• 膿疱(のうほう)は放っておくと危険?

    膿疱(のうほう)について

    膿疱(のうほう)という言葉、聞いたことありますか。実は知らずに放っておくと、厄介かもしれません。 今回は耳慣れない言葉である膿疱の正体について解説していきます。
    1. 1.はじめに
    2. 2.膿疱(のうほう)とは
    3. 3.膿疱(のうほう)の病気
    4. 4.膿疱(のうほう)になる原因
    5. 5.膿疱(のうほう)の治療法
    6. 6.おわりに

    はじめに

    膿疱(のうほう)という言葉、聞いたことありますか。実は知らずに放っておくと、厄介かもしれません。
    今回は耳慣れない言葉である膿疱の正体について解説していきます。

    膿疱(のうほう)とは

    膿疱とは、皮膚にできる膿を含んだ小さな盛り上がりのことで、様々な皮膚疾患によって発生します。
    膿疱の中に含まれる膿には、多くの場合細菌やウイルスは含まれておらず、白血球が主な成分になります。

    人に移るということはありませんが、自分でつぶして処理しようとすると二次的に細菌などに感染し、悪化することがあるので、対処には十分な注意が必要です。

    膿疱に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    膿疱(のうほう)の病気

    膿疱を発生させる病気として代表的なのが、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、膿疱性乾癬(のうほうせいかんせん)、膿疱性ざ瘡(のうほうせいざそう)の三つです。それぞれを詳しく見ていきましょう。

    掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
    掌蹠膿疱症とは手や足の皮膚に、膿疱がたくさん発生してしまう病気で、周期的に良くなったり悪くなったりを繰り返すことで知られています。
    最初は水ぶくれのような湿疹から始まり、膿疱を形成して、最後はかさぶたとなって剥がれ落ちていくのですが、症状が進んでいくと、これらが混ざり合った状態となります。
    手足の他にも、脛、膝に湿疹が出たり、鎖骨や胸の中央に関節痛が出ることがあり、よく間違えられる病気としては水虫(白癬)があります。

    膿疱性乾癬(のうほうせいかんせん)
    膿疱性乾癬とは、乾癬という病気の内、皮膚にたくさんの膿疱ができてしまうタイプのものを指し、難病指定されています。
    膿疱性乾癬の中にもタイプがあり、症状が手足だけに限られる限局型や、全身に症状が現れてしまう汎発型などに分けられています。
    特に症状が重くなるのは汎発型の膿疱性乾癬で、最初は灼熱感とともに全身が赤くなり、続けて発熱、全身倦怠感、四肢のむくみなどが現れるようになります。
    最終的には膿疱の発生と高熱が続くようになり、高齢の場合では命に関わる事態につながることもあるのです。

    膿疱性ざ瘡(のうほうせいざそう)
    ざ瘡とは、平たく言えばニキビのことで、炎症がひどくなって膿疱を形成するようになったものを膿疱性ざ瘡といいます。
    膿疱性ざ瘡は治療が難しく、跡が残りやすいので、ニキビができた時には膿疱性ざ瘡にまで移行しないよう早めに治すことを心がけなければなりません。

    膿疱(のうほう)になる原因

    ここでは、膿疱を引き起こす主な病気の原因についてみていきましょう。

    掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
    掌蹠膿疱症の原因となるのは、一種のアレルギー反応といわれており、何らかの理由によってアレルギーが発生することによって白血球が集まって膿疱になってしまうと考えられています。
    扁桃腺炎や虫歯、歯周囲炎など、ほかの部分に病気がある場合に引き起こされることがあり、これらを治すことで掌蹠膿疱症自体もかなり良くなることが知られています。

    また、タバコや差し歯などの金属が原因となっている場合もあります。
    しかし、多くの場合はそのような原因が特定できず、対症療法的な治療が選択されることがほとんどとなっています。

