難聴は脳の健康にも影響


難聴を抱える人は64~74歳で約3人に1人、75歳以上では約半数を占めるといわれています。難聴は会話に不便なだけでなく、脳の健康にも影響を及ぼすことがあるといいます。2011年に実施された研究では、難聴の高齢者は認知症になるリスクが高いことが分かっています。
難聴の程度と認知症リスクにも直接的な関係が認められており、軽度の難聴では認知症リスクが2倍、中等度の難聴では3倍、重度の難聴では5倍にもなります。
また、影響があるのは記憶力だけではありません。
別の研究では、難聴のある高齢者は、聴力の正常な人に比べて集中力の低下が早いことも明らかにされています。
情報元:米国立老化研究所(NIA)

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