• レディー・ガガも苦しむ線維筋痛症の実態

    先日、米国の人気歌手レディー・ガガが線維筋痛症に苦しんできたことをソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で明らかにした。

    線維筋痛症に伴う慢性疼痛などの症状を理由に、予定されていた欧州ツアーの延期も決定されている。今回のレディー・ガガのニュースをきっかけに、まだ十分解明されていないこの疾患への関心が高まっている。

    線維筋痛症を発症すると、身体の広い範囲で疼痛が持続し、疲労や睡眠の質の低下、記憶力や集中力の低下などがもたらされることもある。また、光や音への過敏性や不安、抑うつなどの精神症状を伴う場合もある。

    米ミシガン大学麻酔科学・リウマチ学・精神科学教授のDanielClauw氏によると、線維筋痛症でみられる疼痛や障害は、他のどの慢性疼痛を伴う疾患よりも深刻であることが多いという。

    これまで、線維筋痛症に関する研究を主導した経験を持つ米マサチューセッツ総合病院統合疼痛神経画像センターのMarcoLoggia氏も、「研究を通じて出会った患者のほとんどが、この疾患によって大きな打撃を受けている。重い症状のため、仕事をしたり、通常の社会生活を送ったりすることが難しい患者もいた」と振り返る。

    線維筋痛症はまれな疾患ではない。米国の非営利団体である全米線維筋痛症・慢性疼痛協会(NFMCPA)によると、この疾患の有病率は世界で4%と推定されており、米国には500万~1000万人の患者がいるという。
    患者の約80%が女性で、小児期に発症することもあるが、中年期に診断される場合が多い。

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    その原因について、米国立関節炎・骨格筋・皮膚疾患研究所は「現時点では明確には分かっていない」としている。
    ただ、一部の専門家は、線維筋痛症の発症には交通事故などの外傷を伴う出来事や複数回にわたる負傷の経験のほか、中枢神経系の障害、遺伝的素因などが関与しているのではないかとの見方を示している。

    さらにLoggia氏らによると、米国とドイツの研究グループが最近、一部の線維筋痛症患者では末梢の小径神経線維に異常があることが示唆されたと報告している。
    また同氏の研究グループも、線維筋痛症患者の多くが苦しんでいる慢性背部痛には脳の炎症が関与している可能性があることを突き止めたという。

    ただ、原因がはっきりとしていないために「線維筋痛症の痛みは気のせいだ」と信じている人も多いのが現状だ。Loggia氏は「以前から線維筋痛症患者は疑念や偏見の目を向けられがちで、患者のケアに当たるべき立場にある医師でさえ、そのような態度をとる者がいた。

    現在も『線維筋痛症患者の痛みは気のせいで、本当の痛みではない』とみなされることは珍しくない」と指摘する。

    しかし、MRIなどの脳画像検査による研究では、線維筋痛症患者が経験する痛みへの過敏性は実際に存在することが確認されているという。

    線維筋痛症に対する治療法としては、疼痛コントロールを目的にオピオイドによる治療やヨガ、認知行動療法(CBT)などが行われているが、いずれも治癒を導くことはほとんどない。
    Clauw氏は「線維筋痛症患者が今、一番必要としているのは、より効果的な治療法だ」と強調する。

    今回のレディー・ガガのニュースを受け、Loggia氏は「線維筋痛症患者の多くは診断されないまま症状に苦しんでいるが、レディー・ガガの場合、若いうちに診断されたのは幸いだった。
    彼女はレディー・ガガだから線維筋痛症であることを早期に認識してもらえ、より適切な治療を受けることができた。
    しかし、彼女とは置かれた環境が異なる多くの患者にとっては、診察に応じ、真剣に対処してくれる医師を見つけることさえ困難なのが現状だろう」とコメントしている。

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    HealthDay News 2017年9月21日
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  • 糖尿病でも外食を楽しもう

    インスリン療法を行っている糖尿病患者にとって、血糖変動のリスクを伴う外食はストレスの元です。血糖値に注意しながら安全に外食を楽しむためのヒントを紹介します。
    • 普段の食事と同じ時間にレストランの予約を取りましょう。予約が取れないときは、待ち時間の長い混雑した店を避けるか、早めに出かけましょう。
    • 食事が遅れたときのために、クラッカーなどを常に持っておきましょう。
    • いつもより食事が遅くなるときは、普段食事をする時間に果物やでんぷんを摂取し、その後できちんとした食事を摂りましょう。
    • 食事の時間が変わるときはどうすればよいかを医師に相談しましょう。
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    糖尿病とは?血糖値や症状に関する基本情報。体内のインスリン作用が不十分であり、それが起因となり血糖値が高い状態が続いていきます。症状など分類別に解説しています。

