妊活には欠かせない基礎体温のチェック!基礎体温と排卵日との関係とは?

基礎体温について

基礎体温を付けていますか?手軽に妊娠や排卵状態を知ることができる方法が基礎体温の測定です。そもそも基礎体温とはなんなのでしょう?基礎体温と妊娠や排卵日の関係について解説します。正しい基礎体温の知識を身に付けて、妊活に役立てましょう。
  1. 1.基礎体温とは
  2. 2.妊娠しやすい時期とは
  3. 3.基礎体温と排卵日の関係
  4. 4.基礎体温の計り方
  5. 5.基礎体温の安定のさせ方
  6. 6.基礎体温は継続してこそ意味がある

基礎体温とは

基礎体温と通常の体温の違い
毎日の健康管理や、発熱時などには熱を測りますよね。いわゆる体温と基礎体温には違いがあります。
基礎体温とは、女性特有のホルモンバランスの変化によっておこる微小な体温変化のサイクルのことを言います。女性の体は、排卵と月経を堺にして周期的に高温と低温を繰り返しているのです。

女性ホルモンの影響で、体温が周期的に変わる
女性ホルモンは大きく分けて2種類存在しています。
月経から排卵までの期間に分泌されるのがエストロゲンです。
エストロゲンには卵子を育てる働きがあり、排卵を促します。

一方、排卵を堺にして、エストロゲンの分泌相は減少し、かわりにプロゲステロンというホルモンが分泌されるようになります。
プロゲステロンの役割は、妊娠しやすい体を作ることです。子宮内膜を厚くしたり、脂肪をつけやすくしたり、出産に向けての準備をするためのホルモンと言えます。
この2種類のホルモンの分泌量の違いによって、基礎体温に変化が現れるのです。

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妊娠しやすい時期とは

女性の体が妊娠できる時期は非常に限られています。
月経サイクルから見ると、妊娠が成立しやすい時期はどの程度の期間なのでしょうか?

卵子と精子の生きられる期間
卵子と精子には生きられる期間に違いがあります。その日数の違いを見てみましょう。
卵子が十分に成長すると、卵巣から飛び出してきます。これが排卵です。
排卵が起こる日を排卵日と呼んでいます。
排卵した卵子は、卵管を通りながら子宮までやってきます。卵子が生きていられる期間はこのごくわずかな期間に限られるのです。
卵子の寿命は、日数にしておよそ1日という非常に短い期間なのです。
一方、卵子と比較すると精子の寿命はやや長くなっています。
平均で数日間、長くても1週間程度です。

妊娠が成立できる期間は非常に短い
妊娠が成立するためには、卵子の寿命である1日の間に精子と出会わなければなりません。
しかし、まる1日間卵子が元気な状態であるわけではありません。卵子が元気でいられる期間は排卵からおよそ半日程度。その間に精子と出会うことが妊娠成立のポイントなのです。これは精子にも当てはまります。精子が元気に活動できる期間はおよそ1~2日間。
妊娠しやすい期間はこんなにも短いのです。

基礎体温と排卵日の関係

基礎体温を測定して記録をつけていくと、排卵日が把握できるようになります。
排卵日と基礎体温には密接な関係があるためです。

基礎体温を付けると排卵日がわかる
妊娠の可能性を高めるためには、排卵日を正確に把握する必要があることがご理解いただけたと思います。
そのための方法の一つが基礎体温の記録です。
排卵日になると基礎体温は一気に低下しますから、そのタイミングを逃さないようにすることが大切です。

排卵を堺に体温に変化が現れる
エストロゲンが分泌されている期間(=排卵前)は基礎体温は低温となり、排卵当日に一気に下降します。その後、プロゲステロン優位の時期になると、基礎体温は高温になります。
妊娠が成立すると月経予定日でも高温期が続きます。
妊娠が成立せず生理が訪れると体温は低温期に戻ります。

