エラのボトックス注射で小顔美人が手に入る!

ボトックスについて

- 1.はじめに
- 2.ボトックスの原料はそもそもどんなもの?
- 3.エラが張る原因は骨の作りだけ?
- 4.ボトックス注射は筋肉に作用する仕組みだった
- 5.エラのボトックス注射のメリットとデメリットを知っておこう
- 6.まとめ
はじめに
芸能人の人が常用していているという話もあるボトックスですが、顔に注射をして液体注入なんて何となく怖い話のようでと、抵抗感の大きい人がほとんどだと思われます。
そのボトックスは化学薬品ではなく、ある毒素の面白い特徴を上手に生かした薬剤なんです。ボトックスを深く知ると怖いイメージ、危険なイメージはなくなってしまい、ボトックスの魅力にはまってしまうかもしれません。
コンプレックス解消や美の追求に欠かせないボトックスを徹底解明してみましょう。

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ボトックスの原料はそもそもどんなもの?
ボトックスの原料は強力な毒素である
ボトックスの原料は、あの恐ろしい食中毒を起こすボツリヌス菌です。
ボツリヌス菌は嫌気性菌であり土や泥の中に存在し、加熱不足な魚、ハムやソーセージなどの加工品によっても、身近なところでは日本のいずしなどを通して人体に感染します。
ボツリヌス菌はタンパク質の結合物質であり、体内に入ったばかりは無毒ですが、腸に達することでアルカリ性の環境に反応してしまい神経をたどる毒素となります。
ボツリヌス毒素が神経まで達すると麻痺や痙攣などの症状を起こしますが、その威力は驚きにもサリンよりも強豪といわれています。
ボトックスができるまで
ボツリヌス菌は毒素の分類によって7種類に分けられます。
そのうちA型ボツリヌス菌毒素を既定の量をかなりの薄さに希釈されたもので「ボツリヌストキシンと呼ばれるものがボトックスとなっています。

エラが張る原因は骨の作りだけ?
エラが張っていると顔全体が大きく見えたり、キャシャなイメージからは遠く離れてしまうものですね。
では、エラは骨の作りが原因なのでしょうか。
もちろん遺伝子による骨格の差をもって骨が張り出すことが原因ともなりますが、実は筋肉が関与していることが多いのです。
筋肉が原因ならば、歯を食いしばった時にエラ部分に盛り上がるものがあります。
噛んだ時点で大きくなるのであれば、筋肉の発達でエラが張っている可能性が高いと言われます。
このエラの筋肉は「咬筋」といい、食べ物を噛むときや力を入れるときには無くてはならない筋肉です。
筋肉とは繊維状になったものが連なってできていますが、脳からの指令で筋肉が動くと傷がつきます。
筋肉は使えば使うほど傷がつき、その分補修するための酵素が発します。
使う→傷つく→修復という過程が繰り替えされると、どんどん強化される性質を持っています。それがわかりやすい例がボディビルダーです。
咬筋は固い食べ物を噛む、噛みしめる言語を使う、寝ながらの歯ぎしりなどでも鍛えられることになります。
ボトックス注射は筋肉に作用する仕組みだった
私たちが笑ったり泣いたりと感情を震わせると顔の表情が変わります。
筋肉は収縮することでシワをつくり、弛緩することでシワを伸ばします。表情を変化させることができるのは、脳から発信される神経伝達物質が出されるというメカニズムに基づいているからです。
感情を察した脳が伝達物質に発信します。それを受け取ったアセチルコリンという物質が筋肉を収縮させシワを作ります。
ボトックスは神経に対して作用するボツリヌス菌毒素の特徴を利用したもので、神経の作用を遮断する働きとなります。
そこでエラに対して使うと、筋肉を動かす神経をストップさせて、筋肉の動きを減らすというものです。
エラのボトックス注射はここに気をつけなければならない!
注意点
- ボトックスは熱に弱いという性質があるため、当日は激しい運動を制限する必要があります。 またサウナなど外気の温度が高い場所も3日程度は避けることが望ましいです。
- ボトックス注射後3日程度は歯ごたえのある食べ物は避けて、 エラの休息を保持することが大切です。
エラのボトックス失敗例
①ボトックスの位置が的確でなかったため、左右の大きさに差が出てしまった。
②ボトックスの効果が咬筋だけではなく大頬骨筋や小頬骨筋にまで及んでしまい、笑う動作がしづらくなった。
③注意点を守らなかったり、ボトックスの量が足りない、エラの原因が咬筋ではなかった
などの原因で、効果が出ない。

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エラのボトックス注射のメリットとデメリットを知っておこう
◆メリット
- 切開する施術ではないので、身体の負担が小さくて済む
- 骨を削るなどの整形とは違って安値でできる
- 施術後もメイクができる
- 変化の速度がゆっくりなため、周囲に知られずに改善できる
◆デメリット
- 即効性がない
- 注射による注入なので、鋭い痛みを発する
- ボトックス効果が永久ではなく3~6カ月で切れてしまう
- 咬筋に近い場所に笑う時に活躍する筋肉(大頬骨筋、小頬骨筋)があり、ボトックスの効果がその範囲まで及んでしまうと笑えなくなるという状態が起きる
- エラのボリュームが減ることで、頬が痩せこけたような様相になることがある
まとめ
メスを使った施術と違って、安全面では一押しのボトックスです。
入院やこまめな通院も不要なので、より身近に感じる治療の一つになるのではないでしょうか。長年のコンプレックスを簡単に解消できるボトックスは「美」と「明るい未来を」与えてくれそうですね。

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