• 切迫流産とは?症状や原因、入院後の過ごし方は?

    切迫流産について

    妊娠初期はまだ赤ちゃんやお母さんの状態が安定していません。
    そのため、流産のリスクがあります。

    流産しかかっている状態のことを特に切迫流産と言い、この状態ならば赤ちゃんが助かる可能性が残されています。切迫流産の症状や治療法、赤ちゃんを守るための過ごし方をまとめました。
    1. 1.切迫流産とは
    2. 2.流産と早産の違い
    3. 3.切迫流産の原因
    4. 4.切迫流産の症状
    5. 5.切迫流産での入院の期間と費用
    6. 6.切迫流産のときの過ごし方

    切迫流産とは

    切迫流産とは、簡単に言えば「流産しかかっている状態」を言います。
    まずは切迫早産とは何かについて知っておきましょう。

    流産と早産の違い

    流産と早産の違いをご存知ですか?

    流産とは、妊娠22週未満で赤ちゃんが出てきてしまうことを言います。
    この時期では赤ちゃんの体は未熟な状態ですから、生存不可能な状態です。

    早産とは、妊娠22週~36週目までの期間に産まれてしまったことを言います。
    早産の時期や赤ちゃんの状態によっては生存することが可能です。ただし、発育上の遅れや先天性の障害を持つリスクが高くなります。

    切迫流産とは、妊娠22週未満で流産しかかっている状態を言います。
    初期の段階で適切な治療を行えば、流産を食い止められる可能性が残っています。
    切迫流産の状態では、子宮の中でなにが起こっているのでしょうか?

    妊娠中の子宮には胎盤がくっついています。そして胎盤からへその緒が出ており、赤ちゃんとつながっています。

    切迫流産では、赤ちゃんや胎盤などは子宮内に残ったままです。
    しかし、胎盤がはがれかかっている、赤ちゃんが子宮から出そうになっているなどの状態になっているのです。切迫流産が進行してしまえば、そのまま流産という結果につながってしまいます。

    切迫流産に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    切迫流産の原因

    切迫流産には、大きく分けて赤ちゃん側の原因とお母さん側の原因があります。
    それぞれの仕組みを見ていきます。

    赤ちゃんに原因がある切迫流産

    赤ちゃんに遺伝子異常がある、細胞分裂がうまくいかない、などの理由があると、順調に発育することができなくなります。すると赤ちゃんは途中で成長を止めてしまいます。
    それにより、胎盤や赤ちゃん自身が子宮から排出されるようになります。
    ちょうどこの時期に流産の兆候に気づけば、見かけ上の切迫流産となります。

    しかし、赤ちゃんに原因がある場合は自然流産と呼ばれ、厳密には切迫流産には含まれません。このような妊娠初期の流産のほとんどは赤ちゃん側の原因です。そして、残念ながら流産を食い止めることはできません。

    お母さんに原因がある切迫流産
    胎盤が完成するのは妊娠16週ごろです。
    つまり、それ以前の時期は正常な妊娠であっても赤ちゃんの状態は非常に不安定だと考えることができます。

    この時期にお母さんの体に負担がかかると、胎盤が子宮から剥がれ落ちたり、赤ちゃんへの血流が阻害されたりします。その結果、流産につながってしまうのです。

    お母さん側の原因として、

    • ストレス
    • 睡眠不足
    • 過労
    • 喫煙
    • アルコール
    • 腹部への衝撃
    • 感染症
    • 冷え

    などがあります。
    妊娠初期の無理は厳禁なのです。

    切迫流産の症状

    切迫流産の兆候を現わしている症状は、腹痛と出血です。
    しかし症状には個人差もあり、いったいどの程度が切迫流産の症状なのかはわかりにくいところでもあります。

    それぞれの症状をもう少し詳しく見ていきましょう。

    腹痛
    流産が進行してくると、子宮が収縮を始めます。
    生理痛のような重い痛みや鈍い痛みが見られる場合、切迫流産の兆候であるといえます。

    ただし、立っていられないような激痛の場合は、子宮外妊娠などの別の要因も考えられますから、早急な受診が必要となります。

    出血
    切迫流産で特に注意しなければいけないのが出血です。

    血液の色や量によって、流産の進行具合が予測できるからです。

    • ごく初期の場合、おりものに茶色い粘膜のようなものが混じります
    • やや進行してくると、ピンク色の出血に変わります
    • やがて、赤い鮮血か見られます。このころには出血量も多く、腹痛などの症状も見られます。切迫流産でも、かなり進行している状態です。
    出血がごく少量で、すぐに収まった場合は様子見でも大丈夫ですが、明らかに出血とわかる場合は健診日を待たずに受診しましょう。

    切迫流産での入院の期間と費用

    切迫流産が進行している場合、入院して治療を行う必要が出てきます。

    入院中に行われる処置や、入院期間、気になる費用までをまとめました。

    切迫流産の治療
    切迫流産の治療の基本は「安静」です。

    特に、妊娠12週未満での切迫流産には有効な薬物がありません。ですから、ひたすらベッドの上で体を動かさないようにするしかないのです。

    妊娠13週に入ると、子宮収縮を抑える薬や出血を止める薬を使用できるようになります。
    しかし、基本は「安静」です。

    切迫流産がそこまで進行していなくても、自宅では安瀬を保つことが難しい場合は入院となるケースが多いです。

    切迫流産に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    入院期間はどれくらい?
    切迫流産での入院の場合、退院できるのは「赤ちゃんの状態が安定し、流産の危険がなくなったとき」です。
    端的に言えば、いつ退院できるかは誰にもわかりません。
    数日間で退院となる人もいれば、出産まで入院を余儀なくされる場合もあるのです。