    糖尿病とは?血糖値や症状に関する基本情報

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    HealthDay News 2017年9月15日
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  • いつ終わる?つわりのピークや原因、対策を解説

    つわりについて

    妊娠初期のつらい『つわり』について、原因や期間などの基礎知識と対処法や食事についてまとめました。

    1. 1.はじめに
    2. 2.つわりとは
    3. 3.つわりが起こる原因
    4. 4.つわりが起こる時期とピーク
    5. 5.食べづわりとは
    6. 6.つわりがひどいときの対処法
    7. 7.つわりの時の食事
    8. 8.まとめ

    はじめに

    妊娠期間中で、陣痛を除いて一番つらいと言われているのが『つわり』です。
    そんな『つわり』を少しでも楽に乗りきれるよう、今回はつわりの基礎知識や対処法をまとめてみました。

    つわりとは

    『つわり』は妊娠初期に現れる現象で、妊娠した女性の約半分が経験するものです。
    一般的な症状は、吐き気や嘔吐で、症状の強い方はつわりの間ほとんど食べ物を口にできない場合もあります。

    他にもつわりの症状には、だるさ、眠気、頭痛、便秘や下痢、匂いへに対する過敏性、食べ物の嗜好の変化など多々あり、つわりの程度も、吐き気がする原因となるにおいや食べ物、時間帯も個人によってさまざまです。

    つわりが起こる原因

    つわりが起こる原因については、いまだにはっきりしていません。
    しかし、現段階で一般的に言われているのは、妊娠した際に『hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)』というホルモンの分泌量が急激に増え、母体がホルモンの変化についていけないためという説、『プロゲステロン』という女性ホルモンの分泌量が増加して胃腸の機能が低下するためという説が有力です。

    他にも、妊娠初期には胎児を異物として判断してしまうため、一種のアレルギー症状が起こっているという説、妊娠初期という不安定な時期に体を安静にさせるための症状であるという説などなど諸説あります。 

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    つわりが起こる時期とピーク

    つわりが起こる時期は人によってさまざまですが、一般的には妊娠5週前後から始まり、8~11週でピークをむかえ、安定期に入る16週前後には落ち着いてきます。

    つわりが落ち着く原因もはっきりはしていませんが、胎盤が完成するころに『hCGホルモン』の分泌が落ち着くなど、ホルモンのバランスが落ち着いてくるということがあるようです。

    ただし、つわりは精神的なストレスや生活習慣によっても症状が変わってきます。人によっては妊娠後期や出産直前までつわりの症状に悩まされる人もいるため、定かではありません。

    食べづわりとは

    一般的なつわりが、吐き気や嘔吐などで食べ物が食べにくくなるのに対し、『食べづわり』は空腹になると吐き気がしたり、食べ物を口に入れていないと吐き気がするといったつわりです。

    原因としては、妊娠により自律神経が乱れることから交感神経が優位になり、それを鎮めるために食べたくなる、妊娠により今まで以上のエネルギーを使うので低血糖状態となり、吐き気がすると同時に食べたくなるということが言われています。

    つわりがひどいときの対処法

    妊娠初期の数週間で終わることが多いつわりですが、実際経験している女性にとってはとても長く感じるものです。
    つわりを少しでも楽にするために自分でできることはあるのでしょうか?

    1.食べられるときに食べられるものを
    妊娠中の女性は、お腹の赤ちゃんの栄養を考え、どうしても栄養バランスよくきちんと食事をしないといけないと思いがちです。
    しかし、妊娠初期の胎児は必要な栄養の量も少なく、ママの血液からの栄養で十分足りています。
    脱水には注意が必要ですが、栄養に気を遣いすぎることなく、食べられるときに食べられるものを食べるようにしましょう。

    2.一回量を減らして、こまめに食べる
    つわりのときは、お腹が空きすぎることも満腹になりすぎることも吐き気を悪化させる原因になります。
    日に三度の食事にこだわりすぎず、こまめに少しずつ食べることで症状の悪化を防ぎやすくなります。

