疾患のセルフチェック法

慢性便秘症のセルフチェックに関連する基本情報

慢性便秘症は、ある程度の自覚症状が明確となる病気の一つです。しかし、症状が進むごとに重い症状に悩まされる病気ではありますので、早期発見と早期治療が重要であることには変わりません。そこで、慢性便秘症の「セルフチェック」について解説します。

  1. 病気はセルフチェックが重要
  2. 慢性便秘症の症状
  3. 慢性便秘症の検査と治療
  4. まとめ
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病気はセルフチェックが重要

慢性便秘症は、本人はさほど気にしていない場合でも、長期に渡って慢性便秘症を放置しておくと、後に重篤な危険な病気に罹患する可能性が高い病気と言えます。

しかし、発熱や咳、倦怠感といったわかりやすい症状がある風邪と比較して、なかなか症状を自覚できないことも多く、自身が便秘がどうかわからないという方も大勢存在します。
なぜなら少し便秘気味だと感じる程度であったり、市販の下剤を飲み続けていることで慢性化していることの自覚症状がない場合があります。

そのため、自身の症状について改めて冷静に考えてみる必要があるのです。
慢性便秘症の他にも大腸がんや腸閉塞といった病気を早く発見するために、定期的にセルフチェックをしてみることをお勧めします。

老若男女問わず誰でも慢性便秘症を発症する可能性がある
慢性便秘症は、基本的に老若何徐問わず発症の可能性がある病気です。そのため、小さな子供あっても、慢性便秘症を発症する可能性があるのです。若いからと油断することはできません。該当する年齢のお子様がいる親御さんも、お子様の健康に気遣う必要があります。

慢性便秘症の症状

慢性便秘症では、主に以下のような症状を引き起こすことが多いです。
慢性便秘症以外でもこれらの症状を呈することがありますが、まずは該当項目がどれだけ多いか自己診断してみてください。

慢性便秘症の主な症状

  • お腹が張る
  • おならが出る
  • ゲップが出る
  • 胸やけや胃の不快感を感じる
  • 口臭が強くなる
  • 疲れやすく頭が重く感じる
  • 肩こりがひどくなる
  • 気分が悪くなる
  • ニキビや吹き出物などができ肌荒れがひどくなる
  • じんましんが出る
  • 食欲が低下する
  • お腹が痛くなる

上記は慢性便秘症で起こり得る症状ではありますが、該当する項目が多い場合は何らかの病気・異常が発生している可能性が高いです。
消化器内科又は便秘外来を受診して、その理由を調べてもらってください。

慢性便秘症の初期症状は何?
慢性便秘症は、排便回数が週3回未満であることを指します。その為、初期段階ではまず、自身の排便回数を明確にすることから始めてください。

ただし、排便回数が減少したことにより、腹痛や気分が悪くなるなどの症状を引き起こす為、注意が必要です。慢性便秘症は、この排便サイクルの減少が繰り返されることにより、徐々に症状が悪化していくことになります。

つまり症状が進行しないと自覚できないことが多いのです。場合によっては大腸がんや腸閉塞などの初期症状として現れる可能性もある症状であるため、何らかの病気で慢性便秘症や別の病気など、予期していなかった病気を発見することもあります。

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慢性便秘症の検査と治療

慢性便秘症は、原因はっきりしているものと、原因がはっきりしていないものとに分類される病気ですが、その検査方法や治療方法はきちんと確立されています。

慢性便秘症の診断方法
慢性便秘症は、主に以下の検査によって診断します。

  • 問診
  • 腹部超音波検査
  • 腹部レントゲン(X線写真)検査
  • 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)
  • 尿検査・血液検査

尿検査や血液検査については、尿路感染症や便秘に関連した他の病気が合併されていることが疑われる場合に行います。基本的に、便秘であるかどうかの確認方法は、問診や腹部超音波検査、大腸カメラによって慢性便秘症であると診断します。

慢性便秘症の治療方法
慢性便秘症の治療方法は、「薬物療法」と「生活習慣の改善」に分かれます。

薬物療法
慢性便秘症を治療するためには、下剤や浣腸などを使用し、直腸に溜まった糞便を排便させる治療を行うのが一般的です。また、便を柔らかくする投薬治療を行い、スムーズな排便を起こさせます。その他、腸管の動きが悪い場合は、腸の働きを良くする薬を服用します。

「塩類下剤」による治療
塩類下剤は、便の水分バランスを改善し、排便を促す為の治療薬です。
塩類下剤は腸内で便に水分を含ませ、糞便を膨大・軟化させ、排便を促す作用を起こさせます。

「パントテン酸製剤」による治療
体内にパントテン酸を補充することで、脂質異常症や湿疹、便秘を改善させることができる治療薬です。パントテン酸は水溶性ビビタミンであることから、エネルギー代謝に使用されます。その為、コレステロール低下や血小板数を改善する作用があります。

刺激性下剤
刺激性下剤は、小腸や大腸を刺激することで排便を促す治療薬です。
便秘は何らかの原因により、腸の働きが弱まることで排便がスムーズに行われない状態となり、これを刺激性下剤を使用することにより、便意を促す作用を現わすことができます。

慢性便秘症の治療法としては、一般的に「薬物療法」が挙げられます。しかし治療法と言っても慢性化している場合は、治療を中断することで再び慢性便秘症の症状が現れることになります。

生活習慣の改善
慢性便秘症の主な便秘の原因は、生活習慣の乱れから起こると言われています。
その為、生活習慣の改善を行い、排便を習慣化させることが最も効果的であると言われています。また、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂取しましょう。

その他、毎日適度な運動を行い、ストレスを溜めない生活を送ることも効果的です。
慢性便秘症を改善するためには、毎日の生活を規則正しく行うようにしましょう。

まとめ

慢性便秘症は、便秘かどうかわからないといったような、その前兆がわかりにくいこともあります。

しかし、全くの無症状というわけでもありませんので、思わぬ腹痛が続いたり、排便回数が著しく減少するような場合、また、お腹が硬くなるなど触るとわかるといった症状を自覚したら、早めに消化器内科や便秘外来を受診してください。

セルフチェックによって早期発見できれば、症状が重くなることによる生活の質の低下を防ぐことができます。また、治療方法が確立している病気であることから、慢性便秘症を放置せず適切な治療を受ける必要があります。まずは該当する症状がみられた場合、適切に治療を受けることにより、万一の大きな病気を早期発見できる可能性が高くなります。

慢性便秘症の診断プロセスに関する詳しい解説はこちら

慢性便秘症の診断プロセスに関連する基本情報。病院で医師の治療を受ける際にどういった診断プロセスに基づいて病名が確定されるのか。原因の解消。大腸内視鏡検査に必要な目処置のことなど解説しています。

慢性便秘症の診断プロセスに関連する基本情報

参考サイト:リンク1リンク2
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