ストレス軽減には「恋人のTシャツのにおい」が効く

急な出張が入ってしまった時や、就職を希望する会社の重要な面接を控えている時は、恋人や配偶者のシャツをバッグに忍ばせておくと良いかもしれない。

ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)のMarlise Hofer氏らによる研究から、パートナーのにおいはストレスの軽減に役立つ可能性があることが分かった。
この研究結果は「Journal of Personality and Social Psychology」1月号に掲載された。

Hofer氏らは今回、女性96人を
(1)自分のパートナーが24時間着用したTシャツ
(2)知らない人が24時間着用したTシャツ
(3)未着用のTシャツ
のいずれかのにおいを嗅いでもらう群にランダムに割り付け、全ての女性に対して嗅覚検査とともに模擬面接や計算テストなどを通じてストレスを誘発する検査を実施した。

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また、女性には自身のストレスレベルを評価してもらったほか、唾液を採取してストレスホルモン(コルチゾール)の濃度を測定した。

なお、3群ともに使用するTシャツは清潔なものとし、パートナーあるいは知らない人がTシャツを着用する際にはデオドラント用品や香りの付いたボディケア用品の使用のほか、喫煙やにおいに影響する可能性がある食品の摂取を避けるよう指導した。

その結果、パートナーのにおいを嗅いだ女性では、検査前および検査後のいずれにおいてもストレスレベルが低かった。
また、唾液中のコルチゾールの濃度も低かった。特に、嗅いだにおいがパートナーのものであることに気付いた女性でストレスレベルの低下が顕著だった。

一方、知らない人のにおいを嗅いだ女性では、検査前から検査後までどの時点においてもストレスホルモン濃度が高かった。

Hofer氏は「パートナーの不在時にはパートナーのシャツを着たり、ベッドで寝る時に普段パートナーが寝ている側で寝たりする人は多い。
しかし、なぜそのような行動を取っているのか、気付いている人は少ないだろう」と指摘。
その上で、今回の研究結果について「パートナーがその場にいなくても、においがストレスを軽減する強力なツールになることを示すものだ」と説明している。

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HealthDay News 2018年1月9日
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