旦那さんと一緒に産む!立ち会い出産のメリット・デメリットとは

立ち会い出産について

近年増加している立ち合い出産。立ち合い出産が人気となる理由はどこにあるのでしょう?立ち合い出産のメリットデメリットや立ち合い出産に向けての心構えや注意点などをまとめました。特に、立ち合い出産を検討しているパパは必読の内容です。
  1. 1.はじめに
  2. 2.立ち会い出産とは
  3. 3.立ち会い出産のメリット
  4. 4.立ち会い出産のデメリット
  5. 5.立ち会い出産の注意点
  6. 6.立ち会い出産のときの夫の役割と心得

はじめに

立ち合い出産とは、旦那さんや上のお子さんなどが出産時に一緒に立ち会うことを言います。近年では、多くの産科で立ち合い出産が可能となっていますし、立ち合い出産を希望するママパパの数も増えています。
そんな立ち合い出産のメリットデメリットについて考えてみましょう。

立ち会い出産とは

立ち合い出産は当たり前?
昭和の時代では、お産は女の仕事であるという考えが一般的でした。
ですから、旦那さんは分娩室の外でひたすらお産が終わるのを待つというのがスタンダードだったものです。

しかし現代では「赤ちゃんは夫婦ふたりの子供」という認識が強くなり、旦那さんもお産に立ち会うケースが増えています。
実際、約半数のお産が立ち合い出産となっています。

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手術となる帝王切開での立ち合いはできないことのほうが多いですから、普通分娩だけに限れば、立ち合い出産の割合のほうが高いと言えます。もはや立ち合い出産は当たり前の時代といえるのです。
旦那さんだけでなく子供も立ち会う場合も
現代では価値観の多様化によって、様々な出産スタイルが取り入れられるようになってきました。そのひとつが立ち合い出産であるわけです。

立ち合い出産といっても、旦那さんだけがお産に立ち会うのではなく、上のお子さんなどのほかの家族も一緒に立ち会うことを希望するケースも増えています。

産院によっては夫以外の立ち合いも可能な場合もあるので、選択肢の一つとして検討してみてもよいでしょう。

立ち会い出産のメリット

増加している立ち合い出産。
優れた点が多いからこそ、立ち合い出産を希望する割合が増加しているのだということがわかります。

立ち合い出産のメリットについてまとめました。

旦那さんがいるから安心
特に初めての出産となるママにとっては、お産は不安なことだらけです。
無事に生まれてくれるだろうか?
陣痛に耐えられるだろうか?
ちゃんと赤ちゃんのお世話ができるだろうか?
こんな風に次から次へと不安や心配が襲ってきます。

そんな時に、一番の理解者でありパートナーでもあるパパがいてくれることはとっても心強いことなのです。
ママの精神的な支えになれる存在こそがパパなのです。

わが子の誕生の瞬間を体験できる
1年近くもお腹の中で子供の成長を感じているママとは違って、パパにとっては「自分の子供」という感覚がなかなか芽生えにくいかもしれません。なかには父親になるということがピンとこない人や、なんとなくママと赤ちゃんとの間に壁のようなものを感じる人もいることでしょう。

お産に立ち会うことで、パパもわが子の誕生の瞬間を一緒に体験することができます。それはパパにとって赤ちゃんとの絆を結ぶことができる貴重な場面です。

出産の大変さを理解してもらえる
出産は大変な時間と体力を要する行為です。特に初めての出産では数日間にもわたる陣痛を乗り越えなくてはならないことも珍しくはありません。

中にはお産の進みが悪く、母子の状態が悪化してしまう事や、大量出血などを起こす場合もあり得ます。お産はまさに命がけなのです。

そんなママの姿を目の前で見ることは、出産の大変さやママのつらさや覚悟などを理解してもらえる大きなチャンスに他なりません。

ママの必死な姿を目の当たりにすることで、産後のママに対するいたわりの気持ちが生まれることでしょう。

父性が芽生えやすい
母性とは違って、「父性」は人間が生物として持ち合わせているものではないと言われています。つまり、父性は後天的に身に付けていかなければならないものなのです。

