MCI(軽度認知症障害)・物忘れは治療ができる?

病院で物忘れ・MCI(軽度認知症障害)と検査を受けて診断されたとき等は医師に診断を受けて適切な方法を伝えられると思いますが、疑いがある場合など果たして治療できるのか気になります。
先に結論からいってしまうと、現在は治験などで完治させたり、治療を目的とした治療薬の開発は行われていますが、残念ながら実際に治療効果がある治療法はありません。正確にはさまざまな専門医がおり、独自での治療方法や予防法で確立されていますが、医学的にはっきりと効果がある!と確実に証明しきれないといった方が正解かもしれません。
そういった観点からMCIは治療をするということもよりも、進行を抑制する。予防するといった症状の改善が主流となります。
言語、記憶、運動、コミュニケーションなど人によりどこの部分に症状が発症しているのか、どの認知障害が出るのかも異なります。又統合失調症の併発するケースもあり、その影響下などにも対応が変わっていきます。今回はMCIにスポットをあてて抑制の観点から解説していきます。

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原因を改善することで予防対策を考える方法とは?

MCIの原因と考えられているのが日々の生活習慣に起因する可能性が高い言われています。
・食生活の栄養バランスが崩れることで脳の血流などに影響する(塩分を過剰摂取等)
・運動不足による初期の動脈硬化による影響
・ストレス起因による影響。うつ病や統合失調症など精神疾患の症状が重い人をにMCIになるリスクが高いと研究機関の報告もあります。
・睡眠不足による影響。体の免疫低下、自然治癒力の低下や寝不足症状の場合、食事の過剰摂取や精神疾患に関する免疫も落ちるため、その影響下による発症リスク。

・喫煙、飲酒は血管の収縮や摂取による脳の萎縮などの影響があるため必ずしもそれだ原因と言えませんが、少なからず影響を及ぼします。アルコールに関しては、アルコール性の認知症もあるので、過剰摂取は好ましくはないでしょう。

原因はいくつもあげられ、進行を抑制したいと考えた場合は、アリセプトなどの薬剤投与や治験開発されている薬なども選択肢としてはありですが、こういった原因を改善することも重要です。もちろん必ずしも上記をすべてをすると体には良いですが、医師の診断できちんとチェックリストに基づく検査を実地し、具体的に何が原因として考えらえるのかをきちんと見極めて上げる必要があります。脳トレなどの効果がある症状もありますので、日々の生活に気を付けながら過ごすというのはとても重要なことといえます。

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軽度認知障害(MCI)の症状や原因、セルフチェック方法。また認知症へ進行しないための予防策や治療方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説しています。

軽度認知症に関する基本情報

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