    3.食べるものを冷やす
    つわりのときは、温かいものよりも比較的冷たいものが食べやすくなります。
    炊き立てのご飯が苦手でも、常温や少し冷たくすると食べられることもありますし、スープなども冷製スープにすることで食べやすくなるかもしれません。
    ただし、極端に冷たいものばかり食べ過ぎると胃腸が冷えてしまい、胃腸の働きが弱くなってつわりの症状を悪化させてしまうこともあるため、程度には気をつけましょう。

    4.ストレス解消法をみつける
    つわり中は体がつらいため、家に引きこもってしまうことも多いようです。
    なかなか終わらないつわりにストレスを感じてしまうこともあるかと思います。しかし、ストレスはつわりを悪化させる原因にもなるので、少し体調がよいときは散歩にでたり、趣味のことをやってみたりして気分転換をしてみましょう。
    実際に、仕事をしている人の方が、仕事をしていない人に比べてつわりの自覚症状が少ないと言われています。

    体調が悪いときにもちろん無理をする必要はありませんが、自分なりのストレス解消方法をみつけ、他のことに気が向く時間を作っていきましょう。

    つわりの時の食事

    つわりの真っ只中で、なかなか食べたいものや食べられるものが見つからず、困ってしまうことがあるかもしれません。
    そこで、吐き気を抑える効果のある食材や一般的につわり経験者が食べやすかったという声の多い食材をご紹介します。

    1.バナナ
    ビタミンB6には吐き気を抑える効果があります。
    バナナはビタミンB6を豊富に含んでいるうえ消化もよく、カロリー摂取にも向いているのであまり食事がとれないときにおすすめの食材です。
    バナナジュースにしてオレンジジュースやヨーグルトなどさっぱりしたものと混ぜるのも飲みやすくなるのでおすすめです。

    2.玄米
    玄米もビタミンB6を豊富に含みます。
    特に炊き立ての白米の匂いが苦手な妊婦さんが多いので、白米の代わりに玄米にしてみるのも効果的かと思います。
    また、玄米は鉄分、葉酸、食物繊維も多く含み、妊娠中の方がしっかり摂取したい栄養も摂ることができるので一石二鳥です。

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    3.生姜
    生姜にも吐き気を抑える効果があります。
    生姜湯にして飲むのもよいですし、生姜焼きなど料理の味付けとして入れて食べやすくするのもよいでしょう。

    4.豆腐
    のど越しがよく食べやすく、消化もよいのでおすすめの食材です。
    また、たんぱく質、ビタミン、オリゴ糖といった妊娠中に積極的に摂取したい栄養分も多く含まれています。

    5.トマト
    つわり中は酸味のあるものや冷たいものが食べやすい傾向があります。
    そこでぴったりなのが、トマトです。
    柑橘系のフルーツももちろんよいですが、食べ過ぎるとカロリーや糖分の摂り過ぎになってしまうこともあります。

    つわり中の短期間であれば、そこまで気にすることはありませんが、トマトであれば糖分やカロリーを気にすることなく食べることができ、水分もしっかり摂ることができるので最適な食材です。

    まとめ

    今回は、つわりの一般的な情報や対処法をまとめましたが、つわりの症状は個人によって様々で食べられるものや症状の改善方法もそれぞれです。
    カフェインや生ものなど妊娠中に控えておいた方がよいものには注意しながら、ご自分がストレスなく食べられるものや方法を見つけてつわり期間を乗り切っていただけたらと思います。

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  • おりものの変化は妊娠の徴候?おりものと生理の関係

    おりものについて

    妊娠するとおりものにも変化が起こります。おりものの役割とは、生理周期とおりものの関係、普段と超妊娠初期のおりものの違い、病気の可能性のあるおりものを解説していきます。

    1. 1.はじめに
    2. 2.おりものとは
    3. 3.生理周期とおりものの関係
    4. 4.妊娠超初期のおりものの違い
    5. 5.病気の可能性のあるおりものとは
    6. 6.まとめ

    はじめに

    おりものの変化は体調やホルモンのバランスに左右されますが、当然、妊娠や性病、感染症等でも変化が起こります。
    おりものの事はデリケートな話題なので人には相談しにくく、病院に行くのも勇気がいるのではないでしょうか?
    今回はそんなおりものの変化についてお伝えします。

