• 吐き気が辛い…そんな時に飲むプリンペランとは?

    プリンペランについて

    吐き気止めの一つであるプリンペランは脳に作用して効果を発揮する薬です。用量などに注意が必要です。
    1. 1.はじめに
    2. 2.プリンペランとは?
    3. 3.プリンペランはなぜ効くの?
    4. 4.プリンペランの用法用量は?
    5. 5.プリンペランの副作用・注意事項は?
    6. 6.プリンペランとほかの薬の飲み合わせは?
    7. 7.最後に

    はじめに

    食べ過ぎや飲み過ぎなどにより気持ち悪くなり吐き気がする、もしくは吐いてしまう…どれも辛いことです。そんな時に服用するのが吐き気止めです。吐き気を止める薬には様々なものがあります。
    その中でも本項では医療機関でしか貰えないプリンペランについて解説します!

    プリンペランとは?

    プリンペランは1965年から販売された歴史の古い薬です。プリンペランとはメーカーが販売している商品名です。有効成分はメトクロプラミドです。錠剤、細粒、シロップ、注射薬が販売されています。

    プリンペランは以下の場合における悪心・嘔吐・食欲不振・腹部膨満感に効果があります。

    胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胆嚢・胆道疾患、腎炎、尿毒症、乳幼児嘔吐、薬剤(制癌剤・抗生物質・抗結核剤・麻酔剤)投与時、胃内・気管内挿管時、放射線照射時、開腹術後

    またX線の検査時に飲むバリウムの通りを良くする効果もあります。

    プリンペランはなぜ効くの?

    プリンペランがなぜ効くのかは、まず、なぜ嘔吐が起こるのかを説明しなければなりません。

    嘔吐には二種類のタイプが存在します。中枢性嘔吐と末梢性嘔吐です。
    中枢性の嘔吐は、延髄にある嘔吐中枢に刺激が加わったことにより生じる嘔吐です。その刺激とは精神的・心理的刺激、半規管からのくるものがあります。
    末梢性の嘔吐は胸部、腹部等の臓器に生じた刺激が原因で反射的に生じるものです。

    プリンペランは中枢性嘔吐と末梢性嘔吐の両方を抑えることができる為、比較的強い制吐薬になります。

    プリンペランの用法用量は?

    成人の用量は?
    成人の場合プリンペランは有効成分のメトクロプラミドとして1日10~30mgを2~3回に分割して食前に服用します。

    飲み薬であれば
    錠剤では2~6錠/日
    細粒では0.5~1.5g/日
    シロップでは10~30mL/日
    となります。

    小児では用量が違う
    小児では用量が成人よりも少なめになります。
    また体重に合わせて用量が変わってきます。
    小児は、1日塩酸メトクロプラミドとして0.5~0.7mg/kg

    小児によく使用されるシロップ剤であれば0.5~0.7mL/kg
    これを2~3回に分割し、食前に飲みます。

    プリンペランの副作用・注意事項は?

    内分泌機能異常に注意
    プリンペランの服用によってプロラクチン値が上昇することがあります。
    プロラクチンは脳から分泌されるホルモンの一つで乳汁の合成や分泌、妊娠の維持に関わっています。
    プリンペランの値が高いほど排卵抑制や乳汁分泌などの症状が現れるます。これらは無月経や不妊症の原因となりうります。

    眠気・目眩に注意
    プリンペランによって眠気やめまいが生じる事があります。
    特に車やバイクを運転する人には注意が必要です。

    ショック・アナフィラキシー様症状に注意
    ショックとアナフィラキシーはアレルギーの様なものです。
    症状としては呼吸困難、全身紅潮、血管浮腫、蕁麻疹などがあります。
    不快感や口内異常感、喘息、眩暈、耳鳴り等があらわれた場合に症状が強ければすぐに服用を中止し、医療機関へ受診して下さい。

    悪性症候群に注意
    悪性症候群とは無動緘黙、強度の筋強剛、頻脈、発汗等の症状が起こり、その後発熱が起こる状態です。
    特に恐ろしいのが高熱が持続して、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全により死亡した例があることです。

    長期投与による遅発性ジスキネジアに注意
    ジスキネジアとは不随意運動とも呼ばれ、自身の意図しない所で筋肉が痙攣したりする病気です。プリンペランを長期間服用することによって口の周り等に不随意運動が起こる事があります。

    高齢者の服用に注意
    プリンペランは腎臓によって尿から排泄される為、腎臓の機能が弱っている高齢者では蓄積してしまい、副作用が出やすくなります。

    プリンペランとほかの薬の飲み合わせは?