ずっと赤ちゃんと一緒にいたママとは違って、パパが赤ちゃんの存在を認識できる機会は限られています。
せいぜい検診時のエコー画像を見ることや、胎動を感じることくらいです。
実際、多くのパパが「自分が父親だ」と実感したのは赤ちゃんが産まれてから数か月が経過してからです。

立ち合い出産は、ママと一緒に出産を体験しているのと同じなのです。
おそらく理屈抜きで「父性」というものを感じることができるようになるはずです。

立ち会い出産のデメリット

いいことばかりのように見える立ち合い出産ですが、メリットしかないというわけではありません。
少し冷静になって立ち合い出産のデメリットについても考えてみましょう。

かえってストレスになることも
出産は女性にとっては命がけの一大イベントです。

そんな時、パパのサポートが的を射ていない場合はかえってイライラしたりストレスになったりすることも考えられます。

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特に、自分が陣痛で食べられない眠れないにもかかわらず、横で自分だけ食べる寝るケータイをいじる、などをされたときは「殺意に近いもの」を覚えることもあるとか。

立ち合い出産が良い経験になるか否かは、事前のパパへの教育にかかっています。
集中できない
お産の時にはママにはやらなくてはいけないことが沢山あります。
陣痛の最中では

  • 陣痛の波を感じること
  • 陣痛に耐えること
  • いきみたい気持ちを我慢して逃すこと

分娩中は

  • 呼吸の仕方
  • いきむタイミング
  • 力を抜くタイミング
  • いきむ時間

など。

これらはすべてとても集中力を必要とされる行為です。そんな時に近くにパパがいると、集中できずにタイミングが計れない場合も考えられます。その結果、お産がスムーズにいかず、緊急で帝王切開に移行しなくてはならなくなることもあり得るのです。

ママの性格やパパの出産に対する知識などによっては、立ち合い出産ではないほうが良い場合もあるでしょう。
妻として見られなくなる可能性もあります。これは立ち合い出産を後悔しているパパからよく聞かれる声です。
出産の瞬間を目撃することで、妻ではなく母としてしか見られなくなった。ママの必死の形相に女を感じられなくなった。

こんな風に、ママのことを「女性としての妻」として見られなくなってしまうパパも決して少なくはありません。
トラウマを与えてしまうかも?
出産時には出血を伴います。
そして当然産まれた瞬間の赤ちゃんは血まみれです。

男性は女性に比べて血を苦手とする割合が非常に高くなっています。
血まみれのママや赤ちゃんがトラウマとなってしまう可能性があります。

立ち会い出産の注意点

立ち合い出産を選択肢に入れる場合、注意しなければいけないことがいくつかあります。
ひとつずつ確認していきましょう。

立ち合いは可能か?
まず第一に、そもそも出産予定の産院では立ち合い出産が可能なのかを確認しておく必要があります。
最近はほとんどの産院で立ち合い出産ができるようになっていますが、すべてがそうとは言い切れません。

たとえば、

  • どこまで立ち会うことができるのか(陣痛室までか、分娩室までOKか)
  • 誰が立ち会うことができるのか(夫だけでなく子供も立ち合い可能か)
  • ビデオなどの撮影は可能か
  • 帝王切開になった場合でも立ち会うことはできるのか
  • パパはお産にどこまで関わることができるのか(中にはへその緒を切るなどをさせてくれる産院も)

これらのことを事前に産院に確認してから、パパと話し合って立ち合い出産するかを決めましょう。
日程調整がつけられそうか?
お産はいつ始まるかは誰にもわかりません。たとえ陣痛が始まったとしても、実際に赤ちゃんが産まれるまでには半日以上を要するのが一般的です。

そんな不確定要素の強い出産に対して、パパはどこまでスケジュールの調整が可能なのでしょうか?