    一日でも早く退院できるように、安静を守ってストレスや不安を軽減できるようにしましょう。
    助産師さんや看護師さんなどに話を聞いてもらうだけでも随分と落ち着くものです。

    切迫流産の治療にかかる費用
    切迫流産の入院期間は人によって大きく異なります。
    つまり、入院にかかる費用も日数によって変わってきます。

    切迫流産とは、妊娠中の異常ですから、健康保険が適用されます。
    一般的な1日の入院費用は、大部屋だと平均して5,000円~10,000円程度となっているようです。個室などでは差額ベッド代が必要となります。

    入院費が高額になってくると、高額療養費制度を利用することができます。
    月の基準額(年齢や所得によって異なる)を超えた分の医療費は、申請すれば還付を受けられる制度です。
    詳細は、健康保険組合や病院のソーシャルワーカーさんなどに問い合わせてみましょう。

    もちろん、民間の医療保険などから保険金が下りる場合もありますから、そちらも併せて確認してみてください。

    切迫流産のときの過ごし方

    切迫流産を食い止めるためには「安静」にする以外にありません。

    安静とは、トイレや入浴、食事以外は「ずっと」ベッド上で過ごすことを言います。
    当然仕事も休みますし、家事や育児もできません。

    旦那さんや職場に「安静」についてしっかり理解してもらう必要があります。
    できるだけサポート体制を整えておきましょう。

    特に、上のお子さんがいて、まだ小さい場合、なかなか理解してもらうのは難しいもの。
    そんな時は一緒に布団に入ってお話したり、お昼寝したり、絵本を読んだり、体に負担のないかかわりを持ちましょう。

    上のお子さんは、大好きなママと赤ちゃんをとても心配するのと同時に、かまってもらえないさみしさも抱えています。できる範囲でスキンシップをとってあげてください。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 禁煙の効果はこんなにある

    たばこの害は十分に証明されていますが、たばこを止めるとどんな効果があるかも知っておきましょう。
    • 肺がんをはじめ、さまざまながんのリスクが低減されます。
    • 禁煙から2年以内に心疾患や脳卒中のリスクが低減されます。
    • 咳、喘鳴、息切れなどの呼吸器症状が緩和されます。このような症状は禁煙しても完全には消えないかもしれませんが、喫煙を続ければ急速に症状が進行するでしょう。
    • 命の危険もある慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの肺疾患リスクが低減されます。
    • 不妊リスクも低減されます。女性は妊娠中に禁煙すれば、低出生体重児が生まれるリスクも低下します。

    情報元:米疾病対策センター(CDC)

    禁煙に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。
    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年11月6日
    Copyright c 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
    記載記事の無断転用は禁じます。
  • いつまで続くの?妊娠後期のつわりの原因とその対処法

    妊娠後期のつわりについて

    安定期に入って妊娠後期になったのに、突然気持ち悪くなったということはないでしょうか?妊娠後期に見られる生理的現象で後期つわりと呼ばれるつわりの症状、原因、いつまで続くのか、その対処法を詳しくお伝えします。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠後期のつわりの症状
    3. 3.妊娠後期のつわりの原因
    4. 4.まとめ

    はじめに

    お腹が大きくなり、胎動も感じる事が多くなる時期に入るともうすぐ赤ちゃんに会えると楽しみな方も多いかと思います。

    その一方で妊娠後期に入ってから気持ち悪い、食べると吐いてしまう等、妊娠初期に味わったつわりの再来が訪れて、体調の悪さに悩まされている方もいるのではないでしょうか?

    今回は何で妊娠後期につわりが起こるのか、その症状や原因について詳しくお伝えします。

    妊娠後期のつわりの症状

    妊娠後期のつわりの症状は臓器を圧迫する状態によって個人差があります。

    主な症状は以下の通りです。

    • 吐き気
    • 胸やけ
    • 胃もたれ
    • 胃痛
    • 息切れ
    • 動悸
    • 便秘

    妊娠後期のつわりは妊娠初期のつわりとは違います。
    例えば、妊娠初期にはほとんどつわりがなかった方が妊娠後期になって酷いつわりに襲われる事もあります。

    妊娠後期のつわりは酷い方の場合、水分をとるだけで吐いてしまう事もあります。
    また、水分がとれないと尿が少なくなり、血液が濃縮され、それにより脱水症状になる他、妊娠中に起きやすい膀胱炎等の尿路感染症の心配も出てきます。

    つわりが酷い場合には医師に相談した方が良いでしょう。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    妊娠後期のつわりの原因

    妊娠初期のつわりと違い、妊娠後期のつわりは原因がはっきりしているのが特徴です。

    その原因は子胎児が大きくなり、子宮壁が内臓を押し上げてしまったり、圧迫する事で内臓や胸部、が圧迫される事になります。
    これによって胃もたれや胃痛、吐き気、げっぷ等の症状が出現します。
    また、胃が圧迫される事で強い酸である胃酸が逆流してしまい、胸やけを引き起こします。

    大きくなった子宮は胃だけではなく、横隔膜を圧迫する事があり、ちょっとした動きで動悸や息切れを起こす事もあり、疲れやすくなります。
    また、子宮は上だけではなく、骨盤内の内臓も圧迫するので便秘にもなりやすくなります。