    プリンペランと絶対に併用してはならないお薬は原因の所、報告されていません。
    しかしながら、併用に注意しなければならないお薬がいくつか存在します。

    ・プロクロルペラジン、クロルプロマジン、チエチルペラジン等のフェノチアジン系薬剤
    ・ハロペリドール等のブチロフェノン系薬剤

    これらの薬は抗不安薬などに使用されています。
    プリンペランと併用により、高プロラクチン血症などの内分泌機能異常や、錐体外路症状が発現しやすくなりまります。
    他にも、
    レセルピン等のラウオルフィアアルカロイド薬剤
    スルピリド、チアプリド等のベンザミド系薬剤
    などがプリンペランと併用により、内分泌異常や錐体外路症状を引き起こすとされています。

    カルバマゼピンというてんかんやうつ病に使われる薬ではカルバマゼピンの中毒症状(眠気、悪心・嘔吐、眩暈等)があらわれることがあります。

    このようにプリンペランと併用に注意する薬は多くあります。医師・薬剤師に相互作用の予防・チェックして貰う為にもお薬手帳などを携帯しておきましょう。

    最後に

    プリンペランについて紹介しました。
    吐き気止めとしては小児から成人まで幅広く使われる制吐薬です。
    ただし、長期間の服用で副作用がでる恐れもあるので服用は症状が出ている間だけにしましょう。

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  • におい、色、量が変わった?妊娠初期のおりものの変化とその原因

    妊娠初期のおりものについて

    妊娠すると体に様々な変化が現れます。おりものの変化もその1つになります。本記事では、妊娠をするとおりものはどのように変化するか、その原因や対処法と共に、どんなおりものに注意が必要なのかを詳しく解説していきます。
    1. 1.はじめに
    2. 2.おりものとは
    3. 3.妊娠初期に現れるおりものの変化
    4. 4.おりものの変化の原因
    5. 5.注意したいおりものの症状
    6. 6.まとめ

    はじめに

    妊娠するとおりものに変化がおこるのはご存知でしょうか?
    おりものも妊娠を知る大事なサインになります。

    おりものが急に変化すると、何か体に異常があるのではないかと心配になるのではないでしょうか?
    今回は妊娠する事でおりものがどう変化するのか?注意したいおりものの兆候等をご説明していきます。

    おりものとは

    おりものは子宮頚部や膣からの分泌物や、子宮や膣から剥がれ落ちた細胞等が混ざって排出されたものです。通常のおりものは無色透明から白っぽい色をしています。

    おりものは女性の身体を守る為に重要な二つの役割を担っています。

    ・自浄作用‥大腸菌やカンジダ菌が膣に侵入するのを防ぎます。
    ・排卵期に授精を助ける‥精子をおりもので包み、卵子のいる卵管まで進むのを助けます。

    おりものは生理周期に合わせて変化していきます。

    ①生理直後
    生理の残りが出てくる事もあるので茶色っぽい色になる事もありますが、基本的に白っぽい、サラっとしたおりものです。この時期はおりものの量も少ないのが特徴です。

    ②排卵期
    少しずつおりものの量が増え、ゼリー状のおりものに変化します。
    色は無色透明でにおいはあまり無いのが特徴です。

    ③生理前
    量が少しずつ減ってくる時期です。
    排卵期に引き続き、ドロっとした粘り気のあるおりもので酸っぱいにおいがあります。
    色は白濁していて生理直前になると少量の血が混じる事もあります。

    普段の正常なおりものの状態を把握しておく事で、妊娠の兆候の他に感染症にもいち早く発見する事がでるので、日頃からご自身のおりものがどんな状態かを観察しておきましょう!

