• 血糖値が高い…将来飲むことになるかもしれない糖尿病の薬とは

    糖尿病の薬について

    日頃の食べすぎや運動不足が重なって糖尿病になってしまった方がいるかもしれません。本記事では、薬での治療はどうなるの?インスリン注射を打つの?など糖尿病のタイプや重症度別に様々な薬の効果と副作用を解説します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.怖すぎる糖尿病
    3. 3.注射は必ず打つのか?
    4. 4.様々な糖尿病の内服薬
    5. 5.深刻だと意識障害も起こる副作用の低血糖に注意
    6. 6.まとめ

    はじめに

    日本国民の5人に1人以上が、糖尿病の患者かその予備軍と言われています。
    糖尿病は一度発症したら完治はしないというのはご存知でしょうか?
    それぐらい、糖尿病は怖い病気なのです。

    ただ、糖尿病になってしまっても血糖値を正常レベルに保つことでコントロールできます。
    そのために、食事療法、運動療法が必要で薬を使用することもあります。

    糖尿病になってしまったら、血糖値を正常に保つために、いつ何を食べるか、運動するか、糖尿病薬を実際にどのように飲むか、注射するか、あなた自身の行動が大事なります。

    また、糖尿病の病態は時の経過とともに変化するため、医師に相談の上、使用する薬や治療計画をたてて管理していく必要があります。
    ここでは、糖尿病の薬の種類、効果、副作用について解説します。

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    怖すぎる糖尿病

    糖尿病は、初期段階では自覚症状がほとんどないため、気がついたときには体中のさまざまな臓器に重大な障害を引き起こしている怖い病気です。

    糖尿病と診断された場合は、まずは2~3か月運動・食事療法で血糖値を下げるようにします。
    それでもダメな場合は、薬物療法で血糖値を下げるようにします。
    上記を行なった上でも血糖値が高く最悪の場合は、手術で足の切断、失明、週3回病院へ通う透析を行うことになります。

    糖尿病という病気は、悪化すると死に至ることもあるぐらい怖い病気なのです。
    糖尿病は、食べすぎ、肥満(内臓脂肪型肥満(メタボリックシンドローム))、多飲酒、運動不足、ストレスなどの生活習慣に起因するところがある生活習慣病です。

    ですから、少しでも心当たりのある方は、食生活の改善と適度な運動を開始して肥満を解消すること、さらに、ストレスをためないことを心がけて、糖尿病の発症を未然に防ぎましょう。

    注射は必ず打つのか?

    糖尿病になったら注射を必ず打つイメージを持っている方もいるかもしれませんが、糖尿病のタイプによって違ってきます。

    2型糖尿病
    生活習慣病が関わる2型糖尿病ではよほどひどくない限り最初からインスリン注射を打つことは基本的にはないです。
    ※2型糖尿病は血液中のブドウ糖(血糖)が正常より高くなる病気で、遺伝、高カロリー、高脂肪食、運動不足などにより引き起こされるインスリンの作用不足が考えられます。

    1型糖尿病
    1型糖尿病は自己免疫疾患により起こされる糖尿病でごくまれに現れる疾患で必ずインスリンを打ちます。
    ※1型糖尿病は、体内のインスリンの絶対量が少なくなることで生じる病気です。

    様々な糖尿病の内服薬

    糖尿病の内服薬は1種類だけではありません。
    現在使用されている糖尿病の内服薬を効き方で分類すると、下記になります。

    ⒈スルホニル尿素薬(SU薬)
    ⒉ビグアナイド薬
    ⒊チアゾリジン薬
    ⒋速攻型インスリン分泌促進薬
    ⒌DPPー4阻害薬
    ⒍α-グルコシダーゼ阻害薬
    ⒎SGLT2阻害薬

    以上、血糖値を下げる飲み薬としては7種類の飲み薬が使用されています。
    このうち1~5は血糖値を下げてくれるインスリンに関係した作用を持っています。

    血糖を下げる効果が最も強いSU薬
    SU薬は、血糖を下げるインスリンを分泌する細胞である膵ランゲルハンスβ細胞に作用し、インスリンの分泌を増加、促進させます。
    他の血糖降下薬よりも血糖を下げる作用は強いですが、その分下げすぎてしまい、低血糖の副作用を起こす頻度も多くなります。

    並行して食事療法・運動療法を行わないと体重増加が起こるので注意しましょう。

    肥満患者によく用いられるビグアナイド薬
    ビグアナイド薬は、肝臓から血中への糖分の放出の抑制および筋肉でのインスリンの働きを強める効果があります。また、コレステロールを下げる働きもあるので肥満患者に用いられやすいです。

    ビグアナイド薬に特徴的で気を付けるべき副作用に、乳酸アシドーシスがあります、この副作用の症状として食欲不振・嘔吐・腹痛・下痢から始まり、悪化してゆくと過呼吸や低血圧、低体温や昏睡にまで陥ります。特に脱水状態で起こりやすく、夏場やアルコールの摂取時にはしっかりと水分を摂ることが大事です。

    インスリンの効きを良くしてくれるチアゾリジン薬
    インスリン体内で存在していても効きが悪い場合があります。
    このような状態をインスリン抵抗性と呼びます。
    チアゾリジン薬は、このインスリン抵抗性を改善する効果とさらに肝臓からの糖分の放出を抑えます。また、コレステロールに関して善玉コレステロールを上昇させる働きも持っています。
    副作用として体液が溜まることと脂肪細胞が増殖する為、体重が増加することがあります。ときに浮腫や貧血、心不全、骨折を起こすことがあります。