    膿疱性乾癬(のうほうせいかんせん)
    膿疱性乾癬ははっきりとした原因がわかっていないのですが、遺伝子の異常によってある程度誘発されることがわかっています。
    こういった場合では、炎症に関連する物質を作るための遺伝子がなかったり、働きすぎているために、炎症を引き起こす物質が多い、あるいは炎症を抑える物質が少ないといった状況になってしまうのです。

    結果として全身で炎症が起きやすくなり、呼び寄せられた白血球などが膿疱を作るようになります。きっかけとして出産や感染症が考えられるとされていますが、多くの場合、はっきりとした原因がなく発症します。

    膿疱性ざ瘡(のうほうせいざそう)
    膿疱性ざ瘡は、前述のとおりニキビが悪化した状態ですが、そもそもニキビは毛穴が詰まってしまい、中でアクネ桿菌という菌が繁殖してしまう事によって引き起こされます。
    最初の内は白か黒っぽい色をしており、それほど目立ちませんが、菌が増えると炎症がはじまり、赤い紅色丘疹へと変化します。これがさらにひどくなって毛穴の壁が壊れ、分泌物などがたまってしまった状態が膿疱性ざ瘡とよばれるわけです。
    ここまで症状が進むとなかなか治療が難しく、跡も残りやすくなってしまう事が知られています。

    膿疱に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    膿疱(のうほう)の治療法

    では、膿疱になってしまった場合の治療法には、どんなものがあるのでしょうか。これも原因の病気別にみていきましょう。

    掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
    扁桃腺炎や虫歯、歯周囲炎、タバコ、差し歯の金属など、きっかけとなったものがわかっている場合は、その原因の治療や除去によって症状を改善することができます。
    しかし多くの場合はそう言った原因がわからず、対症療法が主な治療となります。

    その場合、主に副腎皮質ホルモン軟膏や活性型ビタミンD3軟膏の塗り薬で赤みや膿疱を抑えますが、治りにくい例では、紫外線などによる光線療法や、抗生物質、エトレチネート(ビタミンA誘導体)、ビオチン(ビタミンH)などの飲み薬を、症状に合わせて組み合わせ、治療します。

    このように治療していくと、症状の波はありますが、平均3~5年ぐらいでよくなってきます。

    膿疱性乾癬(のうほうせいかんせん)
    膿疱性乾癬では、その症状の度合いや、年齢、性別などによってさまざまな治療法が選択されますが、重症度の高い汎発型の場合、入院治療が必要となります。
    安静を保ち、高熱に対して解熱剤を使用し、点滴で水分バランスを補正して皮膚のバリア機能を補うために軟膏を外用することが主な目的です。
    症状の比較的軽い膿疱性乾癬では、ビタミンA酸の誘導体であるエトレチナートを内服することが多く、他にも免疫抑制剤や紫外線による光線療法が組み合わせて用いられます。

    膿疱性ざ瘡(のうほうせいざそう)
    膿疱性ざ瘡のように、炎症がひどいニキビの場合、スキンケアなどに加えて、抗菌薬の外用や内服を併用します。
    また、瘢痕・ケロイドなどの跡がのこってしまった場合には、ステロイド局所注射や手術などの治療法を組み合わせて選択します。

    他にも、皮脂腺の脂の分泌に影響を与えるビタミンB2、B6、Cなどの内服も行い、高脂質、高カロリー食を避け、緑黄色野菜中心の生活にするなどの食事指導も行います。

    おわりに

    膿疱を引き起こす病気には様々なものがありますが、どれも一度膿疱を作るとなかなか治りにくくなってしまいます。
    大切なのは疑いを持ったら早いうちから病院にかかり、診断、治療を受けることなのです。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 冬に出産予定のママが準備するものとは?

