• 恥骨が痛い!妊娠後期に起こる恥骨痛の原因と対処法

    妊娠後期の恥骨痛について

    妊娠後期に腰痛と並んでよく見られるのが恥骨痛です。恥骨痛が悪化すると、歩けなくなったり、寝返りが打てなくなったりなど、日常生活に大きな支障が出てきます。そもそも恥骨とはどこなのか、どうして妊娠後期に恥骨痛がおこるのか、その原因と対処法を紹介します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.恥骨とは
    3. 3.妊娠後期の恥骨痛の症状
    4. 4.妊娠後期の恥骨痛の原因
    5. 5.妊娠後期の恥骨痛の対処法
    6. 6.まとめ

    はじめに

    妊娠期間も後期に入りいよいよ出産までの期間が短くなってきますが、
    妊娠後期になり妊婦さんが悩まされる事に恥骨痛があります。
    この記事では恥骨痛の症状から原因、対処法までを紹介します。

    恥骨とは

    恥骨とは、骨盤群の骨の一部で、骨盤を下から支えている一対の骨です。
    そして恥骨は恥骨結合という軟骨でつながっています。
    画像でいうブルーの場所が恥骨結合です。
    体でいうと、ちょうど足の付け根の三角部分(股間)にあるのが恥骨です。おへそから指を下ろしてきた時に触れることができます。

    妊娠後期の恥骨痛の症状

    痛みとは、人によって感じ方が様々です。
    恥骨痛ではどのような痛みを感じる人が多いのでしょうか?
    また、どんな時に恥骨が痛むのでしょう?
    恥骨痛の症状をまとめました。

    ずきずき、チクチク、電気が走るような痛み
    恥骨痛の症状として、どちらかというと生理痛のような鈍い痛みというよりも、ズキッとするような鋭い痛みを感じます。

    最初は恥骨部の違和感や軽い痛みから始まり、悪化するにつれて痛みが強くなっていきます。
    最終的には電気が走るような強く鋭い痛みに襲われる人が多いようです。

    足の付け根が痛む
    恥骨痛の初期段階では、明確に恥骨が痛いと感じられることはあまりありません。
    なんとなく足の付け根がだるい、違和感がある、歩くと痛みを感じる時がある、などの症状から始まります。
    経験者でもない限り、恥骨痛だと自覚できる人はほとんどいない状態です。

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    寝返りなど、体を動かすと痛む
    症状が進んでくると、痛むのが恥骨部がと明確にわかるようになります。
    体を動かしたり、体勢を変えたりするときに激し痛みを感じるようになり、日常生活に支障が出てきます。
    睡眠中の寝返りで何度も目が覚めてしまう人、布団から起き上がれなくなる人なども少なくありません。

    下半身に力が入らず立てない
    恥骨痛がさらに悪化すると、最終的には下半身に力が入らなくなり、立てなくなる人も出てきます。
    このころには、何もしなくてもズキズキと痛み、ほとんど動くことができません。

    妊娠後期の恥骨痛の原因

    日常生活にも困難が出るほどの恥骨痛。その原因はどこにあるのでしょう?

    痛むのは恥骨結合
    恥骨痛といっても、実際に痛みが発生している場所は恥骨自体ではありません。
    本当に痛む部位は、恥骨と恥骨をつなぐ恥骨結合という軟骨部分です。
    恥骨痛は、医学的には恥骨結合離開(ちこつけつごうりかい)と呼んでいます。

    骨盤が開くにつれて、恥骨結合が伸びる
    恥骨結合が痛む原因は、骨盤が開いてくることにあります。
    出産に向けて、赤ちゃんが通れるように徐々に骨盤が広がっていきます。
    すると当然恥骨も左右に引っ張られて開いてきます。
    その結果、恥骨をくっつけている恥骨結合が伸びてくるのです。
    伸びた軟骨は薄くなりますから、ちょっとした体勢の変化や動作でも大きな負担となります。
    恥骨結合に負荷がかかりすぎることが恥骨痛の原因です。

    子宮が恥骨結合を圧迫
    臨月になり、出産が間近に迫ってくると、赤ちゃんが骨盤内に収まるように下がってきます。
    すると赤ちゃんの頭が恥骨結合を圧迫するようになります。
    そのころには、恥骨結合もさらに緩んで薄くなっていますから、子宮の圧迫によって常時痛みを感じることもあるのです。

    妊娠後期の恥骨痛の対処法

    恥骨痛は、基本的には産後になると消失するといわれています。
    しかし、骨盤のゆがみがひどい人や骨盤の戻りが悪い人は、産後も続く場合があります。
    つらい恥骨痛を改善する方法はいくつかありますので、ご紹介します。

    骨盤ベルトを着用する
    恥骨痛に一番効果があるのが骨盤ベルトです。
    骨盤ベルトを着用することで、恥骨をサポートしてくれるため、恥骨結合への負担が軽減されます。

    正しく着用することで、骨盤のゆがみに対しても効果を発揮しますから、恥骨痛だけでなく腰痛や坐骨神経痛などの改善にも効果があります。

    産院の医師や助産師に聞けば、おすすめのものを紹介してもらえることでしょう。

    ただし、骨盤ベルトは正しいサイズのものを正しく着用してこそ効果が得られます。
    間違った使い方をすると、恥骨痛が悪化するだけでなく赤ちゃんにも悪影響が及ぶ恐れがあります。
    自己判断で購入・着用することは避けましょう。

    クッションなどの上に座る
    床や固い椅子などは避け、クッションやソファなどの柔らかいものの上に座ります。
    すると、恥骨部にかかる負担が分散されるとともに、恥骨部をクッションなどが保護してくれます。
    どうしても固い床や椅子に座る必要がある場合、正座やあぐらなどの姿勢が恥骨部への負荷を軽減してくれます。

    また、背筋を伸ばしてなるべく足を組まないようにします。
    こうすることで、骨盤がゆがむのを防ぐことができるため、恥骨痛の悪化を防ぐことができます。

    マッサージ
    つらくない範囲であおむけになり、鼠径部(足の付け根)をマッサージします。
    手のひらでさするようにマッサージしてください。
    恥骨結合をほぐす効果があるので、痛みの軽減効果があります。
    力は入れすぎず、気持ちいと感じる程度の力で行います。
    マッサージの際の注意点をひとつ。
    おなかの張りを感じたら、いったん中止して休むようにしましょう。
    あおむけが辛い場合、お尻の下にクッションを入れると楽になります。

    体操
    恥骨痛の改善には体操も効果があります。
    代表的なものをいくつか紹介します。
    かかりつけの産院でも詳しい方法を教えてもらえるでしょうから、ぜひ聞いてみてください。

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    1.腰まわし
    腰を回すことで、骨盤周辺の筋肉や軟骨などをほぐすことができます。
    やり方はとても簡単。
    転倒を防ぐため、足をしっかり開き姿勢を安定させて行ってください。

    1.足を肩幅に開いて立つ(姿勢が安定する幅で)
    2.両腰に手を当てる
    3.上半身は動かさないようにして、円を描くようにゆっくりと腰を回す
    4.この動作を10回行う
    5.反対回しで同様に行う

    2.クッション挟み
    クッションを足に挟んで内側に力を入れます。この動作では緩んでしまった恥骨結合や骨盤底筋群を鍛えることができます。

    1.椅子に腰かけるか、あおむけに寝る
    2.クッションを膝の間に挟む。あおむけの場合は膝を立てて挟む。
    3.膝と内もも、おしりに力を入れてクッションを潰すように押す
    4.5回程度繰り返す

    注意点として、腹圧をかけないように行う点があげられます。
    お腹が張ってきたら中止してください。

    シムス位で眠る
    画像のような体勢をシムス位と言います。

    体を横に傾け、脚の間にクッションやまくらなどを挟むことで、お腹や骨盤、恥骨にかかる負担を軽減できます。
    妊娠後期に一番楽な体勢がシムス位なのです。

    まとめ

    恥骨痛は、軽い段階のうちに対策を行うことが重要です。
    改善法で上げた姿勢や体操を行うとともに、違和感や痛みを感じたらまずは休むことを優先しましょう。
    恥骨痛で大切なことは悪化させないことです。そのためにも、軽度のうちに安静を保つように心がけてください。

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  • 妊娠初期に体重が急増!理想的な体重と管理の仕方とは?

    妊娠初期の体重について

    一般に、妊娠初期の体重は増加よりも減少傾向にあります。しかし、中には妊娠初期から体重が増加してしまうお母さんも少なくありません。妊娠初期の体重増加量はどの程度が理想的なのでしょうか?

    また、体重が増加傾向にある場合の原因や、効果的な体重管理の方法をお教えします。

    1. 1.妊娠初期の体重の目安
    2. 2.妊娠初期に体重が急増する原因
    3. 3.妊娠初期に体重が急増した場合の胎児への影響
    4. 4.妊娠初期の体重の急増を防ぐには
    5. 5.妊娠初期に体重が増えすぎると、後々の体重管理が大変

    妊娠初期の体重の目安

    妊娠期間の体重管理が大切!ということは耳にタコができるくらい言われていることでしょう。
    妊娠は、初期・中期・後期と別れていますよね。約一年にもわたる長期間です。
    赤ちゃんの成長分も考慮に入れながら、体重管理を行っていかなければいけません。
    まずは妊娠初期。このころの赤ちゃんは100グラムにも満たない小さな存在です。
    赤ちゃんの重さはお母さんの体重にはほとんど影響を与えることはありません。
    妊娠初期の体重増加量はどの程度までにしておくのがよいのでしょうか?

