生理(月経)時の血が止まらない原因は子宮筋腫の可能性も

女性であれば必ず訪れる生理(月経)。ある日を境に突然と起きる大量出血。血が止まらないといった場合、普段とは違う症状に不安な気持ちも膨らんできます。
もちろん、最終的には医師による適切な診断が一番安心できることではありますが、このページでは子宮筋腫による出血の可能性をご説明しています。
子宮筋腫とは、子宮内にできる良性の腫瘍のことをさします。全ての人が必ずしも子宮筋腫により出血するわけではないのですが、その大きさやできる部位により、過多月経の症状を引き起こします。通常、婦人科検診や、超音波検査、内視鏡検査などで発見できるケースで事前にわかる人もいますが、発症からその大きくなるペースも違い、初期症状も普通に生活していると中々気づきにくい場合はよくあります。

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子宮筋腫には三つの状態があり、粘膜下筋腫、漿膜下筋腫、筋層内筋腫に分類されます。それぞれ粘膜下筋腫は子宮内の内側にできるため出血症状を及ぼしやすく、漿膜下筋腫、筋層内筋腫は子宮を囲うように外側にでき、漿膜や筋肉の層にできる筋腫は出血の影響は及ぼしにくいです。もちろん、内側にあればその影響下は小さい状態でも出血を招くケースも大きくなるのですが、外側でも大きさによって血管を圧迫したり、傷つけてしまうことで出血が止まらないといった症状を引き起こすため、必ずしもこの状態であるというのは検査を受けなければ可能性であって、確定ではありません。
具体的な原因もどういったことが影響しているのか詳しく検査する必要があり、大量に血が出て止めることができない。出血時に塊がでる。痛み止めが利かない下腹部痛など、放置していると症状は重くなってしまうため、おかしいと異変を感じたときは迷わず病院に向かいましょう。
不安な気持ちになるのは当然です。今まで体験したことがなければ、誰でも不安になります。そういったときこそ落ち着いて行動することが大切で、近くの病院に向かいましょう。痛みがひどく歩けない場合や深夜帯で特に出血とともにいつも以上に痛みが激しい場合は、救急車を呼ぶのも手段の一つです(実際に症状がひどい場合は病院の医師に言うと呼ぶべきであるといってくれます)
子宮筋腫による過多月経は貧血の症状は引き起こしやすいですが、命をいきなり落とすといったことは確率としては物凄く少ないです。ただ、早くに見つかれば見つかるほど、ピルによるホルモンバランスの調整や止血剤などの対処法は色々あるので、まずは病院に行くということを何よりも心掛けてあげてください。

子宮筋腫とは?症状や原因、過多月経や貧血。手術やそれ に伴う費用や入院期間の目安。どういった検査方法があるのかなど詳しく解説しています。