子宮筋腫の変性とは?壊死や石灰化の危険性など

子宮筋腫は良性の腫瘍ができる病気であり、この筋腫の状態が変化することを子宮筋腫の変性と呼びます。
大きくなる前に本来なら医師の診断の元適切な処置を行うのが良いのですが、早期発見、放置しない。
これが何より大切が、ずっと放置したままにするとどういった症状が起きやすいのか、詳しく解説していきます。

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子宮筋腫の変性はいくつか種類があります。

〇硝子化変性
酸素の欠乏や栄養や血液が回らず壊死した状態。ガラスのように硬くなり最も変性タイプでは該当症状に当たる人が多い症状の一つです。

〇粘性変性
硝子化変性が、粘液質に変化した状態の症状をあらわします。

〇赤色変性 または 別名;肉様変性
妊娠中に起きやすい症状です。妊娠前に本来であれば検査を受けたり、小さい時期から医師の観察下にあり経過観察などであれば安心感はあります。出血、鬱血すると筋腫が赤くなることからこう呼ばれています。

〇水腫変性 または 別名:脂肪変性
赤色変性の血液が溜まった状態ではなく、主に脂肪がかたまることにより引きおこる状態です。

〇石灰化変性
カルシウムが沈着することで、石のように硬くなった状態をあわらします。なる確率はそれほど高くなりませんが、子宮筋腫がある状態で閉経を迎えた人に多い症状です。

〇悪性変性
一番、死亡率が高く放置しておくには危険な状態です。子宮筋腫から編成になる確率は限りなく0に近いのですがレアなケースで良性の筋腫が悪性へと変化し、子宮肉腫に変わります。最近ではテレビで取り上げられていてご存知の方も多いと思いますが別名は、子宮がんのことを現します。

おかしいと思ったら病院に行くのが重要

定期検査、婦人科検診など検査を受けることが第一の予防策です。早期発見できれば手術することなく、薬や日々の生活改善で発症リスクも抑えられます。
日々の仕事で中々いけない。そういったときに気を付けなければいけないのが痛みの変化です。子宮筋腫を患うと生理時、一つの症状のあらわれとして過多月経が起きます。
普段感じない痛みを感じたり、出血の量が多くなったり、人により生じる影響はさまざまですが必ずその兆候が現れます。
平気だから耐える。大丈夫だろうと放置するのは何より危険です。
少しでも異変を感じたら、何もなければ安心できますし、発見できれば症状の変化が起きても医師の元、適切な治療が受けられ子宮筋腫の変性リスクも抑えられるので、怠らずおかしな症状がでたら、いつまでも我慢せずに病院へ行くことを強くおすすめいたします。

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