疾患のセルフチェック法

更年期障害セルフチェックに関連する基本情報

高齢女性は必ず訪れる更年期。全ての人ではありませんが「更年期障害」は、おおむね50歳前後で起こるものですが、個人差もあります。そのため、この年齢に近づくと更年期障害ではないかと疑ってしまうものですが、確たる根拠がなければ断定もできません。そこで、更年期のセルフチェックについて解説したいと思います。
  1. 更年期診断テスト
  2. 若年性更年期障害もチェックが必要
  3. 更年期に効果のある薬は?
  4. まとめ
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更年期診断テスト

まずは、以下の「更年期チェックシート」を確認してください。該当する項目によって、更年期症状女性の程度がわかります。

更年期チェックシート

  • 突然、顔が火照る
  • 運動したわけでもなく息切れや動悸を感じやすくなる
  • 汗をかきやすい
  • 手足や下半身に冷えを感じやすい
  • イライラしやすくなる
  • 急に不安や憂鬱を感じ、やる気が無くなる
  • 寝付きが悪く、眠れても眠りが浅い
  • 疲れやすい
  • 肩こりや腰痛、手足に痛みを感じる
  • 頭痛やめまい、吐き気を起こしやすい
該当する項目が多いほど、更年期障害である可能性が高くなります。

更年期の症状の原因は?
更年期に上記のような症状が起こる原因は、閉経により卵巣の活動が低下し、最終的に生理が止まることです。女性ホルモンが急激に減少することでホルモンバランスが急激に乱れ、それに体が追いつけない状態になることでさまざまな症状を引き起こします。

若年性更年期障害もチェックが必要

次に、「若年性更年期障害」について解説します。前述の通り、更年期障害とは更年期つまり50歳前後に起こる諸症状なのですが、似たような症状を更年期にはまだまだ遠い年齢で引き起こしてしまうことがあります。

上記のチェックシートに加えて、若い世代であるため「性交時に痛みがある」「生理周期が不規則になった」「経血量が少ない」などについてもチェックが必要になります。これらも含めて更年期障害に該当項目が多い場合、若年性更年期障害である可能性が高いです。

プレ更年期も疑うべし
さらに、「プレ更年期」についてもチェックしておく必要があります。プレ更年期とは、更年期の10年ほど前の世代、30代後半~40代後半の年齢の女性に更年期障害が見られるケースです。

若年性更年期障害やプレ更年期障害の原因は?
若年性更年期障害やプレ更年期障害の原因は、日常生活における「心身のストレス」を中心とした原因による自律神経の乱れである可能性が高いです。更年期障害は閉経によるホルモンバランスの乱れですが、若年性およびプレ更年期の場合は自律神経が乱れることでホルモンバランスが乱れて症状を引き起こします。

加えて、プレ更年期の場合は卵巣機能が徐々に低下しているため、これにストレスなどの要因が加わることで更年期障害を引き起こしやすくなります。逆に言えば、通常の更年期障害のように閉経という不可逆の要因を原因としていないため、原因となっているストレスを解消して生活スタイルを見直せば、更年期障害の症状を改善できる余地があります。

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更年期に効果のある薬は?

閉経による更年期障害は、ホルモンバランスの変化に体が慣れることで次第に沈静化していきます。しかし、その間は上記のような辛い症状に悩まされることになります。症状が重度な場合は医療機関の処方薬を利用することが推奨されますが、症状がそこまで酷くない場合は市販薬でも対応できる可能性があります。

更年期対策の代表的な市販薬「命の母A」
CMでも耳にしたことがある名前かもしれませんが、更年期対策の市販薬として有名なものに「命の母A」というお薬があります。小林製薬から販売されているこのお薬は、更年期の不調を改善するための13種類の生薬と、11種類のビタミンなどの成分がバランスよく配合されています。

命の母Aには、婦人科でも更年期障害用の漢方として処方されることが多い「三大婦人用漢方薬」と呼ばれている「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「加味逍遥散(かみしょうようさん)」「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」がバランスよく配合されています。これにより、体質を選ぶ漢方薬でありながら多くの女性に対して効果を発揮するお薬として機能します。

市販薬が効かない場合はどうすれば良い?

ただし、どの女性でも命の母Aなどの市販の更年期対策のお薬が効果を発揮するとは限りません。更年期障害の症状の重さには個人差があり、市販薬を用いなくても乗り切れる人もいれば、市販薬を用いても症状が改善しない人もいます。

人によっては、10年前後も更年期障害の症状に苦しめられる人もいます。これだけ長い期間、さまざまな辛い症状に苦しんでしまうと、日常生活にもさまざまな弊害をもたらしてしまうでしょう。まずは市販薬を試してみて、それでも効き目が実感できなければ早めに婦人科を受診してください。場合によっては、更年期障害以外の何らかの病気が見つかる可能性もあります。

まとめ

更年期が近づくに連れて体調に異変を感じたら「更年期障害かも?」と疑ってみてください。チェック項目に該当箇所が多い場合、更年期障害である可能性が強く疑われます。これを放置すればストレスにより症状が悪化する恐れがありますので、早めの対処をお勧めします。

病院へは行きたくないという人の場合、まずは市販の漢方薬を利用してください。これで対処できない場合は重度の更年期障害あるいは別の原因で症状を引き起こしている可能性がありますので、婦人科で検査を受けて適切な治療を始める必要があります。

更年期障害の診断プロセスに関する詳しい解説はこちら

更年期の疾患、更年期障害の診断プロセス・検査内容に関連する基本情報を掲載しています。婦人科の診断ガイドラインよる規定。診断に至るまでの検査内容のプロセスの流れなど詳しく解説しています。

更年期障害の診断プロセス・検査内容の基本情報

参考サイト:リンク
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