• ご飯を食べるのが辛い口内炎。口内炎の原因、治療、予防法とは

    口内炎について

    一度できると、途端に食事の時間が憂鬱になる口内炎。早く治したいし、予防できるならそれに越したことはありません。今回はそんな、口内炎の原因、治療法についてまとめてみました。
    1. 1.はじめに
    2. 2.口内炎とは
    3. 3.口内炎の原因と治療法は
    4. 4.口内炎のときの食事のポイントとは?
    5. 5.口内炎にならないためには
    6. 6.さいごに

    はじめに

    一度できると、途端に食事の時間が憂鬱になる口内炎。できることなら早く治したいし、予防できるならそれに越したことはありません。
    でも、そもそも口内炎ってなぜできるんでしょうか?
    今回はそんな、口内炎のあれこれについてまとめてみました。

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    口内炎とは

    口内炎とは文字通り、口の中やその周辺の粘膜部分で起こる炎症のことを言います。
    主に頬の内側にできて痛みを伴うことが多く、一つだけではなく複数できたり、長引いたりすることもあります。
    口内炎は口の中のいろいろな場所にできますが、中でも頬の内側や歯茎、舌にできやすく、歯茎にできた場合は歯肉炎、舌にできた場合は舌炎と呼ばれることもあります。

    また、一口に口内炎といっても、様々な種類があり、症状や痛みの程度も様々です。
    軽いものでは口の中にぽつぽつとふくらみができる程度で、痛みもそこまで強く感じることはありませんが、重症になるとただれや水ぶくれなどができてしまい、しゃべることもできないほど強い痛みを感じる場合もあります。
    以下に、主な口内炎の種類について紹介していきます。

    アフタ性口内炎
    アフタ性口内炎は呼応内縁の中でも一番多くみられるもので、比較的境界線がはっきりしており、表面が白、もしくは黄色の膜で覆われているのが特徴です。
    頬の内側や舌、唇の裏や歯茎にできやすく、周辺に粘膜炎を伴うために痛みがあります。
    通常は1~2週間で治りますが、口内炎が繰り返しできる場合もあり、そのときは再発性アフタ性口内炎と呼ばれます。

    カタル性口内炎
    カタル性口内炎は口の中に炎症や水疱、ひび割れなどが見られ、刺激のある食べ物がしみて感じることがあるのが特徴です。
    唾液が減って口臭が気になるようになることもあり、腫れによって味覚が鈍ってしまうという事もおこりますが、ぽつぽつとしたふくらみができず、全体的に赤くはれることが多いため、口内炎と気付かれない場合もあるようです。

    ヘルペス性口内炎
    ヘルペス性口内炎は、ヘルペスウイルスというウイルスに感染することで起こる口内炎で、高熱が続いた後に口の中に水ぶくれができ、赤く腫れて強い痛みを感じるようになります。
    6か月から3才くらいまでの子供に起こることが多く、高熱が続いて重症化しやすいため注意しなければなりません。

    カンジダ性口内炎
    カンジダ性口内炎は、口の中でカンジダと呼ばれるカビの一種が増えてしまう事によっておこる口内炎で、通常痛みはほとんど感じず、口の中に白い苔のようなものが見られることが多いといわれています。
    何らかの原因で体の抵抗力が落ちているときに発症しやすく、このような症状が見られた場合は早いうちの病院にかかるのがよいと思われます。

    ニコチン性口内炎
    ニコチン性口内炎とは、タバコが原因となって起こる口内炎で、痛みは強くないものの、口の天井の部分が次第に厚くなり、食べ物がしみるようになることもあります。
    最近ではニコチン性口内炎ががんに進行する恐れがあることも指摘されており、日常的にタバコを吸う方は注意が必要です。

