軽度認知障害(MCI)の治療体験談 、規則正しい生活- 62歳女性-

- 1.病気に気づいたきっかけ
- 2.どのような診断を受けたのか?
- 3.どのような治療をおこなったのか?
- 4.治療費はいくらだったのか?
- 5.治療を受けてから感じた変化
- 6.診断を受けてから気を付けていること
- 7.他の患者さんにアドバイス
病気に気づいたきっかけ
軽度認知障害(MCI)らしき症状にきづいた当時、私は60歳。
物忘れがひどくなっていると自覚があったものの、病的な症状はありませんでした。
鍵を忘れたり、買い物のときお財布を持っていなかったり……と、その程度の物忘れだったので、「加齢のせいだろう」と思っていたのです。
しかし、日課である家計簿をつけているとき、なぜか数字が頭に入ってこず、電卓を使っていても計算が合わないことがありました。
そのとき「何かおかしいなぁ……」と、一般的な物忘れにはない違和感を抱き、持病で通っていた病院に受診したのです。
そこで、軽度認知障害(MCI)と診断されました
どのような診断を受けたのか?
幸い通院していた病院が、大きな病院だったので、主治医が認知症に知見のある先生を紹介してくれ、そこで、問診と長谷川式簡易認知症評価スケール(HDS-R)というテストを受けました。
正式に診断されるまで1週間に1回の問診とテスト、あと、身体に異常がないかの検査も受けました。
なので、診断されるまで1ヶ月くらいかかりましたね。4度目の受診の際に軽度認知障害(MMCI)と診断されました。
どのような治療をおこなったのか?
私の場合、症状が深刻ではなかったので、1ヶ月に1回の定期受診。あとはバランスの良い食事、軽い運動、簡単なパズルとか脳トレのドリルを勧められたので、時間があるときに脳トレをして、頭を動かしています。
投薬治療もあるようですが、現段階では行っていません。
治療費はいくらだったのか?
診断されるまでは身体異常がないか血液検査も行ったので、10,000円くらいかかりました。
定期検診では、医師の問診のみで健康保険が適用するので、1回3,000円くらいの負担ですね。
私の場合、持病の検診も含めているので、処方箋によって負担額は変動します。

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治療を受けてから感じた変化
治療を開始しはじめてから、意識して脳を動かそう!と心がけているので、前より物忘れの頻度が減ったように感じます。
それでもウッカリしていることもあるので、家を出る前の持ち物チェックや戸締まりチェックなどはリストを作って確認するようにしていますね。
診断を受けてから気を付けていること
バランスの良い食事も治療に欠かせないと言われたので、カロリーや脂質に気をつけています。
アルコール類も脳が萎縮しやすいとのことだったので、控えていますね
他の患者さんにアドバイス
軽度認知障害(MCI)は早めに気がついて、早めに治療するのがいちばんです。
歳をとるごとに、自然な物忘れはありますが、それにしてはおかしいな……と、思ったらかかりつけの先生に相談してみてください。
専門家に相談したり、アドバイスをもらえば、不安な気持ちも解消されますよ。

軽度認知障害(MCI)の症状や原因、セルフチェック方法。また認知症へ進行しないための予防策や治療方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説しています。