発達障害やダウン症の可能性は?高齢出産のリスクとメリット

高齢出産について

日本では近年晩婚化や女性の社会進出のために出産の年齢が上がっており、40代で出産をするという女性も年々増えています。 しかし、高齢出産は産まれてくる赤ちゃんに障害が出やすい、妊娠中や出産時にトラブルが起こるなどの様々なリスクがあると言われていますが、実際にはどうなのでしょうか。 高齢出産のリスクやメリットについて詳しく紹介していきます。
  1. 1.高齢出産とは
  2. 2.高齢出産のリスク
  3. 3.高齢出産のメリット
  4. 4.初めての高齢出産
  5. 5.2人目以降の高齢出産
  6. 6.高齢出産は怖いものではない

高齢出産とは

現在では、初産であれば35歳以上、2人目であれば40歳以上が高齢出産にあたります。
1993年までは30歳以上が高齢出産とされていましたが、近年では初婚年齢も30歳前後と晩婚化しており、女性の社会進出も進んでいるため、高齢出産の年齢も引き上げられています。
また、初産の年齢が上がっているため、2人目以降の出産が40代になるということも不思議ではありません。
仕事をしている女性は、育児休暇を終え職場復帰したのに、またすぐに2人目を妊娠、出産というのも難しいのではないでしょうか。
高齢出産は今では他人事ではなく、身近なものとなってきているのです。

出産の治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

高齢出産のリスク

高齢出産のリスクについては、テレビや雑誌でも多く取り上げられているため不安に感じる方も多いと思います。それでは実際にはどのようなことがリスクとして挙げられるのでしょうか

ダウン症・発達障害
高齢出産のリスクとしてよく耳にするのはダウン症や発達障害が起こる可能性が高まるということではないでしょうか。
ダウン症や発達障害は妊娠中胎児の染色体に異常が生じることで起こります。
染色体に異常が起こる原因の一つとして、両親の精子や卵子の老化が考えられます。
もちろん卵子の老化以外にも原因は考えられますが、実際に出産時の年齢が高くなるほどダウン症の発症率も高まるという結果が出ています。

具体的な数値としては、出産時の年齢が40歳で約100人に1人に発症すると言われており、低くはない確率となっています。
高齢出産だと必ず発症するというわけではありませんが、発症するリスクがあるということは事前に知っておく必要があるでしょう。

また、先天異常の発生率も年齢が上がるほどに高くなります。
その明確な理由は明らかになっていませんが、年齢が上がると同時に、実際に心臓の奇形をはじめとした先天性の異常が見られることも多くあります。

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
高齢出産に限らず、妊娠中に気を付けたい特有の病気があります。
その一つが「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」「妊娠糖尿病」です。
高齢出産の場合、特に気を付けなければならないのは妊娠高血圧症候群です。
妊娠前は特になかったのに、妊娠中期以降に高血圧が見られ、タンパク尿やむくみなどの症状が現れます。
重症化した場合には上記の症状に加え、脳出血や痙攣症状、腎臓や肝臓の機能障害などを引き起こす可能性もあります。

これらの症状は母体だけではなくお腹の中の赤ちゃんにまで影響を及ぼす可能性があり、発育不全、低出生体重児、最悪の場合にはお腹の中で赤ちゃんが死亡してしまうこともありますので早期発見と予防が重要です。

また、このような症状が発覚した場合には、赤ちゃんを早く体外へ出すために帝王切開を行うこともあります。
妊娠高血圧症候群は、妊婦全体で約10%が発症すると言われており、35歳以上になると約14%~18%と発症率が高まることもわかっています。
加齢とともに血管が老化することが原因の一つとして考えられるため、年齢が上がると発症率も高くなるのです。

早産、流産になる可能性が高まる
出産時の年齢と早産、流産は直接の因果関係はないと言われています。
では、なぜ高齢出産だと早産、流産などのリスクが高まると思われているのでしょう。
それは早産、流産などの原因に、高血圧症候群(妊娠中毒症)や常位胎盤早期剥離、胎児機能不全が考えられているからです。
これらは高齢出産の場合になりやすいと言われているため、高齢出産は早産、流産になる可能性が高まるのです。

出産の治験・臨床試験(新しい治療薬)情報をsmtで検索
郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

高齢出産のメリット

高齢出産では体の老化にともなったリスクがつきもの、体力面でも若い頃に比べると劣ることがあるでしょう。
しかし、高齢出産ならではといったメリットもあるのです。

金銭的な余裕
赤ちゃんができて嬉しい反面、金銭的なことで不安に思ったという先輩ママも多くいます。
妊娠、出産では様々な費用がかかります。定期的な妊婦健診、妊娠中にはたくさんの検査も受けます。病気にかかれば治療費もかかりますし、入院費、ベビー用品や洋服などの出産準備もするとなると、思っていた以上のお金がかかってしまったりします。
妊婦健診や入院費に関しては住んでいる自治体で補助金が出たりしますが、それだけではすべての費用をまかなうことはできませんので、金銭的な面で余裕があると気持ちにも余裕が生まれてくるのではないでしょうか。
また、出産後は想像以上に体力が必要となりますが、経済的に余裕があると託児施設を利用し体を休めたりすることもできるため体力的な面を補うこともできます。

精神的な余裕
年齢を重ねると多くのことを経験し、多くの人と出会うことで様々なことを受け入れられるようになります。
特に育児は思い通りにはいかないことの連続です。それを受け入れられる余裕があるのもメリットであると言えます。

お肌ツルツル、体に自信
妊娠中は女性ホルモンが大量に分泌されるため、お肌がツルツルになることや、体が温かいなど若返ったという声も多くあります。
また、高齢出産のリスクを事前に知っておくことで、食生活や体重管理などに十分注意することができ健康的な体になったという方も少なくありません。

初めての高齢出産

高齢出産に限らず、20代でも30でも初めての出産は不安になるものです。
高齢出産で特に初産となると妊娠中や出産時のリスクは高まると言われています。

しかし、それを気にして怖がってばかりいたらきりがありません。
テレビや雑誌、周りからも色々と耳に入ってくることはあると思いますが、それらに振り回されず、楽しいマタニティーライフを送ることも大切です。
食生活や体重管理などに十分に注意することはもちろんですが、ストレスを抱えているのはお腹の赤ちゃんのためにも良くありません。
紹介した高齢出産のメリットや、産まれてくる赤ちゃんに会える事を楽しみに過ごしてみてはいかがでしょうか。

2人目以降の高齢出産

2人目3人目の経産婦だと35歳以上の高齢出産であっても難産になるリスクは低くなると言われています。一度出産を経験すると産道も柔らかくなっており、スムーズに出産が進むようです。
初産と年数が開いていたとしても、変わらないと言われていますので、出産に関してはそれほど心配はないようです。
ダウン症や発達障害などの発症率は年齢により高まってしまいますので、そこは事前に知っておく必要があります。

高齢出産は怖いものではない

いかがでしたか。
高齢出産はリスクをともなうことは避けられませんが、マイナスイメージだけではなく、メリットもあるということが分かっていただけたと思います。
高齢出産の方も、若い妊婦さんも、初産の方も、経産婦の方も不安なのは同じです。
あまり気にしすぎずに穏やかなマタニティーライフを送ることが大切です。

治験に関する詳しい解説はこちら

治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

治験・臨床試験についての詳しい説明

SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。