腸内細菌を整える?ミヤBMについて解説!

ミヤBMについて

はじめに
下痢や軟便、便秘といったいわゆるお腹のトラブルは腸内細菌のバランスが乱れることで起こります。
腸内細菌には善玉菌と悪玉菌が存在します。
善玉菌はお腹の調子を整える働きがあります。
逆に悪玉菌が増え過ぎることでお腹のトラブルが起こります。
そこで善玉菌を薬として取り入れることで悪玉菌を減らしてお腹のトラブルを改善します。
本項ではそんな善玉菌を含んでいるミヤBMについて解説します。

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ミヤBMとは?
ミヤBMは1968年から販売されている歴史の古い薬です。
ミヤBMは生菌製剤に分泌されます。
ミヤBMには細粒と錠剤の2タイプが存在します。
ミヤBM細粒は1g中に宮入菌末を40mg含有しています。
ミヤBM錠は1錠に宮入菌末を20mg含んでいます。
ミヤBMと同じ宮入菌を含んだ整腸薬が市販薬として販売されています。
ミヤBMに含まれる宮入菌って?
宮入菌は酪酸菌とも呼ばれます。
ミヤBMは腸炎ビブリオ菌、サルモネラ菌、腸管病原性大腸菌などの病原菌の発育を抑制します。
宮入菌はアミラーゼ、ビタミンB群(B1・B2・B12・ニコチン酸・葉酸)を産生します。これらは他の善玉菌が働く為に必要な栄養素ですので、宮入菌によって善玉菌が増えて腸内細菌が整えることができます。
ミヤBMの用法・用量は?
ミヤBM細粒の場合は通常、成人1日1.5~3gを3回(毎食後など)に分割して服用します。
ミヤBM錠の場合は通常、成人1日3~6錠を3回に分割して服用します。
ミヤBMの副作用・注意事項は?
ミヤBMの副作用は今のところ報告されていません。
また組み合わせの悪いお薬もありません。
まとめ
ミヤBMについて解説しました。
様々な病原性大腸菌による下痢や軟便に対応していますが、薬だけを飲んでいればよいとあうわけではありません。
下痢の状態では脱水症状を起こしている場合が多いです、
しっかりと水分補給を行うようにしましょう。

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