錠剤、カプセル薬…様々な飲み薬の種類について

飲み薬の種類について

飲み薬のタイプには様々な剤形があります。それぞれの剤形にはその薬の有効成分を体でしっかり効かせる為に作られています。今回はそんな剤形について解説します。
  1. 1.はじめに
  2. 2.内服薬って?
  3. 3.様々な飲み薬のカタチ
  4. 4.様々な服用のタイミング
  5. 5.内服薬の期限について
  6. 6.まとめ

はじめに

皆さんは、病院や診療所で薬を処方して貰ったり、自分でドラッグストアなどで薬を購入したりしたことは1度はあるのではないでしょうか?

風邪薬や痛み止めなど様々な効果の薬がありますが、薬と聞くと飲み薬を思い浮かべる方も多いかと思います。そんな飲み薬にも錠剤やカプセル剤など様々な種類のものがその薬の用途や目的に合わせて存在します。今回はそんな飲み薬について解説します。

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内服薬って?

内服薬とは、飲み薬で口から飲んで腸から体内へ取り込む薬になります。
それ以外で注射器を用いるものを「注射薬」、湿布や軟骨など口から入れるもの以外のものを「外用薬」と呼びます。
内服薬には大きく分けて3種類あり錠剤とカプセル剤、粉薬、水剤に分かれます。

様々な飲み薬のカタチ

上記で飲み薬を錠剤、カプセル剤、散剤、水剤に分けましたが、これらはその特徴に合わせて更に分類する事ができます。

錠剤
裸錠(素錠):有効成分と薬を固める為の添加物などを混ぜて錠剤としたものです。
糖衣錠:裸錠の周りを砂糖でコーティングした錠剤です。甘くして苦味などを感じにくくします。
フィルムコーティング錠:裸錠の周りを高分子の膜で覆ったものになります。苦味や臭みを感じにくくさせます。
腸溶錠:薬が胃で溶けずに腸で溶けるように作られた錠剤です。有効成分が胃酸で分解される場合などに有効です。
徐放錠:少しづつ溶けてゆくことで薬の効果が長時間続くように設計された製剤です。
口腔内崩壊錠(OD錠):水なしで服用できる製剤です。口の中で唾液によってすぐに解けます。
舌下錠:舌の下に入れこむ錠剤です。効果がすぐに現れるので狭心症発作の際に服用するニトログリセリン舌下錠などが開発されています。
チュアブル錠:噛み砕いて服用する薬です。OD錠と同じく水なしで服用できます。

カプセル剤
カプセル薬は有効成分や添加物の味や臭いを隠すことが出来ます。
硬カプセルと軟カプセルの二種類があります。

硬カプセル剤:硬いカプセルに薬を入れてあります。大きさや色は様々なものがあります。
軟カプセル剤:柔らかいカプセルに薬を入れてあります。液体を入れることもできます。

粉薬
錠剤が上手く飲み込めない方や、有効成分の分量が細かい調整が必要な薬剤に使用されます。

顆粒剤:粒錠になっている粉薬です。
散剤:粉状になっており、顆粒剤よりも粒子が細かいです。
ドライシロップ:散剤のように細かいパウダー状になっており、水で溶解、懸濁して服用します。

水薬
水剤:液体状になっている薬のことです。水で溶解、希釈して服用します。
シロップ剤:水剤に砂糖や甘味料を加えることで苦味を感じにくくさせた水剤です。

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様々な服用のタイミング

薬は、主に吸収への影響を考慮して食前や食後に飲まなければならないなど服用のタイミングが決められているものがあります。
内服薬を服用するタイミングとしては下記があります。

食後:
食後とは食事の後の30分間を指します。
食事の栄養素は腸で吸収されます、それと共に薬の有効成分も吸収されやすくなります。

食前:
食事の前の1時間~30分前の胃が空の時に服用します。
食事を摂ることで胃酸が分泌されるのですが、この胃酸に影響を受けて吸収が低下する薬剤や食後の過血糖を抑える為の糖尿病の薬が食前に服用となります。

食間:
食間とは食事と食事の間、具体的には食後2時間のことを指します。
食前と同じく空腹時の状態に効果を発揮する薬剤が食間の投与となります。

薬の服用タイミングの例にはなりますが、漢方は効果を出す為に食前または食間に飲むように漢方メーカーから説明されています。
その理由としては、一部の漢方に含まれているアルカロイドという成分が副作用の原因となる可能性がありますが、胃が空の食前、食間で服用することにより、その吸収は穏やかになるためです。

このように、内服薬を服用するタイミングによって副作用の原因となる場合もあるため、いつ服用するのかをきちんと確認する必要があります。

内服薬の期限について

薬も食品と同じように期限があります。
期限が過ぎたものを服用すると効果が十分に現れなかったり、思わぬ副作用が現れたりします。

基本的に、メーカーは3~5年くらいで品質が変わらないように試験を行い、薬を製造しています。
ドラッグストアなどで売られている市販薬は薬の外箱に期限が書かれていることが多いので確認しましょう。水剤や目薬は期限が短いので注意して使用しましょう。

また、目薬については開封してから一ヶ月が期限の目安とされています。
※例えば、ソフトサンティアという目の乾きを潤す目薬は防腐剤が添加されていないので開封してからの期限が10日とされています。

病院や薬局などで貰う薬については基本的に医師がその時の病気の状態に合わせて処方しているので、処方された日数を飲みきるのが望ましいです。
薬局や病院で備蓄している薬は特殊な薬を除いて大体は2年以上の期限のものを備蓄しています。

まとめ

本記事では、飲み薬の種類と飲み方、使用期限について解説しました。

医療の進歩に伴い、病気に対しての薬の有効成分や薬剤の製剤技術もどんどん進歩してきています。しかし、どんなに優れた薬でもちゃんとした用法で服用しなければ効果が十分に発揮できません。医師から処方された薬であれば、指示された用法用量を守ってしっかりと治療していきましょう。

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