    おりものとは

    おりものは性器の分泌物の集合体の事を指します。
    子宮内膜から分泌される粘液、子宮頚管から分泌される粘液、膣粘膜からの分泌液や膣から剥がれた古い細胞、外陰部の皮脂腺や汗腺からの分泌液等が混じり合ったものです。

    女性にとっておりものは煩わしいかもしれませんが、2つの大事な役割があります。
    1つ目は自浄作用といって、膣内を清潔に保ち、外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ役割です。
    女性の生殖器は外陰部から子宮を通って卵巣まで一本道で繋がっているので外部から雑菌等が入り込むと一気に生殖器全体に感染が拡がってしまいます。
    これに加えて膣口のすぐそばには大腸菌等の菌を沢山保有している肛門が位置していて、雑菌が侵入しやすい環境です。
    これらから守る為におりものが働きます。

    そしてもう1つの役割は授精環境を整える事です。
    膣内で射精された精子をおりものが包んで子宮を通り、卵子の待つ卵管膨大部までスムーズに進めるようにサポートするのです。
    だから排卵期にはおりものの量が増えます。

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    生理周期とおりものの関係

    生理周期とおりものは密接な関係があります。
    おりものは体調やストレス等によっても変化します。普段の状態を把握していく事が自身の健康の指標にもなるので、覚えておくと良いでしょう。

    特に赤ちゃんを望む女性にとって、生理周期とおりものの変化を把握する事は非常に大切です。

    1.生理期
    生理も真っ最中で不要になった子宮内膜や血液等が排出される時期です。
    おりものは血液が混ざって茶色や褐色、人によっては鮮血に近い事もあります。
    段々と出血が治まってくると、それに従っておりものはサラサラな物になります。

    2.増殖器(卵胞期)
    卵子を作る為に必要な卵胞が成長する時期です。
    この時期は基礎体温が低温になります。
    おりものは生理周期の中で最も量が少なく、粘り気のないサラッとした性状をしています。
    色は白っぽい物から乳白色ですが、生理直後の場合、残っていた血液が出てくる事もあります。

    3.排卵期
    卵巣から卵子が排出され、精子を受け入れる時期になります。
    この時期に卵子と精子が上手く出会うと授精します。
    おりものは精子をスムーズに卵子の所まで移動できるように一番量が多くなります。
    色は透明で粘り気の強いゼリー状を呈します。

    4.黄体前期
    受精卵が子宮に着床する為の期間になります。
    おりものは排卵期を境に減り始め、色は白っぽくなってきます。
    性状も少しずつ粘り気がなくなってきます。

    5.黄体後期
    生理前の時期です。
    再びおりものが増える時期でもあります。
    おりものの臭いも酸っぱく、強くなる事が多く、この時期になると少量の出血が混ざる場合があります。

    妊娠超初期のおりものの違い

    着床すると体内のホルモンバランスが変化し、本来なら減少する女性ホルモンの分泌量が維持されます。
    女性ホルモンのバランスが変化し、更に黄体ホルモンの分泌量も増える時期になるのでおりものの量や色も変化します。
    着床して女性ホルモンの分泌が増えると以下のようなおりものの変化が見られます。

    1.おりものの量が増加する
    排卵期を過ぎるとおりものの量は徐々に減っていくのが一般的ですが、妊娠するとおりものは増える傾向を示します。

    2.おりものが水っぽくなる
    おりものは排卵期を迎えるとゼリー状に変化し、黄体期はドロッとしているのですが、妊娠するおりものはサラサラとした水っぽいものになります。

    3.おりものの色の変化
    妊娠するとおりものの色が濃くなり、クリーム色から黄色、人によっては茶色っぽくなります。
    茶色っぽくなるのは着床出血が原因です。

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    病気の可能性のあるおりものとは

    おりものの色や性状が変わるのは妊娠だけではありません。
    性病や感染症でも変化しますので覚えておくと病気を早期に発見できます。

    1.トリコモナス膣炎
    トリコモナス膣炎になるとおりものが黄緑がかった色になり、悪臭がします。
    トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫の感染で起こります。
    主な感染経路は性交渉ですが、たまにタオルや下着に付着していて感染してしまう場合もあります。
    症状は外陰部や膣に強い刺激や痒みを感じます。

