2.寒気とは
    3. 3.妊娠超初期や生理前に生じる寒気の症状
    4. 4.妊娠超初期や生理前に生じる寒気の対処法
    5. 5.まとめ

    はじめに

    妊娠超初期に寒気が起こることがあるのを知っていますか?
    みなさんが感じる寒気はただの風邪や生理前の症状ではなく妊娠のサインかもしれません。
    しかし、生理前の症状と妊娠超初期の症状は似ているものもあり、判別するのは難しいです。
    そこで、今回は生理前や妊娠超初期の寒気について症状や対処法についてまとめました。

    寒気とは

    寒気とは、寒さを感じる要因がないのに体がガタガタと震えたり、背中などがゾクゾクする症状を言います。
    風邪などウイルスや細菌と戦うための症状であることが多いですが、女性の場合は、生理周期によるホルモンバランスの変化や更年期障害が原因となっている寒気もあり、判断に困ることもあります。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    妊娠超初期や生理前に生じる寒気の症状

    生理前や妊娠超初期にはホルモンバランスの変化から、寒気を感じることがあります。

    生理前の寒気
    女性は排卵から生理が起こるまでの黄体期に黄体ホルモンの分泌量が急激に増加します。
    黄体ホルモンには、女性の体で受精卵が育ちやすくするために体温を上昇させる働きがあります。そのため、この期間は女性の体は通常よりも0.3~0.5度高い『高温期』となります。
    この時期は女性ホルモンのバランスが急に崩れ、寒気などの不調を感じやすくなります。

    また、黄体ホルモンは、子宮に栄養や血流を集め、手足など末端の新陳代謝を低下させる働きもあります。よって手足が冷えるようになり、寒気を感じます。
    さらに、黄体ホルモンが増加すると交感神経が優位になり、ストレスを感じやすくなるなど自律神経のバランスが崩れてしまうこともあります。
    それが寒気につながることもあり、生理前の寒気は様々な要因が混在しています。

    妊娠超初期の寒気
    生理前の寒気だと思っていても、生理予定日になっても生理が始まらず、いつまでも寒気が続く場合には妊娠を疑う必要があります。
    妊娠による寒気は、早い人で超初期である妊娠3~4週目から始まり、つわりが終わるまで続く人もいます。

    妊娠超初期の寒気のメカニズムは生理前の黄体期と同じですが、妊娠している場合には、黄体ホルモンの分泌量が多い状態が続くので、継続して寒気を感じやすい状態が続きます。

    また、妊娠の場合はつわりの症状も伴う場合があるため、食欲が低下し、体内で生産されるエネルギー量も減ってしまいます。
    さらに、妊娠に伴い体内の血液が子宮に集中すると脳貧血状態に陥ることがあります。
    そのようなことも寒気を感じる要因になります。

    妊娠超初期や生理前に生じる寒気の対処法

    妊娠超初期であっても、生理前であっても寒気の症状への対処法はおおよそ同じです。

    自律神経を整えるための生活習慣を心がける
    生理前や妊娠超初期の寒気は、自律神経の乱れが大きく関与しているため、自律神経を整えることが重要です。

    早寝早起きをして睡眠を十分にとること、規則正しい食生活を送ること、アルコールやたばこを控えること、過労やストレスなどの自律神経のバランスを崩す要因を取り除きましょう!

    体を冷やさないようにする
    生理前や妊娠中はただでさえ四肢末端の血流が低下しているため、薄着をしたり冷房の効きすぎた部屋などにいると、余計に体が冷えてしまいます。
    体が冷えると寒気も感じやすくなってしまうので、お腹を冷やさないように腹巻などをすることはもちろん、手首や足首、首元などをストールや靴下などで温めるようにしましょう。
    また食べるものに関して、つわり症状があると冷たくのどごしのよいものを好んで食べがちです。
    しかし、冷たいものを食べると体を冷やしてしまうので、温かいものの中でもスープなど口にしやすいものを選んで積極的に食べるようにしましょう。

    血流を改善する
    生理前の体の重だるさ、妊娠超初期のつわり共に、体を動かすことが億劫になってしまいます。
    しかし、家の中に閉じこもり、ずっと動かずにいると血流がますます悪くなってしまい良くありません。
    妊娠初期は運動することで胎児に悪影響がないかなど不安要素もあるかと思いますが、特に産科の医師からストップをかけられていない限り、散歩程度の運動は血流改善、つわり改善、ストレス解消などよい効果が期待できます。