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    妊娠初期に現れるおりものの変化

    授精卵が卵管から子宮に着床すると、本来なら排卵期を過ぎて分泌が減る女性ホルモン(エストロゲン)が分泌し続けます。それによりおりものの量や色が変化します。

    以下の症状が当てはまる場合、妊娠初期に入っているかもしれません。

    ・おりものの量が増えた
    排卵後、おりものの量は次第に減少しますが、妊娠すると織物の量は増える傾向にあります。

    ・おりものが水っぽい
    排卵期を境に女性ホルモンが減少しておりものに粘り気が多くなるのですが、妊娠すると女性ホルモンが分泌され続けるのでおりものは水っぽいままになります。
    普段は粘り気の強いおりものになるのに、水っぽいままだなと思ったら妊娠のサインかもしれません。

    ・おりものの色の変化
    妊娠するとおりおのの色が全体に濃くなり、クリーム色から黄色、茶色っぽいおりものに変化していきます。茶色っぽいおりものになるのは着床出血がおりものと混ざったからかもしれません。

    ただし、この変化は必ずしも起こる事ではありませんし、この状態になったから妊娠したと確証できる変化ではありません。あくまでも妊娠の兆候の1つです。

    おりものの変化の原因

    妊娠すると胎児を細菌やウイルスから守ろうとして膣内は酸性に傾き、量も増えます。
    それ故に、酸っぱいにおいがするようになります。人によっては尿漏れと勘違いする程に量が増えます。

    これは授精卵が着床してか胎盤が完成するまでの間、黄体ホルモン(プロゲステロン)が活発に働いて子宮内膜の中で妊娠に適した身体を維持しているからです。

    また妊娠によって代謝が高くなっているというのもおりものの量が増える理由のひとつです。

    量やにおいの対策としては、おりものシート等を活用すると良いでしょう。おりものシートには消臭効果のあるものが多いです。

    ただし、おりものシートはマメに交換する事をお勧めします。長時間同じ物を使い続けると感染症に罹患するリスクが増えてしまい、思わぬトラブルになりかねません。

    注意したいおりものの症状

    妊娠中のは抵抗力が弱まり、感染症に罹患してしまう事もあります。
    悪化してからでは治療が大変で、お腹の赤ちゃんに影響が出る可能性もあるので、早めの受診と対処が必要にあります。

    1.黄緑がかった色で悪臭がする
    原因として考えられる疾患はトリコモナス膣炎です。
    これはトリコモナス原虫という肉眼では確認できない位小さな虫の寄生によって起こります。

    主な感染経路は性交渉ですが、タオルや下着に付着していた事で感染してしまう場合もあります。

    症状はおりものが黄色から黄緑がかった色をし、軽く泡立った状態になります。
    排尿時の不快や痛み、患部に強い痒みも起こり、患部に灼熱感がある方もいらっしゃいます。

    妊娠初期にトリコモナス膣炎に感染している方は妊娠前から感染していて、妊娠によって身体の免疫力が下がり、発症している可能性が高いです。

    トリコモナス膣炎は治療しないと流産等の原因になりますので、健診等の時に必ず医師に相談して下さい。

    この病気が自然治癒することはありません。

    2.黄色から茶色ので量が多い
    原因として考えられる疾患はクラミジア頸管炎です。
    これは子宮頸管にクラミジアという寄生虫が入り込んで起こります。
    子宮頚管とは膣の入り口の部分のことです。

    症状としては、初期には自覚症状がありません。進行すると発熱や下腹部の痛みを伴います。
    おりものに不正出血が混入しておりものの色が変わるので発見される場合が多いです。

    クラミジアに感染したままにすると、出産で赤ちゃんが産道を通った時に感染する恐れがあるので、できるだけ初期段階で治療しましょう。

    治療は内服薬の投与になりますが、胎児に影響の少ない薬なので医師の指示を守って飲んでいれば心配ありません。

    パートナーも罹患している可能性が高いので一緒に治療しましょう。

    3.褐色のおりもの
    この場合、子宮ガンが考えられます。

    症状としてはおりものが出血によって褐色になり、水っぽい形状になります。

    子宮ガンは50才以上の女性に罹患しやすい疾患ですが、若くても罹患する可能性はあります。

    罹患しやすい傾向として50才以上で出産経験がない、生理が不順、乳がんの治療経験がある等が挙げられます。

    ガンは初期に治療を開始しないと命にも関わるので、必ず健診の時に異常を医師に伝えましょう。

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    4.白いポロポロしたおりもの
    このおりもので考えられる疾患は、カンジダ菌膣炎です。