    すぐ効く速攻型インスリン分泌促進薬
    効き方はSU剤と同じですが、効果が服用後に現れる為、食後に高血糖になりやすい患者には最適です。また、従来のSU剤よりも低血糖が起こりにくいですが、1日3回服用する必要があります。

    低血糖になりにくいDPP-4阻害薬
    インスリンは、ただ単に分泌されているわけではなく、血糖値に依存してGLP-1というホルモンによって放出が調整されています。
    このGLP-1を打ち消してしまう酵素であるDPP-4が体内に存在するのですが、DPP-4阻害薬はこのDPP-4を打ち消すことにより、GLP-1を残しておくことができます。
    その為、血糖値に応じてインスリンが放出されやすくなるのでDPP-4阻害薬は低血糖になりにくいとされています。

    食後の過血糖を抑えるα-グルコシダーゼ
    腸での糖の分解を抑制して食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
    他の血糖降下剤と併用して使用される事が多いです。

    服用する際は必ず食直前に服用しないと、十分な効果が得られません。
    副作用には放屁や下痢がしばしばみられることがあります。

    尿から糖を排出させるSGLT2阻害薬
    近年発売された全く新しい形の血糖降下剤です。
    通常では、血液中の糖分は腎臓で尿中へ排出されますが、同時に再吸収とよばれる尿が体外に出る前に糖の一部が血中に戻るメカニズムがあります。

    糖尿病の人では尿へ出る糖の量は多いのですが、同時に血中への再吸収も活発になるため、血糖値が高いままになっています。

    SGLT-2阻害薬はこの再吸収を阻害し、尿中から体外への糖の排出を促進します。
    血糖降下の作用以外にも体重減少や血圧低下、尿酸値低下などの作用が報告されています。
    副作用としては尿量が増えるために脱水症状や尿路感染、皮膚関連の副作用に注意が必要です。

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    深刻だと意識障害も起こる副作用の低血糖に注意

    低血糖とは
    どの糖尿病でも副作用として糖尿病に低血糖に注意が必要です。
    特にSU剤単独やSU剤と他の血糖降下剤、インスリン注射と血糖降下剤の組み合わせで起こりやすいです。

    低血糖の初期症状としてはあくび、だるさ、動機、空腹感が起こります。さらに重度になると脳のエネルギーが不足して意識障害に陥ることもあります。
    低血糖は激しい運動の後や食事量の大幅な減少、アルコールの過剰摂取でおこりますので注意が必要です。

    慌てずに対処を
    糖分を摂取することで数分で回復することができます。
    糖分を多く含むジュース類であれば効果がより早く現れます。

    ここで1つ注意してほしいのが、α-グルコシダーゼを服用している場合です、
    αグルコシダーゼを服用していて低血糖が起こった場合は、必ずブドウ糖を服用しなければ低血糖は回復しません。ブドウ糖そのものは医師から処方してもらったり、薬局でも配布していますので、もらって必ず携帯するようにしましょう。

    低血糖が頻繁に起こる場合は医師へ相談し、血糖降下薬の減量や変更、中止を検討してもらいましょう。どんな時に起こったか、状況や時間帯などを詳細に伝えることが大事です。

    まとめ

    糖尿病の薬だけに頼らない
    血糖降下薬を飲んでいるだけでは、合併症を起こさない安全な血糖コントロールが得られるわけではありません。

    食事・運動療法が基礎にあって血糖降下薬を服用する事により、効果的に血糖値のコントロールが得られるのです。

    お薬と上手く付き合ってゆく
    血糖降下薬には様々な効能効果で分類されその中にもメーカーから複数の種類の治療薬が販売されています。

    低血糖をはじめとした副作用や服用する時間帯などで自分に合う合わないがあります。それを見極めてもらうためには医師への受診時や薬局で薬を受け取る時など、より詳細に伝えることが大事です。

    しっかり食事や運動に気をつけて上手く薬と付き合っていく事で、糖尿病の合併症に悩まされない健康的な将来を送れるように心がけましょう。

    糖尿病の基本情報についての詳しい解説はこちら

    糖尿病とは?血糖値や症状に関する基本情報。体内のインスリン作用が不十分であり、それが起因となり血糖値が高い状態が続いていきます。症状など分類別に解説しています。

    糖尿病とは?血糖値や症状に関する基本情報

    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 薬のキホン~効き方から副作用まで~

    薬について

    病気や調子の悪い時などに飲む薬、飲んでからどのように体の中を巡って効いてくるのか?また副作用についての対処法についても解説します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.様々な薬の種類
    3. 3.薬が体に入ってから排出されるまで
    4. 4.副作用とは?
    5. 5.どんな薬にでも起こりうる”アナフィラキシー”とは?
    6. 6.副作用救済制度とは?
    7. 7.まとめ

    はじめに

    皆さんは風邪を引いたときや花粉症で鼻水が止まらない時、運動していてケガで打撲や捻挫した時は病院へ受診して薬を貰ったり、ドラッグストアで自分で薬を購入するかと思います。