    出産準備について

    出産を控えたママの悩みどころの一つが出産準備ではないでしょうか。出産準備はいつごろからしたほうが良いのかわからず困っている方も多いと思います。

    どうしてママがそんなに悩むのか。悩む原因の一つは出産時期の季節が関係しているようです。
    それはなぜか、産後の状態が予想しにくいことと、新しい命の誕生によって何が変わるのかわかりにくいためです。
    予測がつきにくい産後の状況に、季節という外的要因が加わることでいつから準備をしてら良いのか疑問に思う方も多いと思います。
    今回は、冬に出産予定のママが入院に必要な物をご紹介します。

    1. 1.入院に必要なママのもの
    2. 2.出産準備を始めるタイミング
    3. 3.季節問わず赤ちゃんに必要なもの
    4. 4.冬生まれの赤ちゃんに必要なもの

    入院に必要なママのもの

    四季に問わずに出産予定のママが入院で必要な物は多く分けて、入院手続き位必要な物と入院生活に必要な物になります。
    入院手続きに必要な物は母子手帳と健康保険証、診察券、印鑑です。妊娠を期に出産予定の病院や助産院の医師や助産師からなにがあっても大丈夫のように母子手帳と健康保険証、診察券、印鑑を常時携帯するようにと指導される方もいると思います。
    出産がまじかになると病院や助産院から入院準備の話をされます。入院の準備は、医療施設によって異なりますので入院についての説明がある時に十分に確認をしてください。

    出産に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    医療施設によってどのように異なるかというと、たとえば、スリッパや産褥パッド、新生児の着衣やガーゼなどが出産する医療施設でそろっているため購入が不要であることがあります。
    一般的に、パジャマや寒い時に羽織れるカーディガン、産褥ショーツ、産褥パッド、授乳用のブラジャー、母乳パッド、洗面用具、スリッパ、コップ、ハンドタオル、ガーゼのハンカチ、退院時の赤ちゃんが着る洋服などとなっています。

    出産準備を始めるタイミング

    出産準備を始めるタイミングは、妊娠経過によって少し異なります。
    例えば、帝王切開では、出産予定日より早めに手術によって埋めれてくるので、少し早めに出産準備に取り掛かります。また、多胎児の妊娠でも出産が早まるので準備が早くなります。

    母親学級などでは出産準備のタイミングを7か月~8か月と指導しているところも多くありますが、妊娠の経過によっては、早めに準備をしたほうが良い方もいます。

    妊婦検診時などで助産師などに自身の妊娠の経過に合わせて出産準備のタイミングについて相談をしてみてもよいと思います。

    季節問わず赤ちゃんに必要なもの

    ベビー用品
    赤ちゃんの準備をするときに悩むの原因の一つが季節だあると話しました。しかし、赤ちゃんの準備には生まれる季節に関係ないものもあります。
    例えば、おしりふきやおむつ、肌着、ベビーバス、爪切り、石鹸、哺乳瓶、消毒液といったケアグッツです。
    その他にも、ベビーベッドやベビーカー、抱っこひもなどがあります。大きなものや重いものが多いのでママの体調が良い時を見計らい準備をすすめた方が良いと思います。

    冬生まれの赤ちゃんに必要なもの

    ベビーの服
    冬生まれの赤ちゃんに必要なのもは、寒さ対策です。
    生後1か月の頃までは外出もほとんどなく、温かい部屋で過ごす赤ちゃんがほとんどです。

    しかし、1か月検診が終わるころになると外出の頻度が多くなる方もいます。
    赤ちゃん用のコートや帽子、ベビーカーに装着するマフなどがあると外出時も安心です。
    その他にも、夜間の寒さ対策でスリーパーがあると安心です。
    また、冬場は、乾燥しやすいので加湿器などがあるととても便利です。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • どうしてダメ?栄養満点のうなぎを妊娠中に控えなければいけない理由

    妊娠中のうなぎの摂取について

    栄養価が高い食材と言ってすぐにうなぎを思いうかべる方もいらっしゃると思います。
    うなぎはその栄養価が高いことを評価されて「夏バテにはうなぎ」とか「丑の日にはうなぎ」と疲れた体を元気にするようなイメージがあります。
    こんなに栄養価が高い食材なため妊娠時にも積極的に食べてもよいように思われがちです。ところが、実際は違います。