    これは性病とはちょっと違い、性交渉が無くても感染します。
    カンジダは元々膣内にいる常在菌でカビの一種だからです。

    カンジダが身体の免疫力が低下や妊娠等によって異常に増える事でカンジダ膣炎が起こります。この為、まだ性交渉の経験がない若い子でも罹患することがあります。

    症状としてはポロポロした白いおりもの、外陰部や膣内の痒みです。

    治療は内服薬と塗り薬によって行います。産婦人科を受診した時に妊娠中であると伝えれば胎児に影響のない薬を処方してもらえます。

    また、痒いからと市販の塗り薬を塗ると症状が悪化してしまう事があるので、必ず病院を受診して薬を処方してもらいましょう。

    まとめ

    今回は妊娠初期のおりものの変化と注意したいおりものについて解説しました。

    妊娠については、おりものだけで判断せずに、必ず妊娠検査薬を使用をしたり、産婦人科を受診しましょう。

    また、変化に気づくために、自分の普段のおりものの状態を把握しておきましょう。

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  • 妊娠初期の下痢が多い理由は?酷い時の対処法と胎児への影響

    妊娠初期の下痢について

    妊娠してから下痢が起こりやすくなったという方は、赤ちゃんに影響がないかと心配になることも多いのではないでしょうか?今回は妊娠初期に起こる下痢の原因やいつまで続くのか、対処法、胎児への影響をご紹介します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠初期とは
    3. 3.妊娠初期の下痢の原因
    4. 4.妊娠初期の下痢はいつまで続くか
    5. 5.妊娠初期の下痢の対処法
    6. 6.妊娠初期の下痢の胎児への影響
    7. 7.まとめ

    はじめに

    妊娠した喜びも束の間、身体の変化やそれに伴って現れる症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
    その症状の1つに下痢がありますが、なぜ妊娠すると下痢が起こるのでしょうか?
    今回は妊娠初期に起こる下痢の原因やいつまで続くのか、対処法、胎児への影響をご紹介します。

    妊娠初期とは

    妊娠初期とは一般に妊娠4週〜15週までを指します。
    妊娠初期はホルモンのバランスが急激に変化し、身体の至る所で変化があります。
    つわりが始まり、下痢もこの時期に起こります。

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    妊娠初期の下痢の原因

    妊娠中の下痢には様々な要因があります。

    1.黄体ホルモン(プロゲステロン)の変化
    黄体ホルモンは妊娠を継続させる為に必要なホルモンの一種ですが、腸の蠕動(ぜんどう)運動を抑制してしまう働きがあります。腸の蠕動運動とは、消化した食べ物を便として排出するための動きです。

    この働きが抑制されると、腸に溜まった便の水分をコントロールするのが困難になります。
    便の水分が抜けると便が硬くなって便秘が起こり、水分が多くなると下痢になってしまいます。
    だから下痢や便秘に悩む妊婦さんが多いのです。

    2.便秘が原因で下痢になってしまう
    矛盾しているように聞こえますが、慢性的に便秘を繰り返す事で下痢を引き起こす事もあります。

    一定期間腸内に便が溜まり続けると、身体が便を強制的に排出するよう働き、結果として下痢になります。

    3.つわりによる食生活の変化
    妊娠すると味覚や嗅覚が変化し、つわりが起こるため、食生活が狂ってしまいます。

    つわりが酷い方の中には固形物を食べられなくなる方もいます。流動食ばかり食べると食べ物から摂取する水分量が増えて下痢の原因となります。

    また、つわりの中に定期的に食べ物を口にしていないと気持ち悪くなってしまう「食べづわり」というものがあります。
    妊娠中は身体が多くの栄養を欲するので、食べづわりになる方も多いです。

    食べづわりの方の中には普段の2~3倍の量を食べてしまう方もいて、この場合、食べ過ぎで下痢を引き起こします。

    4.食べ物による下痢
    妊娠すると、妊娠前は食べても何も起こらなかった食べ物が原因で下痢を起こすケースもあります。

    下痢の原因になりやすい食べ物は乳製品、果物、そして生ものです。

    特に生ものは要注意です。妊娠中は生魚や生野菜を避け、過熱調理したものを食べるようにしましょう。

    5.鉄剤を服用している場合の下痢
    授精卵が着床すると、妊娠維持と胎児の成長が優先的に行われます。

    これにより大量の血液が必要になり、貧血が進んでしまう方は鉄剤を処方されるケースがあります。この鉄剤の副作用の1つに胃腸を刺激する作用があり、下痢を引き起こす事があります。