    BMIによって体重増加量の目安は異なる
    お母さんの体重増加量は、妊娠前の体重によって異なっており、BMIによって目安が定められています。
    なぜなら、痩せすぎても太りすぎても赤ちゃんやお母さんにとって好ましくないからです。
    まず、BMIを計算しましょう。

    BMI計算式:BMI= 体重kg ÷ (身長m)2
    18.5未満:痩せている
    18.5~25未満:標準
    25以上:太っている

    BMIごとの体重増加量の目安は次の通りです。
    18.5未満:10~12kg程度
    18.5~25未満:7~10kg程度
    25以上:5kg程度(基本的には個別に医師が判断)

    これは、出産までの妊娠全期間での数値です。
    妊娠初期にはどの程度までに収めるのがよいのでしょう?

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    妊娠初期の体重増加量の目安
    妊娠中に本格的に体重が増加し始めるのは、16週目、いわゆる妊娠中期移行です。
    妊娠中期に入ると、つわりも収まり、胎盤も完成します。お母さんの食欲が増すとともに、赤ちゃん自体もどんどん成長していくためです。
    つまり、妊娠初期にはできるだけ体重増加は少なめにしておくのがよいとされています。

    それでは、BMI区分ごとに、妊娠初期の体重増加量の目安を紹介します。
    18.5未満:2~3kg未満
    18.5~25未満:2kg未満
    25以上:増やさない

    ただし、3kg以上の減少がみられる場合は、体が脱水などの危険な状態にあることも考えられます。
    体重減少が著しい場合は、必ず医師に相談してください。

    妊娠初期に体重が急増する原因

    一般的に、妊娠初期は体重が増加しにくい時期です。
    しかし、初期に体重が急増してしまうには理由があります。

    たとえばこんなことです。

    食べづわり
    一般的なつわりの症状と言えば、「吐く」「食べると気持ち悪くなる」などです。
    ところが、食べづわりでは全く逆の症状が現れます。「食べないと気持ちが悪くなる」のが食べづわりの症状です。
    食べづわりタイプのお母さんは、空腹を感じると吐き気に襲われてしまうため、絶えず何かを口にしなければいけなくなってしまいます。
    その結果、カロリーを摂りすぎて体重が急増してしまうのです。

    つわりがない
    つわりというのは人によって症状や程度が全く異なっています。
    入院が必要なレベルのお母さんもいれば、妊娠前と何も変わらず過ごすことができる場合もあります。
    つわりの症状がない場合、体重増加量が多くなってしまいがちになります。
    それは「妊娠初期はできるだけ安静に」と考えすぎるためです。
    妊娠初期は、確かに流産などのリスクが一番高い時期です。しかし、激しい運動や過労、重度のストレスなどがない程度にすれば、普通の生活を送ることには何の問題もありません。
    ところが、食事量は変わらないにもかかわらず、活動量が低下してしまう結果、体重が急増してしまうのです。

    二人分の栄養が必要という思い込み
    これもよくある思い込みです。
    確かに、妊娠中は普段よりも多めに栄養を摂取する必要があります。
    しかし二人分は必要ありません。
    妊娠初期ならばなおさらです。
    栄養摂取とカロリー摂取は全く異なっています。
    妊娠中には摂取カロリーも増やす必要がありますが、本当に必要なのはビタミンやミネラル、たんぱく質などなのです。

    妊娠初期に体重が急増した場合の胎児への影響

    妊娠初期に体重が急増してしまった場合、妊娠中期以降の体重管理が非常に大変になってきます。
    中期以降の増加量を抑えながら、うまく体重コントロールが行えればよいのですが、なかなかそうはいきません。

    妊娠初期に増えすぎた体重は、お母さんの体に様々なリスクを及ぼします。それはつまり、赤ちゃんの命にもかかわってくるということなのです。

    お母さんのリスクが赤ちゃんに影響してくる
    妊娠初期の大幅な体重増加が直接的に赤ちゃんに与える影響はそれほどでもありません。
    しかし、お母さんの体にはとても悪い影響があります。
    お母さんの体に異常が出る=赤ちゃんも元気に成長できない、ということですよね。
    体重が増えすぎると生じるリスクには、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病などがあげられます。

    妊娠高血圧症
    妊娠高血圧症とは、最高血圧が140mmHg 以上で、最低血圧が90mmHg 以上の高血圧である状態をいいます。たんぱく尿やむくみなどの症状を伴う場合が多いのが特徴です。
    かつて「妊娠中毒症」と呼ばれていた疾患です。
    妊娠高血圧症が赤ちゃんやお母さんに与えるリスクにはこのようなものがあります。

    • 赤ちゃんの発育不全
    • 早産
    • 尿毒症
    • 出産時の大量出血
    • 胎盤早期剥離

    など。

    特に、お母さんの大量出血については命にかかわる場合があるため、帝王切開での分娩が選択されることがあります。

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    妊娠糖尿病
    妊娠糖尿病とは、その名の通り妊娠をきっかけにして糖尿状態になることです。
    定期健診時に尿検査で糖が出てしまった場合、妊娠糖尿病かどうかの検査を行って診断します。
    妊娠糖尿病は、妊娠中のみの一過性の場合がほとんどですが、中には出産後に糖尿病に移行してしまうケースもあります。糖尿病は一生涯自己管理が必要となる慢性疾患です。
    妊娠をきっかけに糖尿病を発症してしまうのは避けたいところです。
    妊娠糖尿病のリスクには次のようなものがあります。

    • 巨大児になりやすい
    • 出産後、赤ちゃんが急激な低血糖状態になりやすい
    • 妊娠高血圧症になりやすい
    • 早産
    • 羊水の異常
    • 難産
    • お母さんの体に糖尿合併症(腎臓の異常網膜症神経障害など)がでやすい

    など。

    特に、出産直後の赤ちゃんが低血糖状態になってしまうと、赤ちゃんには命に関わるリスクとなります。糖分の摂りすぎは甘く見てはいけないのです。

    妊娠初期の体重の急増を防ぐには

    妊娠期間中の体重をうまくコントロールしていくには、初期に体重を増やしすぎないことがポイントとなります。
    気を付けたい項目をまとめました。

    妊娠初期の赤ちゃんにはそれほど栄養は必要ない
    妊娠初期には、赤ちゃんに必要な栄養はお母さんの体に蓄えられているもので十分賄うことができます。
    「妊娠したら二人分食べる」と言われることも少なくありませんが、それは現代では間違った常識なのです。

    食べづわりの場合の工夫
    自分でではどうすることもできないのが、食べづわりによる体重増加です。
    つわりの期間における食事の原則は「食べられるときに食べられるものを」ですが、食べづわりである場合には少し注意が必要です。
    食べなければ気持ちが悪くなってしまいますから、食べるなとは言いません。
    ですが、口にするものを少し工夫することはできないでしょうか?

    例えば、ガムやタブレット、寒天などのカロリーの低いもの。あまり糖分や塩分の含まれていない野菜や果物。炭酸水など。
    すべての食べ物を変える必要はありません。何回かに一回は低糖質・低塩分・低カロリーのものを摂るように心がけてみてください。

    妊娠初期に体重が増えすぎると、後々の体重管理が大変

    妊娠初期には赤ちゃんの重さはほとんど増えることはありません。
    初期の急激な体重増加はお母さんの体によるものです。
    赤ちゃんが本格的に大きくなりだす中期以降は体重の増加幅が大きくなってきますから、とてもシビアな管理が求められるようになってきてしまいます。

    また、初期の体重増加は、中期以降の様々なリスクにつながりかねません。
    妊娠初期の食べすぎにはくれぐれもご注意を!

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  • 旅行もOK?安定期の理想的な過ごし方

    安定期について

    妊娠初期を過ぎると安定期に入ります。安定期は妊娠中の状態が一番安定していることからそう呼ばれていますが、具体的にはいつからいつまでを指すのでしょう?

    安定期には旅行もOKと言われますが、実際はどうなのか気になります。安定期の体の状態や過ごし方の注意点などをまとめました。

    1. 1.安定期とは
    2. 2.安定期の過ごし方
    3. 3.安定期に注意したいこと

    安定期とは

    不安定な妊娠初期を過ぎると、安定期と呼ばれる期間に入ります。
    安定期とはいつからいつまでのことを指し、ママと赤ちゃんはどのような状態にあるのでしょうか?

