月経周期と排卵日を知って妊活に挑戦

月経サイクルについて

妊活において欠かせないことの第一は、自分の月経周期を知ることです。特に、排卵日を把握することなしには妊活の成功はあり得ません。自分の体のことなのに、意外と知らない月経周期。月経周期や排卵日を知る方法をまとめました。
  1. 1.月経サイクルとは
  2. 2.排卵日とは
  3. 3.妊娠しやすい時期の計算方法
  4. 4.排卵日に気をつけること
  5. 5.おわりに

月経サイクルとは

月経サイクルとは、いわゆる生理周期のことです。妊娠するためには、自分の生理周期を知っておくことが不可欠です。
意外と知らない月経サイクルについて解説します。

女性の生理には周期がある
女性なら当たり前のように起こる生理。生理不順ではない人であれば、約1か月おきに生理がやってきますよね。
生理から次の生理までの期間のことを月経サイクルといいます。このサイクルの中では、女性の体には様々な変化が起こっているのです。

月経サイクルの仕組み
女性の体は月経→排卵→月経と周期的な繰り返しを行っています。
月経から排卵までの期間にはエストロゲンというホルモンが分泌されます。
エストロゲンには卵子を成長させる働きがあり、妊娠する力を持った元気な卵子を作り、排卵させることを目的としています。

一方、排卵が起こるとエストロゲンに変わりプロゲステロンというホルモンが分泌されるようになります。プロゲステロンの役割は、妊娠しやすい環境をつくること。例えば、子宮内膜を厚くしたり、脂肪や水分を体に蓄えたりすることです。
そして妊娠が成立しなければ、再び月経がやってきます。
一般的な女性では、月経開始から排卵までが2週間、排卵から月経までが2週間。月経サイクルは約4週間となっています。
女性の体は何十年もこのサイクルを繰り返しているのです。

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月経サイクルの異常
とはいえ、人間には個人差があるもの。
月経サイクルは25日~38日を正常の範囲とし、それよりも短期間で月経が起こってしまう事を頻発月経(ひんぱつげっけい)と呼び、39日以上の周期となる場合を稀発月経(きはつげっけい)と呼んでいます。
婦人科的にはこれらの周期は月経異常とみなされています。
頻発月経や稀発月経の裏には、卵巣や子宮の病気が隠れている場合がありますから、妊活をスムーズに行うためにも早急に婦人科を受診する必要があります。

妊娠に影響するその他の月経異常
月経周期だけでなく、月経量の異常も妊娠に影響を及ぼします。
例えば、極端に出血量が少なく、2日程度で月経が終了してしまう事を過小月経(かしょうげっけい)といいます。これは子宮内膜が十分な厚さになっておらず、着床しにくいことを意味しています。

一方、極端に出血量が多い場合を過多月経(かたげっけい)と呼び、子宮内膜症や子宮筋腫などが原因となっている可能性があります。
このような場合も、早急に婦人科を受診して検査を受ける必要があります。

排卵日とは

卵子が卵巣から放出される日
妊活を成功させるためには、排卵日を把握しておく必要があります。
排卵日や卵子の寿命についてみてみましょう。
排卵日とは、卵巣から卵子が放出される日のことを言います。
月経がはじまると、エストロゲンの働きによって、卵子の素が育ち始めます。そしておよそ2週間かけて十分に成長ていきます。
妊娠できる元気な状態まで成熟した卵子は、卵巣を飛び出し子宮に向かって移動を始めます。
この、卵子の旅立ちの日が排卵日となるのです。

卵子の寿命はどれくらい?
卵子の寿命はとても短いのです。
卵子が生きていられる期間はおよそ1日。そのなかでも、妊娠できる元気な状態を保てるのはわずか半日程度と言われています。
1か月の間で、妊娠が可能な期間はこれほど短い間なのです。

妊娠しやすい時期の計算方法

妊娠の確立が高くなる期間は1日にも満たない短い間です。
タイミングを逃さないためにも、排卵日を正確に把握したいものです。そのためには、基礎体温を記録することが重要となってきます。

基礎体温をつけよう
女性の体温は、エストロゲン分泌の時期とプロゲステロン分泌の時期で2層に分かれるようになっています。
排卵前の時期は体温は低めであり、排卵日になると一気に低下します。そして排卵日を過ぎると高温になります。妊娠が成立すると体温は高温を維持し、月経がはじまると体温は低下します。
このように、基礎体温をつけることによって、排卵日や妊娠の可能性を判断できるようになるのです。

排卵している?
排卵日当日の朝になると、基礎体温は一気に下降します。これが正常な排卵が起こっている証拠です。
しかし、排卵日と思われる極端な基礎体温の低下がない場合、月経自体が起こっていても排卵をしていないことが考えられます。このような状態のことを無排卵月経といいます。
これではいくら妊活を行っても成果が得られることはありません。早急に婦人科を受診して治療を受ける必要があります。

妊娠が成立しやすい期間はどれくらい?
卵巣を飛び出した卵子は、約1週間かけて子宮に到達します。
しかし卵子が妊娠できる状態でいられるのはわずか半日程度。
一方、精子の寿命はもう少し長く、数日間は元気な状態で生きていられます。
精子と卵子が元気な状態で出会わなければ妊娠は成立しません。
つまり、排卵日から半日間、最大でも24時間が妊娠成立のリミットとなります。

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排卵日に気をつけること

排卵日当日こそが妊娠のカギです。
ですがそのためには旦那さんの協力が欠かせませんよね。
排卵日当日に心がけたいことがあります。

数日前から体調を整える
卵子と精子が出会っただけでは妊娠の成立とは言えません。受精した卵子が子宮に着床してはじめて「妊娠した」と呼べるのです。
そのためには卵子と精子が元気であることや、子宮内膜が良い状態であることが欠かせません。
冷えや睡眠不足、栄養状態やストレスなどによって、どれか一つの要素でも十分でなくなってしまっては、妊娠成立の可能性が低くなってしまいます。
排卵日近くになったらできるだけ規則正しく健康な生活を心がけることが必要です。

旦那さんと仲良く、プレッシャーを与えない
男性というのは女性が思っているよりもずっとロマンチックでデリケートな存在です。
「排卵日だから」という感じで義務的・作業的な態度はNGです。
それは旦那さんに「自分は赤ちゃんを作るための道具」といった印象を与えてしまいかねません。

仲良く、プレッシャーや義務感を与えないような言動を心がけてくださいね。

おわりに

月経周期を把握することで、排卵日を知るだけでなく、自分の妊娠力や隠れた病気の発見につなげることができます。
元気な赤ちゃんを産むためには、子宮や卵巣が健康でなければなりません。
妊活の第一歩として、基礎体温の測定によって自分の月経周期や排卵状態を知ることから始めてみましょう。

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