    妊娠後期ののつわりはいつまで続くのか?
    妊娠後期のつわりが終わるのは個人差がありますが、子宮の中で胎児が下に降りてくる妊娠37週位が目安になります。

    この時期に入ると出産の準備の為、児頭が胎盤内に下がってきます。
    児頭が下がると胃や横隔膜の圧迫がかなり楽になるので胃痛や吐き気等の症状が自然に消失します。

    しかし、中には児頭が下に降りてきても気持ち悪いのが続く事があり、長い方だと出産まで吐き気等が続く方もいらっしゃいます。

    妊娠後期のつわりの対処法
    妊娠後期のつわりは生理現象といっても過言ではありません。
    根本的な解決は赤ちゃんが誕生するまで難しいのですが、生活習慣を改善する事で症状を軽減する事は出来ます。

    1回の食事の量を減らして回数を増やそう
    ちょっと食べると気持ち悪くなってしまう場合、無理に食べるのは逆効果になってしまうこともあります。
    吐き気や胸やけがある場合に普通の量を食べようと思っても無理かと思いますので、1日3回の食事を5~6回に増やして一度に食べる量を減らすと良いです。

    消化に良い食べ物にする
    消化に良い食べ物を食べると胃や腸への負担が軽くなります。
    それにより妊娠後期のつわりの苦しみを少しでも抑えられます。

    柔らかく煮る、生ものやサラダを控えて温かい料理を食べる、消化に負担のかかる食材を避ける、小分けに食べると良いです。

    炭水化物はおかゆやうどん、柔麺等、柔らかく煮込んだものになります。
    炭水化物はすぐにエネルギーに変わりますので、少しでも口にしましょう。
    ただし、玄米やシリアルは硬くて、食物繊維が多いので消化に負担がかかるので、妊娠後期のつわりの時期は止めておいた方が良いかと思います。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    野菜は根菜等の歯ごたえのある物は消化が良くないのでこの時期は避けましょう。
    お勧めの野菜は消化を助けてくれるアミラーゼという酵素を多く含む大根、長芋、人参、小松菜、きゅうりになります。
    ただし、アミラーゼは熱に弱いという特性がありますので、大根や長芋等はすりおろして料理にトッピングすると摂取しやすいです。

    他にも消化の良いキャベツ、ほうれん草等の葉物野菜、かぼちゃ、ジャガイモ、里いも等も良いとされています。しかし、かぼちゃ等は人によって胸やけ等の原因になるので少量ずつ食べましょう。

    次にたんぱく質ですが、脂身の多いお肉は胃でたんぱく質を分解するので消化に負担がかかってしまいます。お勧めはささみ等の脂肪の少ない鶏肉や卵、豆腐、脂身の少ない白身魚です。

    次に果物です。果物は消化の良いリンゴやバナナ、桃缶、ジャム等がお勧めです。
    しかし、桃缶やジャムはかなり糖分が多いので摂取する量に気を付けて下さい。

    食欲がない時はすりおろしたリンゴを食べるのがお勧めです。

    逆に避けた方がいい果物は酸性で酸味が強い物です。みかんやグレープフルーツ、オレンジ等の柑橘類、キウイ、パイナップル等は胃もたれ、吐き気の原因になるので避けましょう。
    水分の多いスイカや梨等の果物は身体を冷やしてしまう作用があるので避けた方が良いでしょう。

    これらの他にヨーグルト、ゼリー、プリン、ミルクセーキは緊急時の栄養補給としても優秀です。
    特にヨーグルトは胃の粘膜を保護してくれる働きがあり、胃酸も抑えてくれ、腸内環境も整えてくれます。ただし、似たような食品のアイスクリームは身体を冷やすので妊娠中は控えた方が良いでしょう。

    食事の時は水分を控えよう
    食事中に水分を沢山飲むと胃酸が薄まってしまって消化が悪くなってしまいます。
    食事中は避けて水分を摂取すると身体への負担が小さくなります。

    喉が渇いてから飲むのではなく、喉が渇く前に少量ずつ含むように飲むのが理想的です。
    食後2時間は起きているようにする
    胃酸の逆流を防ぐ為に食後は横になるのを避けましょう。
    休みたい時は上半身は起こすように意識すると嘔気や起きにくくなります。

    医師に相談しよう
    胸やけ、胃もたれ、吐き気等の症状が辛い時や水分でも吐いてしまう位、症状が深刻な時は我慢せずに医師に相談しましょう。

    妊娠後期は薬を処方してもらえる場合が多いです。
    産婦人科で処方される薬は妊婦さんが飲んでも胎児に影響がないものですので安全です。

    特に夏場の暑い時期は水分がとれないと脱水を起こしてしまって赤ちゃんも危険ですので健診等の時に相談して下さい。

    まとめ

    妊娠後期のつわりは胎児の成長により、子宮壁が胃や横隔膜等の内臓器官を圧迫してしまう事で起こる生理現象です。

    子宮に圧迫される事で胃もたれや胃痛、吐き気、げっぷ、動悸、息切れ、便秘等の症状が出現します。対処法としては1日の食事回数を増やして量を減らし、消化に良い物を摂取しましょう。
    そして水分はこまめにとり、一度に沢山飲むのも避けた方が良いでしょう。
    食後2時間位は上半身を起こして過ごす事で胃酸の逆流を防げます。

    また、つわりが辛い時は医師に相談すると妊娠中でも服用できる薬を処方してもらえますので相談してみて下さい。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 妊娠の徴候?妊娠超初期に現れる様々な症状とは?