    安定期はいつからいつまで?
    安定期とは、妊娠中期のことをいいます。妊娠16週~27週までの期間で、母子の状態が一番安定しているためこのように呼ばれているのです。
    つわりも治まり、おなかが大きくなってくるなど、マタニティライフが一番楽しめる時期でもあります。

    安定期とはどんな時期?
    妊娠初期の流産などの危険が高い時期を過ぎると、胎盤が完成し、妊娠状態が安定してきます。
    胎盤とへその緒を通じて赤ちゃんに栄養や新鮮な酸素を供給できるようになり、おなかの中で赤ちゃんがどんどん成長していく時期です。
    おなかが徐々に大きくなってきて、20週ごろから胎動を感じられるようになってきます。
    つわり症状も治まってくるため、心身共に充実した期間といえるでしょう。

    安定期の過ごし方

    安定期では、妊娠初期よりも活動的に過ごすことができます。安定期はどんなふうに過ごすのが良いのでしょうか?

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    ストレスをためずにリフレッシュ
    妊娠初期の不安定な時期を過ぎたため、毎日を楽しく過ごすことができる期間です。妊娠初期には出来なかったことを少しずつ行い、ストレスをためないようにしましょう。
    また、ママの体の変化が一番大きいのが安定期の特徴です。その分疲れやすくなりますから、休息やリフレッシュを行って、心身の健康を保てるようにしたいものです。

    定期的な運動を
    つわりが治まると、食事が普通にとれるようになります。食べられなかった反動から、ついつい食べ過ぎてしまうなんてことも…
    ママの体や赤ちゃんの成長のためにも食事はしっかりとりましょう。しかし過度な体重増加を避けるためにも、定期的な運動を行っていくことをお勧めします。
    運動には体重のコントロール以外にも、お産に向けての体力作りや、むくみや高血圧などのマイナートラブル予防の効果があります。
    無理のない範囲で安全な運動を行っていきましょう。

    マタニティー用品の準備を
    おなかが大きくなるにつれて、妊娠前の服を着続けるのが難しくなってきます。体形に合わない服や下着を使用し続けると、全身を締め付けることになり、血流が悪くなります。
    すると、赤ちゃんに必要な栄養を含んだ血液が十分に届かないだけでなく、むくみや高血圧の原因になります。
    マタニティウェアやマタニティ下着の着用を始めましょう。
    そのほか、妊娠線を予防するクリームを塗り始めたり、虫歯の治療などを行っておきたい時期でもあります。

    ベビー用品の準備を
    妊娠後期に入っておなかが大きくなってしまうと、体を動かす作業がきつくなってきます。安定期のうちにできるだけ出産準備を進めておきたいものです。
    必要となるベビー用品や出産アイテムのリストアップから始めて、少しずつベビー用品をそろえておきます。中には「購入したけれどほとんど使わなかった」「レンタルで十分だった」といったものなどもありますから、情報収集をしっかりと行っておきましょう。
    もちろんママ一人ではなく、パパも巻き込んで一緒に行いましょう。

    男性は女性とは違ってなかなか父性が芽生えにくいものです。出産準備に係わってもらうことで、父親になる準備を始めてもらう効果が期待できます。

    部屋の片づけで赤ちゃんを迎える準備を
    赤ちゃんスペースを確保するために、家の中の片づけをしておきましょう。安定期である妊娠中期こそがベストタイミングです。
    まだおなかもそれほど大きくないため、大がかりな作業でも体の負担が少なくて済みます。ただし一人での作業は厳禁です。重いものを持つような腹圧のかかる動作は極力避けたいもの。そのような作業はパパにお願いしてください。

    母親学級などへの参加を
    妊娠中期以降では、お住いの自治体や出産予定の産院などで母親学級や両親学級が開かれるようになります。
    特に初めての出産の場合では積極的に参加したいものです。妊娠や出産、育児に関して教えてもらえるだけでなく、心配事の相談やママ友づくりなど、母親学級には大きなメリットがあります。
    病気ではないとはいえ、妊娠中や出産、育児に関する不安は尽きないものです。そんな時に相談にのってくれる助産師さんや保健師さん、ママ友などを見つけておくと心強くなりますよ。

    戌の日のお祝い
    戌の日のお祝いとは、安産祈願の行事の一種です。
    妊娠5か月目に入った月の最初の戌の日に腹帯を巻いて安産をお祈りすることを言います。大きな神社などで御祈祷をお願いするのが一般的です。
    犬は多産でお産が軽い動物として有名です。そんな犬にあやかって、母子の健康なお産を願う意味が込められています。

    近距離・短期間なら旅行もOK
    産後の生活の中心は赤ちゃんになります。ゆっくりと自分の時間を持つことはほぼできません。
    出産前の最後の楽しみとして、旅行を楽しんでおくのもよいでしょう。
    妊娠後期に入ると体の負担も大きくなり、いつお産が始まるかわかりません。妊娠トラブルもなく、医師から許可を得ることができるなら、短期間で近距離の旅行は問題ないでしょう。
    ただし、万が一の事態を考えて健康保険証や母子手帳は必ず携帯します。また、あちこち移動するようなハードなスケジュールを組むのではなく、のんびりゆっくり過ごすことを目的にするのをお勧めします。

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    安定期に注意したいこと

    安定期が妊娠期間中で一番体調の良い時期とはいえ、何をしても良いというわけではありません。
    安定期に気を付けたいことにはどんな点があるのでしょう?

    体重増加に注意
    つわりが終わり胎盤が完成すると、食欲が増してきます。
    これは妊娠の自然な摂理ですから、極端な食事制限はおすすめできません。しかし欲望に任せて食べてばかりいると、体重が増加しすぎてトラブルに見舞われるリスクが高まります。
    体重が増えていくことは望ましいことではありますが、増やしすぎには注意が必要です。ウォーキングやマタニティヨガなどで定期的に運動を行いながら、体重コントロールを行っていってください。

    塩分の取りすぎに注意
    つわり時の反動で、なんでもおいしく感じられるのが安定期です。
    食事内容に関して、特に注意が必要なのが塩分です。
    妊娠すると体内の血液量を増やす必要があるため、体の中に水分が溜まりやすくなります。そんななかで、塩分をとりすぎてしまうとむくみや高血圧などに繋がり、妊娠高血圧症(妊娠中毒症)になってしまう危険があるのです。
    だしなどをきかせて、塩分のコントロールをしながらおいしく食べる工夫をしてみてください。

    安定期でも流産や早産のリスクはある
    いくら安定期と呼ばれていても、何のトラブルも起こらないというのではありません。
    無理をしたりすれば流産や早産の危険も存在していますし、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病などがおこる可能性もゼロではありません。
    無理をせず、何事もほどほどにしておくほうが賢明です。日に日に大きくなる赤ちゃんを思い浮かべながら、マイペースの生活を心がけてください。

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  • 性行為が陣痛を促す?臨月のセックスで気をつけたいこと

    妊娠後期・臨月のセックスについて

    妊娠中のセックスについては不安に思う方も多いのではないでしょうか?今回は、出産が近づく妊娠後期・臨月のセックスについて、妊娠中の性欲の変化、陣痛との関係や、注意点をまとめました。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠後期、臨月とは
    3. 3.妊娠中の性欲の変化について
    4. 4.臨月のセックスと陣痛の関係
    5. 5.臨月のセックスの注意点
    6. 6.まとめ

    はじめに

    妊娠中のセックスについては、色々と心配事が多いのではないでしょうか?
    特に妊娠後期は出産も近くなり、お腹も大きくなるので、母体や赤ちゃんへの影響が心配されます。

    そこで、今回は妊娠後期のセックスについて知っておきたい情報をまとめました。

    妊娠後期、臨月とは

    妊娠後期とは、妊娠8~10ヶ月(28~39週)のことを言います。
    臨月とは、妊娠10ヶ月(36週〜39週)のことを言います。

    28週頃に身長約40㎝、体重約1500gだった赤ちゃんが、39週頃には身長約50㎝、体重約3000gになります。赤ちゃんがどんどん大きくなる時期です。

    また、生まれてからの生活に適応できるように、様々な体の準備を整えています。

    一方ママの体はというと、赤ちゃんへの血液供給量が増えるので、体内の血液量も増え、心拍数も上昇します。また、貧血になりやすいのもこの時期で、疲れやすかったり、ちょっとした動作で動悸や息切れがするようになります。

    また、子宮の収縮に伴い、お腹も張りやすくなってきます。横になって休憩してもおさまらない張りや、1時間に何度も張る場合は切迫早産の兆候の可能性があるので、早めに産科を受診しましょう。

    妊娠中の性欲の変化について

    妊娠中はホルモンバランスの変化が著しく、ママの性欲も変化しがちです。

    一般的には、妊娠初期はつわりなど体調が不安定なことが多いため性欲が減退し、中期になると体調も安定して性欲が回復、また後期になると出産準備に集中し始めるため減退していくということが多いようです。

    しかし、個人差がとても大きく、妊娠中ずっと性欲がなくなるママもいれば、逆に妊娠前には考えられなかったほどの性欲になる方もいます。

    そんな変化に戸惑うママもいるようですが、それは妊娠に伴うホルモンバランスの変化による正常な反応であり、妊娠の経過が問題なければ、セックスをすることは可能です。

    パートナーについても、ママの体が心配でセックスしたがらない方や、ママの体調に関わらず求めてしまう方など、かなり個人差があります。

    ママの体調を第一に考え、パートナーとしっかり話し合ってお互いの気持ちを理解し合うことを大切にしながら、良好な夫婦関係を維持できるようにしましょう。

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    臨月のセックスと陣痛の関係

    基本的に臨月でもセックスをすること自体は問題ありません。

    しかし、妊娠後期になると特に膣内が柔らかくなっており、傷ついたり出血しやすくなっています。
    激しいセックスによる過度の刺激は膣や子宮の炎症につながるので、ペニスを深く挿入しすぎないことや、ママが痛みを感じない程度にするように気を付けましょう。