    血流を改善することが寒気の改善にもつながるので、適度な運動を心がけましょう。

    まとめ

    生理前や妊娠超初期の寒気について理解は深まりましたか?
    全てを改善できるとは限りませんが、生活を見直すことで寒気を緩和することができます。
    生理前や妊娠超初期を少しでも快適に過ごせるようにしましょう。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • コーヒーが飲めない?カフェインが胎児に与える影響とは

    カフェインについて

    妊娠中のカフェイン摂取はよくないと知っていますか?今回は妊娠中のママのコーヒー摂取について、コーヒーの成分と控えるべき理由や胎児への影響、摂取していいコーヒーの量の目安、コーヒーの代わりにおすすめの飲み物をまとめました。
    1. 1.はじめに
    2. 2.コーヒーの成分と控えるべき理由
    3. 3.コーヒーの胎児への影響
    4. 4.摂取していいコーヒーの目安
    5. 5.カフェインレスコーヒーと妊娠中におすすめの飲み物
    6. 6.まとめ

    はじめに

    心を落ち着けたり、疲労や眠気を吹き飛ばそうとしてコーヒーを飲む人は多いのではないでしょうか?
    しかし、実は妊娠している女性がコーヒーを飲みすぎるのはよくありません。
    そこで、今回は妊娠中のママのコーヒー摂取について、コーヒーの成分と控えるべき理由や胎児への影響、摂取していいコーヒーの量の目安、コーヒーの代わりにおすすめの飲み物をまとめました。

    コーヒーの成分と控えるべき理由

    コーヒーの約99%は水分です。残りの1%の中に、たんぱく質や脂質が含まれているので、その量はとても微量です。
    また、そのほかにもカフェイン、カフェー酸、クロロゲン酸、タンニン、ポリフェノール、褐色色素、ニコチン酸、トリゴネリンなどの成分が含まれています。
    その中でもコーヒーの成分としてよく知られているのがカフェインであり、妊娠中または授乳中の女性がコーヒーを飲むにあたって気にすべき成分です。
    カフェインの作用として、一般的な成人が感じるものは、疲労感の改善、眠気の抑制などです。
    これは、カフェインが中枢神経を刺激し、一時的に興奮状態にさせるので起こります。
    しかし、妊娠中や授乳中の女性にとっては、それ以外に気をつけるべき作用があるのです。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    1.カルシウムが排出される
    カフェインを多量に摂取すると、体内のカルシウムを尿中に排出してしまいます。
    妊娠中は赤ちゃんの骨や歯を作るため、授乳中は母乳として赤ちゃんにカルシウムを供給するために、ママはカルシウムが不足しがちです。
    また、将来的な骨粗しょう症のリスクも高まるため、カルシウムを体外に排出してしまう作用のあるカフェインの摂取はおすすめできません。

    2.鉄分の吸収を妨げる
    カフェインには、鉄分の吸収を妨げる作用があります。
    妊娠中は赤ちゃんに血液を送るために血液が薄くなっていて、貧血になりやすいです。その点からも、妊娠中のカフェイン摂取はおすすめできません。

    3.赤ちゃんに悪影響を及ぼす
    妊娠初期のママが多量にカフェインを摂取していると、自然流産の可能性が高くなることが指摘されています。
    また、赤ちゃんの発育不全による低体重なども研究より分かってきています。カフェインの赤ちゃんへの影響については、次項で詳しく説明します。
    このように妊娠中のカフェインの摂り過ぎは、ママの体にも赤ちゃんの体にも影響を及ぼすため控えましょう。

    コーヒーの胎児への影響

    それでは、ここからはお腹の赤ちゃんに対するカフェインの作用をまとめていきます。

    1.自然流産、低体重出産のリスクが高まる
    カフェインは血管を収縮する作用があるため、胎盤への血流も低下します。
    その結果、自然流産や、発育不全による低体重出産のリスクが増加してしまいます。また、乳幼児突然死症候群の発生率も高まります。

    2.赤ちゃんの肝臓に負担がかかる
    赤ちゃんの臓器は未熟なため、カフェインを分解する機能がまだ備わっていません。
    そのため、ママの体ではカフェインが分解できても、カフェインの含まれた血液が赤ちゃんの体内に入ると、それが体内に蓄積されてしまいます。

    特に、妊娠後期はママの代謝機能が低下し、体内にカフェインが残りやすいため、注意が必要です。

    3.興奮作用が赤ちゃんにも働く
    カフェインには、眠気を抑制するなど中枢神経を興奮させる作用がありますが、それがお腹の赤ちゃんに働くと、生まれた後も落ち着きがない、イライラしがちなどの症状が残る場合があります。