    飲み薬や湿布薬には様々な種類が販売されており、体に入ってから様々な効果を発揮しますが、その反面副作用が起こってしまうこともあります。

    本記事では、薬の種類から副作用に対する対処法を解説します。

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    様々な薬の種類

    薬はまず漢方とそれ以外の製剤(化学的に合成、製造された薬)に分類されます。
    漢方以外の製剤には、使用部位用途により、まず大きく11種類に分類されます。

    • 錠剤やカプセルなど経口投与製剤
    • 口腔内に適用する製剤
    • 注射投与する製剤
    • 透析に用いる製剤
    • 吸入剤など気管支肺に作用する製剤
    • 目薬など目に投与する製剤
    • 耳に投与する製剤
    • 点鼻薬など鼻に適用する製剤
    • 座薬など直腸に適用する製剤
    • 膣に適用する製剤
    • 塗り薬など皮膚などに適用する製剤

    このように様々な薬があり、使用する薬の種類が多くなるほど、思わぬ副作用が出たり、薬の作用が効きすぎる、あるいは互いに効果を打ち消しあって効きにくくなるということがあります。

    病気にかかった際は、すでに使用している薬について、医師に報告した方が良いでしょう。

    薬が体に入ってから排出されるまで

    薬は体に入ってから吸収→分布→代謝→排出という大きく4つの過程を通ります。

    吸収
    飲み薬はまず口から入り胃を通って腸に辿り着き血液中へと吸収されます、薬の効果をしっかり発揮させるにはより効率よく腸から薬が吸収される必要があります。
    注射薬は直接血液中に入る為、腸を経由し吸収されることがありません。

    分布
    血流に乗った薬剤は全身を巡り標的の臓器へ分布します。例えば心臓の血管が過度に収縮する狭心症の薬であれば、薬が血流に乗って心臓の血管に到達し血管の収縮を抑えます。

    代謝
    薬剤は体に残り続けると、効果がずっと現れて逆に効きすぎたりして問題となる事があります。その為、化学物質などを分解する酵素を多数含んでいる肝臓で薬も分解(=代謝)されます。
    逆に代謝されてから効果を発揮する薬や代謝されても効果はそのままの薬もあります。

    排泄
    血液中の老廃物が腎臓によって尿になり膀胱を通って体外へ排泄されるように薬物や肝臓によって分解された薬物も腎臓を通って尿として排泄されます。
    腎臓で尿として排出されることで体への作用が無くなる薬剤を腎排泄型と呼びます。高齢者などでは腎臓の機能が弱っている為に腎排泄型の薬剤が中々排出されずに体に留まり続けることで副作用が起こることもある為、投与する量を減らしたりします。

    副作用とは?

    病気の治療に必要な作用を主作用とよび、副作用はそれ以外の作用や有害な作用の事を指します。
    病気の予防や診断、治療に通常用いられる用量で起こる好ましくない反応のことを特に有害反応と呼びます。

    副作用は、胃腸障害、腎障害、肝障害、アレルギー、眠気、のどの渇き、ふらつき、めまい、発疹などの様々な症状が起こり得ます。また、副作用には個人差があるため、いつもと様子が違うときは医師薬剤師に相談するようにしましょう。

    副作用への対処法
    副作用の症状がでたときは、どうしたら良いのでしょうか?
    体調に少しでも異常を感じたら、自己判断で使用を止めるのではなく、速やかに医療機関で診察を受け医師や薬剤師に相談して今後の治療方針を決めるようにしましょう。
    薬によっては、使用を中断することで、病状を悪化させる場合もあるため、注意が必要です。

    副作用を防ぐためにも、飲む時間、間隔、量や飲みあわせ、生活上の注意点などについてもよく理解して、正しく薬を飲むようにすると良いかと思います。

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    どんな薬にでも起こりうるアナフィラキシーとは?

    アナフィラキシーとは薬による過敏症の一つで、まれですが、どの薬でも起こりうる副作用の一つです。
    特に画像診断で用いられる造影剤、抗がん剤、解熱消炎鎮痛薬、抗菌薬、血液製剤、生物由来製品、卵や牛乳を含む医薬品(タンニン酸アルブミンなど)で見られる場合があります。

    多くの場合は30分以内で、蕁麻疹(じんましん)などの皮膚症状や、腹痛や嘔吐などの消火器症状、そして息苦しさなどの呼吸器症状が現れます。また突然、顔面や体の蒼白、意識の混濁などのショック症状が現れることがあります。

    早急に対応しなければ命に関わることもあるので救急車やすぐに医療機関で診てもらいましょう。

    副作用救済制度とは?

    副作用救済制度(正式名称:医薬品副作用被害救済制度)は病院やクリニックなどの診療所において服用または処方せんにより処方された医薬品、およびドラッグストアなどで購入できる一般用医薬品(市販薬)を適正な目的、適正な用量用法で使用したにも関わらず、重篤な副作用を起こし、入院したり、後遺症が残ったり、死亡などの健康被害が起こった場合にその際にかかった費用などが給付されるというものです。

    具体的な給付としては、下記になります。

    入院の場合:医療費、障害児養育年金
    障害が残った場合:障害年金、障害児養育年金
    死亡した場合:遺族年金、遺族一時金、埋葬料

    これらの給付を行う機関が”独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)”です。
    以下に制度について詳しい情報が載っていますので、ご興味ある方は見てみると良いでしょう。
    医薬品副作用被害救済制度

    まとめ

    薬には様々な種類があり、体に入ってからいくつかの過程を得て効果を表し、そして排出されていきます。

    また、副作用についても100%起こらないとは限りません。副作用の起こる可能性を最小限に留めるにはキチンと用法用量を守ることが大事です。

    アナフィラキシーなどの薬剤過敏症については、1度起こった場合はその薬剤を記録しておき、医師や薬剤師に見てもらい類似の薬剤で再び起さないように注意しましょう。

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  • 辛い咳に効く?咳に効果のあるアストミンとは?