    口内炎の原因と治療法は

    次は口内炎の原因と治療法について、種類別に見ていきましょう。

    アフタ性口内炎
    アフタ性口内炎の原因は様々ですが、大きく一つにまとめると、体の抵抗力の低下によるといえます。
    栄養不足、ストレス、寝不足や、女性の場合は月経前、妊娠期などで抵抗力が落ち、口の中の小さな傷から侵入した菌やウイルスの増殖を許してしまうことで、炎症が起き、口内炎となるのです。
    治療法としては、炎症部分にあまり刺激を与えず、ストレスを取り除いたり、栄養やビタミンを補給することで直りを早くすることが有効でしょう。
    また、パッチタイプや軟膏タイプなど、口内炎に直接効果を届ける市販薬などもありますので、薬剤師と相談の上使用してみるのも手かもしれません。

    カタル性口内炎
    カタル性口内炎の場合、アフタ性と同様体の抵抗力が落ちているときに起こりやすくはなりますが、主な原因となるのは直接の刺激や傷などといわれています。
    熱い食べ物によるやけどや、頬の内側のかみ傷など、傷のできた部分に菌が繁殖し、口内炎となるのです。
    治療としては、アフタ性とそれほど変わらず、刺激を控えて抵抗力を上げること、加えて抗生物質などを使用する場合もあります。

    ヘスペス性口内炎
    ヘスペス性口内炎の場合、ヘルペスウイルスの感染によることは先ほど紹介しましたが、感染自体は人から人、あるいは物から人へとウイルスが移ることによっておきます。
    治療は病院の処方する薬によって行い多くは10日ほどもあれば治すことができます。
    個人でできることとしては、刺激のあるものを食べないこと、熱が出るので水分補給をこまめに行う事などがあげられるでしょう。

    カンジダ性口内炎
    カンジダ性口内炎も、先ほど口内にカビの一種であるカンジダが増殖することで起こることを紹介しましたが、健康な人に起こることはかなりまれで、発症した場合、体の抵抗力がかなり落ちてしまうような病気や状態であることが予想されます。
    大きな病気が隠れている可能性もあるので、早めに病院にかかりましょう。
    カンジダ性口内炎自体の治療としては、カンジダを退治するための抗真菌薬が用いられます。

    ニコチン性口内炎
    ニコチン性口内炎では、タバコが原因であることははっきりしているのですが、タバコに含まれるニコチンだけが原因なのか、ほかの物質やたばこの煙による熱気が原因なのかなどはまだわかっていません。
    しかし、禁煙が何よりの治療法であることは確かですので、禁煙外来などを利用して、禁煙に努めるのがおすすめです。

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    口内炎のときの食事のポイントとは?

    口内炎ができてしまった場合、痛みからなかなか食事をする気にはならないかもしれません。しかし、食事をとらないことで栄養不足に陥ると、さらに口内炎ができやすくなって悪循環になってしまいますので、しっかりと栄養のあるものを食べなければなりません。

    特に粘膜の再生にはビタミンが重要なので、ビタミンを多く含む緑黄色野菜、レバー、青魚、イチゴ、アセロラなどを積極的に取るのがよいでしょう。

    逆に香辛料の強い食べ物や塩気の多い物、酸っぱい物、熱い物、冷たい物などは避けた方がよいでしょう。
    アルコールや炭酸飲料なども刺激の原因になります。

    口内炎にならないためには

    口内炎の予防法は原因によっても多少異なってきますが、まず大切なのは規則正しい生活習慣とバランスの良い食事によって体の抵抗力を保つことです。
    体の抵抗力が十分にあれば、多少の傷や感染は何事もなく対処してくれるようになるでしょう。

    また、極端に辛い物や熱い物など、強い刺激となるようなものも控えるのが無難でしょう。

    また、タバコはそれ自体が口内炎の原因になるだけでなく、体の抵抗力を下げる原因にもなるので、吸わない方がよいかもしれませんね。

    さいごに

    今回のまとめで、口内炎にもさまざまな種類があり、原因もそれぞれで違うということがわかっていただけたかと思います。

    そして、口内炎の予防には何よりも規則正しい生活と食習慣が大切です。健康のためにもよく、一石二鳥なのでぜひとも実践していきたいですね。

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  • 最悪の場合、重症化するケースもある梅毒とは

    梅毒について

    梅毒とは、性感染症のひとつですが、近年ではあまりその名を聞くことがありません。 しかしながらその患者数はここ最近増加傾向にあり、いまだに注意すべき病気であることには変わりがないのです。 今回はそんな梅毒の原因、症状、治療法について、詳しく見ていきましょう。
    1. 1.はじめに
    2. 2.梅毒とは
    3. 3.梅毒の原因は
    4. 4.梅毒と考えられる症状は?
    5. 5.梅毒が原因でかかる病気や疾患は?
    6. 6.梅毒の治療方法
    7. 7.梅毒にならないためには
    8. 8.おわりに