基礎体温の計り方

基礎体温には厳密な測定方法があります。
微小な体温変化をとらえる必要があるため、正しく測定しなければ意味がありません。
基礎体温の測り方を知っておきましょう。

基礎体温専用の婦人体温計が必要
まず、基礎体温の測定は通常の体温計では行えません。
普段使用する体温計は小数点第1位までしか表示されませんよね。しかし、これではホルモンによる体温変化を捉えることができないのです。
基礎体温を測定するためには、専用の婦人体温計を使用します。婦人用体温計には小数点第2位までが表示されるようになっています。
基礎体温は、この小数点第2位の変動を見ていくことが重要になってくるからです。

基礎体温の正しい測り方
基礎体温は測定方法が厳密に決められています。

1.測定は朝目が覚めたらすぐに行う。時刻はできるだけ同じにすること
2.ベッドから出たりトイレに行ったりしない状態で測る
3.体温計はベロの下(舌下体温)で測定する

基礎体温の測定で重要となってくるのは、朝一番の体温をとらえることにあります。
トイレに行ったり、ベッドから出たりすると、体温に変化が生じてしまいます。そのため、布団の中にいる状態で、目が覚めたらすぐ測定する必要があるのです。

また、人間の体温は1日のうちでも時間帯によって変動しています。測定時刻を同じにしなければ、体温の上下を把握することができません。
通常、体温はわきの下で測りますよね。しかし、基礎体温ではベロの下で測ります。その理由は、体の外側(皮膚)よりも、体の内側のほうが正確な体温となるためです。
基礎体温を測るのは最初のうちは面倒かもしれませんが、継続してこそ意味をもってくるのです。

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基礎体温の安定のさせ方

基礎体温はホルモンバランスによって変動します。
ホルモンバランスが乱れている人は、基礎体温がきれいな2層に分かれなかったり、排卵日がわからなかったりします。
基礎体温を安定させるコツとはなんでしょう?

女性ホルモンを安定させる
妊娠しやすい体を作るためには、女性ホルモンが正常に分泌される必要があります。
女性ホルモンはストレスや食生活、疲労などによって簡単に影響を受けてしまいます。
その結果、規則正しい排卵が起こらなくなることもあるのです。
ホルモンバランスを整えるための工夫としてこんなことがあります。

規則正しい生活
女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、卵巣に対してホルモンを分泌させるように命令を出しているのは脳です。
ホルモン分泌を司っている脳の部分は、睡眠や体温など、その他の生命維持に関することも調整しています。
規則正しい生活を送ることで、自然とホルモンバランスも整ってくるのです。

ストレスをためない
妊娠をあせるあまり、それ自体がストレスになってしまっている場合もあります。
そのほか、仕事や人間関係など、現代はストレスであふれていますよね。

ストレスを避けることは難しくても、ストレスをためないように心がけましょう。

体を冷やさない
体が冷えると血流が悪くなります。すると、卵巣や子宮を含めた内臓全体に十分な血液が供給されません。つまり、冷えは内臓の機能低下を招いてしまうのです。
特に卵巣や子宮の機能が十分でないと、元気な卵子が育たなかったり、受精しても着床しにくくなったりします。
冷えは万病の素と言いますが、まさにその通りなのです。

大豆製品を摂る
イソフラボンという言葉を耳にしたことがある人は多いことでしょう。
イソフラボンとは女性ホルモンと非常によく似た成分です。イソフラボンを摂取することで、女性ホルモンと同じような働きをしてくれます。
イソフラボンは主に大豆製品に豊富に含まれています。
ホルモンバランスの乱れを感じる人は、大豆製品の摂取を心がけてみてください。

基礎体温は継続してこそ意味がある

基礎体温を測る重要性をご理解いただけましたか?
基礎体温は1か月を1サイクルとしますが、最低でも数か月は続ける必要があります。
長期間の記録を見ることで、自分の平均的な月経サイクルを把握することができるからです。
ちょっと面倒かもしれませんが、気長に続けてみましょう。

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