    アストミンについて

    辛い咳の時、みなさんはどのように対処されていますか?咳止めには様々な種類が存在します。
    アストミンは依存性のない中枢性非麻薬性鎮咳薬として使用されています。
    1. 1.はじめに
    2. 2.アストミンとは?
    3. 3.アストミンはなぜ効くの?
    4. 4.アストミン用量は?
    5. 5.アストミンの副作用は?
    6. 6.最後に

    はじめに

    風邪をひいた時に辛いのが咳です。
    病院へ行ったり、自分で治す為にドラッグストアなどで咳止めの薬を手に入れる方が多いかと思います。
    本稿では数ある咳止めの一つであるアストミンについて解説します。

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    アストミンとは?

    アストミンは1974年から販売された歴史の長い薬です。
    アストミンという名前はメーカーから販売されている商品名で有効成分はジメモルファンリン酸塩です。
    アストミンは錠剤の形をしています。
    アストミンは有効成分であるジメモルファンリン酸を10mg含んだものが販売されています。

    鎮咳薬には比較的に依存性がでやすい中枢性麻薬性鎮咳薬と中枢性非麻薬性鎮咳薬に分けられます。
    アストミンは身体的依存や精神依存性がない非麻薬性の鎮咳薬になります。

    アストミンはなぜ咳に効くの?

    咳は主に咽頭に存在する知覚神経と延髄に存在する咳中枢によって引き起こされます。
    何かしらの刺激によって知覚神経から電気信号が送られます。
    電気信号が咳中枢に達する際に閾値(いきち)とよばれる一定の数値に達すれば咳反射が起こります。
    風邪で喉に強い炎症が起こり、強めの電気信号が何度も起これば、どんどん閾値に達する回数が多くなり、咳が何度も出てしまいます。
    アストミンはこの咳中枢に直接働くことで咳を起こりにくくします。

    アストミンの用量は?

    アストミンは15歳以上には1回1~2錠を1日3回に分けて服用する薬です。
    咳が強い場合は1回2錠飲むことが多いです。
    高齢者では量を減らすなど注意が必要です。

    アストミンの副作用は?

    アストミンの主な副作用は、

    • 食欲不振
    • 口渇
    • 悪心
    • 眠気
    • めまい

    があります。
    眠気やめまいがすることから車やバイクなどの運転には注意しなければなりません。

    また、アストミンを服用する事によって空腹時の血糖値が高くなった事も報告されており、特に糖尿病の人には注意が必要です。

    最後に

    アストミンについて解説しました。
    アストミンは咳の症状を抑えるだけなので軽い風邪であれば時間が経てば自然に治癒してゆきますが、細菌感染などであれば抗菌薬が必要となってくる場合があるので、アストミンを飲んでいても中々咳が治らない場合は再度医療機関へ受診しましょう。

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  • 脂肪溶解注射は太ももだけに適応されるもの?

    脂肪溶解注射について

    脂肪溶解注射って、太ももの脂肪落としと聞いたけど、本当のところはどうなの?危険性はないの?全ての疑問を解決します。脂肪を溶かして細くする脂肪溶解注射の説明です。
    1. 1.はじめに
    2. 2.脂肪溶解注射の種類や仕組み
    3. 3.脂肪溶解注射の適応部位と効果はこれ!
    4. 4.脂肪溶解注射のアレルギー反応や注意点を知っておこう!
    5. 5.脂肪溶解注射の費用は脂肪吸引よりは安価だが…
    6. 6.まとめ

    はじめに

    脂肪溶解注射は最近の開発ではなく、かなり前となる1950年代からフランスでスタートしました。現在では日本はともかく世界各国で治療の一環となって広がっています。

    脂肪吸引はほぼ一度に改善される施術ですが、メスを使いダウンタイムも考慮しなければならなく、デメリットを覚悟しなければなりません。それに比べると時間も数十分、価格も低価格、痛みや副作用も少ない画期的な療法とされています。

    しかし、顔や体を施術することには変わりないので、しっかりと内容や安全性を知ったうえで受けるかどうかの判断をしなければなりません。
    脂肪溶解注射についてわかりやすく解説いたします。

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    脂肪溶解注射の種類や仕組み

    脂肪溶解注射の種類や効果は?
    フォスファチジルコリン(PPC)と呼ばれる大豆から抽出された成分を主体とした脂肪溶解注射薬。注入後にはある程度の腫れが認められます。

    もう一つは、フォスファチジルコリンとデオキシコール酸(DOC)の混合注射薬です。
    デオキシコール酸とは、脂肪細胞膜に対して作用し、デオキシコール酸を浸透させやすくするもので、セルライトの破壊に貢献します。
    しかし、注射部位の腫れを強くしてしまう難点もあることで、思ったよりも副作用が強いと驚く方も多いようです。

    他には、先のフォスファチジルコリンとデオキシコール酸の両方を含まないBNLSという注射薬も開発され、顔の輪郭用に使われるようになってきました。

    脂肪溶解注射のメカニズム
    脂肪溶解注射のメインとなる「フォスファチジルコリン」は他のリン脂質も含めますがレシチンとも呼ばれます。
    このレシチンは細胞膜の主成分としても浸透圧の均衡を維持する大きな役目を持っています。それだけではなく、水溶性のものにも、脂溶性のものにも溶けやすい性質を利点とし、脂質やコレステロール、脂溶性ビタミンなどを抱え込んで水に溶けるようにする働きを担います。

    ではこれが直接はどういう内容につながるかと言いますと、皮下脂肪の脂肪細胞を破壊し
    脂肪を遊離させながらリンパに流し、最後には代謝させます。
    硬くなった脂肪を分解して、エネルギーとして使い切りましょうという仕組みです。

    また、脂肪溶解注射には体内酵素やデオキシコール酸も配合されているため、脂肪細胞に薬液が浸透しやすく中性脂肪の代謝を助長する力も加わるのでリバウンドがないと言われます。

    脂肪溶解注射の適応部位と効果はこれ!