    また、精液の中には陣痛促進剤と同じ成分が含まれるというところから臨月のセックスが出産を促すという説もあります。

    細菌感染防止のためにも妊娠中はコンドームの使用がすすめられているので、臨月のセックス時もきちんと装着するようにしましょう。

    また、臨月はどんな刺激から陣痛につながるか分かりませんので、セックスの刺激をきっかけに陣痛が始まることが絶対ないとは言えません。

    臨月に入っても妊娠37週に入るまでの出産は早産になってしまい、赤ちゃんがまだ成熟しきっていないので注意しましょう。

    臨月のセックスの注意点

    妊娠中のセックス自体は問題ないとはいえ、やはり正しい知識を持って、母体や赤ちゃんに負担がかかっていないか様子をみながら行う必要があります。

    そこで、臨月のセックスについて注意点をまとめていきたいと思います。

    1.お腹を圧迫しない
    お腹を圧迫することによって赤ちゃんへの血流が悪くなってしまい、赤ちゃんが苦しい状態になります。お腹を圧迫するような体位は絶対に避けましょう。

    パートナーの重さで圧迫するだけでなく、ママの足を大きく曲げるような体位でも圧迫されてしまうことがあるので十分注意しましょう。

    2.お腹の張りや出血、ママの体の負担を気にかけておく
    セックスの最中にお腹が張ってきたら、子宮が収縮しているサインです。そのときは、一旦中断して、ママはリラックスできる姿勢で安静にしましょう。

    また、セックスによって出血がみられるときも、子宮口に負担をかけているか膣の内部を傷つけてしまっているサインです。

    それ以外にも、長時間の行為や深い挿入など、母体自身が負担に感じるような体位や行為は母体にも赤ちゃんにもよくないので、絶対にやめましょう。

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    3.避妊具を使用する
    妊娠中は抵抗力が低下しているうえに、細菌感染を起こすと母体だけでなく、赤ちゃんにも重大な影響を及ぼす可能性があります。

    また、前にも述べたように精液の中には陣痛促進剤と同じ作用のものが含まれています。直接的に早産につながる作用はないとされていますが、避妊具の使用はするようにしましょう。

    ここまで、臨月のセックスについて注意点をまとめてきましたが、妊娠中にセックスが可能なのは妊娠の経過に以上がない場合のみです。

    出血がある方、切迫早産の徴候がある方、その他安静指示のでている方、また流産や早産の経験がある方、妊娠合併症の経験がある方などは、セックスを控えるようにしましょう。

    まとめ

    妊娠、出産については個人によって状態が異なり、なかなか周りの意見や経験だけでは解決しない悩みも多いです。

    これから生まれてくる大切な命のためにも、気になることは担当の産科医師にしっかり相談し、安心安全なマタニティライフを送りましょう。

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    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

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    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • いつまで続くの?妊娠後期のつわりの原因とその対処法

    妊娠後期のつわりについて

    安定期に入って妊娠後期になったのに、突然気持ち悪くなったということはないでしょうか?妊娠後期に見られる生理的現象で後期つわりと呼ばれるつわりの症状、原因、いつまで続くのか、その対処法を詳しくお伝えします。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠後期のつわりの症状
    3. 3.妊娠後期のつわりの原因
    4. 4.まとめ

    はじめに

    お腹が大きくなり、胎動も感じる事が多くなる時期に入るともうすぐ赤ちゃんに会えると楽しみな方も多いかと思います。

    その一方で妊娠後期に入ってから気持ち悪い、食べると吐いてしまう等、妊娠初期に味わったつわりの再来が訪れて、体調の悪さに悩まされている方もいるのではないでしょうか?

    今回は何で妊娠後期につわりが起こるのか、その症状や原因について詳しくお伝えします。

    妊娠後期のつわりの症状

    妊娠後期のつわりの症状は臓器を圧迫する状態によって個人差があります。

    主な症状は以下の通りです。

    • 吐き気
    • 胸やけ
    • 胃もたれ
    • 胃痛
    • 息切れ
    • 動悸
    • 便秘

    妊娠後期のつわりは妊娠初期のつわりとは違います。
    例えば、妊娠初期にはほとんどつわりがなかった方が妊娠後期になって酷いつわりに襲われる事もあります。

    妊娠後期のつわりは酷い方の場合、水分をとるだけで吐いてしまう事もあります。
    また、水分がとれないと尿が少なくなり、血液が濃縮され、それにより脱水症状になる他、妊娠中に起きやすい膀胱炎等の尿路感染症の心配も出てきます。

    つわりが酷い場合には医師に相談した方が良いでしょう。

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    妊娠後期のつわりの原因

    妊娠初期のつわりと違い、妊娠後期のつわりは原因がはっきりしているのが特徴です。

    その原因は子胎児が大きくなり、子宮壁が内臓を押し上げてしまったり、圧迫する事で内臓や胸部、が圧迫される事になります。
    これによって胃もたれや胃痛、吐き気、げっぷ等の症状が出現します。
    また、胃が圧迫される事で強い酸である胃酸が逆流してしまい、胸やけを引き起こします。

    大きくなった子宮は胃だけではなく、横隔膜を圧迫する事があり、ちょっとした動きで動悸や息切れを起こす事もあり、疲れやすくなります。
    また、子宮は上だけではなく、骨盤内の内臓も圧迫するので便秘にもなりやすくなります。

    妊娠後期ののつわりはいつまで続くのか?
    妊娠後期のつわりが終わるのは個人差がありますが、子宮の中で胎児が下に降りてくる妊娠37週位が目安になります。

    この時期に入ると出産の準備の為、児頭が胎盤内に下がってきます。
    児頭が下がると胃や横隔膜の圧迫がかなり楽になるので胃痛や吐き気等の症状が自然に消失します。

    しかし、中には児頭が下に降りてきても気持ち悪いのが続く事があり、長い方だと出産まで吐き気等が続く方もいらっしゃいます。

    妊娠後期のつわりの対処法
    妊娠後期のつわりは生理現象といっても過言ではありません。
    根本的な解決は赤ちゃんが誕生するまで難しいのですが、生活習慣を改善する事で症状を軽減する事は出来ます。

    1回の食事の量を減らして回数を増やそう
    ちょっと食べると気持ち悪くなってしまう場合、無理に食べるのは逆効果になってしまうこともあります。
    吐き気や胸やけがある場合に普通の量を食べようと思っても無理かと思いますので、1日3回の食事を5~6回に増やして一度に食べる量を減らすと良いです。

    消化に良い食べ物にする
    消化に良い食べ物を食べると胃や腸への負担が軽くなります。
    それにより妊娠後期のつわりの苦しみを少しでも抑えられます。

    柔らかく煮る、生ものやサラダを控えて温かい料理を食べる、消化に負担のかかる食材を避ける、小分けに食べると良いです。

    炭水化物はおかゆやうどん、柔麺等、柔らかく煮込んだものになります。
    炭水化物はすぐにエネルギーに変わりますので、少しでも口にしましょう。
    ただし、玄米やシリアルは硬くて、食物繊維が多いので消化に負担がかかるので、妊娠後期のつわりの時期は止めておいた方が良いかと思います。

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    野菜は根菜等の歯ごたえのある物は消化が良くないのでこの時期は避けましょう。
    お勧めの野菜は消化を助けてくれるアミラーゼという酵素を多く含む大根、長芋、人参、小松菜、きゅうりになります。
    ただし、アミラーゼは熱に弱いという特性がありますので、大根や長芋等はすりおろして料理にトッピングすると摂取しやすいです。

    他にも消化の良いキャベツ、ほうれん草等の葉物野菜、かぼちゃ、ジャガイモ、里いも等も良いとされています。しかし、かぼちゃ等は人によって胸やけ等の原因になるので少量ずつ食べましょう。

    次にたんぱく質ですが、脂身の多いお肉は胃でたんぱく質を分解するので消化に負担がかかってしまいます。お勧めはささみ等の脂肪の少ない鶏肉や卵、豆腐、脂身の少ない白身魚です。

    次に果物です。果物は消化の良いリンゴやバナナ、桃缶、ジャム等がお勧めです。
    しかし、桃缶やジャムはかなり糖分が多いので摂取する量に気を付けて下さい。

    食欲がない時はすりおろしたリンゴを食べるのがお勧めです。

    逆に避けた方がいい果物は酸性で酸味が強い物です。みかんやグレープフルーツ、オレンジ等の柑橘類、キウイ、パイナップル等は胃もたれ、吐き気の原因になるので避けましょう。
    水分の多いスイカや梨等の果物は身体を冷やしてしまう作用があるので避けた方が良いでしょう。