    妊娠中はうなぎの摂取量を控えた方がよいのです。どうして妊娠中にうなぎの摂取量を控えた方が良いのか理由をご紹介いたします。
    1. 1.うなぎに含まれる栄養素
    2. 2.うなぎの母体や胎児への影響
    3. 3.食べても大丈夫なうなぎの量
    4. 4.うなぎ以外の妊婦が控えるべき食べ物

    うなぎに含まれる栄養素

    栄養価が高いと言われるうなぎにはいったいどのような栄養が含まれているのでしょうか。
    うなぎには豊富な良質なたんぱく、ビタミンA、B1、B2、C、E、カルシウム、鉄分が含まれています。その他にも不飽和脂肪酸やDHAなども含まれているヘルシーな食材です。
    ビタミンAは粘膜に働きかけ胃腸の調子を整えたり、風邪を予防すると言われています。

    また、眼の働きにも欠かせない栄養素で、不足すると網膜にダメージを生じてしまうこともあります。
    ビタミンB1は、摂取した糖質を燃焼しやすいエネルギーに交換する働きがあります。

    また、疲労回復に役立つとも言われています。
    ビタミンB2は、人の成長に欠かせない要素です。ビタミンEは、細胞の老化を防ぐ効果があると言われています。
    不飽和脂肪酸は、血中コレステロールを下げる効果があると言われています。
    この様に、うなぎには身体に欠かせない栄養素が胞巣に含まれている満点な食材なのです。

    妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    うなぎの母体や胎児への影響

    うなぎの過剰摂取による母体や胎児への影響とはいったいどのようなものがあるのでしょうか。
    一般的にレチノールの過剰摂取による胎児への影響は奇形や先天性異常の危険性を高めると言われています。どの程度かというと、一日に4500 IUを摂取し続けると先天的異常のある乳児を出産するリスクが3.5倍になるとの報告があります。
    特に妊娠初期での過剰摂取は、胎児への影響が大きく出ると言われています。レチノールの過剰摂取による母体への影響は特に報告されていません。

    食べても大丈夫なうなぎの量

    妊娠中にどの程度のうなぎなら食べてよいのか疑問に思う方もいらっしゃると思います。
    実は、未妊婦と妊婦の一日のレチノール摂取量は違います。妊婦は、1日に2000 IUとしています。上限は5000 IUです。
    2000 IUと言ってもどの程度なのか分からない方も多いと思います。
    レチノール2000 IUのうなぎの量とはいったいどの程度なのでしょうか。
    うなぎのかば焼き100 gに含まれるレチノール量がだいたい1500~2000 IUと言われています。うなぎ100 gというとだいたい、中サイズもしくは中サイズより少し小ぶりなサイズのうなぎ1本に相当します。

    ここで、うなぎが大好きな方が間違えやすいのが「小さいサイズだったら1本食べられる」と勘違いすることです。レチノールはうなぎだけに存在する栄養素ではありません。他の食材にも含まれています。

    それらをすべて合算して一日に摂取をしてよい量が決められています。この点を十分に理解をしていないとレチノールの過剰摂取につながりますのでご注意ください。

    うなぎ以外の妊婦が控えるべき食べ物

    妊娠中に摂取量を控えたい食品はうなぎだけではありません。
    妊娠中に気を付けたいのはビタミンA仲間のレチノールの過剰摂取です。
    つまり、妊娠中、うなぎを食べないようにして気を付けていれば問題ないと思っていたらそれは大きな勘違いです。

    うなぎに含まれるレチノールの量は多いのですが、そのほかにも気を付けたい食材はあります。
    例えば、レバーです。レバーは鉄分を多く含むので貧血を起こしやすい妊娠中にはとても良い食材です。