    ◆顔:下膨れや二重あごなどを解消し小顔効果やフェイスラインがきれいになります。
    ◆腕:腕を上げたときに目立つ垂れ下がりがなくなりスッキリします。
    ◆腹部:徐々にサイズダウンできます。
    ◆背中:下着からこぼれるぜい肉の除去やウエストにくびれができます。
    ◆太もも:セルライトが目立つ部分が解消され脚線美がつくられます。
    ◆お尻:美しいヒップアップラインを形成できます。

    脂肪溶解注射のアレルギー反応や注意点を知っておこう!

    脂肪溶解注射のフォスファチジルコリン(PPC)が主成分となっている注射液を使用する場合は大豆由来の原材料なため、大豆アレルギーを持っている方は受けることがありません。
    施術に当たるクリニックではパッチテストでアレルギーの有無を検査しますが、中にはそういった検査を省いてしまうところがないとも限りませんので注意が必要です。

    クリニックによって注射薬の配合が各々変わってきます。フォスファチジルコリンと一緒にデオキシコール酸や血管拡張剤を配合します。
    顔などの脂肪溶解注射ではデオキシコール酸の副作用によって、異常な腫れが生じる場合がありますので、施術前にはしっかりドクターとお話して納得する必要があります。

    脂肪溶解注射の費用は脂肪吸引よりは安価だが…

    顔意外の太ももなどのデオキシコール酸やフォスファチジルコリンを含む脂肪溶解注射には、注射範囲として手のひらを基準に、そのサイズを○○円とカウントしたクリニックが多く、おおよそ10,000円前後。

    脂肪吸引だと太ももだけで130,000~150,000と単位も上がってしまうので、こちらに比べると手頃な価格と感じますが、脂肪溶解注射は1回の施術では効果が現れにくく、平均6回は必要とされています。単発の注射ではなくコースで価格表示している場合も多く見られます。1ヶ月に2回ペースで約3ヶ月という長い目で見た治療となります。

    また、腫れを軽減させるためにリンパマッサージッもオプションとして準備されているクリニックもあります。
    その他、脂肪層が薄い顔などのBNLS使用では500円玉程度で換算し、30,000~40,000円、4回程度が必要となります。

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    まとめ

    どんなにダイエットしても太ももや背中は痩せづらいですよね。
    いつしかそれがコンプレックスやストレスとなって精神的にも悪影響をおよぼす原因にもなります。
    医学や医療技術の発展とともに簡単に痩身を手に入れられるようになりましたが、どんな方法でも体を変化させることですので、十分に注意をしなければなりません。
    価格だけにとらわれて選択したしたばっかりに失敗したという例も少なくありません。
    施術を受けようと思う時は、内容をしっかり把握して、良い選びをするようにしましょう。

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  • 痛いけど必要…注射薬の種類について解説

    注射の種類について

    病院での治療や予防接種に用いられる注射には様々な方法や種類があります。そんな注射薬の目的や種類、メリットについて解説します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.様々な投与経路
    3. 3.様々な注射の薬液
    4. 4.輸液治療の分類
    5. 5.電解質輸液の分類
    6. 6.複合電解質輸液の分類と使用目的
    7. 7.栄養輸液製剤
    8. 8.まとめ

    はじめに

    病院などで必要な時に打たれる注射薬、予防接種などで1度は経験したことがあると思います。針で刺され痛みを伴うので好きな方はいないでしょう。しかし、注射薬にはしっかりと病気を治すための利点があるのです。
    今回はそんな注射薬の種類やメリットについて解説します。

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    様々な投与経路

    皆さんのイメージとしては注射は血管の中へ直接針を刺して薬品を注入するイメージの方が多いと思います。実は注射は血管以外にも薬の特性や治療の目的に合わせて皮下、筋肉、静脈、髄腔内と様々な投与経路が存在するのです。

    皮下注射
    薬剤を皮膚の下の脂肪の部分(皮下組織)に投与する注射方法です。投与された薬は毛細血管に入って、太い血管の血流に入るか、リンパ管を経由して血流にはいって全身を巡ります。
    糖尿病の人が血糖を下げるために使用するインスリンは内服(経口)では胃酸によって分解される為に皮下注射されます。
    またインスリンは一気に血管に入ると効きすぎて低血糖を起こす恐れもある為、ゆっくりと血液内に入る皮下投与が向いているのです。

    筋肉注射
    上腕の三角筋やお尻の中臀筋に薬を投与します。
    皮下注射よりも大量の薬の投与量が必要な場合には筋肉注射が選択されます。
    また皮下注射よりも早く吸収される為、早めに効果を出したい時にも選択されます。

    静脈注射
    血管に薬を直接注射する方法です。
    筋肉注射よりも大量の薬液を注入する事ができます。
    注射方法の中で最も速く薬の効果が現れやすい方法になります。その為、救命時の緊急処置などに適しています。