    これらの他にヨーグルト、ゼリー、プリン、ミルクセーキは緊急時の栄養補給としても優秀です。
    特にヨーグルトは胃の粘膜を保護してくれる働きがあり、胃酸も抑えてくれ、腸内環境も整えてくれます。ただし、似たような食品のアイスクリームは身体を冷やすので妊娠中は控えた方が良いでしょう。

    食事の時は水分を控えよう
    食事中に水分を沢山飲むと胃酸が薄まってしまって消化が悪くなってしまいます。
    食事中は避けて水分を摂取すると身体への負担が小さくなります。

    喉が渇いてから飲むのではなく、喉が渇く前に少量ずつ含むように飲むのが理想的です。
    食後2時間は起きているようにする
    胃酸の逆流を防ぐ為に食後は横になるのを避けましょう。
    休みたい時は上半身は起こすように意識すると嘔気や起きにくくなります。

    医師に相談しよう
    胸やけ、胃もたれ、吐き気等の症状が辛い時や水分でも吐いてしまう位、症状が深刻な時は我慢せずに医師に相談しましょう。

    妊娠後期は薬を処方してもらえる場合が多いです。
    産婦人科で処方される薬は妊婦さんが飲んでも胎児に影響がないものですので安全です。

    特に夏場の暑い時期は水分がとれないと脱水を起こしてしまって赤ちゃんも危険ですので健診等の時に相談して下さい。

    まとめ

    妊娠後期のつわりは胎児の成長により、子宮壁が胃や横隔膜等の内臓器官を圧迫してしまう事で起こる生理現象です。

    子宮に圧迫される事で胃もたれや胃痛、吐き気、げっぷ、動悸、息切れ、便秘等の症状が出現します。対処法としては1日の食事回数を増やして量を減らし、消化に良い物を摂取しましょう。
    そして水分はこまめにとり、一度に沢山飲むのも避けた方が良いでしょう。
    食後2時間位は上半身を起こして過ごす事で胃酸の逆流を防げます。

    また、つわりが辛い時は医師に相談すると妊娠中でも服用できる薬を処方してもらえますので相談してみて下さい。

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    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 妊娠の徴候?妊娠超初期に現れる様々な症状とは?

    妊娠超初期について

    生理がこないとき、妊娠したのか生理が遅れているだけなのかを知りたい方は多いのではないでしょうか?今回は、妊娠超初期と生理前の症状の違いとその見分け方をご説明していきます。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠超初期とは
    3. 3.妊娠超初期に現れる妊娠の徴候
    4. 4.着床出血とは
    5. 5.妊娠超初期の症状と生理前の症状の違い
    6. 6.まとめ

    はじめに

    予定日を過ぎても生理が来ないと「妊娠したのかな?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    赤ちゃんが欲しい女性にとっては期待が膨らむ症状です。
    しかし、ただ単に生理が遅れているだけの場合もあります。

    では、妊娠と生理が遅れているだけの場合にはどんな違いがあって、どう見分ければ良いのでしょうか?

    今回は、妊娠超初期とはいつのことか、妊娠超初期に現れる妊娠の兆候、着床出血とは何か、妊娠超初期と生理前の症状の違いについてお話しします。

    妊娠超初期とは

    妊娠週数は最終生理の開始日から数えます。
    つまり妊娠0週は生理中のことを言います。

    妊娠2週に排卵が起こり、卵管の一番広い場所である卵管膨大部で卵子と精子が出会って、授精します。

    受精卵は6~7日かけて子宮に移動し、妊娠3週に子宮内膜に着床します。
    そして6~7日かけて内膜に潜り込んでいき、埋没し、着床が完了します。

    ここまでが妊娠超初期の過程になり、妊娠超初期は妊娠0週〜4週を指します。

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    妊娠超初期に現れる妊娠の徴候

    妊娠の徴候は早い方だと生理予定日の1週間ほど前から起こります。
    では、具体的にどんな徴候が見られるのでしょうか?

    1着床出血
    生理予定日の少し前に少量の出血が起こる事があります。
    着床出血に関しては後にも詳しく説明します。

    2.胸が張る、痛む
    生理前の胸の張りは早い方だと排卵期に始まります。
    これがいつもより酷いと感じたり、生理予定日を過ぎても張っている場合は妊娠している可能性があります。

    3.嘔気・嘔吐
    性交後1週間位経ってから何も食べていないのに気分が悪いと感じたらつわりの可能性があります。

    4.味覚・嗅覚の変化
    妊娠超初期は味覚や嗅覚に変化がおこります。
    匂いに敏感になったり、以前と食の好みが変わることがあります。

    特にコーヒーやお酒等の嗜好品に変化が出やすいのが特徴です。
    つわりのピークは妊娠8~11週と言われていますが、妊娠超初期でも起こる場合があります。

    5.腰痛
    妊娠すると骨盤の関節や靭帯を緩める働きがあるリラキシンというホルモンが分泌されます。
    これによって骨盤が開きやすくなって出産の時に胎児が産道を通るのを助けます。
    このリラキシンの影響とお腹が大きくなってきて重心が変化する事で腰痛が起きます。妊娠後期に出やすい症状ですが、人によっては妊娠超初期から症状が現れます。

    6.腹痛、下腹部痛、胃痛
    受精卵が着床すると子宮の中は妊娠環境を整えようと、少しずつ成長します。
    これによってチクチクした痛みを感じたり、お腹が引っ張られるような痛みを感じます。
    また着床した時に痛みを感じる方もいます。
    胃痛は黄体ホルモンの影響で、胃腸のが働きが悪くなるために起こります。

    7.頭痛
    黄体ホルモンは血管を拡張させる働きがあり、妊娠して黄体ホルモンが大量に分泌される事で、血管が拡張し、神経等が圧迫させるため頭痛が起こることがあります。

    8.おりものの変化
    生理周期や体調によって変化しますが、妊娠した場合、生理開始予定日の1週間ほど前から雑菌が入らないようにする為、膣の中は酸性に傾き、おりものの分泌が増える場合があります。

    9.頻尿、便秘、下痢
    胎児が成長する事によってお腹が圧迫される事や、ホルモンの変化によって頻尿や便秘、下痢が起こることがあります。

    10.基礎体温が高く、微熱気味になる
    妊娠している場合は、生理予定日を過ぎても基礎体温が高いままなので、人によっては微熱が続くのと同じ状態になります。体温が高い事で寒気や身体の火照りを感じる方もいます。

    11.身体が怠い、眠気が酷い
    生理前にも感じる症状ですが、妊娠した場合、この症状が顕著になります。

    12.基礎体温がポコッと下がる
    基礎体温を毎日測定していると生理予定日の数日前に突然ポコッと体温が下がる場合があります。
    これはインプランテーションディップというものです。

    13.肌荒れ
    ホルモンのバランスが乱れる事で肌が敏感になって肌荒れや吹き出物ができやすくなります。
    中には今まで使っていた化粧品やシャンプーが合わなくなる方もいます。

    14.情緒不安定になる
    妊娠すると出産への不安やホルモンの変化によって精神的に落ち着かなくなる方もいます。

    着床出血とは

    受精卵が子宮に着床する時に子宮壁を傷つける事があります。
    これによって軽い出血が起こり、その結果、不正出血となって体外に排出されます。

    着床出血が起こるのは生理予定日の1週間から数日前が一般的と言われていて、着床出血は必ずしも起こるものではなく、約50人に1人に起こる症状です。

    頻度は一度だけの場合もありますが、人によっては何度も出血があります。
    着床出血は大体1~3日程で治まる事が多いですが、稀に1週間位続く場合もあります。
    その為、生理が来たと勘違いしてしまう事があるので注意が必要です。

    色は茶色いドロッとしたおりもの状やうっすらピンク色、鮮血等、個人差があり、量もおりものに混じる程度から普通の生理位と千差万別です。
    着床出血と生理を見分けるのは難しく、その指標となるのが基礎体温です。

    妊娠が成立すると黄体ホルモンの分泌が活発になって基礎体温は高くなります。
    その後に基礎体温が下降すると生理が始まります。
    しかし、妊娠している場合は高温期が続きます。

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    妊娠超初期の症状と生理前の症状の違い

    妊娠超初期と生理前の症状はかなり似ているのですが、区別しやすい症状が3つあります。

    1.下腹部痛の違い
    妊娠した時と生理の時では子宮の動きが違います。
    生理前は着床しなかった事で、子宮内膜が剥がれ、子宮を収縮して排出するため、生理前の下腹部痛はギュッと内側に向かって収縮します。

    妊娠した場合、子宮内膜を逆に厚くしようとするので、子宮が膨張します。
    それにより、妊娠初期の下腹部痛は外側に押されるような痛みになります。

    妊娠初期症状で挙がるチクチクするような痛みは子宮が膨らむ時に子宮の周りの靭帯が引っ張られて起こります。

    2.味覚や食の好みの変化
    生理前になると甘い物が食べたくなる等という経験している方は多いと思いますが、これは生理前のストレスの原因となるコルチゾールが甘い物を欲することにより起こります。

    一方、妊娠した場合、こちらもコルチゾールの分泌で甘い物が食べたくなるのは同じです。
    しかし、大きな違いとして、今まで大好きだった物が嫌いになってしまったり、嫌いだったはずの食べ物が食べたくなる等の味覚や食の好みが変化します。