    しかし、このレバーもまた、レチノールが多く含まれています。その他にもギンダラや穴子、プロセスチーズ、鶏卵などにも含まれています。
    妊娠中のレチノール摂取量は妊娠の数週によって異なります。摂取量に気を付けて食べるようにした方が良いと思います。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

    治験・臨床試験についての詳しい説明

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 軽度認知障害(MCI)の治療体験談、アリセプト処方薬

    軽度認知障害(MCI)に気づいたきっかけ。診断を受けた時の気持ち。治療体験談。治療費がいくらかかるのか?治療を受けた感想。気を付けていることや体験者のアドバイスを掲載しています。
    1. 1.病気に気づいたきっかけ
    2. 2.どのような診断を受けたのか?
    3. 3.どのような治療をおこなったのか?
    4. 4.治療費はいくらだったのか?
    5. 5.治療を受けてから感じた変化
    6. 6.診断を受けてから気を付けていること
    7. 7.他の患者さんにアドバイス

    病気に気づいたきっかけ

    娘に物忘れ外来の受診をすすめられたのがキッカケです。
    もともと、物忘れをすることは多かったのですが……友人や家族とした約束を忘れてしまうようになり、
    「どうして2時間も連絡なしに遅刻できるの?」と娘から怒られました。
    しかし、私自身は約束した事実すら忘れていたので、「どうしてこんな展開になったんだ……?」と違和感が募っていたのです。
    人との会話が噛み合わず、衝突すること増えていたので、見かねた娘が「軽度認知障害って知ってる?病院に行ってみない?」と声をかけてくれました。

    どのような診断を受けたのか?

    娘の証言、そして私が抱えている疑問や不安、生活のことを医者に相談しつつ、MRIや認知症を診断するときに用いられる簡易的なテストを受けたのです。

    MRIの結果、脳に異常はなかったものの、認知症を調べる簡易テストで認知症の疑いがあるという結果になり『軽度認知障害』と診断されました。

    その後は、検査を担当した医者が『もの忘れ外来』がある病院に紹介状を書いてくれました。

    どのような治療をおこなったのか?

    アリセプトという薬を処方してもらいつつ、
    非薬物的療法といって、脳の働きをよくしたり、生活能力・運動能力を高めていく治療をしています。
    私はもともと絵を書くのが好きだったので、芸術療法をはじめました。
    芸術療法では芸術を通して自発性の改善を図ったり、創作で脳に刺激を与えるというものです。

    治療費はいくらだったのか?

    薬を飲む回数は1日1回。病院の日は3週間に1度で私は1割負担なので、薬代の自己負担額が600円くらいですね。
    あとは芸術療法のために近所の絵画教室に通ったりしているので、あえていうならば教室の月謝とか……。

    軽度認知障害(MCI)の臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    治療を受けてから感じた変化

    薬と芸術療法のお陰か、以前よりイキイキとした生活を送れるようになりました。
    と、いっても、まだ話しが噛み合わないこともありますが……症状がひどくなったとは思いませんね。
    早めに気がつけてよかったです。

    診断を受けてから気を付けていること

    医者には『認知症発症のリスクを低下させたり、現状を維持するためには、自分自身が興味のあること・すきなことでワクワクするのが良い』と言われました。ワクワクすると脳が活性化するそうです。
    やっぱりどんな病気でも心と体ってつながっていると思うで、積極的に関わりを持ったり、好きなことに取り組んで、脳に刺激がある生活を心がけていますね。

    他の患者さんにアドバイス

    認知症や軽度認知症と、一般的な物忘れって、何が違うのかわかりにくいのですが……
    「約束をしていることすら忘れていた…けれど相手が怒っていて、モヤモヤする」
    「何をしていいのかわからないけれど、さっきまでこれをしようと思っていたっけ?」
    など、物事の過程でどこか一部分が抜けていて、変な違和感を覚えるような物忘れがたびたびあるのなら、認知症に詳しい病院を受診されてみてはどうでしょうか?