    トリコモナス膣炎は自力で完治させるのは難しく、少しでもトリコモナス原虫が残っていると再発するので早めに病院に行きましょう。

    2.クラミジア頸管炎
    クラミジア頸管炎はクラミジアという寄生虫が細菌を増殖させる事で発症します。

    これも主な感染経路は性交渉です。
    水っぽいおりものが流れ出る位多くなり、膿や血液が混じっていたり、茶褐色のおりものが出てきます。
    クラミジア頸管炎は自覚症状がないまま進行する事が多く、発熱が続いたり、下腹部の痛みよって気付く事が多いです。

    これも自然治癒はしないので気付いたら速やかに産婦人科を受診して下さい。

    3.カンジダ膣炎
    カンジダ膣炎は膣内の常在菌であるカンジダという真菌が異常に増えてしまって起こります。
    常在菌の異常な繁殖によって起こるので、これは性交渉での感染ではないのが大きな特徴です。
    つまり、性交渉の経験がない女性でも免疫力の低下等によって発症します。
    これに感染するとおりものが白から黄緑色で、ポロポロしたヨーグルト状ものに変化します。
    主な症状はおりものの変化に加えて外陰部や膣内の痒み、時にはヒリヒリした痛みを感じる事もあります。

    まとめ

    妊娠初期のおりものについて理解していただけましたか?
    普段のおりものの状態を把握しておく事が、妊娠や病気を早期発見できる指標になるので、普段から観察しておくとよいでしょう。
    そして、普段と違う様子が見られたら、すみやかに産婦人科を受診しましょう!

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  • 初産とは大違い?2人目の出産準備とは

    2人目の出産準備について

    上の子がいるという点では初めてとなる2人目の出産について、1人目の出産との違い、しておくべき準備についてまとめてみました。

    1. 1.はじめに
    2. 2.初産と2人目の出産の違い
    3. 3.上の子と一緒に準備しておくこと
    4. 4.旦那と一緒に準備しておくこと
    5. 5.2人目出産の心得
    6. 6.まとめ

    はじめに

    妊娠、出産は女性にとってとても大きなイベントです。
    初めての出産はもちろんですが、2回目の出産も上の子がいるという意味で新たに考えておかないといけないことも多く、大変なことが多いものです。
    そこで、今回は2人目の出産準備について1人目の出産との違いを中心にまとめてみました。

    初産と2人目の出産の違い

    1.お産の経過
    一度出産を経験している女性の子宮口は初産のときに比べて開きやすくなっています。
    初産の方は、陣痛の間隔が10分おきになったら病院に向かうように言われるのが一般的ですが、経産婦さんの場合はそれよりも早めに、15分おきになったら病院に向かうように言われることが多いようです。
    出産経験があることで少し心に余裕があることや上の子が一緒にいて病院へ向かう準備が手間取ることから、経産婦さんは病院へ向かうのが遅くなりがちなので、ぎりぎりまで自宅で粘らないように注意が必要です。

    2.後陣痛
    『後陣痛』とは、出産後に子宮が元の大きさに戻ろうと収縮することによって感じる痛みを言います。
    軽い生理痛に似た痛みの人もいれば、陣痛に劣らない痛みを感じる人もいます。
    一般的に初産婦さんに比べて、経産婦さんの方が子宮の伸び縮みがよいため、後陣痛を強く感じる方が多いようですので、初めてのお産のときに後陣痛をあまり感じなかった場合でも、心の準備はしておいた方がよいかもしれません。
    出産後に体が元に戻っていく過程として大切なことではありますが、この痛みのために睡眠不足になったり、リラックスできないようであれば、鎮痛剤の処方をしてもらうこともできますので、ひどい場合は病院の方に聞いてみましょう。

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    3.入院の際に上の子を預ける
    入院中の数日間はどうしても、上の子はママと離れて生活しなければなりません。
    普段のお世話はママがしていることが多いと思うので、急に入院しても困らないように、入院中に上の子のお世話を誰がするのか早めに相談し、その人にお世話の仕方や上の子の洋服や日用品の場所を伝えておく必要があります。
    また、ママから離れる経験が初めてのお子さんも多いのではないかと思います。
    精神的に不安定になり、いつもはスムーズにできることもできなくなったりすることもあるかもしれません。

    妊娠中からしっかり上のお子さんと話をして、入院中は離れて生活しなければならないことやこれから生まれてくるお子さんのことを話して心の準備をさせてあげましょう。

    詳しくは次の項で述べていきます。

    上の子と一緒に準備しておくこと

    上の子の年齢にもよりますが、上の子はママの妊娠を知ったときから、自分に弟や妹ができるわくわく感とママやパパをとられてしまうのではないかという不安、新しい家族が増えたらどんな生活になるのかというドキドキ感など様々な感情と葛藤しています。