    摂取していいコーヒーの目安

    ここでは一日に摂取していいコーヒーの目安をまとめます。
    まず妊娠中期以降、カフェインは一日に200~300㎎にしましょう。
    これは、カフェインを一定以上含む血液がママのへその緒を通して送られてくることが胎児の発達を抑制したり、代謝機能が未熟な胎児にとって負担になったりするということを避けるためです。

    コーヒーの種類によってもカフェインの含有量は違うので、一概には言えませんが、100㎖のコーヒーに含まれるカフェインの量がドリップコーヒーでおよそ100㎎、インスタントコーヒーでおよそ60㎎なので、カップ一杯のコーヒーを2~3杯程度は飲んでもよいということになります。

    しかし、妊娠初期のまだ流産が考えられる時期に関しては、研究によっても異なりますが、100~200㎎/日のカフェインが自然流産の確率を上げるというデータもでているようです。

    それを考えると、健康な赤ちゃんを無事に出産したいと願うママであれば、妊娠初期にはカフェインレスのコーヒーなどを利用しするとよいのではないでしょうか?

    カフェインレスコーヒーと妊娠中におすすめの飲み物

    妊娠中にも量を気にせず飲むことができ、さらには妊娠中の健康によい効果のある飲み物を紹介します。

    1.カフェインレスコーヒー(デカフェ)
    カフェインレスコーヒーは、コーヒーに含まれているカフェインを水や二酸化炭素を使って取り除いたものです。
    完全に取り除けるわけではありませんが、味もほとんど普通のコーヒーと変わらず、安心してコーヒーを飲むことができます。
    最近では、市販のインスタントタイプやドリップタイプの商品のほか、カフェのメニューにある場もあります。

    2.たんぽぽコーヒー(タンポポ茶)
    西洋タンポポの根を乾燥させたものから抽出する飲み物です。
    ノンカフェインである上に、ビタミンやミネラルが豊富に含まれ妊娠中のママにもってこいの飲み物です。

    また、産後に母乳の出を良くする、乳腺炎を予防、体温を上げて血行をよくする、むくみ改善、便秘解消、リラックスできるなどの効果もあり、産後も飲み続けたい飲み物です。

    3.ルイボスティー
    ルイボスティーは、南アフリカの一部の地域でのみ栽培することのできる鉱物を多く含むお茶です。
    ミネラルを豊富に含むため、母乳の質を高めることはもちろん、産前・産後のママに不足しがちなカルシウムも多く含んでいます。

    また、抗酸化作用のある成分も豊富に含んでいるため、アンチエイジング、抗炎症作用、生活習慣病の予防、むくみや冷えの防止、アトピーなどアレルギー症状の緩和、安眠促進など様々な効果があります。
    卵子の質を高めたり、子宮内膜を厚くすることで受精卵を受け入れやすい状態にしたりと、妊活中から産後まで、さらにはその先までも飲み続けたい飲み物です。

    4.麦茶
    ウーロン茶、緑茶、煎茶などのお茶はコーヒーまでは多くないもののカフェインを含みますが、麦茶はカフェインを含みません。
    商品にもよりますが、ノンカフェインのお茶の中で味のくせの少ない一般的なお茶が麦茶です。

    5.スムージー・ジュース
    野菜や果物のスムージーは、カフェインを気にせず飲めるうえに、妊娠中にしっかり摂りたい葉酸や鉄分などを多く含むものも作ることができるので、妊娠中にはおすすめの飲み物です。

    また、つわりの時期であってもさっぱりした味のものなど飲みやすいものを選んで飲むと栄養補給になります。
    市販のものを選ぶ場合は、添加物や糖分、塩分などの成分に注意してなるべく少ないものを選ぶ方がよいでしょう。

    また、果汁100%でない市販のジュースは糖分を多く含むため、少量であれば問題ないですが、飲みすぎには注意しましょう。

    まとめ

    妊娠中にコーヒーを一杯飲んだからといって、コーヒーを全く飲んではいけないわけではなく、適切な量であれば問題ありません。

    また、ママが気にしすぎてストレスをためすぎるとお腹の赤ちゃんにとってよくありません。
    カフェインの作用や許容量を知ったうえで、自分の体、そしてこれから生まれてくる我が子の体を大切に、楽しいマタニティライフを送りましょう!

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。