精子バンクとは?日本と外国の実態とメリット・デメリット!

精子バンクについて

精子バンクや精子提供という言葉を聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか?しかし、日本では精子バンクの役割やシステムなどについてあまり知られていないのが現状です。

精子バンクについて日本と海外の状況の違いや、精子バンクを利用するときのメリット、デメリット、費用などを紹介していきます。

  1. 1.精子バンクとは
  2. 2.日本での精子バンクの状況
  3. 3.外国での精子バンクの状況
  4. 4.精子バンクのメリット・デメリット
  5. 5.精子バンクの費用
  6. 6.まとめ

精子バンクとは

精子バンクとは、男性から提供された精子を保存する施設のことです。
現在、不妊の原因の約4割は男性側にあると言われています。

精子の数が少ない、精子がうまく受精されない、性行為の障害などを治療しても改善されず、妊娠できない方々もいます。

そして、そのような場合に精子バンクを利用されるという方が増えているのです。
〔精子提供者の情報について〕
精子バンクを利用する時に精子提供者のことがまったくわからないと不安ですが、利用者は精子提供者の情報を知ることができます。
〔精子ドナーの条件〕
精子ドナーになるためにはいくつかの条件があります。

・20歳~35歳の男性であること
・健康であること、喫煙しないこと(過去に喫煙歴がある場合は登録時に禁煙していること)
・短時間の海外滞在ができること(検診等で海外に渡航するため)
・精神安定剤の服用、薬物やアルコール依存症でないこと
・性病を含む感染症などがないこと

これらの条件を満たしていて、精子提供時に行われる身体検査に問題がなければ精子を提供することができます。

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精子ドナーへの謝礼について
精子採取にまで至ったドナーに対しては、その労力や献身に対して謝礼が払われます。
精子の質や数に関わらず謝礼が支払われ、その金額は5万円~となっています。

これはあくまでも献身に対して支払われるため、依頼人の方が支払うお金ではありません。

日本での精子バンクの状況

日本でも妊娠、出産を望む夫婦は増えており、利用者が年々増えている傾向にあります。しかし、まだまだ認知されていないことが多い精子バンクの状況をみていきましょう。

精子バンクを利用できる条件
日本では精子バンクや精子提供を受ける場合にはいくつかの条件があります。

・法的に認められている夫婦
・不妊原因が夫側にあり、夫自身が精子を持っていない夫婦
・夫婦の健康、精神、経済的状況が安定している

つまり、不妊に悩む夫婦のみが利用でき、それ以外の同性愛者や未婚の女性で妊娠を望んでいる方などは利用できません。

また、年齢については50歳未満の一般的に妊娠が可能とされている年齢の方が利用できます。

精子提供について
現在、日本では精子バンクを利用できるのは不妊に悩む夫婦のみとなります。
精子バンクを利用し精子提供を受ける場合には、一度不妊治療などで医療機関を受診し、医療機関を通じてでなければ受けることができません。

精子バンク以外で精子提供を受ける場合
精子バンクを利用できない同性愛者の方や未婚の女性は、インターネットを通じて個人的に民間企業や個人から精子提供を受けるという方法があります。

日本でも個人で精子提供を行っているというサイトは多くありますが、費用が高額です。
インターネットで提供を受ける場合には、トラブルなどがあっても法的措置がないため注意しなければなりません。

外国での精子バンクの状況

海外、特にアメリカでは精子バンクの歴史は長く、精子提供に関する規則などが整えられています。日本では精子バンクを利用できるのは法的に認められた夫婦のみであるのに比べ、海外では特にそのような条件はありません。

また、日本で個人的に提供を受けると費用が高額になるということもあり、海外で信頼できる精子バンクを見つけ精子提供を受けるという方もいます。

海外では男性が精子を提供する回数にも制限がありません。

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精子バンクのメリット・デメリット

精子バンクを利用するうえでのメリット・デメリットを紹介します。
よく理解した上で利用を検討しましょう。

メリット
・精子提供者の情報がわかるため安心
・個人的な提供を受けるより費用が安い

デメリット
・精子バンクの歴史が浅いため法的な整備が整っていない
・生まれてきた子供に対してどのように伝えるか、しっかりと検討しなければならない
・出産を一時的な判断で行った場合、出産、養育に費用がかかり後々経済的に圧迫される可能性がある

精子バンクの費用

日本国内で精子バンクを利用する場合の費用はおおよそ10万円~20万円位となります。
しかし、1度の精子提供と人工授精で妊娠するとは限りません。

そのため、何度か人工授精などを行うとなると費用が数十万円~数百万円となることも珍しくありません。

また、民間企業などを利用する場合の費用はその企業により様々です。無償提供というところもあれば、精子バンクに比べるとはるかに高額な金額を要求されるところもあります。

事前にしっかりと調べておくことが大切です。

まとめ

不妊治療に精子バンクを利用するメリット、デメリットの両方を理解していただけましたか?

精子バンクは不妊に悩むご夫婦にとって子どもを授かることができる方法のひとつです。

しかし、きちんと費用や生まれた子どもにどう伝えるかを夫婦間で話し合ってから、治療を受けるかどうかを決めましょう。

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