辛い咽頭炎や膀胱炎に効果的な抗生剤サワリシンとは?

サワシリンについて

サワシリンは細菌を殺す抗菌薬です。肺炎球菌やインフルエンザ菌などの菌を殺し、様々な感染症に対して、主要な抗菌薬の一つとして使用されています。子どもから大人まで幅広く処方される薬なので、その概要と副作用、他の薬との組み合わせについてきちんと学んでいきましょう。
  1. 1.はじめに
  2. 2.サワシリンとは?
  3. 3.サワシリンの副作用は?
  4. 4.サワシリンと他の薬の組み合わせは?
  5. 5.まとめ

はじめに

空気中や食物、そして体内には様々な細菌が存在し、時には感染症という形で腫れや発熱を引き起こし、人体に悪影響をおよぼします。そんな時に使用されるのが抗菌薬です。
抗菌薬には様々な種類があり、細菌の種類や感染した部位によって使い分けられます。
本稿ではそんな抗菌薬の一つであるサワシリンについての概要と副作用など注意事項について解説します。

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サワシリンとは?

サワシリンという名前はメーカーが販売している商品名です。
サワシリンの有効成分は、アモキシシリンという抗生物質です。
アモキシシリンという有効成分を使った薬には他にアモキシシリンという商品も存在します。

サワシリンにはカプセル、錠剤、細粒の3タイプがあります。

サワリシンはどんな菌に効くの?
サワシリンのメーカーが発表している適応菌種は以下の通りです。

  • 本剤に感性の食中毒などを引き起こすブドウ球菌属
  • 咽頭炎などを引き起こすレンサ球菌属
  • 肺炎球菌
  • 膀胱炎などの原因である大腸菌
  • 腸球菌属
  • 日和見感染を起こすプロテウス・ミラビリス
  • インフルエンザ菌
  • 梅毒トレポネーマ
  • 淋菌

上記の通り、様々な細菌に効果があります。

サワシリンはどんな病気に効くの?
サワシリンの適応症は以下通りです。

  • 表在性皮膚感染症
  • 深在性皮膚感染症
  • リンパ管・リンパ節炎
  • 慢性膿皮症
  • 外傷・熱傷及び手術創等 の二次感染
  • びらん・潰瘍の二次感染
  • 乳腺炎
  • 骨髄炎
  • 咽頭・喉頭炎
  • 扁桃炎
  • 急性気管支炎
  • 肺炎
  • 慢性呼吸器病変の二次感染
  • 膀胱炎
  • 腎盂腎炎
  • 前立腺炎(急性症、慢性症)
  • 精巣上体炎(副睾丸炎)
  • 淋菌感染症
  • 梅毒
  • 子宮内感染
  • 子宮付属器炎
  • 子宮旁結合織炎
  • 涙嚢炎
  • 麦粒腫
  • 中耳炎
  • 歯周組織炎
  • 歯冠周囲炎
  • 顎炎
  • 猩紅熱
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃 MALT リンパ腫
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター
  • ピロリ感染症、
  • ヘリコバクター・ピロリ 感染胃炎
細菌による感染は体の色んな所で起こるので適応症も様々なものがあります。

サワシリンの副作用は?

サワシリンの主な副作用には以下ものがあります。

  • 下痢・軟便
  • 食欲不振
  • 発疹
  • 悪心嘔吐

特に注意したい副作用
サワシリンの特に注意したい副作用としてショック・アナフィラキシーがあります。
このショックとアナフィラキシーはアレルギーの様なものです。
症状としては呼吸困難、全身紅潮、血管浮腫、蕁麻疹などがあります。

アモキシシリンを服用していて不快感や口内異常感、喘息、眩暈、耳鳴り等があらわれた場合には症状が強ければすぐに服用を中止し、医療機関へ受診して下さい。

またペニシリン系の薬剤でアレルギーやアナフィラキシーを起こした人は同じペニシリン系であるサワシリンでアレルギーを起こす可能性があります。

サワシリンと他の薬の組み合わせは?

サワシリンと組み合わせの悪いお薬は以下の3つです。
ただし、絶対に組み合わせて飲んではいけない「禁忌」ではなく、併用に注意する「併用注意」となっています。

ワルファリンカリウム:
血管内で血液の塊ができる血栓を防ぐお薬です。
サワシリンと一緒に服用するとサワシリンによってビタミンKを体内で作る菌が殺菌されます。
ビタミンKは血液の凝固に関わっており、ビタミンKが減りすぎると逆にワルファリンカリウムが効きすぎて出血しやすくなる場合があります。

経口避妊薬:
サワシリンと一緒に服用することによって経口避妊薬の効果が弱くなることがあります。

プロベネシド:
痛風に用いられる薬です。サワシリンと一緒に飲むことによって、プロベネシドが体内に溜まりやすくなり、かえって痛風発作を起こしてしまうなどの副作用が起こりやすいとされています。

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まとめ

サワシリンについて解説しました。
感染症にはその細菌を殺菌しきる事が大事です。
殺菌が不十分だと、細菌はまた増殖して再発する恐れがあります。
膀胱炎による発熱や咽頭炎による喉の痛みなどの感染症の症状が無くなっても、副作用の無い限りしっかりと処方された日数を飲みきるようにしましょう。

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