• 米国でインフルエンザが猛威、ほぼ全土に感染拡大

    米国でインフルエンザが猛威をふるっている。米疾病対策センター(CDC)は1月12日の記者会見で、今シーズンは近年まれに見る規模で流行しており、ハワイ州とコロンビア特別区を除いた49州に感染が広がっていることを明らかにした。

    CDCインフルエンザ予防部門のDaniel Jernigan氏は会見で「米国のインフルエンザの感染マップで全土が同じ色に染まったのは今回が初めて」と話した。
    また、今シーズンは通常よりも早くインフルエンザが流行し始めたが、同氏は「おそらく現在が流行のピークだろう」との見方を示した。
    ただ、流行が収束する時期について見通しは立っておらず、「少なくともあと11~13週は続くだろう」とした。

    インフルエンザによる入院患者も急増しており、この1週間に人口10万当たりの入院患者数が13.7人から22.7人にほぼ倍増したことも明らかになった。
    入院患者で最も多くを占めるのは65歳以上の高齢者だが、50~64歳の中年層でも入院率が上昇しているという。
    インフルエンザが原因で死亡した小児患者は12日までに20人と報告されていることも分かった。

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    今シーズンに流行しているインフルエンザの80%はワクチンが効きにくいH3N2型であることに加え、寒さが厳しい冬となったことが深刻な事態を招いた可能性があるとの見解も示された。

    なお、ワクチンの予防効果に関する詳細な分析は今後行われる予定だが、Jernigan氏は「H3N2型に対する予防効果は30%程度と予測している」と話した。

    ただし、CDC長官のBrenda Fitzgerald氏は「インフルエンザワクチンは完璧なものからは程遠いが、インフルエンザを予防するための最良の方法であることに変わりはない」と強調し、「未接種者は今からでも接種してほしい」と呼び掛けた。

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    HealthDay News 2018年1月12日
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  • 米国の中高生、「初体験」の年齢が上昇

    米国の9~12年生(中学3年生~高校3年生)の男女を対象に米疾病対策センター(CDC)が実施した研究から、初めて性交を経験する年齢が上昇していることが明らかになった。

    特に中学3年生と高校1年生の男女で性交の経験者の割合が大幅に低下していたという。
    この研究結果は「Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)」1月5日号に掲載された。

    研究では、CDCが全米の中高生を対象に2年ごとに実施している調査のデータを分析した。
    その結果、性交の経験があると回答した中高生の割合は1995年の53%から2005年には47%に低下し、2015年には41%まで低下していた。
    特に性交経験者の割合の低下が著しかったのは中学3年生で、2005年の34%から2015年には24%に低下。
    また、高校1年生でも同期間に43%から36%に低下していた。
    一方、高校2~3年生ではほとんど低下していなかった。

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    人種別では黒人とヒスパニック系の中高生で性交経験者の割合が低下していたが、白人では目立った変化は認められなかった。

    米マウントサイナイ青少年医療センターのMatthew Oransky氏は「年齢が上がるにつれて物事の判断力やコミュニケーション能力、計画を立てる能力が高くなる。
    性交を初めて経験する時の年齢が高ければ、健康面も考慮した責任ある決断が下せるだろう」と話し、今回の報告を歓迎している。

    一方、米レノックス・ヒル病院産婦人科のJennifer Wu氏は、中高生で性交経験者の割合が低下傾向にある主な要因として、性感染症や正しい避妊法などに関する性教育の普及を挙げている。
    その上で、同氏は「今後も性教育を継続しなければ、再びティーンエージャーの性行動が活発化してしまう」と指摘している。また、米ジャッカー・ヒルサイド病院のVictor Fornari氏も、性教育を通じて性感染症がもたらす深刻な影響や10歳代で子どもを出産することの厳しさについて中高生が学んだことが、性行動の変化につながったとの見解を示している。

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    HealthDay News 2018年1月4日
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  • ミレニアル世代は完璧主義者が多い

    1980年代半ば以降に生まれた「ミレニアル世代」の学生では、一昔前の学生と比べて完璧主義者の割合が極めて高いことが、米国とカナダ、英国の大学生4万人超を対象とした研究から明らかになった。

    研究を実施した英バース大学のThomas Curran氏らは「心も身体もキャリアも、何もかもが完璧でないと気が済まないという意識は精神衛生に悪影響を与える可能性がある」として警鐘を鳴らしている。
    詳細は「Psychological Bulletin」2017年12月28日オンライン版に掲載された。

    Curran氏らは今回、1980年代後半から2016年までに多面的な要素で構成された完璧主義の評価スケール(multidimensional perfectionism scale)の質問票に回答した米国とカナダ、英国の大学生4万1,641人のデータを分析した。
    同スケールでは、自分の意思で自身に完璧さを求める「自己指向型」と、他者や社会から求められているとの考えから自身に完璧さを求める「社会規定型」、他者に対して完璧さを求める「他者指向型」の3つのタイプの完璧主義の特徴について評価された。

    その結果、1989年から2016年までに全タイプで完璧主義者の割合が上昇しており、同期間に「自己指向型」は10%、「社会規定型」は33%、「他者指向型」は16%上昇していた。