    髄腔内投与
    髄腔内投与では背骨である脊柱を構成している椎骨と椎骨の間に薬液を注入します。髄膜炎の治療の為の抗生剤や歯科などで麻酔薬を局所的に作用させるために使用されることが多い投与方法です。

    様々な注射の薬液

    注射液にはその有効成分の溶かし方によって様々な種類に分けられます。

    水性注射剤
    有効成分を蒸留水で溶かした注射液です。

    非水性注射剤
    有効成分を蒸留水以外の植物油やプロピレングリコールで溶かした注射液です。溶かす溶媒の種類によっては有効成分の効果を持続化させることもできます。

    懸濁性注射剤
    水や有機溶媒で溶けない成分を細かく砕いて溶媒に分散させた注射剤です。
    投与の際にはよく振って均一に分散させる必要があります。

    固形注射剤
    有効成分の薬剤を凍結乾燥させて、投与の際に溶かして使用します。抗生剤などに多い注射剤です。

    輸液治療の分類

    静脈注射で薬液をゆっくりと投与してゆくいわゆる点滴と呼ばれる注射を輸液と呼びます。
    輸液療法では、食事や飲水が不十分な場合の体液(水分)バランスの補正、体液バランスの維持、栄養の補給、原疾患の治療を主な目的として行われます。
    輸液療法は大きく分けて電解質輸液と栄養輸液に分類されます。

    電解質輸液の分類

    電解質輸液は単一電解質輸液と複合電解質輸液に分けられます。
    単一電解質輸液は体に必要な電解質であるナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、マグネシウム等を補給する電解質補正液と体内の酸性、アルカリ性のバランスであるpH補正液があります。
    複合電解質輸液はさらに細胞外液補充液と低張電解質輸液に分かれます。

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    複合電解質輸液の分類と使用目的

    細胞外液補充液
    嘔吐や下痢などによる発熱や急性腎不全、ショックなどに用いられます。

    低張電解質輸液
    低張電解質輸液は入っている電解質や糖質の割合によって1号~4号に分類されます。

    開始液(1号)
    カリウムを含んでいない輸液になります、カリウムは時に心停止を起こしたりする為、脱水の原因が不明な場合にこの開始液が用いられます。

    脱水補給液(2号)
    1号液にカリウムを加えたもので細胞内補充液といわれます。電解質の濃度は最も濃い輸液です。

    維持液(3号)
    2000~2500mLの投与で成人に必要なナトリウムやカリウムの1日量を補給出来ます。

    術後回復液(4号)
    3号液からカリウムを除いたものになります。カリウムを投与したくない場合に選択されます。

    栄養輸液製剤

    口からの食事や飲水が出来ない場合に栄養補給として、点滴から栄養分を補給する事があります。栄養輸液製剤は糖・アミノ酸・脂肪乳剤の3つがあります。

    糖質液製剤
    糖質液製剤にはブドウ糖が含まれています。
    ブドウ糖1gは4キロカロリーに相当します。栄養が供給されない飢餓状態では、体内の筋肉のタンパク質を崩壊させ、エネルギーやアミノ酸を供給する為にやせ細ってしまいます。糖分が1日に100g供給されれば筋肉のタンパク質の崩壊を約半分に抑えることが出来ます。

    アミノ酸輸液製剤
    アミノ酸は生体に必要なタンパク質の合成、生命活動に必要な体内物質の原料、飢餓状態のような場合でのエネルギーとして重要な働きを持っています。
    十分なエネルギーが投与されていないとアミノ酸はタンパク質合成の成分として利用されないため、糖質液製剤と一緒に投与する必要があります。

    脂肪乳剤
    1g当たりのカロリーが糖質やアミノ酸の約2.3倍あり少ない量で高カロリーのエネルギーを補給できます。
    必須脂肪酸であるリノール酸やリノレン酸を含んでいます。

    まとめ

    注射薬についてまとめました、病院などで取り扱っている注射や点滴には様々な種類や投与方法があります。治療に重要な有効成分を効率よく投与出来たり、体に必要な水分や栄養を補給する為に必要であることが分かったかと思います。針を刺すのは痛いけど病気を治すの為にぐっとこらえてしっかりと治療してもらいましょう。

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    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 東洋医学で自分を治す!?漢方薬の選び方を学ぼう

    東洋医学について

    ドラッグストアでは風邪薬や胃薬、脂肪を代謝させるものなど今では様々な種類の漢方薬が販売されています。しかし、1つの病気に対して漢方薬は何種類も販売されており、どれを買えば良いのか迷うことがあると思います。漢方に詳しい医師は東洋医学を用いてその人にあった漢方薬を選んでいます。この東洋医学の一部を知っておけば、あなた自身で漢方薬を悩まずに選ぶ事が出来るので解説いたします。
    1. 1. はじめに
    2. 2. まずは自分の体質を知ろう!
    3. 3. 実証と虚証で選ぶ風邪薬
    4. 4. 漢方薬の飲み方のポイント
    5. 5. まとめ

    はじめに

    ドラッグストアでは風邪薬や胃薬、脂肪を代謝させるものなど、今では様々な種類の漢方薬が販売されています。
    しかし、1つの病気に対して漢方薬は何種類も販売されており、どれを買えば良いのか迷うことがあるかと思います。

    漢方に詳しい医師は東洋医学を用いてその人にあった漢方薬を選んでいます。
    この東洋医学の一部を知っておけば、あなた自身で漢方薬を悩まずに選ぶ事が出来るように本記事で解説します。

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    まずは自分の体質を知ろう!