    妊娠によるホルモンバランスの変化によって起こるこの変化は妊娠した事のある多くの女性が感じる代表的な変化でもあります。

    3.おりものの変化
    妊娠すると女性ホルモンのバランスが変化し、おりものの量や色が変化します。
    以下の症状が妊娠しているかもしれない指標になります。

    ・おりものの量が増えた
    排卵後、おりものの量が減少するのが一般的ですが、妊娠すると増加する傾向が強いです。

    ・おりものが水っぽい
    排卵前後はおりものがゼリー状になる位、ドロッとしますが、女性ホルモンが分泌され続けるのでおりものが水っぽくなります。

    ・おりものの色
    妊娠するとおりものの色が全体的に濃くなり、クリーム色から黄色、中には茶色っぽくなります。

    1.下腹部痛の違い
    妊娠時と生理では子宮の動きが違います。

    生理前は着床しなかった事で、子宮内膜が剥がれ、子宮を収縮して排出します。
    そのため生理前の下腹部痛はギュッと内側に向かって締め付けられるような痛みです。

    妊娠した場合は反対に子宮内膜を厚くしようとするので、子宮が膨張します。
    そのため妊娠初期の下腹部痛は外側に押されるような痛みになるのです。

    妊娠初期症状のチクチクするような痛みは子宮が膨らむ時に子宮の周りの靭帯が引っ張られて起こるものです。

    2.味覚や食の好みの変化
    生理前になると甘い物が食べたくなるという経験している方もいると思いますが、これは生理前のストレスの原因となるコルチゾールが増え、リラックスするために甘い物を食べたいという欲求が高まり起こります。

    一方、妊娠した場合、こちらもコルチゾールの分泌で甘い物が食べたくなるのは同じです。
    しかし、大きな違いとして、今まで大好きだった物が嫌いになってしまったり、嫌いだったはずの食べ物が食べたくなる等の味覚や食の好みに変化があります。

    妊娠によるホルモンバランスの変化によって起こるこの変化は妊娠した事のある多くの女性が感じる代表的なものです。

    まとめ

    妊娠が成立すると身体に様々な症状が出現します。

    妊娠超初期の症状と生理前の症状の見分け方として分かりやすい症状は、下腹部の痛み、味覚や食の好みの変化、おりものの変化です。

    ご自身が妊娠しているのか、生理がくるのかを見分ける事は元気な赤ちゃんを産むために必要なことなので、わずかな変化を見逃さないようにしましょう。

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    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 妊娠後期に出血は当たり前?異常な出血と正常な出血の見分け方

    妊娠後期の出血について

    もうすぐ赤ちゃんが生まれる妊娠後期に出血があったらお母さんはかなり不安になるのではないでしょうか?今回は妊娠後期に起こる出血の種類と特徴、そして異常な出血がある際に考えられる症状とその対処方法をご紹介します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠後期とは
    3. 3.妊娠後期に起こる出血の種類の特徴
    4. 4.前置胎盤
    5. 5.早産・切迫早産
    6. 6.妊娠後期の出血の見分け方
    7. 7.まとめ

    はじめに

    胎動を盛んに感じるようになり 、もうすぐ赤ちゃんに会える楽しみが大きい妊娠後期ですが、ちょっとした出血でもなにか異常があるのかと心配になってしまうのではないでしょうか?

    妊娠後期の出血には正常なものと、異常を知らせるサインであるものの2つがあります。
    異常な出血はすぐに対処しないと赤ちゃんが危険な状態になってしまうこともあります。

    今回は妊娠後期に起こる出血の種類と特徴、そして異常な出血がある際に考えられる症状とその対処方法をご紹介します。

    妊娠後期とは

    妊娠後期とは妊娠28週0日(8ヶ月)~妊娠39週6日(10ヶ月)までを指します。
    妊娠28週を超えると胎児の動きが一番活発になり、お腹が膨らんで身体が重くなります。
    妊娠32週を超えるとお腹は更に大きくなって動くのが大変になる時期になります。
    母体も赤ちゃんも出産に向かって準備している時期です。

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    妊娠後期に起こる出血の種類の特徴

    妊娠後期は血液量が増え、粘膜も分娩に向けて柔らかくなります。
    その為、人によっては内診やセックスの刺激で出血してしまったり、膣の炎症や子宮膣部のびらん、子宮頚管ポリープ等からも出血してしまう事があります。

    これらは治療をしたり、軽度であれば様子を見る出血なので健診をしっかり受けていれば心配ありません。
    また妊娠中は便秘が起こりやすく、更に妊娠後期は大きくなった子宮に腸が圧迫されて排便の時に負担がかかり、肛門周囲の粘膜や皮膚が切れて切れ痔になる事もあります。

    切れ痔の特徴として排便時に肛門に痛みを感じたり、肛門を拭いた時にトイレットペーパーに鮮血が付着します。
    切れ痔は悪化すると最悪の場合、手術が要する事になるので、早期の段階で治療する事をお勧めします。

    出血の種類として分娩近くになるとおしるしという現象が起こります。
    このおしるしの程度は個人差があって、おしるしが無い場合もあります。

    おしるしの場合、おりものに血が混ざっている程度でドロッとしています。
    おしるしはもうすぐ陣痛が起こるサインなので心配ありません。
    ただし、いつ陣痛が始まっても良いように入院できる準備をしておきましょう。

    一方、大きな血の塊や生理の多い日のような出血、だらだらと長くて止まらない出血は、何かしらの異常を示している可能性があります。

    そして異常な出血で多いのが以下の2つです。

    前置胎盤

    これは胎盤が正常よりも低い位置に付着し、胎盤が子宮口の出口にかかってしまったり、完全に覆ってしまっている状態です。
    前置胎盤になる確率は全分娩の0.3~0.6%です。

    胎盤は普通、子宮の上部に付着しますが前置胎盤は赤ちゃんが出てくる産道を塞いでしまっているので帝王切開になります。

    また、前置胎盤は子宮内膜の薄い出口付近にあるので子宮壁深くまで根を張っている場合があります。

    この場合、なかなか胎盤が剥がれず、胎盤を剥す時に血管を損傷してしまう事もあります。
    その結果、大量出血を起こす危険性もあります。

    しかし、前置胎盤を診断されるのは妊娠31週になってからです。

    妊娠初期で胎盤の位置が低くても妊娠が進んでいくと正常な位置に移動する場合も多いため、31週までは診断されません。

    前置胎盤になると異常な出血をしやすくなります。

    前置胎盤は腹痛の伴わない出血とお腹の張りが大きな特徴です。
    この出血は突然大出血する事もあれば、最初は少量から始まる事もあります。

    診断されても出血がなければ日常生活を送ることはできますが、出血しやすい状態という事を念頭において生活しましょう。

    家事や運動は控えてできるだけ安静に過ごし、出血しているのを発見したらすぐに病院へ行きましょう。

    早産・切迫早産

    早産とは妊娠36週6日までの出産の事です。
    早産すると新生児治療室で長期間の治療が必要になり、身体や発達に障害が起こる可能性が高くなってしまいます。

    また生産期(妊娠37週~妊娠41週6日まで)直前でも呼吸障害等を起こす可能性が考えられます。

    よって早産の兆候が出現したら子宮収縮を抑える投薬や破水が起こっている場合は感染を防ぐ処置と、できるだけ出産を遅らせる対策がされます。

    早産・切迫早産の症状として出血、持続するお腹の痛み、お腹の張りが挙げられます。

    お腹の痛みや張りが安静にしていても治まらずに規則的、持続的に続くなら陣痛が始まっている可能性が高いです。

    この出血の原因は以下の2つが考えられます。

    • 正常分娩と同じように赤ちゃんを包む卵膜が剥がれる事で起きる。
    • 子宮頚管、子宮が感染によって炎症を起こす(絨毛羊膜炎)

    出産が始まっている可能性もあるので病院に行きましょう。

    早産・切迫早産を予防する為には、以下の事に注意して下さい。

    疲れを溜めない
    疲れていると免疫力が低下し、感染症に罹患しやすくなります。

    ストレスを溜めない
    これも免疫力を低下させてしまいます。ストレスは自律神経に影響し、食欲不振や眠れない等の症状を招き、身体の機能も低下してしまいます。

    身体を冷やさない
    身体が冷えると免疫細胞の活動を弱めてしまい、免疫力が低下します。

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    妊娠後期の出血の見分け方

    正常な出血であるおしるしは、薄いピンクや茶褐色でおりものが混じっているネバつきがあるものです。

    そして注意しなければならない出血の色や状態は以下の通りです。

    • 鮮血
    • サラサラ
    • 何日も続く

    出血量が多く血液だけの場合は、鮮血で粘り気がなく、サラサラした状態です。
    羊水が一緒に出ていることもあります。
    そして少量の出血でも何日も続く場合は要注意です。
    出血は何かしらのトラブルのサインです。自己判断せずに病院に行きましょう。

    まとめ

    妊娠後期の出血は正常なものと異常のサインである場合に分かれます。
    異常な出血の多くは前置胎盤、早産・切迫早産によるものです。
    どれも放っておくと母子ともに危険なのですぐに病院に連絡を入れましょう。
    自分の出血がどういう症状でどの程度なのかを観察し、病院に連絡すると医師や助産師に適切な判断をしてもらえます。
    赤ちゃんが危険がない状態で生まれてくるよう、異常出血を見極めましょう!