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    1980年代半ば以降に生まれ、2000年以降に成人となった世代は「ミレニアル世代」と呼ばれるが、この世代で完璧主義者が多い要因は複数あるとCurran氏は指摘する。
    その一つとして同氏が挙げているのは、ソーシャルメディアの普及だ。
    「今後さらなる検証は必要であるが、ソーシャルメディアは若者に他者と比べてより完璧でいなければならないというプレッシャーを与えていることを示唆するデータがある」と同氏は説明している。

    また、Curran氏は多くの大学がより高い社会的地位あるいは経済的地位を得るために学生間での競争を促していることを指摘。ミレニアル世代では能力主義の考え方が広がっていることも、完璧主義者の増加につながっているのではないかと考察している。
    「最近の若者は、成功しなくてはならないという周囲からのプレッシャーに応えるために常に競争を強いられている。
    完璧主義でいることで自分の存在価値や社会的なつながりを感じ、安心感を得ることができるのだろう」と同氏は話している。

    さらに同氏は、この10年に抑うつや不安、自殺念慮を持つ若者の割合が上昇したことに言及し、「この傾向には完璧主義者の増加が影響している可能性もある」と指摘。
    学校関係者や政策立案者に対し、若者の精神衛生のために競争を促すアプローチからの転換を求めている。

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    HealthDay News 2018年1月3日
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  • 栄養成分表示を正しく読み解く

    選んだ食品が栄養価に優れたものかどうかを判断するのは難しいことがあります。

    栄養成分表示を正しく読みとるためのポイントを以下に紹介します。

    • 全ての成分に目を通しましょう。各成分は、製品に含まれる比率の高い順に記載されています。
    • 表示されている1人分の分量と、自分の食べる標準的な量が近いかどうかを確認しましょう。
    • 1人分の分量の総カロリーに注目しましょう。
    • 1日所要量に対する割合を示した項目を確認して飽和脂肪酸、塩分、糖分を摂り過ぎないよう注意しましょう。
    • ビタミン、ミネラル、食物繊維は十分に摂取しましょう。

    情報元:米国栄養・食事療法学会(AND)

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  • 2017年の注目ヘルスケア関連ニュース、トップは「オピオイド問題」

    2017年に米国で注目されたヘルスケア関連ニュースを振り返ると、最も話題となったニュースはオピオイド中毒の蔓延に関連したものだった。

    12月21日に米疾病対策センター(CDC)のグループが発表した研究では、オピオイドを含む薬物中毒死の増加が米国民の平均余命の短縮をもたらしたことが明らかになった。
    これを受け、専門家からは他の疾患と同じように薬物依存症に対しても対策を講じる必要があるとの声が上がっている。

    トランプ政権による医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)改廃の動きも注目を集めた。
    穏健派の抵抗によりその試みは容易には進まなかったが、クリスマスを前にオバマケアの柱の一つであった個人の医療保険加入義務を廃止する法案が議会を通過した。

    また、昨年は映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン氏による性的ハラスメント(セクハラ)疑惑が報じられたことをきっかけに、芸能界や政界の大物らによるセクハラ行為が次々と明るみに出た。
    ソーシャルメディアでは同じように被害を受けた多くの女性や一部の男性が自身の経験について投稿。“#MeToo(私も)”ムーブメントとして一気に広がった。

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    一方、2017年には医学分野で大きな前進がみられた。
    特に注目されたのは、米食品医薬品局(FDA)が3種類の遺伝子治療を承認したというニュースだ。8月には急性リンパ性白血病(ALL)の治療に「Kymriah」が承認され、その後大細胞型B細胞性リンパ腫やまれな遺伝性網膜疾患の治療にも遺伝子治療が承認されている。

    薬の飲み忘れを防ぐ “デジタル錠剤”のエビリファイ マイサイト(Abilify MyCite)も、服薬遵守が治療成功の鍵とされる統合失調症や大うつ病性障害などの補助療法として使用することが承認された。
    同剤にはセンサーが内蔵されており、スマートフォンなどのデバイスで患者が薬を飲んだかどうかが確認できる。

    昨年は医学分野での人工知能(AI)の躍進も目立った。乳がん患者のリンパ節転移の有無を、病理医よりも高い精度で評価できるコンピューターアルゴリズムの開発に成功したとする報告もあった。

    このほか、米国では肥満者がますます増加していることも報じられ、問題の深刻さが浮き彫りになった。
    CDCは10月、米国の成人の約40%、小児の18.5%が肥満であると報告。
    肥満率は1999~2000年の調査時(成人30.5%、小児14%)から、さらに上昇していることを明らかにした。

    ワクチンについてもさまざまな話題があった。良いニュースとしては、多くの高齢者にベネフィットをもたらす帯状疱疹のワクチンであるShingrixが登場したというニュースが挙げられる。
    一方、2016~2017年の季節性インフルエンザワクチンの効果はわずか48%だったというニュースは多くの人を落胆させた。
    なお、一部の専門家からは今シーズンもワクチンの効果は前年と同程度にとどまるのではないかとする懸念の声が上がっている。

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