性行為が陣痛を促す?臨月のセックスで気をつけたいこと

妊娠後期・臨月のセックスについて

妊娠中のセックスについては不安に思う方も多いのではないでしょうか?今回は、出産が近づく妊娠後期・臨月のセックスについて、妊娠中の性欲の変化、陣痛との関係や、注意点をまとめました。
  1. 1.はじめに
  2. 2.妊娠後期、臨月とは
  3. 3.妊娠中の性欲の変化について
  4. 4.臨月のセックスと陣痛の関係
  5. 5.臨月のセックスの注意点
  6. 6.まとめ

はじめに

妊娠中のセックスについては、色々と心配事が多いのではないでしょうか?
特に妊娠後期は出産も近くなり、お腹も大きくなるので、母体や赤ちゃんへの影響が心配されます。

そこで、今回は妊娠後期のセックスについて知っておきたい情報をまとめました。

妊娠後期、臨月とは

妊娠後期とは、妊娠8~10ヶ月(28~39週)のことを言います。
臨月とは、妊娠10ヶ月(36週〜39週)のことを言います。

28週頃に身長約40㎝、体重約1500gだった赤ちゃんが、39週頃には身長約50㎝、体重約3000gになります。赤ちゃんがどんどん大きくなる時期です。

また、生まれてからの生活に適応できるように、様々な体の準備を整えています。

一方ママの体はというと、赤ちゃんへの血液供給量が増えるので、体内の血液量も増え、心拍数も上昇します。また、貧血になりやすいのもこの時期で、疲れやすかったり、ちょっとした動作で動悸や息切れがするようになります。

また、子宮の収縮に伴い、お腹も張りやすくなってきます。横になって休憩してもおさまらない張りや、1時間に何度も張る場合は切迫早産の兆候の可能性があるので、早めに産科を受診しましょう。

妊娠中の性欲の変化について

妊娠中はホルモンバランスの変化が著しく、ママの性欲も変化しがちです。

一般的には、妊娠初期はつわりなど体調が不安定なことが多いため性欲が減退し、中期になると体調も安定して性欲が回復、また後期になると出産準備に集中し始めるため減退していくということが多いようです。

しかし、個人差がとても大きく、妊娠中ずっと性欲がなくなるママもいれば、逆に妊娠前には考えられなかったほどの性欲になる方もいます。

そんな変化に戸惑うママもいるようですが、それは妊娠に伴うホルモンバランスの変化による正常な反応であり、妊娠の経過が問題なければ、セックスをすることは可能です。

パートナーについても、ママの体が心配でセックスしたがらない方や、ママの体調に関わらず求めてしまう方など、かなり個人差があります。

ママの体調を第一に考え、パートナーとしっかり話し合ってお互いの気持ちを理解し合うことを大切にしながら、良好な夫婦関係を維持できるようにしましょう。

妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

臨月のセックスと陣痛の関係

基本的に臨月でもセックスをすること自体は問題ありません。

しかし、妊娠後期になると特に膣内が柔らかくなっており、傷ついたり出血しやすくなっています。
激しいセックスによる過度の刺激は膣や子宮の炎症につながるので、ペニスを深く挿入しすぎないことや、ママが痛みを感じない程度にするように気を付けましょう。

また、精液の中には陣痛促進剤と同じ成分が含まれるというところから臨月のセックスが出産を促すという説もあります。

細菌感染防止のためにも妊娠中はコンドームの使用がすすめられているので、臨月のセックス時もきちんと装着するようにしましょう。

また、臨月はどんな刺激から陣痛につながるか分かりませんので、セックスの刺激をきっかけに陣痛が始まることが絶対ないとは言えません。

臨月に入っても妊娠37週に入るまでの出産は早産になってしまい、赤ちゃんがまだ成熟しきっていないので注意しましょう。

臨月のセックスの注意点

妊娠中のセックス自体は問題ないとはいえ、やはり正しい知識を持って、母体や赤ちゃんに負担がかかっていないか様子をみながら行う必要があります。

そこで、臨月のセックスについて注意点をまとめていきたいと思います。

1.お腹を圧迫しない
お腹を圧迫することによって赤ちゃんへの血流が悪くなってしまい、赤ちゃんが苦しい状態になります。お腹を圧迫するような体位は絶対に避けましょう。

パートナーの重さで圧迫するだけでなく、ママの足を大きく曲げるような体位でも圧迫されてしまうことがあるので十分注意しましょう。

2.お腹の張りや出血、ママの体の負担を気にかけておく
セックスの最中にお腹が張ってきたら、子宮が収縮しているサインです。そのときは、一旦中断して、ママはリラックスできる姿勢で安静にしましょう。

また、セックスによって出血がみられるときも、子宮口に負担をかけているか膣の内部を傷つけてしまっているサインです。

それ以外にも、長時間の行為や深い挿入など、母体自身が負担に感じるような体位や行為は母体にも赤ちゃんにもよくないので、絶対にやめましょう。

妊娠に関する治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

3.避妊具を使用する
妊娠中は抵抗力が低下しているうえに、細菌感染を起こすと母体だけでなく、赤ちゃんにも重大な影響を及ぼす可能性があります。

また、前にも述べたように精液の中には陣痛促進剤と同じ作用のものが含まれています。直接的に早産につながる作用はないとされていますが、避妊具の使用はするようにしましょう。

ここまで、臨月のセックスについて注意点をまとめてきましたが、妊娠中にセックスが可能なのは妊娠の経過に以上がない場合のみです。

出血がある方、切迫早産の徴候がある方、その他安静指示のでている方、また流産や早産の経験がある方、妊娠合併症の経験がある方などは、セックスを控えるようにしましょう。

まとめ

妊娠、出産については個人によって状態が異なり、なかなか周りの意見や経験だけでは解決しない悩みも多いです。

これから生まれてくる大切な命のためにも、気になることは担当の産科医師にしっかり相談し、安心安全なマタニティライフを送りましょう。

治験に関する詳しい解説はこちら

治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

治験・臨床試験についての詳しい説明

SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。