出産予定日はあくまで「予定」にすぎません。むしろ予定日に生まれる場合のほうがレアケースと言えます。1週間程度は前後するのが当たり前と考えておきましょう。

立ち合い出産を希望する場合、予定日周辺の日程調整がどこまで行えるのかをパパは確認しておく必要があります。
本当に立ち合い出産を望んでいるか?
意外と見過ごされがちですが、一番重要なのがこの項目です。

ママパパの双方は本当に立ち合い出産を希望していますか?
少しでも不安や抵抗感があるならば、正直に話して意見のすり合わせをしておきましょう。
どちらの結論になるにせよ、ママパパの二人が納得してから決定を下す必要があります。

これは、立ち合い出産のデメリットで上げられている項目を極力減らすために、欠かすことのできないことなのです。

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立ち会い出産のときの夫の役割と心得

いざ、出産に立ち会うことが決まった場合、パパに求められることは何でしょう?
その辺をしっかり理解しておかないと、満足のいくお産にならないこともあり得ます。
ママとしっかり話し合い、パパが果たすべき役割を心得ておきましょう。
参考までに、こんな点に注意が必要という項目をいくつか紹介します。
黒子に徹する
出産におけるパパの役割は「ママのサポート」です。
ママが安心してお産に集中できるように、必要な時に必要なことをしてあげることが求められます。

つまり、パパは黒子なのです。

事前学習は必須
そんな黒子としての使命をしっかり果たすためにも、妊娠出産に関する事前学習は欠かせません。

最近ではパパ向けの父親学級も充実しています。できるだけ時間を作って参加してみてください。助産師さんや保健師さんから「なかなか言えないママの本音」を聞き出せるかもしれません。

当然、ママ本人から希望を聞いておくことも忘れずに。
自分だけ食べたり寝たりしない
女性は、妊娠出産育児中にされた嫌なことは生涯忘れることはないと言われています。それだけ強烈な体験が妊娠や出産なのです。

特に、つわりや陣痛など、ママが苦しい思いをしている最中に自分だけくつろぐようなことは絶対にタブーです。

ママのつらさに寄り添い、共感しながら励ましてあげましょう。
間違っても、自分だけ食べたり、寝たり、スマホで遊んだりしてはいけません。
医師や看護師、助産師の邪魔をしない
パパはあまり産院のスタッフとかかわる機会がありません。
ついついママを気にするあまり、医師や看護師、助産師などの診察や介助の邪魔をしてしまっていることが少なくありません。

例えば

  • ママのお腹近くや足元にいる
  • 次々と質問する
  • 点滴台やモニタ類のそばにいる

などです。

これらの行為はパパにとっては全く無意識での行動なのでしょうが、産院のスタッフがママのところにやってきた時は、ママの顔側にそっと移動してあげてください。
妻に対する意識を変えない
ママが一番心配していることはこれです。

出産中のママは、いつものママではなくなります。陣痛のあまりの苦しさに暴言を吐いたり、大声で叫んだり、尿や便が出てしまう事は、お産では日常茶飯事です。

ママだって女性です。そんな自分の姿を夫にみられて、幻滅されるのではないかと不安なのです。
ですから、たとえママのどんな姿を見ようとも、産後にママに対する意識を変えないでいてあげてください。ママは今までもこれからも女性であり、あなたの妻なのですから。
上の子の面倒や家事をこなすのも大切
出産というと、ママと産まれてくる赤ちゃんにばかり意識が行ってしまいます。それはパパとして大変素晴らしいことなのですが、もう少し視野を広げてみてください。

ママはお産の時に自分と赤ちゃんのことだけを考えているのではありません。

例えば、

  • 上の子の世話のこと
  • ペットや植木などの世話のこと
  • 家の掃除のこと
  • 洗濯物のこと
  • ゴミ出しのこと
  • 公共料金等の引き落とし日のこと
  • 町内会やPTAなどの行事のこと

こんな風に、家族に関する様々なことを心配しています。
そしてこれらは全て、出産中のママにはできないことなのです。

そんな時こそパパの出番。ママが安心してお産に集中できるように、それ以外のことはパパがぬかりなく行える体制を整えておきましょう。

退院日に、ぴかぴかの状態でママと新しい家族を迎えられるようにしておくことも、パパの大切な役割なのです。

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