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    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

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  • どうしてダメ?栄養満点のうなぎを妊娠中に控えなければいけない理由

    妊娠中のうなぎの摂取について

    栄養価が高い食材と言ってすぐにうなぎを思いうかべる方もいらっしゃると思います。
    うなぎはその栄養価が高いことを評価されて「夏バテにはうなぎ」とか「丑の日にはうなぎ」と疲れた体を元気にするようなイメージがあります。
    こんなに栄養価が高い食材なため妊娠時にも積極的に食べてもよいように思われがちです。ところが、実際は違います。

    妊娠中はうなぎの摂取量を控えた方がよいのです。どうして妊娠中にうなぎの摂取量を控えた方が良いのか理由をご紹介いたします。
    1. 1.うなぎに含まれる栄養素
    2. 2.うなぎの母体や胎児への影響
    3. 3.食べても大丈夫なうなぎの量
    4. 4.うなぎ以外の妊婦が控えるべき食べ物

    うなぎに含まれる栄養素

    栄養価が高いと言われるうなぎにはいったいどのような栄養が含まれているのでしょうか。
    うなぎには豊富な良質なたんぱく、ビタミンA、B1、B2、C、E、カルシウム、鉄分が含まれています。その他にも不飽和脂肪酸やDHAなども含まれているヘルシーな食材です。
    ビタミンAは粘膜に働きかけ胃腸の調子を整えたり、風邪を予防すると言われています。

    また、眼の働きにも欠かせない栄養素で、不足すると網膜にダメージを生じてしまうこともあります。
    ビタミンB1は、摂取した糖質を燃焼しやすいエネルギーに交換する働きがあります。

    また、疲労回復に役立つとも言われています。
    ビタミンB2は、人の成長に欠かせない要素です。ビタミンEは、細胞の老化を防ぐ効果があると言われています。
    不飽和脂肪酸は、血中コレステロールを下げる効果があると言われています。
    この様に、うなぎには身体に欠かせない栄養素が胞巣に含まれている満点な食材なのです。

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    うなぎの母体や胎児への影響

    うなぎの過剰摂取による母体や胎児への影響とはいったいどのようなものがあるのでしょうか。
    一般的にレチノールの過剰摂取による胎児への影響は奇形や先天性異常の危険性を高めると言われています。どの程度かというと、一日に4500 IUを摂取し続けると先天的異常のある乳児を出産するリスクが3.5倍になるとの報告があります。
    特に妊娠初期での過剰摂取は、胎児への影響が大きく出ると言われています。レチノールの過剰摂取による母体への影響は特に報告されていません。

    食べても大丈夫なうなぎの量

    妊娠中にどの程度のうなぎなら食べてよいのか疑問に思う方もいらっしゃると思います。
    実は、未妊婦と妊婦の一日のレチノール摂取量は違います。妊婦は、1日に2000 IUとしています。上限は5000 IUです。
    2000 IUと言ってもどの程度なのか分からない方も多いと思います。
    レチノール2000 IUのうなぎの量とはいったいどの程度なのでしょうか。
    うなぎのかば焼き100 gに含まれるレチノール量がだいたい1500~2000 IUと言われています。うなぎ100 gというとだいたい、中サイズもしくは中サイズより少し小ぶりなサイズのうなぎ1本に相当します。

    ここで、うなぎが大好きな方が間違えやすいのが「小さいサイズだったら1本食べられる」と勘違いすることです。レチノールはうなぎだけに存在する栄養素ではありません。他の食材にも含まれています。

    それらをすべて合算して一日に摂取をしてよい量が決められています。この点を十分に理解をしていないとレチノールの過剰摂取につながりますのでご注意ください。

    うなぎ以外の妊婦が控えるべき食べ物

    妊娠中に摂取量を控えたい食品はうなぎだけではありません。
    妊娠中に気を付けたいのはビタミンA仲間のレチノールの過剰摂取です。
    つまり、妊娠中、うなぎを食べないようにして気を付けていれば問題ないと思っていたらそれは大きな勘違いです。

    うなぎに含まれるレチノールの量は多いのですが、そのほかにも気を付けたい食材はあります。
    例えば、レバーです。レバーは鉄分を多く含むので貧血を起こしやすい妊娠中にはとても良い食材です。

    しかし、このレバーもまた、レチノールが多く含まれています。その他にもギンダラや穴子、プロセスチーズ、鶏卵などにも含まれています。
    妊娠中のレチノール摂取量は妊娠の数週によって異なります。摂取量に気を付けて食べるようにした方が良いと思います。

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    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

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  • 胎児への影響が心配!妊娠初期のセックスの心がけ

    妊娠初期のセックスについての疑問や不安は解消されたでしょうか?

    多くのプレママ・パパが気になっている妊娠初期のセックスについてまとめました。普段人には聞けない、妊娠初期のセックスのママや赤ちゃんへの影響や注意点についてご紹介します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠初期とは
    3. 3.妊娠初期のセックスが母体や胎児に与える影響
    4. 4.妊娠初期のセックスの注意点
    5. 5.まとめ

    はじめに

    妊娠初期は、まだお腹の赤ちゃんが安定していない時期であり、何かと心配ごとが多いのではないでしょうか?

    妊娠前には当たり前に行っていた日常生活のちょっとした行為まで不安になってしまうこともあります。今回は、そんな不安のひとつである、妊娠中のセックス事情についてご紹介します。

    このことについては、正しい知識を持っておきたいと思いつつ、人には聞きにくいため、どうしたらよいのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    そこで、今回は妊娠初期のセックスのママや赤ちゃんへの影響や注意点についてご紹介します。

    妊娠初期とは

    妊娠の時期は、大まかに初期、中期、後期の三期に分けられます。
    妊娠初期とは、一般的に妊娠2か月~4か月(4週~15週)のことです。

    妊娠2か月目は、早い人だと生理の遅れや体調の変化から妊娠に気づき始める時期です。
    赤ちゃんは、まだ胎児ではなく胎芽と呼ばれ、中枢神経や心臓、手足などの器官が急速に形成される時期です。

    妊娠3か月目は、つわりがきつい方が多くなる時期です。子宮も少しずつ大きくなってくるので、下腹部痛や骨盤周りに重い感じを感じる方もおられます。

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    正常な妊娠が確認され、母子手帳をもらったり、妊娠届を区役所などに提出する時期になります。
    10週になると赤ちゃんは胎芽から胎児と呼ばれるようになります。
    しっぽがなくなり、人間の形ができあがって、羊水を飲んで排尿するようにもなります。

    妊娠4か月は、つわりが落ち着いて体調が徐々に安定してくる時期です。
    食欲も戻ってくるので、体重管理に注意が必要になります。
    15週になると胎盤が完成します。
    赤ちゃんは器官の形成も終わり、これからは手足の骨や筋肉が発達したり、外性器ができます。
    手足の動きも活発になります。

    このように、妊娠初期は赤ちゃんの状態もママの体調も不安定です。
    ママの性欲も減退することが多いのですが、体調がよい時にパートナーとのスキンシップをはかることも大切です。

    妊娠初期のセックスが母体や胎児に与える影響

    セックス時にペニスを挿入しても、ペニスは子宮口の外側までしか触れることはありません。
    子宮内の赤ちゃんは羊水に守られているので、ペニスが赤ちゃんに直接触れることはありません。

    ただし、精液には陣痛促進剤と同じ子宮を収縮させるプロスタグランジンや、子宮頸管を柔らかくする作用のある物質があるため、妊娠37週になり正期産に入るまでは膣内射精は控えることをおすすめします。

    また、妊娠中は抵抗力が落ちているため、精液に含まれる細菌にも感染しやすいです。
    感染が母体にも赤ちゃんにも影響を及ぼすことがあるため、妊娠中のセックスはコンドームを使用した方がよいでしょう。

    また、妊娠初期について心配になるのがセックスによる流産の可能性についてですが、セックスと流産は関係ないと考えられているので、妊娠の経過が順調で、ママの体調がよければセックスも可能です。

    とはいえ、赤ちゃんが安定しない状態であることは確かで、お腹を圧迫してしまうと赤ちゃんへの血流が悪くなってしまうので、体位には注意が必要です。

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    妊娠初期のセックスの注意点

    妊娠の経過が順調で、ママの体調がよければ妊娠初期であってもセックスをすることは可能です。
    ただし、いくつかの注意点は頭に入れておく必要があります。

    1.長時間のセックスは避ける
    長時間セックスをすると、どうしても体が冷えてしまい、ママの体にも負担がかかります。
    お腹の張りにもつながりかねないので、極力短時間で行うようにしましょう。

    2.ママのお腹を圧迫しないような体位にする

    ママのお腹を圧迫すると、赤ちゃんへの血流が悪くなります。パートナーの体で直接圧がかからなくても、ママの脚でお腹を圧迫してしまうような体位もあるので、十分配慮しましょう。

    3.深い挿入は避ける
    深い挿入は体の負担も大きくなり、ママ自身も不快に感じる可能性があります。パートナーにもしっかり理解してもらった上で行うようにしましょう。

    また、妊娠初期に不正出血がある場合、下腹部痛がある場合、過去に切迫流産や早産の経験がある場合、多胎出産の経験がある場合は、セックス自体控えた方がよいです。

    その他にも気になることがある場合は、産科の医師にしっかり相談しましょう。

    まとめ

    妊娠初期のセックスについての疑問や不安は解消されたでしょうか?