    妊娠超初期について

    生理がこないとき、妊娠したのか生理が遅れているだけなのかを知りたい方は多いのではないでしょうか?今回は、妊娠超初期と生理前の症状の違いとその見分け方をご説明していきます。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠超初期とは
    3. 3.妊娠超初期に現れる妊娠の徴候
    4. 4.着床出血とは
    5. 5.妊娠超初期の症状と生理前の症状の違い
    6. 6.まとめ

    はじめに

    予定日を過ぎても生理が来ないと「妊娠したのかな?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    赤ちゃんが欲しい女性にとっては期待が膨らむ症状です。
    しかし、ただ単に生理が遅れているだけの場合もあります。

    では、妊娠と生理が遅れているだけの場合にはどんな違いがあって、どう見分ければ良いのでしょうか?

    今回は、妊娠超初期とはいつのことか、妊娠超初期に現れる妊娠の兆候、着床出血とは何か、妊娠超初期と生理前の症状の違いについてお話しします。

    妊娠超初期とは

    妊娠週数は最終生理の開始日から数えます。
    つまり妊娠0週は生理中のことを言います。

    妊娠2週に排卵が起こり、卵管の一番広い場所である卵管膨大部で卵子と精子が出会って、授精します。

    受精卵は6~7日かけて子宮に移動し、妊娠3週に子宮内膜に着床します。
    そして6~7日かけて内膜に潜り込んでいき、埋没し、着床が完了します。

    ここまでが妊娠超初期の過程になり、妊娠超初期は妊娠0週〜4週を指します。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    妊娠超初期に現れる妊娠の徴候

    妊娠の徴候は早い方だと生理予定日の1週間ほど前から起こります。
    では、具体的にどんな徴候が見られるのでしょうか?

    1着床出血
    生理予定日の少し前に少量の出血が起こる事があります。
    着床出血に関しては後にも詳しく説明します。

    2.胸が張る、痛む
    生理前の胸の張りは早い方だと排卵期に始まります。
    これがいつもより酷いと感じたり、生理予定日を過ぎても張っている場合は妊娠している可能性があります。

    3.嘔気・嘔吐
    性交後1週間位経ってから何も食べていないのに気分が悪いと感じたらつわりの可能性があります。

    4.味覚・嗅覚の変化
    妊娠超初期は味覚や嗅覚に変化がおこります。
    匂いに敏感になったり、以前と食の好みが変わることがあります。

    特にコーヒーやお酒等の嗜好品に変化が出やすいのが特徴です。
    つわりのピークは妊娠8~11週と言われていますが、妊娠超初期でも起こる場合があります。

    5.腰痛
    妊娠すると骨盤の関節や靭帯を緩める働きがあるリラキシンというホルモンが分泌されます。
    これによって骨盤が開きやすくなって出産の時に胎児が産道を通るのを助けます。
    このリラキシンの影響とお腹が大きくなってきて重心が変化する事で腰痛が起きます。妊娠後期に出やすい症状ですが、人によっては妊娠超初期から症状が現れます。

    6.腹痛、下腹部痛、胃痛
    受精卵が着床すると子宮の中は妊娠環境を整えようと、少しずつ成長します。
    これによってチクチクした痛みを感じたり、お腹が引っ張られるような痛みを感じます。
    また着床した時に痛みを感じる方もいます。
    胃痛は黄体ホルモンの影響で、胃腸のが働きが悪くなるために起こります。

    7.頭痛
    黄体ホルモンは血管を拡張させる働きがあり、妊娠して黄体ホルモンが大量に分泌される事で、血管が拡張し、神経等が圧迫させるため頭痛が起こることがあります。

    8.おりものの変化
    生理周期や体調によって変化しますが、妊娠した場合、生理開始予定日の1週間ほど前から雑菌が入らないようにする為、膣の中は酸性に傾き、おりものの分泌が増える場合があります。

    9.頻尿、便秘、下痢
    胎児が成長する事によってお腹が圧迫される事や、ホルモンの変化によって頻尿や便秘、下痢が起こることがあります。

    10.基礎体温が高く、微熱気味になる
    妊娠している場合は、生理予定日を過ぎても基礎体温が高いままなので、人によっては微熱が続くのと同じ状態になります。体温が高い事で寒気や身体の火照りを感じる方もいます。

    11.身体が怠い、眠気が酷い
    生理前にも感じる症状ですが、妊娠した場合、この症状が顕著になります。

    12.基礎体温がポコッと下がる
    基礎体温を毎日測定していると生理予定日の数日前に突然ポコッと体温が下がる場合があります。
    これはインプランテーションディップというものです。

    13.肌荒れ
    ホルモンのバランスが乱れる事で肌が敏感になって肌荒れや吹き出物ができやすくなります。
    中には今まで使っていた化粧品やシャンプーが合わなくなる方もいます。

    14.情緒不安定になる
    妊娠すると出産への不安やホルモンの変化によって精神的に落ち着かなくなる方もいます。

    着床出血とは

    受精卵が子宮に着床する時に子宮壁を傷つける事があります。
    これによって軽い出血が起こり、その結果、不正出血となって体外に排出されます。

    着床出血が起こるのは生理予定日の1週間から数日前が一般的と言われていて、着床出血は必ずしも起こるものではなく、約50人に1人に起こる症状です。

    頻度は一度だけの場合もありますが、人によっては何度も出血があります。
    着床出血は大体1~3日程で治まる事が多いですが、稀に1週間位続く場合もあります。
    その為、生理が来たと勘違いしてしまう事があるので注意が必要です。

    色は茶色いドロッとしたおりもの状やうっすらピンク色、鮮血等、個人差があり、量もおりものに混じる程度から普通の生理位と千差万別です。
    着床出血と生理を見分けるのは難しく、その指標となるのが基礎体温です。

