子宮筋腫体験談、下腹部やめまいの症状…検査で発覚

- 1.病気に気づいたきっかけ
- 2.どのような診断を受けたのか?
- 3.どのような治療をおこなったのか?
- 4.治療費はいくらだったのか?
- 5.治療を受けてから感じた変化
- 6.診断を受けてから気を付けていること
- 7.他の患者さんにアドバイス
病気に気づいたきっかけ
私の場合、もともと生理は正常だった方なのに、下腹部の張りがあり、めまいやたちくらみなどの貧血の症状が何ヶ月か続きおかしいなと感じていました。
そんな時、たまたま子宮頸がん検診の無料券が自宅に届いたのがきっかけで、無料の検診のほかに子宮全般を検査してもらうことにしました。
どのような診断を受けたのか?
内診と超音波検査の際に子宮筋腫の疑いがあったため、MRI検査により精密検査をすることになったのですが、診断の結果は『粘膜下筋腫』。これが貧血の原因につながっていたのではなかということでした。
この他にも、『筋層内筋腫』や『漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)』、いろいろな種類の筋腫がたくさんできる『多発性筋腫』というものもあるらしく、治療法については、筋腫の位置や大きさや症状などをもとに相談しながら決めていくとのことでした。
どのような治療をおこなったのか?
私の場合、筋腫が大きかったため、手術をすすめられました。正直不安で、本当に手術が必要なのか?という点や、手術の内容も含め詳しく相談しました。
この先妊娠を希望するということはなかったのですが、子宮がなくなることだけは受け入れられなかったので、子宮全摘術ではなく“筋腫核手術”を選択。
また、仕事の都合上長期入院はできないことから、腹腔鏡での手術が可能なギリギリの大きさだったため、開腹手術ではなく腹腔鏡下手術することになりました。
治療費はいくらだったのか?
最初の検査から入院・手術に至るまで、健康保険が適用されましたが、それでも20~25万くらいはかかりました。
ただし、比較的新しい治療法の中には保険適用外の方法もあるようで、入院期間やどの治療法を選択するのかによって費用は違ってくると思います。

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治療を受けてから感じた変化
術後の経過もよく、想像していたよりも痛みなどはなかったので、1週間ほどで職場復帰できました。
検査前にあった貧血の症状も、手術後はまったくなくなって、手術をして本当に良かったと思っています。
診断を受けてから気を付けていること
全摘出ではなかったので再発の可能性も残っていますが、普段の食事の内容に気をつけ、定期的に検査を受けているおかげか、今のところ再発には至っていません。
他の患者さんにアドバイス
やはり定期的に定期検診を受けることが大切だと考えています。
自分自身、子宮筋腫が分かった時は手術しか選択できない状態でしたので、症状が重くならないように定期的な検査は必須です。特に妊娠を考えている方には、自覚症状がなくてもスルーしないでほしいなと思います。