    ここでご紹介した内容は一般的なものになるので、ご自身のことで気になることがあれば担当の産科医師にしっかり相談する必要があります。

    赤ちゃんにとってもママにとっても安心・安全なマタニティライフを送りましょう!

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  • トイレに行きっぱなし‼妊娠初期になぜ頻尿になるの?

    妊娠初期の頻尿について

    妊娠したら、なぜかトイレに行く回数が増えてしまったとお悩みの方も多いのではないでしょうか?妊娠初期の頻尿は誰にでも起こり得る生理現象なのです。

    妊娠した途端、頻尿なってしまった方の為に、妊娠初期の頻尿の原因と頻尿によって起こる病気・予防、対策をご紹介します。

    1. 1.はじめに
    2. 2.妊娠初期の頻尿や残尿感とは
    3. 3.妊娠初期頻尿の原因
    4. 4.頻尿が原因で起こる病気とその予防
    5. 5.頻尿の対策
    6. 6.まとめ

    はじめに

    妊娠初期はホルモンバランスの変化によって、様々な身体の変化が起こります。
    頻尿もその中のひとつで、多くの妊婦さんが経験する症状です。

    では、どうして妊娠すると頻尿になるのでしょう?また、どのように対策すればよいのでしょう?

    今回は、妊娠初期の頻尿の原因と頻尿によって起こる病気・予防、対策をご紹介します。

    妊娠初期の頻尿や残尿感とは

    頻尿の症状は着床した頃から妊娠16週までと、妊娠28週以降に起こりやすいです。
    尿意が頻繁になる他、くしゃみした時や重い物を持った時等、ちょっとした事で尿が出てしまう事があります。

    尿漏れは羞恥心やショックを受ける方も多いですが、妊娠中には良くある事です。

    日本泌尿器学会では「朝起きてから寝るまでの排尿回数が8回以上だと頻尿の可能性がある」としていますが、頻尿に明確な定義はありません。

    普段に比べてトイレに行く回数が多いと感じれば、頻尿と診断される場合もあります。

    妊娠初期の頻尿は生理的なものなので、そこまで深刻になる必要はありませんが、あまりに頻度が多い場合、そしてそれが持続的に続く場合は専門医に相談しましょう。

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    妊娠初期頻尿の原因

    妊娠初期の頻尿には大きく分けて3つの原因が考えられます。

    1.腎機能が活発になる
    妊娠すると一気に血液の量が多くなり、それを身体に溜め込まないように腎機能も上がります。

    腎機能が活発になると尿が排出されやすくなるので尿の量が増えます。
    そのため、頻繁に尿意を感じるようになります。

    2.膀胱が圧迫される
    胎児が育つ子宮は前に膀胱、後ろに直腸と臓器に囲まれています。

    胎児が育つにしたがい、膀胱が圧迫され、尿を溜める容積が小さくなります。

    妊娠初期の胎児は小さく、膀胱を圧迫するとは思わないかもしれませんが、子宮は通常、7cm程で、重さは約50gしかない小さな臓器です。

    そのため、少し大きくなっただけで周りの臓器を圧迫することになります。

    妊娠中期に入ると完成した胎盤が子宮の上部に移動し、膀胱の圧迫が軽減されるため、頻尿が改善されます。

    3.ホルモンの変化
    妊娠初期は様々なホルモンが分泌されます。
    その中の黄体ホルモンには子宮や膀胱筋肉を弛緩させる働きがあります。
    そして黄体ホルモンは授精卵が着床すると分泌量が増えます。

    更に利尿作用もあり、これによって頻尿や思わぬ尿漏れを引き起こします。
    この黄体ホルモンは排卵日くらいから増えるので月経前症候群として頻尿になる方もいます。

    頻尿が原因で起こる病気とその予防

    妊娠初期はホルモンバランスが乱れやすく、免疫力が低下しやすい時期です。
    それに加えておりものの量も増え、膀胱炎を発症しやすくなっています。

    また、トイレに行っても一度に排泄される尿量が少ないからと尿を我慢してしまう方もいますが、これも膀胱炎の原因の1つです。

    膀胱炎は鋭い痛みや残尿感が主な症状です。

    これらを感じたときは医師に相談し、早めに治療しましょう。

    ただ、妊娠中に薬を飲むと、胎児に影響があるのではないかと心配なるのではないでしょうか?

    膀胱炎が軽度の場合は薬を内服せずに休息と栄養補給で治療することもできます。
    こうすることで免疫を高め、水分を多くとって細菌を尿で流すのです。

    しかし、産婦人科で処方される薬は胎児に影響のない抗生剤を考えて処方しているので、処方された場合はきちんと服薬して早めに治しましょう。

    免疫力を上げると、膀胱炎の再発や、カンジダ膣炎等の感染症の罹患を防ぐ事ができます。

    次のことを実践しましょう!

    1.朝から内臓を温めよう
    朝から内臓を温める事で代謝が上がり、冷えの予防にも繋がります。
    内臓の機能が低下すると感染症に罹患しやすくなってしまいます。
    具体的には朝に温かい白湯やお茶をゆっくり飲むと良いです。

    2.免疫力を高める食品を食事に取り入れよう。
    免疫力を高める食品は沢山ありますが、代表的なものを挙げておきます。

    ①ヨーグルト
    ヨーグルトには乳酸菌が多く含まれており、腸の動きを良くし、内臓を活発にします。

    またつわりが酷い方でも食べやすく、補助食としてもお勧めできます。
    食べつわりの方でもカロリーが控えめなヨーグルトであれば安心です。

    ②梅干し
    梅干しに含まれているクエン酸という物質が錆びない身体を作るのに重要な役割を担ってくれます。

    また、疲労回復や妊娠中の食欲不振を改善することもできます。
    ただし塩分が多いので毎食の摂取は避けましょう。目安は1日1個です。

    ③長芋
    長芋は新陳代謝を上げて、身体の詰まりを予防します。

    また、たんぱく質の吸収をサポートするので、消化が悪いときにも取り入れて欲しい食品です。

    3.ウォーキングをしよう
    妊娠中は激しい運動は出来ませんが、ウォーキングであれば可能です。

    また、呼吸を意識しながら歩くと、血行が良くなって血中の白血球に存在している免疫細胞が活発になります。

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    4.ストレスを溜めない
    ストレスが溜まると免疫力が落ちてしまいます。
    妊娠中も、出産後も適度にストレスを発散しなければなりません。

    ストレスを溜めてしまうと、赤ちゃんにも悪い影響を及ぼすので、自分なりにストレスを発散する方法を探しておきましょう。

    5.夜更かしせずに適度な睡眠を心がける
    しっかりと睡眠をとる事も免疫力の維持に必要な事です。
    人は眠っている時に疲労やストレスを緩和するホルモンを分泌します。
    毎日7時間程の睡眠をしっかりとりましょう!
    就寝時間を決めて規則正しい生活を送りましょう。

    膀胱炎が進行すると膀胱から菌が繁殖して炎症が広がってしまい、腎盂炎に罹患する恐れがあります。

    腎盂炎は38~40℃位の高熱や激しい腹痛、腰痛等を伴い、この感染が腹部に広まってしまうと腹膜炎を併発する事もあります。

    腎盂炎の場合、入院して治療する必要が出てくるので、そうなる前にしっかりと治療しましょう。

    頻尿の対策

    ここでは頻尿対策のポイントを3つ挙げておきます。

    1.排尿を我慢しない
    尿意を感じたら我慢せずトイレに行きましょう。

    頻尿の場合、何度もトイレに行くのが面倒くさくなるかもしれませんが、トイレを我慢すると膀胱炎を引き起こす原因になります。

    2.冷たい飲み物を避ける
    夏場は冷たい飲み物を飲みたくなると思いますが、冷たい飲み物は身体を冷やしてしまい、筋肉が収縮してしまうので、頻尿が酷くなることがあります。

    3.専用のナプキンや尿とりバッドを活用しよう
    妊娠中の尿漏れは生理現象なので、どんなに気を付けていても起こることがあります。

    今は妊婦さん様の消臭効果のあるおりものや尿漏れシートが販売されています。
    尿漏れは一時的なものなので、妊娠中は仕方ないと割り切って、こういうアイテムを活用するのもよいでしょう。
    ただし、交換はマメに行って下さい。
    汚れたままにしておくと菌が繁殖して思わぬトラブルを起こす事があります。

    まとめ

    今回は、妊娠初期の頻尿の原因と頻尿によって起こる病気と予防法、対策をご紹介しました。
    妊娠初期の頻尿は誰にでも起こり得る生理現象です。
    頻尿は憂鬱になる方も多いですが、頻尿の予防や対策方法を実践し、うまく付き合っていきましょう!

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