    妊娠が成立すると黄体ホルモンの分泌が活発になって基礎体温は高くなります。
    その後に基礎体温が下降すると生理が始まります。
    しかし、妊娠している場合は高温期が続きます。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    妊娠超初期の症状と生理前の症状の違い

    妊娠超初期と生理前の症状はかなり似ているのですが、区別しやすい症状が3つあります。

    1.下腹部痛の違い
    妊娠した時と生理の時では子宮の動きが違います。
    生理前は着床しなかった事で、子宮内膜が剥がれ、子宮を収縮して排出するため、生理前の下腹部痛はギュッと内側に向かって収縮します。

    妊娠した場合、子宮内膜を逆に厚くしようとするので、子宮が膨張します。
    それにより、妊娠初期の下腹部痛は外側に押されるような痛みになります。

    妊娠初期症状で挙がるチクチクするような痛みは子宮が膨らむ時に子宮の周りの靭帯が引っ張られて起こります。

    2.味覚や食の好みの変化
    生理前になると甘い物が食べたくなる等という経験している方は多いと思いますが、これは生理前のストレスの原因となるコルチゾールが甘い物を欲することにより起こります。

    一方、妊娠した場合、こちらもコルチゾールの分泌で甘い物が食べたくなるのは同じです。
    しかし、大きな違いとして、今まで大好きだった物が嫌いになってしまったり、嫌いだったはずの食べ物が食べたくなる等の味覚や食の好みが変化します。

    妊娠によるホルモンバランスの変化によって起こるこの変化は妊娠した事のある多くの女性が感じる代表的な変化でもあります。

    3.おりものの変化
    妊娠すると女性ホルモンのバランスが変化し、おりものの量や色が変化します。
    以下の症状が妊娠しているかもしれない指標になります。

    ・おりものの量が増えた
    排卵後、おりものの量が減少するのが一般的ですが、妊娠すると増加する傾向が強いです。

    ・おりものが水っぽい
    排卵前後はおりものがゼリー状になる位、ドロッとしますが、女性ホルモンが分泌され続けるのでおりものが水っぽくなります。

    ・おりものの色
    妊娠するとおりものの色が全体的に濃くなり、クリーム色から黄色、中には茶色っぽくなります。

    1.下腹部痛の違い
    妊娠時と生理では子宮の動きが違います。

    生理前は着床しなかった事で、子宮内膜が剥がれ、子宮を収縮して排出します。
    そのため生理前の下腹部痛はギュッと内側に向かって締め付けられるような痛みです。

    妊娠した場合は反対に子宮内膜を厚くしようとするので、子宮が膨張します。
    そのため妊娠初期の下腹部痛は外側に押されるような痛みになるのです。

    妊娠初期症状のチクチクするような痛みは子宮が膨らむ時に子宮の周りの靭帯が引っ張られて起こるものです。

    2.味覚や食の好みの変化
    生理前になると甘い物が食べたくなるという経験している方もいると思いますが、これは生理前のストレスの原因となるコルチゾールが増え、リラックスするために甘い物を食べたいという欲求が高まり起こります。

    一方、妊娠した場合、こちらもコルチゾールの分泌で甘い物が食べたくなるのは同じです。
    しかし、大きな違いとして、今まで大好きだった物が嫌いになってしまったり、嫌いだったはずの食べ物が食べたくなる等の味覚や食の好みに変化があります。

    妊娠によるホルモンバランスの変化によって起こるこの変化は妊娠した事のある多くの女性が感じる代表的なものです。

    まとめ

    妊娠が成立すると身体に様々な症状が出現します。

    妊娠超初期の症状と生理前の症状の見分け方として分かりやすい症状は、下腹部の痛み、味覚や食の好みの変化、おりものの変化です。

    ご自身が妊娠しているのか、生理がくるのかを見分ける事は元気な赤ちゃんを産むために必要なことなので、わずかな変化を見逃さないようにしましょう。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • センサー内蔵の“デジタル錠剤”、米で承認

    米食品医薬品局(FDA)は11月13日、センサーが内蔵された“デジタルメディスン”のエビリファイ マイサイト(Abilify MyCite)を承認したと発表した。

    エビリファイ マイサイトは統合失調症などの治療薬として既に承認されている抗精神病薬のアリピプラゾール(商品名エビリファイ)に微小なセンサーが埋め込まれた錠剤で、飲み込むと体内でシグナルを発し、患者が指示通り薬を飲んでいるかどうかを介護者や医療従事者が確認できるという。

    エビリファイ マイサイトは大塚製薬と米プロテウス・デジタル・ヘルス社が共同開発した。内蔵されたセンサーは胃液に接するとシグナルを発し、患者の身体に貼り付けたパッチ型のシグナル検出器「マイサイト パッチ」が服薬の日時や患者の活動量などを記録する。
    その後センサーは体内で消化、吸収されることなく安全に体外に排泄されるという。

    また、専用アプリを使用することでスマートフォンなどの端末で服薬状況や活動量を確認することができる。
    患者が許可すれば患者の家族や介護者、医療従事者もデータを共有することができる。
    適応はエビリファイと同じで、成人の統合失調症、双極性1型障害の躁病および混合型症状の急性期、大うつ病性障害の補助療法とされている。

    治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    FDA医薬品評価研究センターのMitchell Mathis氏はプレスリリースで「精神疾患に対して処方された薬剤が実際に摂取されたかどうかを追跡できるのは、一部の患者にとって有益だ」とコメント。