    はじめに

    梅毒とは、性感染症のひとつですが、近年ではあまりその名を聞くことがありません。
    しかしながらその患者数はここ最近増加傾向にあり、いまだに注意すべき病気であることには変わりがないのです。

    今回はそんな梅毒について、詳しく見ていきましょう。

    梅毒とは

    梅毒とは、梅毒トレポネーマという病原体によって発生する性感染症で、かつては不治の病と呼ばれて恐れられていました。

    現代では治療薬の発達により治療することが可能であり、患者数もそれほど多くはありませんが、近年再び増加傾向にあり、放置すれば重症化する可能性もあるなど、依然として注意が必要な病気となっています。

    梅毒の原因は

    先ほども述べた通り、梅毒は梅毒トレポネーマという病原体に感染することによって引き起こされます。

    あまり強い病原体ではなく、低酸素状態でなければ長く生きていることができないため、性行為など、粘膜同士が触れる行為によって感染することがほとんどとされています。

    まれに傷口からの感染や輸血による感染も起こりうるといわれていますが、現在ではほとんど報告されていません。

    そのほかに、妊娠中の女性が梅毒に感染していた場合では胎盤を通じておなかの中の赤ちゃんに感染してしまう事もあり、この場合は先天性梅毒と呼ばれることになります。

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    梅毒と考えられる症状は?

    梅毒にかかると、時期によってさまざまな症状があらわれる事が知られています。
    これらは大きく四つのステージに分けられ、それぞれ第一期、第二期(まとめて早期顕症梅毒)、第三期、第四期(まとめて晩期顕症梅毒)とよばれます。

    第一期では、感染後約三週間後に、感染部分で小さなしこりや皮膚表面のただれなどがみられます。
    また、痛みを伴わないリンパ節の腫れが見られることもありますが、どの症状も数週間後にはなくなってしまいます。

    第二期では、第一期での症状がなくなってからさらに一か月から二か月ほどたったころに全身の皮膚で湿疹がみられ、やがて皮膚が盛り上がったようなぶつぶつができるようになります。
    これらは梅毒性バラ疹、梅毒性丘疹とよばれ、梅毒の代表的な症状となります。
    他にも発熱、倦怠感、脱毛など様々な症状が現れますが、第一期と同様数週間ほどで症状は消えてしまいます。

    第二期の後は、数年間何も症状がない時期が続き、この期間を潜伏期間と呼びます。
    この期間は症状こそないものの、病原体はしっかりと体内で身を潜めている状態ですので、治ったというわけではなく、他人にうつしてしまう可能性も十分にあるので注意が必要です。

    第三期では、第二期の後に数年間の潜伏期間を経て、皮膚にしこりができるようになります。
    このしこりは次第に表面が崩れてただれた状態となり、結節性梅毒疹と呼ばれるようになります。
    また、全身にゴム状のかたまりが発生して、体の組織を破壊していく梅毒性ゴム腫という症状も現れます。
    ここまでくると完全な治療は行えなくなり、病気の進行を止めることが目的となってきます。

    第四期は梅毒の最後のステージで、脳や神経などが梅毒に侵された状態になります。
    脳が侵された場合、性格が変わってしまったり、言葉がもつれたりなどの麻痺症状が進行していき、最終的には認知症になってしまう事が知られています。
    また、神経が侵された場合は足などに刃物で刺されるような痛みの発作が起きるようになり、歩くことすらままならなくなってしまうのです。

    現在は第二期までに治療されることがほとんどであるため、晩期顕症梅毒まで進行することはほとんどないといえますが、放置しているとこのような深刻な症状が現れることは十分に知っておかなければなりません。