    軽度認知障害(MCI)の基本情報についての詳しい解説はこちら

    軽度認知障害(MCI)の症状や原因、セルフチェック方法。また認知症へ進行しないための予防策や治療方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説しています。

    軽度認知障害(MCI)に関する基本情報

  • 軽度認知障害(MCI)の治療体験談 、規則正しい生活- 62歳女性-

    軽度認知障害(MCI)に気づいたきっかけ。診断を受けた時の気持ち。治療体験談。治療費がいくらかかるのか?治療を受けた感想。気を付けていることや体験者のアドバイスを掲載しています。
    1. 1.病気に気づいたきっかけ
    2. 2.どのような診断を受けたのか?
    3. 3.どのような治療をおこなったのか?
    4. 4.治療費はいくらだったのか?
    5. 5.治療を受けてから感じた変化
    6. 6.診断を受けてから気を付けていること
    7. 7.他の患者さんにアドバイス

    病気に気づいたきっかけ

    軽度認知障害(MCI)らしき症状にきづいた当時、私は60歳。
    物忘れがひどくなっていると自覚があったものの、病的な症状はありませんでした。
    鍵を忘れたり、買い物のときお財布を持っていなかったり……と、その程度の物忘れだったので、「加齢のせいだろう」と思っていたのです。

    しかし、日課である家計簿をつけているとき、なぜか数字が頭に入ってこず、電卓を使っていても計算が合わないことがありました。
    そのとき「何かおかしいなぁ……」と、一般的な物忘れにはない違和感を抱き、持病で通っていた病院に受診したのです。
    そこで、軽度認知障害(MCI)と診断されました

    どのような診断を受けたのか?

    幸い通院していた病院が、大きな病院だったので、主治医が認知症に知見のある先生を紹介してくれ、そこで、問診と長谷川式簡易認知症評価スケール(HDS-R)というテストを受けました。
    正式に診断されるまで1週間に1回の問診とテスト、あと、身体に異常がないかの検査も受けました。
    なので、診断されるまで1ヶ月くらいかかりましたね。4度目の受診の際に軽度認知障害(MMCI)と診断されました。

    どのような治療をおこなったのか?

    私の場合、症状が深刻ではなかったので、1ヶ月に1回の定期受診。あとはバランスの良い食事、軽い運動、簡単なパズルとか脳トレのドリルを勧められたので、時間があるときに脳トレをして、頭を動かしています。
    投薬治療もあるようですが、現段階では行っていません。

    治療費はいくらだったのか?

    診断されるまでは身体異常がないか血液検査も行ったので、10,000円くらいかかりました。
    定期検診では、医師の問診のみで健康保険が適用するので、1回3,000円くらいの負担ですね。
    私の場合、持病の検診も含めているので、処方箋によって負担額は変動します。

    軽度認知障害(MCI)の臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
    郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

    治療を受けてから感じた変化

    治療を開始しはじめてから、意識して脳を動かそう!と心がけているので、前より物忘れの頻度が減ったように感じます。
    それでもウッカリしていることもあるので、家を出る前の持ち物チェックや戸締まりチェックなどはリストを作って確認するようにしていますね。

    診断を受けてから気を付けていること

    バランスの良い食事も治療に欠かせないと言われたので、カロリーや脂質に気をつけています。
    アルコール類も脳が萎縮しやすいとのことだったので、控えていますね

    他の患者さんにアドバイス

    軽度認知障害(MCI)は早めに気がついて、早めに治療するのがいちばんです。
    歳をとるごとに、自然な物忘れはありますが、それにしてはおかしいな……と、思ったらかかりつけの先生に相談してみてください。
    専門家に相談したり、アドバイスをもらえば、不安な気持ちも解消されますよ。

    軽度認知障害(MCI)の基本情報についての詳しい解説はこちら

    軽度認知障害(MCI)の症状や原因、セルフチェック方法。また認知症へ進行しないための予防策や治療方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説しています。

    軽度認知障害(MCI)に関する基本情報