最初は特に気を付けて!初期流産の原因と予防

妊娠初期流産について

妊娠初期は、お母さんも赤ちゃんも状態が安定しておらず、流産が起こりやすい時期ともいえます。しかし、特に妊娠初期にみられる流産には様々な原因が考えられます。原因ごとに考えられる流産予防法を紹介しましょう。
  1. 1.妊娠初期流産とは
  2. 2.妊娠初期流産の原因
  3. 3.妊娠初期流産の兆候と症状
  4. 4.妊娠初期流産の予防

妊娠初期流産とは

妊娠初期とは、妊娠15週目までを言います。
妊娠15週未満で起こる流産は「早期流産」と「後期流産」に分けて考えることが出来ます。
早期流産:妊娠12週未満での流産
後期流産:妊娠12週~妊娠16週未満での流産(厳密には、妊娠中期に入っている22週未満までを言います。)
妊娠初期流産とは、妊娠12週未満にみられる流産のことを指しています。

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妊娠初期流産の原因

流産の原因は多くく分けて3つあります。

  • 赤ちゃん側の問題
  • お母さん側の問題
  • 不注意や事故等

それぞれの要因を詳細にみていきましょう。

赤ちゃん側の問題
妊娠初期にみられる流産の原因はほとんどが赤ちゃん側に原因があります。
考えられるのはこのような要因です。

  • 遺伝子の異常
  • 染色体の異常
  • 子宮外妊娠
  • 胎盤やへその緒の異常

赤ちゃん側の問題とは、元々妊娠成立時から異常があったケースです。つまり、仮に一時的に流産という事態には至らなかったとしても、元気に産声を上げることはできなかったのです。
これは誰のせいでもありません。

お母さん側の問題
お母さん側の原因として考えられるのも、元々の持病に関するものがほとんどです。

  • 子宮筋腫やがん
  • 子宮の奇形
  • 感染症
  • 自己免疫疾患
  • 内分泌系の異常
  • 血液型の不適合(お母さんと赤ちゃんの)

これらが原因の場合は、お母さん自身では防ぐことはできません。
流産が起こるとお母さんは自分を責めてしまいがちになりますが、また赤ちゃんが戻ってきてくれた時に備え、治療できるものは治療しておきましょう。

不注意や事故等
さて、ほぼ唯一、防ぐことのできる流産はコレです。
お母さんだけでなく、その周囲の不注意や軽率な行動、事故などが原因で起こる場合です。

  • 転倒転落などによる子宮への衝撃
  • 喫煙(受動喫煙も含む)
  • 飲酒
  • 薬物(合法違法を問わず)
  • 放射線被ばく(レントゲンなど)
  • 腹部への外傷
  • ストレスや過労

これらはほとんどの場合、注意をすれば防ぐことが出来るものばかりです。
「妊娠している(可能性がある)」ことを意識することで、自然と下げることが出来るリスクなのです。

妊娠初期流産の兆候と症状

流産の兆候を示す主な症状には

  • 下腹部痛
  • 出血

があります。
具体的な症状を詳しく見ていきます。

下腹部痛
流産の可能性が考えられる下腹部痛にはこのような特徴があります。

  • 生理痛よりも強く重い痛み
  • 子宮をギューッと締め付けられるような痛み
  • 徐々に痛みは強くなっていく
  • 出血をともなう

このような症状がみられた場合、それは流産の兆候かもしれません。
なかには防ぐことのできる流産である場合もありますから、至急の受診が必要です。
出血

妊娠中に微量の出血が起こる場合も見られます。
しかし、流産を疑った方がいい出血の特徴はこのようなものです。

  • 激しい下腹部痛をともなう
  • 突然生理のような出血が起こる
  • 出血量がどんどん増えていく
  • 生理よりも出血量が多く、生理痛よりも下腹部痛が強い
  • 血の塊がみられる

このような場合、流産の可能性が非常に高いと考えられます。下腹部痛と同様に、できるだけ早く受診する必要があります。

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妊娠初期流産の予防

妊娠初期の流産には防ぐことが出来るものと、残念ながらどうすることもできないものが存在しています。
防ぐことが出来る流産ならば、どんなことに注意したらよいのでしょう?

初期流産を防ぐためにできること
赤ちゃんやお母さんの元々の問題が原因で流産となってしまう場合を除けば、以下のような点に注意することで流産のリスクを低下させることが出来ます。
どれもさほど難しいことではありません。

パパや職場、周囲の人の理解や協力を仰ぎながら、流産を防ぐ対策を行いましょう。

1.かかとの安定した靴を履く
高いヒールは重心が不安定になります。すると転んだり、階段から落ちたりなどのリスクも高まりますよね。
高くても3cm程度で太く安定感のあるのヒールにしておきましょう。

2.腹圧をかけない
妊娠初期はまだ胎盤が完成していません。
そんな時に腹圧が強くかかる動作を行うと、流産のリスクを上げてしまう要素になります。
重いものを持ったり、トイレの時に強くいきんだりしないようにしましょう。

3.体を冷やさない
体が冷えると血流が悪化します。すると赤ちゃんへの血液も十分に行き渡りません。赤ちゃんにとってはお母さんの血液がすべての栄養源です。

4.禁酒・禁煙
アルコールは胎盤を通り抜けてしまいます。つまり、お母さんが飲酒することは赤ちゃんにもアルコールを摂取させていることと同じなのです。
最悪、赤ちゃんが急性アルコール中毒のような状態にさらされることになります。
喫煙は、赤ちゃんへの血流を阻害します。たばこの主成分であるニコチンには血管を収縮させる作用があるためです。
これは、副流煙による間接的な喫煙でも変わりません。

5.無理をしない・ストレスを溜めない
妊娠初期はつわりやホルモンバランスの急激な変化などで心身に負担がかかりやすい時期です。
そして仕事をお持ちのお母さんで妊娠報告が済んでいない場合、どうしても普段より負担が大きくなりますよね。
妊娠中は、「ストレスを溜めない・無理をしない」を意識して忘れないでください。

6.医療機関では必ず妊娠を伝える
妊娠中はできるだけかかりつけの産科で薬などを処方してもらいましょう。中には妊娠中の使用が禁止されている薬もあるからです。

レントゲンなどをとる場合、他科にかかる場合、必ず妊娠(の可能性)を伝えておきましょう。

初期流産のほとんどは防ぐことが出来ない
流産の中には、防げるものと防ぐことが出来ないものがあります。
そして悲しいことですが、妊娠初期に起こる流産のほとんどは防ぐことが出来ません。その理由は、赤ちゃん自体が異常を抱えてしまっているから。
とても残念ではありますが、その子は今回は産まれてくることが出来ないことが決定されていたのです。
流産が起こると、お母さんは特に自分自身を責めてしまいがちです。
アレがいけなかったのか?
私が○○したから…
こんな風に原因探しと罪の意識にさいなまれてしまいます。

ですが、そんなに自分を責めなくてもいいのです。今回は、赤ちゃんとお母さんのタイミングが合わなかっただけ。
お互いに準備を整えて、もう一度会える日を待ってみませんか?

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