    ちなみに、妊婦からおなかの中の子供への感染によっておこる先天性梅毒では、症状がまた異なってきます。

    先天性梅毒の場合、生まれて間もなく水ぶくれ、発疹などの皮膚の症状に加え、鼻づまり、肝臓や脾臓の肥大、骨軟骨炎(骨や軟骨の炎症)などの症状が見られます。
    また、生まれてすぐには症状が出ず、小学校低学年頃になって角膜炎や難聴などを引き起こす場合もあります。

    梅毒が原因でかかる病気や疾患は?

    梅毒が原因となってかかる病気はほとんどありませんが、第二期以降に目の病気があらわれる事があることが知られています。
    代表的なものとして、結膜炎、角膜炎、強膜炎、網膜炎、視神経炎などがあります。

    また、ほかに考えうるものとして、HIV関連梅毒というものがあります。
    これは、梅毒とHIVに同時に感染していることによって、梅毒が普通とは違う経過をたどることがあるというもので、梅毒単体に比べて症状が早く進行したり、症状がよりひどく現れたりしてしまうのです。

    例えば、梅毒第二期ではバラ疹が現れるのが主な症状ですが、同時にHIVに感染していることで、これに加えて晩期顕症梅毒のような神経症状が現れたり、バラ疹自体がひどくただれるような状態になる可能性が高くなるようです。

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    梅毒の治療方法

    梅毒の治療はペニシリンという薬によって行います。梅毒と診断されると、ペニシリンの経口薬を一か月から二か月ほど飲むことで治療することができますが、このとき症状が途中でなくなっても飲むのをやめてはいけません。
    病原体がまだ体内に息をひそめている可能性が高いからです。最後まで薬を飲み切って病原体を根絶して、初めて完治といえるのです。

    妊婦が梅毒と診断された場合も同じ治療が行われます。ペニシリンは胎盤を通じておなかの中の赤ちゃんにも届くため、母子ともに治療を行うことが可能です。

    HIVと同時に感染していた場合でも、基本的には同じ治療が行われますが、より長い期間での治療になる可能性も考えられます。

    梅毒にならないためには

    梅毒を予防するには、コンドームを正しく使用することが大切です。コンドームは避妊のために有効なのはもちろんのこと、正しく使えば性感染症を防ぐことも可能です。

    また、性行為の前後は体を清潔に保ち、病原体が感染する機会をなるべく少なくすることも大切となります。

    他に、特定のパートナーを持つということも大切です。
    複数のパートナーの性行為を繰り返すと、それだけ感染者との性行為の機会を増やすことになるため、パートナーを特定し、感染者と不用意に接触しないように努めることも梅毒の予防につながるのです。

    おわりに

    その性質上、公に語られることはあまりありませんが、性感染症については生活の上で知っておくべき大切な知識です。

    今回の記事を通して、性感染症のひとつである梅毒について、必要な情報を知っておき、必要な時の手助けになると良いですね。

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  • 【クラミジアの検査・原因・薬物治療】性病「クラミジア」とは

    クラミジアについて

    性感染症の中でも最も多いといわれているクラミジア。性病のことはなかなか恥ずかしくて他人には聞けないですが、きちんと知識を持っておくことは、自分の身を守るためにも大切です。そこで今回はクラミジアの原因、症状、治療法について説明します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.クラミジアとは
    3. 3.クラミジアの原因は
    4. 4.クラミジアと考えられる症状は?
    5. 5.クラミジアが原因でかかる病気や疾患は?
    6. 6.クラミジアの治療
    7. 7.クラミジアにならないためには
    8. 8.おわりに

    はじめに

    性感染症の中でも最も多いといわれているクラミジア。性病のことはなかなか恥ずかしくて他人には聞けないですが、きちんと知識を持っておくことは、自分の身を守るためにも大切です。
    そこで今回はクラミジアについて、知っておくべきことをまとめました。