    自分にかまって欲しくてわざとママを困らせたり、普段は自分でできることをできないと甘えたりする『赤ちゃん返り』はそんな上の子の感情の現れであり、ある程度は理解して気持ちに応えてあげることで解消されるかもしれませんが、下の子のお世話がままならないほど上の子に手がかかってしまっては、ママも疲れてしまいます。

    ですから、出産後にそういったことで困らないようにするために、出産前から上の子がお兄ちゃん、お姉ちゃんになる心の準備を一緒にしていく必要があります。

    子育て論は色々ありますが、一番大切なのは、「下の子が生まれても上の子が二番になるのではない」ということ、「上の子のことはこれからも変わらず愛している」ということをしっかりと上の子に伝えてあげることです。

    お腹が大きくなるとどうしても抱っこが難しくなったり、日常の動作に時間がかかって上の子とスキンシップをすることが少なくなりがちですが、上の子だけにしっかり愛情を注いであげられる最後の時間なので、座って膝の上に乗せてあげてしっかりと抱きしめてあげるなど、上の子が安心できるようなことをしっかりとしてあげてください。

    その上で、下の子が生まれたらどんな生活になるか、どんなふうに可愛がってあげたらいいかなど出産後のことを少しお話してあげるとよいかもしれません。
    そうすることで、上の子がママやパパの愛情をしっかり感じて安心すると、ママやパパと一緒に下の子のお世話をしてくれたり、下の子を可愛がってくれるようになります。

    出産後も、上の子への愛情表現がおろそかになって上の子の気持ちが不安定になっているときは、パパや他の家族に下の子を数時間預けたり、下の子が寝ている間を見計らって上の子がママを独り占めできる時間を少しでも作ってあげてください。
    上の子の気持ちが安定していると、2人育児が驚くほど楽になります。

    旦那と一緒に準備しておくこと

    2人目の出産前にまず、パパと話しておきたいのが陣痛が始まった時の対応です。陣痛はいつどこで始まるかわからないので、パパが仕事のとき、深夜などいろいろなパターンを想定して、上の子の預け先や誰が病院に付き添うのかなどある程度決めておきましょう。

    また、ママの入院中に、中心となって上の子のお世話をすることになるのがパパです。
    ママのお世話を普段から見ていて、ばっちりなパパもいるかもしれませんが、大抵のパパは子どもの服がどこにあるか、保育園や幼稚園の持ち物、朝起きる時間など細かいことは知らないものです。

    上の子にとってママが入院して不安や寂しい気持ちがあるうえに、パパがママの代わりにお世話をする中で生活スタイルが大きく変わったり、パパの心に余裕がなくなってしまっては、ますます落ち着かなくなってしまいます。

    ですから、なるべくパパが手際よく、いつもの生活スタイルに近い形で日常生活を送れるように、入院までにママは必要なことをパパに伝える必要があります。
    もちろん口頭で伝えるのもよいですが、困ったときにすぐ思い出せるように伝えておきたいことはメモなどにまとめておく方がよいかもしれません。

    また、前の項でも述べたような上の子の気持ちについて夫婦で話し合い、意見交換をしたり、対応について共通見解をもっておくと出産後もスムーズに新たな生活が送れるでしょう。

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    2人目出産の心得

    2人目の出産は、自分とお腹の赤ちゃんのことだけでなく、上の子や上の子のお世話をする家族など色々な人のことを考えなくてはなりません。
    その結果、出産前も後もママは無理をしてしまいがちになり、なかなか思うように休息がとれなくなります。

    しかし、ママが無理をしてしまうとお腹の赤ちゃん、生まれてきた赤ちゃんに負担がかかってしまいますし、ママが倒れてしまってはますます家の中が困ったことになります。
    ですから、自分で思うより少し早めに休憩をとるように心がけ、家事や育児に対してあまり完璧を求めないようにし、出産前後の体を労わってあげるようにしましょう。

    まとめ

    出産は予定外なことも多く、いくら家族と話し合って色々なことを決めていても思い通りにならない場合がたくさんあります。
    ですから、できる限りの準備をしたうえで、上の子やパパのことを考えながらも自分やお腹の赤ちゃんの健康を最優先して、家族で協力しながら2人目出産を迎えましょう。

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