    一方、プロテウス・デジタル・ヘルス社最高経営責任者(CEO)のAndrew Thompson氏は、同社のプレスリリースで「既に銀行取引や買い物、友人や家族とのコミュニケーションなど日常生活でスマートフォンは広く利用されている」とした上で、「今回のFDAの承認によって重度の精神疾患患者が新たな方法で治療チームとともに治療計画を立てられるようになる」との展望を示している。

    重度の精神疾患患者では服薬コンプライアンスの悪化がしばしば問題となる。
    服薬コンプライアンスの悪い患者はさらに重症化しやすく、入院が必要な状態まで悪化する可能性が高いため、医療費の増大を招く。
    New York Timesによると、米国では服薬コンプライアンスの悪化が原因で年間1000億ドル(約11兆2500億円)もの医療費が生じているとの試算もあるという。

    ただし、一部の医師は「デジタルメディスンを使用する患者が医療従事者などから常に監視されていると感じ、問題が生じる可能性もある」として慎重な姿勢を示している。
    米ハーバード大学医学大学院のAmeet Sarpatwari氏は、New York Timesの取材に対し「適切に使用しないと患者に(医療従事者に対する)信頼感ではなく不信感が生まれてしまうかもしれない」と話している。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年11月14日
    Copyright c 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
    記載記事の無断転用は禁じます。
  • HPVワクチンでまれな小児疾患も防げる可能性

    子宮頸がん予防のために接種するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンには、再発性呼吸器乳頭腫症というまれな小児疾患を防ぐ効果もあるかもしれないとの研究報告が「Journal of Infectious Diseases」11月9日号に掲載された。

    オーストラリアではHPVワクチン接種の普及に伴い、この疾患の患者が大きく減少したという。

    再発性呼吸器乳頭腫症は、気道に良性のいぼである乳頭腫(パピローマ)が生じる疾患だ。出産時に母親から子どもへとHPV6型または11型が母子感染することが原因と考えられている。
    患者は何度も再発する乳頭腫によって呼吸困難に陥り、通常は気道を確保するために繰り返し手術を必要とする。
    米国では年間約800人の子どもがこの疾患を発症し、1億2300万ドル(約138億円)の医療費がかかっているという。

    今回の研究では、ビクトリアン・サイトロジー・サービス(オーストラリア)のJulia Brotherton氏らが同国の全国調査データを分析した結果、再発性呼吸器乳頭腫症を新たに発症した子どもは2012年の7人から2016年には1人へと減少したことが分かった。
    また、この期間に新たに発症した子どもの数は15人だったが、その母親はいずれも妊娠前にHPVワクチンを接種していなかった。

    治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    オーストラリアでは14~15歳の女児の86%、男児の79%が4価HPVワクチン(がんリスクの高いHPV6、11、16、18型の感染を防ぐワクチン)を1回以上受けている。
    今回の結果は、同国のHPVワクチン接種プログラムの普及によって再発性呼吸器乳頭腫症の発生がなくなりつつあることを示している。

    Brotherton氏は「HPVワクチンが再発性呼吸器乳頭腫症の発生を防ぐというエビデンスが世界で初めて示された。
    われわれの研究でこの恐ろしい疾患の予防法がついに見つかったのは素晴らしいことだ。
    今回、HPVワクチンを接種すべきもう一つの理由が示されたともいえる」と話している。

    一方、ニューサウスウェールズ大学(UNSW)カービー研究所(オーストラリア)のBasil Donovan氏らは同誌の論説で「HPVワクチン接種率が高い他の先進国でも同様の研究を実施して接種プログラムの効果を検討すべきだ」と指摘。
    「HPVワクチンの有益性はこれまでにも明らかにされているが、それでもワクチン導入をためらう国は少なくない。
    こうした国では今後数十年にわたり、多くの患者が予防可能な疾患によって死亡することになってしまう」と述べている。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年11月9日
    Copyright c 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
    記載記事の無断転用は禁じます。
  • ワルファリンにがん予防効果?

    心筋梗塞や脳卒中、肺塞栓症などを予防するために広く使用されている抗凝固薬のワルファリン(商品名ワーファリン)に、がんを予防する作用もあることを示唆する研究結果が「JAMA Internal Medicine」11月6日オンライン版に掲載された。

    この研究は観察研究であるため因果関係が証明されたわけではないが、ワルファリンの使用者は世界で数百万人に上ることから、研究を実施したベルゲン大学(ノルウェー)のJames Lorens氏らは「抗凝固薬の選択に影響しうる重要な結果」としている。

    ワルファリンは心筋梗塞後や心臓人工弁置換術後の患者、心房細動患者などに対して処方されることの多い抗凝固薬の一つで、ビタミンK拮抗薬に分類される。
    欧米では成人の5~10%がワルファリン使用者だという。

    Lorens氏らによると、以前からワルファリンががんリスクを低減する可能性を示唆した研究結果が報告されていた。
    このうちがんモデル動物を用いた研究では、抗凝固作用を発揮する用量よりも低用量のワルファリンがAXL受容体チロシンキナーゼを介した腫瘍の形成を阻害することが明らかにされていたほか、一部の疫学研究でワルファリンの使用者で特定のがんリスクが低下することが示されていた。

    がん予防に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    そこで同氏らは今回、ノルウェー国民登録およびがん登録、処方記録のデータベースを用い、1924~1954年に出生したノルウェー人125万6,725人を対象に2004~2012年のワルファリン処方と2006~2012年のがん発症との関連について検討した。
    このうち7.4%(9万2,942人)がワルファリン使用者で、10.6%(13万2,687人)ががんを発症していた。平均年齢はワルファリン使用者が70.2歳、非使用者が63.9歳だった。