    クラミジアとは

    クラミジアとは、性感染症の一種で、多くの場合自覚症状が少なく、不妊症の原因となることが特徴とされています。

    性感染症の中でも感染者が多く、妊婦検診においては正常妊婦の3~5%でクラミジアの感染があるというデータもあり、推定では国内でも百万人以上の感染があるとされています。

    近年では若い女性での感染も多く、特に若い女性での感染は将来の不妊につながる可能性もあり、非常に大きな問題となっています。

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    クラミジアの原因は

    クラミジアは、クラミジア・トラコマティスと呼ばれる病原体に感染することで発症します。

    この病原体自体は非常に弱く、水中でもあまり長く生きることができないため、お風呂や温泉を通じて感染することはほとんどありません。
    また、乾燥にも弱く、バスタオルなどの道具の共用によってもうつることはほとんどありません。

    ただし、クラミジアは性行為によって非常に伝染しやすくなっており、粘膜同士の接触、精液、膣分泌液などの体液との接触など、あらゆる性行為によって感染する可能性があります。

    また、性器への感染だけでなく、オーラルセックスを通じてのどへの感染が起こることも知られています。
    この場合、自覚症状が出ないことも多く、知らぬ間に人にうつしてしまう事もあるので、リスクのある行動をとった場合は十分に注意しなければなりません。

    特に、コンドームを使用しない性行為はリスクが高く、クラミジアに感染していた場合一回の性行為につき50%の確率で伝染させてしまうともいわれています。
    たとえ感染を疑うようなことがなくとも、しっかりとコンドームを使用した行為を行うことが大切になってきます。

    クラミジアと考えられる症状は?

    クラミジアは性感染症の中でも特に自覚症状に乏しく、女性では約8割、男性では約5割の人に自覚症状がないといわれています。
    しかし、十分に注意していれば気づくことができる症状もいくつかあるため、以下に紹介していきます。

    男性に出る症状
    男性の場合、初期感染の段階ではほとんど症状が見られませんが、時間がたつにつれて排尿時の痛みや性器のかゆみなどが見られるようになります。
    また、病原体が精巣上体という、精子を運ぶ管の役割をする器官に及ぶと、副睾丸炎という病気を引き起こします。
    症状としては発熱、睾丸の腫れ、痛みなどがあらわれ、ひどい時にはリンゴ大まで膨れ上がることもあるようです。

    また、さらに悪化した場合には尿道から粘液性の分泌物が出てくることもありますが、多くの場合は排尿時におし流されてしまうため、よくよく注意していなければ気づくことは難しいでしょう。

    女性に出る症状
    女性の場合、クラミジアに感染していると不妊症の大きな原因となってしまいます。
    にもかかわらず、男性よりもさらに症状がわかりにくいため、感染していることに気が付かず、病状がかなり悪化してから気が付くということも少なくありません。
    考えられる症状として、おりものの量が少し増えることや、性交時の痛み、不正出血などがあげられますが、そのほかに明確な症状は現れてこないのです。

    男女共通の症状
    のどにクラミジア感染が起きた場合、のどの痛みと痰の量の増加がみられます。上記の症状と合わせて見られた場合は、クラミジアの感染を疑いましょう。

    クラミジアが原因でかかる病気や疾患は?

    クラミジアは、放置しておくと様々な病気の原因となります。

    男性の場合、先ほど紹介した副睾丸炎が代表的なものですが、女性の場合はさらにさまざまな病気を引き起こすリスクがあります。

    女性のクラミジア感染が進行すると、子宮の内部にまで炎症が広がり、子宮頚管炎や子宮内膜炎を引き起こします。
    子宮内膜炎を引き起こすと、発熱、下腹部痛、不正出血などがみられ、子宮から卵管にまで感染が広がると、卵管が狭くなったり、閉じたりしてしまうため、不妊症の原因にもなってしまいます。

    さらに、炎症がおなか全体にまで広がると、骨盤内炎症性疾患という状態におちいってしまいます。骨盤内炎症性疾患でも、下腹部痛、発熱、不正出血などが見られ、特に月経中や月経後に強く症状が見られます。

