ちゃんと効かせる為に…薬の正しい飲み方とは!?

病院で処方してもらったり、ドラッグストアで購入できる医薬品ですがキチンと服用時間や用法用量、飲み合わせをきちんと守らないと効かずに病気が長引いたり、副作用が起こってかえって苦しい思いをすることになります、今回はそんな薬の正しい飲み方について解説します。
  1. 1. はじめに
  2. 2. 服用回数はなぜ守らないといけないのか?
  3. 3. もし、薬を飲み忘れたら
  4. 4. 薬の組み合わせにも注意が必要
  5. 5. まとめ

はじめに

近年、医療用の成分が市販薬にも配合されるようになりセルフメディケーションといって軽い症状であればドラッグストアなどで販売されている市販薬でも対応していける時代となりました。

また、医療技術の進歩によって病気に対して様々な薬が開発され、有効な治療ができるようになってきています。
しかし、どんなに症状や病気にあった薬を選んでいても正しい用法用量を守らないと薬の効果が100%発揮されませんし、用法用量以外にも薬の組み合わせにも気をつける必要があります。

今回は、そんな薬をしっかり効かせる方法について解説します。

服用回数はなぜ守らないといけない?

薬によって違う服用回数
薬は、1回〇錠 1日3回 毎食後とか、1日2回 朝夕食後など1日に服用する回数が決まっていて薬の種類によってそれぞれ異なっています。
これは何故かというと薬の効き始める時間や薬の効かせたい時間帯が薬によって違ってくるのと、薬が体内に留まっていられる時間が薬によって様々だからなのです。
その為、決められた用法を守らなければ薬が十分に効かなかったり、効きすぎて有害な副作用が起こったりします。

1日1回服用する薬の場合
1日1回で服用する薬の場合は特定の時間に効かせたい場合に服用する場合と1度服用すれば約24時間は効果が続くものがあります。
例えば眠れない時に服用する眠剤はすぐに効果が発揮され、睡眠している時間にのみ効果が現れていれば良いので眠前のみに服用します。
血圧を下げる降圧薬や、血糖を下げる血糖降下剤などには1日1回服用すれば薬が体内で長く留まる為、24時間血圧を下げたり、血糖を下げる効果が続くものがあります。

1日3回や2回服用する薬の場合
1日3回や2回飲む薬の場合は薬の効果が現れている時間が約8時間であったり、12時間であったりします。薬の効果が切れないように1日に複数回に分けて服用する必要があります。

もし、薬を飲み忘れたら

薬の用法によって対処が違ってくる
気をつけているつもりでもうっかり飲み忘れてしまう…誰にでも起こりうることです。
飲み忘れた場合に病気が悪化しないか不安に思われる方も多いと思いますが、安心てください、大丈夫です。
適切な対処をとることで問題なく薬による治療を続けることができます。

基本的には飲み忘れの際の対応は主治医の指示に従うようにしましょう。
一般的な対応としては次回の服用時点までに時間感覚を見送る、あるいは下記のような時間感覚をあけて服用するようにします。

1度に2回分を服用しないで下さい。
1日1回飲む薬の場合
→8時間以上間隔を空けるようにしましょう。
1回2回飲む薬の場合
→5~6時間間隔を空けるようにしましょう。
1日3回飲む薬の場合
→4時間以上間隔を空けるようにしましょう。

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薬の組み合わせにも注意が必要

薬の相性(薬物相互作用)とは!?
複数の薬を併用した際に、薬の効果が減弱あるいは増強されたりして、効果が減弱したり、薬の作用が過剰に現れて副作用が起こることを指します。
相互作用を起こす薬の組み合わせは様々な種類のものがあります。

病院でもらう薬と市販薬やサプリメントで起こりうる相互作用
よく起こりやすいのがアルミニウム(Al)やマグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)など金属含有製剤との相互作用です。アルミニウムは市販の胃薬に含まれていることがあります。
マグネシウムやカルシウムはサプリメントでとられる方もいます。
金属含有製剤と組み合わせの悪い薬の一部を下に記載しておきます。
抗アレルギー薬 フェキソフェナジン(商品名:アレグラ)→AlやMgと組み合わせると体内への吸収が低下するので一緒のタイミングで服用してはいけません(時間を離してならOK)。
下痢に使用される止瀉薬 タンニン酸アルブミン(商品名:ビオフェルミン止瀉薬)→Caと結合して不溶塩という溶けない塊を作るので併用は禁忌とされています。
病院で処方される抗生剤には全てではありませんがAl、Mg、Caと組み合わせが悪かったり、時間をずらして服用しないと行けないものがあります。
上記以外にも沢山の相互作用が問題となる組み合わせが存在します。

お薬手帳を活用しよう!
お薬の組み合わせは病院や薬局でチェックしてもらうことができます。
どんな薬をいつ飲んでいるか?
たくさんの薬やサプリメントを飲んでいる場合、覚えておくのは大変かもしれません。
そこで活躍するのがお薬手帳です。

お薬手帳は、病院や薬局では処方してもらったお薬を記録してもらえます。
また自身の服用している市販薬やサプリメントを自由に記載することができます。
今はスマートフォンのアプリでもお薬手帳が使えるようになっています。
また2016年4月からお薬手帳を持参した場合、薬局での負担金が10円から30円安くなる制度が開始されました。
是非お薬手帳を活用して組み合わせを医師や薬剤師にしっかりチェックしてもらいましょう。

まとめ

血圧コントロールや血糖コントロール、コレステロール値を下げるなど、薬をきちんと服用せずに放置していると、ゆくゆくは合併症が起こり、その症状で辛い思いをしながら生きていかなればいけないということになるかもしれません。

そうならない為にも処方された薬をきちんと服用するのと薬の効き方に問題の無いように相互作用もしっかりチェックしてもらい、万全の状態で薬を服用していけるようにしていきましょう。

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