    自分の体質を見極める「証」
    証(しょう)とは個人個人の体質を表す用語でその人の体質や体力、抵抗力や症状の現れ方などの状態を表す指標になります。

    実証と虚証

    証は2つのタイプに分かれます。
    体力があり抵抗力のある人の場合は「実証」
    逆に体力がなく弱々しい感じの人は「虚証」となります。
    この2つを見極めることが漢方を選ぶ際に重要となります。

    ■実証の人の特徴

    • 体力がある
    • 筋肉質
    • 血色がよく肌ツヤがある
    • 声が太くて大きい
    • 暑がり
    • 食欲旺盛
    • 便秘気味

    ■虚証の人の特徴

    • 体力がない
    • 華奢
    • さめ肌であれやすい
    • 声が細くて小さい
    • 寒がり
    • 食欲があまりない
    • 軟便、下痢しやすい

    実証と虚証で選ぶ風邪薬

    実証の人に効果的な風邪薬

    風邪(感冒)の引きはじめによく使われる葛根湯ですが、その効能にはこのような記載があります。

    「自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症:感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期…」

    「比較的体力のあるものの~」の一文から葛根湯は実証の人向きであると言えます。

    虚証の人に効果的な風邪薬

    逆に虚証の方へ向けた風邪薬も存在します。
    風邪のひきはじめでは麻黄附子細辛湯という漢方が販売されています。
    その効能には次のような記載がされています。

    「悪寒、微熱、全身倦怠、低血圧で頭痛、めまいあり、四肢に疼痛冷感あるものの次の諸証:感冒、気管支炎」

    「四肢に疼痛冷感あるものの~」の一文から麻黄附子細辛湯は虚証の人に効果的な風邪薬であると言えます。

    症状・時期で選ぼう
    風邪には発熱・頭痛・関節痛や扁桃炎など様々な症状が現れます。
    また病期というものが存在し引きはじめから順に急性期・亜急性期・遷延期と3つの期間に分かれています。
    風邪に効く漢方は10種類以上あり、その中から証・時期・症状に合わせて自分に合ったものを選ぶのがベストです。

    どれを選んだら良いかわからない場合はドラッグストアや薬局にいる薬剤師に尋ねてみましょう。その際に自分の症状やかかり始めた時期をしっかり伝えましょう。

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    漢方薬の飲み方のポイント

    漢方は食前または食間に飲むのが効果的
    食前(食事の30分前)や食間(食事の2時間後)は胃の中が空っぽの状態で胃酸により酸性の状態になっています。
    漢方の有効成分は胃が酸性の時によく吸収されます。
    また副作用の原因となり、一部の漢方に含まれているアルカロイドの吸収は穏やかになります。

    煎じ薬とエキス剤
    漢方の飲み方の形態にはエキス剤と煎じ薬があります。
    煎じ薬は漢方の主原料(植物の根や葉などを乾燥させたもの) をお湯などで煮たりして抽出し、そのまま液体の形で服用します。
    エキス剤は1度煎じたものを乾燥させて顆粒などにした製品で医療用のものや市販のものはこちらが多いです。
    その為、エキス剤を熱湯で溶かせば煎じ薬と同じように服用することができます。
    鼻血の止血やイライラを解消する黄連解毒湯や吐気を止める小半夏加茯苓湯は冷たくして飲むことで効果が出るものもあります。

    まとめ

    漢方薬を活用しよう
    風邪から肥満症、不眠などの精神的な病気まで漢方薬は色々な症状に効きます。
    自分の体質に合ったものを選ぶことがポイントです。
    ドラッグストアや漢方薬専門の薬局もあるので購入に迷った際は自分の体質や症状を伝えて薬剤師さんに相談しましょう。
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    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

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    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
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  • 使い残した医薬品を処分するときの注意点    

    期限切れの薬や不要な薬で薬箱がいっぱいになってしまったら、適切な方法で処分する必要があります。家族に危険が及んだり、環境に悪影響を及ぼしたりすることがないよう、以下の注意点を守って処分しましょう。
    • 薬に処分方法が表示されていれば、それに従いましょう。
    • 処分について指示がない場合は、薬を容器から取り出し、人やペットが誤って手にすることがないよう使用済みのコーヒーの出し殻や使用済みの猫用トイレの砂などに混ぜましょう。混ぜた後は袋に入れ、漏れないように密封しましょう。
    • 個人情報の保護のため、処方ラベルをはがしましょう。
    • 薬をシンクやトイレに流してはいけません。
    • 適切に処分するまでは、子どもやペットの手の届かない安全な場所に保管しておきましょう。
    • 近所に医薬品の回収を行っている病院、薬局、小売業者がないかを確認しましょう。
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    治験・臨床試験についての詳しい説明

    情報元:米国食品医薬品局(FDA)
    HealthDay News 2017年8月17日
    Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
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    記載記事の無断転用は禁じます。

  • ちゃんと効かせる為に…薬の正しい飲み方とは!?