    年齢や性で調整して解析した結果、ワルファリン使用者では非使用者と比べてがんの発症率比(IRR)が0.84と有意に低かった。
    また、がん種別のIRRは肺がんが0.80、前立腺がんが0.69、乳がんが0.90でそれぞれ有意に低かったが、大腸がんは0.99で有意な低下は認められなかった。
    さらに、ワルファリン使用とがん発症率の低下との関連は、特に心房細動患者で強く認められた。

    ワルファリンは近年登場したリバーロキサバン(商品名イグザレルト)やアピキサバン(同エリキュース)などの新しい抗凝固薬(第Xa因子阻害薬)と比べると安価だが、患者ごとに適量が異なるため定期的に血液検査で抗凝固指標(INR)を測定する必要がある。

    このため、最近はワルファリンの代わりに新しい抗凝固薬に切り替える例が増えている。

    しかし、「新薬は作用機序が異なるため、ワルファリンのようながん予防効果は期待できない」とLorens氏は指摘する。

    一方、米国がん協会(ACS)のLen Lichtenfeld氏は「この研究からワルファリンにはがんリスクを低減させる何らかの作用があることが示唆された。
    ただし、がん予防の目的でワルファリンを処方すべきではない。
    ワルファリンを使用するよりも健康的な食事や運動を心掛けることの方ががん予防には重要だ」と強調している。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年11月6日
    Copyright c 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
    記載記事の無断転用は禁じます。
  • 「健康リテラシー」とは

    健康リテラシーとは、健康に関する情報やサービスを必要に応じて入手し、十分な情報に基づいて適切な意思決定ができる能力のことです。

    しかし米国では、成人の約5%は健康リテラシーが乏しいといいます。

    健康リテラシーが低いと慢性疾患の十分な管理ができず、健康的な生活を送ることができない可能性もあります。
    その結果、健康状態がさらに悪化し、ますます頻繁な通院が必要となる可能性が高いと、保健機関は注意を呼びかけています。

    情報元:米国立衛生研究所(NIH)

    治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。
    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年11月7日
    Copyright c 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
    記載記事の無断転用は禁じます。
  • 妊娠後期に出血は当たり前?異常な出血と正常な出血の見分け方

    妊娠後期の出血について

    もうすぐ赤ちゃんが生まれる妊娠後期に出血があったらお母さんはかなり不安になるのではないでしょうか?今回は妊娠後期に起こる出血の種類と特徴、そして異常な出血がある際に考えられる症状とその対処方法をご紹介します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠後期とは
    3. 3.妊娠後期に起こる出血の種類の特徴
    4. 4.前置胎盤
    5. 5.早産・切迫早産
    6. 6.妊娠後期の出血の見分け方
    7. 7.まとめ

    はじめに

    胎動を盛んに感じるようになり 、もうすぐ赤ちゃんに会える楽しみが大きい妊娠後期ですが、ちょっとした出血でもなにか異常があるのかと心配になってしまうのではないでしょうか?

    妊娠後期の出血には正常なものと、異常を知らせるサインであるものの2つがあります。
    異常な出血はすぐに対処しないと赤ちゃんが危険な状態になってしまうこともあります。

    今回は妊娠後期に起こる出血の種類と特徴、そして異常な出血がある際に考えられる症状とその対処方法をご紹介します。

    妊娠後期とは

    妊娠後期とは妊娠28週0日(8ヶ月)~妊娠39週6日(10ヶ月)までを指します。
    妊娠28週を超えると胎児の動きが一番活発になり、お腹が膨らんで身体が重くなります。
    妊娠32週を超えるとお腹は更に大きくなって動くのが大変になる時期になります。
    母体も赤ちゃんも出産に向かって準備している時期です。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    妊娠後期に起こる出血の種類の特徴

    妊娠後期は血液量が増え、粘膜も分娩に向けて柔らかくなります。
    その為、人によっては内診やセックスの刺激で出血してしまったり、膣の炎症や子宮膣部のびらん、子宮頚管ポリープ等からも出血してしまう事があります。

    これらは治療をしたり、軽度であれば様子を見る出血なので健診をしっかり受けていれば心配ありません。
    また妊娠中は便秘が起こりやすく、更に妊娠後期は大きくなった子宮に腸が圧迫されて排便の時に負担がかかり、肛門周囲の粘膜や皮膚が切れて切れ痔になる事もあります。

    切れ痔の特徴として排便時に肛門に痛みを感じたり、肛門を拭いた時にトイレットペーパーに鮮血が付着します。
    切れ痔は悪化すると最悪の場合、手術が要する事になるので、早期の段階で治療する事をお勧めします。

    出血の種類として分娩近くになるとおしるしという現象が起こります。
    このおしるしの程度は個人差があって、おしるしが無い場合もあります。

    おしるしの場合、おりものに血が混ざっている程度でドロッとしています。
    おしるしはもうすぐ陣痛が起こるサインなので心配ありません。
    ただし、いつ陣痛が始まっても良いように入院できる準備をしておきましょう。

    一方、大きな血の塊や生理の多い日のような出血、だらだらと長くて止まらない出血は、何かしらの異常を示している可能性があります。

    そして異常な出血で多いのが以下の2つです。

    前置胎盤

    これは胎盤が正常よりも低い位置に付着し、胎盤が子宮口の出口にかかってしまったり、完全に覆ってしまっている状態です。
    前置胎盤になる確率は全分娩の0.3~0.6%です。

