透析導入早期の2型糖尿病患者、血糖指標に「アルブミン補正GA値」が有用

血清アルブミン値で補正したグリコアルブミン(アルブミン補正GA)値は、血液透析導入早期(6カ月以内)の2型糖尿病患者において、GA値よりも血糖コントロールをより正確に反映した指標になり得ることが、松波総合病院(岐阜県)腎臓内科の矢島隆宏氏らの検討で分かった。詳細は「Diabetes Research and Clinical Practice」8月号に掲載された。

矢島氏らは、2型糖尿病血液透析患者において、アルブミン補正GA値はGA値よりも有用な予後予測因子になることを既に報告している(Yajima T, et al. Diabetes Res Clin Pract 2016; 122: 78-83)。同氏らは今回、こうした患者における血糖コントロールの指標として、GA値とアルブミン補正GA値のどちらが有用であるのかを検討した。

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同氏らは、2型糖尿病血液透析患者31人(平均年齢70.8歳、男性が77%)を、透析導入から6カ月以下の群(短期透析群;透析歴中央値は3.4カ月、16人)と透析導入から6カ月を超える群(長期透析群;同60カ月、15人)に分けて、持続血糖測定(CGM)により得られた血糖コントロール指標とGA値、アルブミン補正GA値、HbA1c値との関連について解析した。

その結果、対象患者全体の解析では、GA値およびアルブミン補正GA値はともに平均血糖値と有意な正の相関を認めたが、HbA1c値との相関は認められなかった。また、長期透析群では、GA値とアルブミン補正GA値、HbA1c値はいずれも平均血糖値と有意な相関を示したのに対し、短期透析群ではアルブミン補正GA値のみが平均血糖値と有意に相関することが分かった。

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HealthDay News 2017年7月3日
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