    病院で処方してもらったり、ドラッグストアで購入できる医薬品ですがキチンと服用時間や用法用量、飲み合わせをきちんと守らないと効かずに病気が長引いたり、副作用が起こってかえって苦しい思いをすることになります、今回はそんな薬の正しい飲み方について解説します。
    1. 1. はじめに
    2. 2. 服用回数はなぜ守らないといけないのか?
    3. 3. もし、薬を飲み忘れたら
    4. 4. 薬の組み合わせにも注意が必要
    5. 5. まとめ

    はじめに

    近年、医療用の成分が市販薬にも配合されるようになりセルフメディケーションといって軽い症状であればドラッグストアなどで販売されている市販薬でも対応していける時代となりました。

    また、医療技術の進歩によって病気に対して様々な薬が開発され、有効な治療ができるようになってきています。
    しかし、どんなに症状や病気にあった薬を選んでいても正しい用法用量を守らないと薬の効果が100%発揮されませんし、用法用量以外にも薬の組み合わせにも気をつける必要があります。

    今回は、そんな薬をしっかり効かせる方法について解説します。

    服用回数はなぜ守らないといけない?

    薬によって違う服用回数
    薬は、1回〇錠 1日3回 毎食後とか、1日2回 朝夕食後など1日に服用する回数が決まっていて薬の種類によってそれぞれ異なっています。
    これは何故かというと薬の効き始める時間や薬の効かせたい時間帯が薬によって違ってくるのと、薬が体内に留まっていられる時間が薬によって様々だからなのです。
    その為、決められた用法を守らなければ薬が十分に効かなかったり、効きすぎて有害な副作用が起こったりします。

    1日1回服用する薬の場合
    1日1回で服用する薬の場合は特定の時間に効かせたい場合に服用する場合と1度服用すれば約24時間は効果が続くものがあります。
    例えば眠れない時に服用する眠剤はすぐに効果が発揮され、睡眠している時間にのみ効果が現れていれば良いので眠前のみに服用します。
    血圧を下げる降圧薬や、血糖を下げる血糖降下剤などには1日1回服用すれば薬が体内で長く留まる為、24時間血圧を下げたり、血糖を下げる効果が続くものがあります。

    1日3回や2回服用する薬の場合
    1日3回や2回飲む薬の場合は薬の効果が現れている時間が約8時間であったり、12時間であったりします。薬の効果が切れないように1日に複数回に分けて服用する必要があります。

    もし、薬を飲み忘れたら

    薬の用法によって対処が違ってくる
    気をつけているつもりでもうっかり飲み忘れてしまう…誰にでも起こりうることです。
    飲み忘れた場合に病気が悪化しないか不安に思われる方も多いと思いますが、安心てください、大丈夫です。
    適切な対処をとることで問題なく薬による治療を続けることができます。

    基本的には飲み忘れの際の対応は主治医の指示に従うようにしましょう。
    一般的な対応としては次回の服用時点までに時間感覚を見送る、あるいは下記のような時間感覚をあけて服用するようにします。

    1度に2回分を服用しないで下さい。
    1日1回飲む薬の場合
    →8時間以上間隔を空けるようにしましょう。
    1回2回飲む薬の場合
    →5~6時間間隔を空けるようにしましょう。
    1日3回飲む薬の場合
    →4時間以上間隔を空けるようにしましょう。

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    薬の組み合わせにも注意が必要

    薬の相性(薬物相互作用)とは!?
    複数の薬を併用した際に、薬の効果が減弱あるいは増強されたりして、効果が減弱したり、薬の作用が過剰に現れて副作用が起こることを指します。
    相互作用を起こす薬の組み合わせは様々な種類のものがあります。

    病院でもらう薬と市販薬やサプリメントで起こりうる相互作用
    よく起こりやすいのがアルミニウム(Al)やマグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)など金属含有製剤との相互作用です。アルミニウムは市販の胃薬に含まれていることがあります。
    マグネシウムやカルシウムはサプリメントでとられる方もいます。
    金属含有製剤と組み合わせの悪い薬の一部を下に記載しておきます。
    抗アレルギー薬 フェキソフェナジン(商品名:アレグラ)→AlやMgと組み合わせると体内への吸収が低下するので一緒のタイミングで服用してはいけません(時間を離してならOK)。
    下痢に使用される止瀉薬 タンニン酸アルブミン(商品名:ビオフェルミン止瀉薬)→Caと結合して不溶塩という溶けない塊を作るので併用は禁忌とされています。
    病院で処方される抗生剤には全てではありませんがAl、Mg、Caと組み合わせが悪かったり、時間をずらして服用しないと行けないものがあります。
    上記以外にも沢山の相互作用が問題となる組み合わせが存在します。

    お薬手帳を活用しよう!
    お薬の組み合わせは病院や薬局でチェックしてもらうことができます。
    どんな薬をいつ飲んでいるか?
    たくさんの薬やサプリメントを飲んでいる場合、覚えておくのは大変かもしれません。
    そこで活躍するのがお薬手帳です。

    お薬手帳は、病院や薬局では処方してもらったお薬を記録してもらえます。
    また自身の服用している市販薬やサプリメントを自由に記載することができます。
    今はスマートフォンのアプリでもお薬手帳が使えるようになっています。
    また2016年4月からお薬手帳を持参した場合、薬局での負担金が10円から30円安くなる制度が開始されました。
    是非お薬手帳を活用して組み合わせを医師や薬剤師にしっかりチェックしてもらいましょう。

    まとめ

    血圧コントロールや血糖コントロール、コレステロール値を下げるなど、薬をきちんと服用せずに放置していると、ゆくゆくは合併症が起こり、その症状で辛い思いをしながら生きていかなればいけないということになるかもしれません。

    そうならない為にも処方された薬をきちんと服用するのと薬の効き方に問題の無いように相互作用もしっかりチェックしてもらい、万全の状態で薬を服用していけるようにしていきましょう。

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