    重症例では卵管や卵巣が破裂してしまい、死の危険にさらされてしまう可能性もあり、十分な注意が必要です。

    他に、妊娠中の女性がクラミジアに感染していた場合、流産や早産を引き起こす可能性が高くなります。
    また、おなかの中の赤ちゃんにもクラミジアが感染してしまい、生まれた後に結膜炎や肺炎などを引き起こしてしまう事もあります。

    また、男女ともにクラミジアに感染していると、HIVなどほかの性感染症にかかるリスクも高くなることが知られています。

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    クラミジアの治療

    クラミジアの治療には、テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系と呼ばれる抗菌薬が用いられ、順調にいけば数週間で完治させることが可能です。

    ただ注意しなければならないのは、パートナーの片方だけに治療を行っても、もう片方がクラミジアの病原体を持ったままでいると、ピンポン感染といって、互いに交互に病気を感染させあってしまう事になるという事です。

    クラミジアと診断された場合、勇気をもってパートナーにも伝え、一緒に治療を受けてもらうことが大切となります。

    クラミジアにならないためには

    クラミジアに感染しないためには、まず何よりもコンドームの使用が大切です。コンドームは避妊のために使用するのはもちろんのこと、正しく使えば性感染症を防ぐことも可能です。

    また、性行為の前後は体を清潔に保ち、病原体が感染する機会をなるべく少なくすることも有効となります。

    他に、特定のパートナーを持つということも大切です。複数のパートナーの性行為を繰り返すと、それだけ感染の機会を増やすことになるため、パートナーを特定することも感染の予防につながるのです。

    おわりに

    その性質上、公に語られることはあまりありませんが、性感染症については生活の上で知っておくべき大切な知識です。

    今回の記事を通して、性感染症のひとつであるクラミジアについて、必要な情報を知っておき、必要な時の手助けになるとよいですね。

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    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 熱やケガの痛み…解熱薬や鎮痛薬はどれを飲むのが良いか?

    NSAIDsについて

    解熱鎮痛薬は発熱を抑えたり、ケガなどの痛みを和らげたりしてくれます。現在では様々な種類の有効成分や錠剤、湿布薬など様々な剤形が存在します。今回はそんな解熱鎮痛薬の効き方から選び方まで解説します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.NSAIDsとは?
    3. 3.様々なNSAIDsとその分類
    4. 4.効果が続く時間でのNSAIDsの分類
    5. 5.患者タイプ別に分けたNSAIDsとアセトアミノフェンの使い方
    6. 6.まとめ

    はじめに

    風邪などで熱が出た場合や、ケガをしてしまった場合によく服用するのが解熱鎮痛薬、皆さんも1度は飲んだことがあると思います。解熱鎮痛薬はドラッグストアなどでも沢山販売されており、様々な有効成分があり、飲み薬、湿布薬など剤形も様々です。
    今回はそんな痛み止めについて効き方から剤形のタイプまでどれを選ぶのが良いかも含めて紹介します。
    代表的な痛み止め”NSAIDs”と”アセトアミノフェン”

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    NSAIDsとは?

    発熱や痛みは体の炎症の1部です。炎症を抑える有効成分としてステロイドがありますが、これ以外の抗炎症作用をもつ有効成分をNSAID(Non Steroidal Anti-Inflammatory Drug 非ステロイド抗炎症薬)と呼んでいます。
    NSAIDsには化学構造によって多くの種類の有効成分が存在します。

    アセトアミノフェンとは?
    アセトアミノフェンは有効成分の一つであり、NSAIDsと同じ解熱鎮痛薬です。
    非ピリン系解熱鎮痛薬に分類されており、解熱、頭痛に効くことから風邪薬によく配合されています。

    NSAIDsとアセトアミノフェンの違いは?
    NSAIDsの薬の方が作用は強く、炎症を抑える効果があります。
    ただし、アセトアミノフェンの薬の方が子どもや妊婦でも使えます。
    また、アセトアミノフェンの薬の方が効き目はやさしめとなります。