    胎盤は普通、子宮の上部に付着しますが前置胎盤は赤ちゃんが出てくる産道を塞いでしまっているので帝王切開になります。

    また、前置胎盤は子宮内膜の薄い出口付近にあるので子宮壁深くまで根を張っている場合があります。

    この場合、なかなか胎盤が剥がれず、胎盤を剥す時に血管を損傷してしまう事もあります。
    その結果、大量出血を起こす危険性もあります。

    しかし、前置胎盤を診断されるのは妊娠31週になってからです。

    妊娠初期で胎盤の位置が低くても妊娠が進んでいくと正常な位置に移動する場合も多いため、31週までは診断されません。

    前置胎盤になると異常な出血をしやすくなります。

    前置胎盤は腹痛の伴わない出血とお腹の張りが大きな特徴です。
    この出血は突然大出血する事もあれば、最初は少量から始まる事もあります。

    診断されても出血がなければ日常生活を送ることはできますが、出血しやすい状態という事を念頭において生活しましょう。

    家事や運動は控えてできるだけ安静に過ごし、出血しているのを発見したらすぐに病院へ行きましょう。

    早産・切迫早産

    早産とは妊娠36週6日までの出産の事です。
    早産すると新生児治療室で長期間の治療が必要になり、身体や発達に障害が起こる可能性が高くなってしまいます。

    また生産期(妊娠37週~妊娠41週6日まで)直前でも呼吸障害等を起こす可能性が考えられます。

    よって早産の兆候が出現したら子宮収縮を抑える投薬や破水が起こっている場合は感染を防ぐ処置と、できるだけ出産を遅らせる対策がされます。

    早産・切迫早産の症状として出血、持続するお腹の痛み、お腹の張りが挙げられます。

    お腹の痛みや張りが安静にしていても治まらずに規則的、持続的に続くなら陣痛が始まっている可能性が高いです。

    この出血の原因は以下の2つが考えられます。

    • 正常分娩と同じように赤ちゃんを包む卵膜が剥がれる事で起きる。
    • 子宮頚管、子宮が感染によって炎症を起こす(絨毛羊膜炎)

    出産が始まっている可能性もあるので病院に行きましょう。

    早産・切迫早産を予防する為には、以下の事に注意して下さい。

    疲れを溜めない
    疲れていると免疫力が低下し、感染症に罹患しやすくなります。

    ストレスを溜めない
    これも免疫力を低下させてしまいます。ストレスは自律神経に影響し、食欲不振や眠れない等の症状を招き、身体の機能も低下してしまいます。

    身体を冷やさない
    身体が冷えると免疫細胞の活動を弱めてしまい、免疫力が低下します。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    妊娠後期の出血の見分け方

    正常な出血であるおしるしは、薄いピンクや茶褐色でおりものが混じっているネバつきがあるものです。

    そして注意しなければならない出血の色や状態は以下の通りです。

    • 鮮血
    • サラサラ
    • 何日も続く

    出血量が多く血液だけの場合は、鮮血で粘り気がなく、サラサラした状態です。
    羊水が一緒に出ていることもあります。
    そして少量の出血でも何日も続く場合は要注意です。
    出血は何かしらのトラブルのサインです。自己判断せずに病院に行きましょう。

    まとめ

    妊娠後期の出血は正常なものと異常のサインである場合に分かれます。
    異常な出血の多くは前置胎盤、早産・切迫早産によるものです。
    どれも放っておくと母子ともに危険なのですぐに病院に連絡を入れましょう。
    自分の出血がどういう症状でどの程度なのかを観察し、病院に連絡すると医師や助産師に適切な判断をしてもらえます。
    赤ちゃんが危険がない状態で生まれてくるよう、異常出血を見極めましょう!

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 米国人が受ける医療、5割が「救急外来」

    全米の診療データベースを用いた研究から、2010年に米国で提供されている医療の約5割を救急医療が占めていたことが明らかになった。

    研究を実施した米メリーランド大学医学部救急医学准教授のDavid Marcozzi 氏は「現在の米国の医療システムにおいて、救急科が重要な役割を担っていることが浮き彫りになった」としている。
    詳細は「International Journal of Health Services」10月17日オンライン版に掲載された。

    Marcozzi 氏らは今回、全米を網羅した複数の病院診療データベースを用い、1996~2010年のデータを分析した。その結果、14年間の一般外来、入院、救急科を合わせた受診件数は35億件超で、この間に救急科の受診件数が約44%増加していたことが分かった。

    また、2010年の受診件数は一般外来が1億100万件、入院が3,900万件であったのに対し、救急科は約1億3,000件と全体の約5割を占めていた。

    救急外来に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    お近くの治験情報を全国から検索できます。

    さらに、救急科を受診する患者を人種別にみると、黒人の割合が最も高かった。2010年には黒人が利用した医療サービスの54%を救急医療が占めていた。
    この割合は都市部の黒人では59%とより高かった。

    このほか、メディケア(高齢者向け公的保険)およびメディケイド(低所得者向け公的保険)の加入者も、救急科の受診率が高かった。
    また全体の医療に占める救急医療の割合は北東部(39%)に比べて南部で54%、西部で56%と高く、地域差も認められた。

    Marcozzi 氏は「この研究結果には愕然としたが、米国医療の現状について理解する手掛かりが得られた」と話し、特に黒人や公的保険の加入者で救急科の受診率が高いことについて「こうした社会的弱者で救急医療を利用する人が多いのは、医療アクセスの格差に起因しているのではないか」との考えを示している。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    参考情報:リンク先
    HealthDay News 2017年11月3日
    Copyright c 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
    記載記事の無断転用は禁じます。