    また、妊娠前から服用していた鉄剤が、妊娠前には副作用が出なかったとしても、妊娠すると副作用が出てしまうこともあります。

    6.免疫力低下による下痢
    妊娠中は免疫力が低下しやすく、感染症や食あたりにもなりやすいです。

    また母体には何ともない食材でも、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるものは、胎児を守るために身体が排出しようとし、下痢になることがあります。

    7.自律神経の乱れによる下痢
    女性ホルモンの分泌と自律神経の調整は脳の視床下部という同じ部位で行われています。

    妊娠すると女性ホルモンの分泌が優先されてしまい、腸蠕動運動をコントロールしている自律神経が乱れ、下痢や便秘を引き起こします。

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    妊娠初期の下痢はいつまで続くか

    原因によっても異なりますが、ホルモンバランスが安定する妊娠中期に落ち着く方が多いです。

    ただ、個人差が大きいため、なかなか症状がなくならない場合もあります。

    下痢が続いて心配な方は、健診時に専門医に相談すると良いでしょう。

    また下痢と共に腹痛、吐き気、発熱等が伴う場合はすぐに病院に行きましょう。
    ただの下痢ではない可能性があります。

    妊娠初期の下痢の対処法

    妊娠初期の下痢の対処法は普通の下痢と殆ど変わりません。

    ・消化に良い食べ物を摂取する
    消化の良い代表的な食べ物は、おかゆやうどん、食パン等の炭水化物、リンゴやバナナといった身体に優しい果物、ほうれん草やキャベツ等の葉物野菜です。

    特に下痢で食欲がない方には酸味の少ないすりおろしたリンゴがお勧めです。

    ・冷たい食べ物・飲み物は避けてお腹を温める

    暑い時期になると、冷たい飲み物が飲みたくなりますが、身体を冷やす原因になるので、できるだけ温かい飲み物を飲むようにしましょう。

    またサラダ等も身体を冷やす原因になるので、スープなどに替える事をお勧めします。

    ・良く噛んでゆっくり食べる
    しっかり噛んでから食べる事で食べ物の消化や吸収がスムーズになります。

    ・一度に食べる量を減らし、数回に分けて食事をする
    下痢を起こしている時は一度にたくさん食べてしまうと、胃腸にも負担がかかります。

    この場合、1日の食事量は変えずに、5~6回に分けて食事をするとよいでしょう。

    ・規則正しい生活
    体調を整えることで下痢の症状を緩和できる事があります。

    食生活、睡眠時間に気をつけ、生活の乱れを正すことで、下痢だけではなく、他の身体の不調も改善する事が可能です。

    この機会に生活全体を見直しましょう。

    ・バランスの良い食生活
    妊娠中は普段より多くの栄養素が必要になります。

    食生活が乱れると免疫力が低下して下痢になるので、毎日バランスの良い食事を摂りましょう。

    具だくさんのお味噌汁やスープがおすすめです。

    妊娠初期の下痢の胎児への影響

    下痢をすると腹圧が頻繁にかかるので、流産が心配だという方も多いのではないでしょうか?

    しかし、下痢が直接胎児に影響する事はありません。
    注意が必要なのは、下痢そのものよりも下痢をしている原因です。
    この原因が時に流産や胎児の発育に影響を及ぼします。
    その一番の原因が冷えです。

    お腹や身体が冷えると、子宮の収縮が頻繁に起こり、これによって流産を引き起こすことがあります。
    また下痢が長引くと脱水症状や栄養不足を招いてしまい、発育不全等の原因にもなります。
    下痢が酷い場合は病院に行き、点滴等の適切な治療を受けましょう。

    まとめ

    妊娠初期の下痢について理解していただけたでしょうか?

    妊娠初期の下痢は直接的には胎児に影響がありませんが、下痢が起こっている原因によっては赤ちゃんに大きな影響が出る可能性もあります。

    からだに不調があるときは、自己判断ではなく、かかりつけの医師に診てもらうようにしましょう。

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