    ただし、NSAIDsの薬、アセトアミノフェンの薬を状況によって使い分けた方が良いため、必ず医師・薬剤師に相談の上で使うようにしてください。

    様々なNSAIDsとその分類

    NSAIDsはその化学構造によって酸性と中性、塩基性に分かれています。
    代表的なNSAIDsは以下の通りです。(◎は市販薬でも購入できます)

    ■酸性のNSAIDs
    ◎アスピリン
    メフェナム酸
    ◎ジクロフェナク
    ◎インドメタシン
    スリンダク
    モフェゾラク
    エトドラク
    ナブメトン
    ◎イブプロフェン
    ◎ロキソプロフェン
    ナプロキセン
    アンピロキシカム
    メロキシカム
    ロルノキシカム

    ■中性のNSAIDs
    セレコキシブ

    ■塩基性のNSAIDs
    チアラミド
    エモルファゾン

    様々なNSAIDsの剤形
    NSAIDsはいわゆる錠剤や湿布薬など用途や目的に合わせて様々なタイプの剤形が存在します。

    徐放製剤:
    体内でゆっくりと溶け出すように特殊な製剤化を施した薬で痛み止めとしての効果を持続させることができ1日の服用回数を減らすことが出来ます。また副作用を軽減する事も出来ます。効果がやや弱い場合があります。

    座剤:
    いわゆる座薬です。肛門に挿入するでやや面倒ではありますが胃腸障害を減少させる働きがあります。

    プロドラッグ:
    プロドラッグとは胃に吸収される前は成分の活性がなく、吸収されてから肝臓で代謝されて薬効を発揮します。その為、胃腸障害が少ないとされています。

    貼付薬:
    いわゆる湿布薬です。胃を通過しない為、胃腸障害が起きにくいです、打ち身や捻挫など局所的な痛みに適しています。

    経皮吸収剤:
    いわゆるゲルやローションなどの塗り薬です。貼付薬と同じく胃を通過しないので胃腸障害が起こりにくいです。湿布薬が貼りにくい場所の使用に適しています、やや効果が弱いのが問題点としてあげられています。

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    効果が続く時間でのNSAIDsの分類

    NSAIDsの有効成分はそれぞれ効果が持続する時間が違ってきます。
    効果が長時間効くものは1日1回か2回服用で24時間効果が続きます。効果が短く効くものは1日3回で効果が続きます。
    長時間効くものは強い骨折や痛みの原因の完治が長くなりそうな場合や1日中続くような痛みに向いています。短く効くものは一時的な頭痛など、単発的に起こる痛みに向いています。

    ・長く効くNSAIDs
    メロキシカム
    ナプロキセン
    エトドラク

    ・短く効くNSAIDs
    イブプロフェン
    ロキソプロフェン
    ジクロフェナク

    患者タイプ別に分けたNSAIDsとアセトアミノフェンの使い方

    妊婦さんや高齢の方など解熱鎮痛薬は使用する患者さんによっては副作用が現れやすい場合があり、以下のようにそれぞれに適した解熱鎮痛薬を選ぶ必要があります。

    胃弱,胃腸障害がある方に推奨:
    アセトアミノフェン、プロドラッグ、イブプロフェン、ロキソプロフェン、ナプロキセン、セレコキシブ、エトドラク、メロキシカム、座剤、貼付薬)

    高齢者に推奨:
    短く効くイブプロフェン、ロキソプロフェン、ジクロフェナクを少ない用量で服用、貼付薬

    妊婦:
    NSAIDsはなるべく服用しないこと、服用するならばアセトアミノフェン

    まとめ

    解熱鎮痛薬のNSAIDsとアセトアミノフェンについて解説しました。
    解熱鎮痛薬は用途に合わせて副作用なく使ってゆく事が大事です。
    ドラッグストアでも様々な有効成分のものが販売されており、いろいろ迷ってしまうと思います。
    そんな時は知識が豊富な薬剤師や登録販売者に訪ねてアドバイスをもらいましょう、その際にどのような痛みなのか?その痛みがどれ位続くのか?など詳細な情報を伝える事でより自分に合った解熱鎮痛薬を見つけることが出来るでしょう。

    治験に関する詳しい解説はこちら

    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

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