病気の予防法
更年期障害の予防法に関連する基本情報
更年期障害は、高齢女性であれば誰もが通る道ではあります。しかし、おおよその原因がわかっているのであれば、予防もできるのではないかと考えるのも当然なことです。もし、更年期障害を予防することができれば、かなりの恩恵を得られることになります。そこで今回は、更年期障害の予防法について解説したいと思います。
  1. そもそも「更年期障害にならない人」っているの?
  2. 更年期障害を予防する食べ物は?
  3. 更年期障害は「運動」で予防できるの?
  4. 更年期障害に効果的な予防薬や漢方薬、サプリは?
  5. まとめ
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そもそも「更年期障害にならない人」っているの?

まず、そもそも「更年期障害にならない人」がいるのか、ということについて解説します。更年期の始まりには、全体の6割以上の人が何らかの症状を感じると言われています。逆に言えば、3~4割の人は更年期に目立った症状が出ない、あるいは相当に軽い症状で済んでいるという計算になります。

更年期障害の有無を分けるものは?
更年期の症状の原因は、卵巣の機能低下に伴う女性ホルモンの減少、およびそれに伴う自律神経の乱れが原因であるとされています。閉経はどの女性でも起こるものではありますが、「閉経が近づくにつれて女性ホルモンが減少する」ことの程度の違いは存在します。つまり、急激に女性ホルモンが減少する人もいれば、緩やかに減少する人もいるということです。

更年期の症状は、急激な女性ホルモン減少に体が追いついていないことが原因です。つまり、緩やかに女性ホルモンが減少する人の場合、体が慣れやすくなることで症状が軽くて済むということです。

更年期の症状を軽くする方法は?
更年期の症状が軽くなるのは、女性ホルモンの影響もそうですが何よりも「本人の性格」や「生活環境」も深く関わります。簡単に言えば「どれだけストレスを溜めやすいか」ということです。

ストレスは、自律神経を乱します。更年期にストレスを抱えてしまうと、女性ホルモンの減少に加えてストレスによる自律神経へのアプローチが加わることで更年期障害を悪化させてしまいます。更年期のホットフラッシュや生理不順がいつから生じるのかについて個人差があるのも、ストレス等が深く関係していると言われています。

逆に言えば、ストレスが少なければ更年期の症状は少なからず軽減できるということになります。ネット上では、楽観的な性格の女性は更年期の症状に悩まされないという話もあります。そうでない場合でも、ストレスを発散する方法があるなど、ストレスを溜めない努力をすることで症状を軽くできる余地があるということになります。

更年期障害を予防する食べ物は?

次に、更年期障害の予防に役立つ食べ物について解説します。

大豆
まずは「大豆」です。これは有名な話だと思いますが、大豆に含まれている「大豆イソフラボン」には、女性ホルモン「エストロゲン」に似た作用が期待できます。大豆そのものではなくても、大豆から作られる豆腐や味噌、納豆でもイソフラボンを摂取できますし、さまざまな栄養をバランスよく摂取できます。

カボチャ
次は「カボチャ」です。カボチャにはビタミンEが豊富に含まれており、ビタミンEにはホルモン分泌調整作用があります。これにより、ホルモンバランスが乱れることで発症する症状を予防・緩和することができます。

レモンなどの果物
次は、レモンなどの果物です。酸っぱい果物にはビタミンCが豊富に含まれており、これには抗ストレスホルモンの材料になるという性質があります。更年期のイライラから体を守るのに効果的です。

牡蠣
次は「牡蠣」です。牡蠣には亜鉛とビタミンB12が含まれています。亜鉛はホルモンバランスを整える作用があり、ビタミンB12は自律神経の働きを維持してストレス対策になる重要な栄養です。

更年期障害は「運動」で予防できるの?

次に、運動による更年期障害の予防について解説します。運動による影響は主に「血行の改善・維持」と「ストレス発散」により、更年期の症状に対してプラスに作用します。また、更年期の肥満と筋肉量の減少に対しても良い効果を期待できます。

また、適度に体力を消費することは、睡眠の導入に対しても効果的です。更年期の症状の一つに「なかなか寝付けない」「眠りが浅い」という症状がありますが、運動によって疲れていれば眠りやすく、ぐっすりと眠れるでしょう。

ただし、無理な運動は心身に負担をかけることになり、逆効果になる可能性もあります。散歩や短距離のジョギングから始めてみることをお勧めします。

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更年期障害に効果的な予防薬や漢方薬、サプリは?

最後に、更年期障害の予防に役立つ「お薬」について解説します。

更年期障害の予防に「ピル」は役立つ?
まずは、更年期障害の予防に「ピル」が役立つのかということについて解説します。確かに、更年期障害の治療にホルモン療法があり、ピルは女性ホルモンを補充する方法としては理にかなっていると思えます。

しかし、ピルにはエストロゲンの含有量が多く、更年期の「子宮内膜症」や「子宮筋腫」のリスクを高めてしまいます。そのため、予防法としてはお勧めできない方法となります。ピルを常用している女性は、本格的に更年期が来る前に早めに婦人科で相談してください。

更年期障害の予防に「漢方」は役立つ?
次に、更年期障害の予防に「漢方」が役立つのかについて解説します。更年期障害対策に「命の母A」などの漢方薬も販売されています。漢方は体質改善の効果が期待できるため、自分の体質に合った漢方を選べばある程度の効果は期待できると思います。

更年期障害の予防に「サプリメント」は役立つ?
最後は「サプリメント」です。サプリメントは医薬品でも漢方薬でもありませんので効果の程は定かではありません。しかし、食事の項目でも説明した栄養を補うことで、更年期障害の予防・改善に役立つ可能性までは否定できません。また、「セントジョーンズワート」のように、普段の食事では摂取することが難しい栄養をサプリメントで摂取するという方法も悪くありません。

まとめ

いかがでしょうか。身近な方法でも十分に予防は可能であるということは理解できたと思います。しかし、人体に加えて環境などの要因が関係する更年期障害は個人差が大きく、時に上記のような予防法では十分な対策ができないこともあります。まずは婦人科を受診して、必要に応じてホルモン療法などを受けるようにしてください。

更年期障害に良い食事に関する詳しい解説はこちら

更年期障害に良いといわれていたり、効果が言われている食事による療法。どういった栄養素をとると、疾患に良いのか。症状が緩和できるのかなど情報をまとめて解説しています。

更年期障害に良いと考えられる食事の基本情報

参考サイト:リンク
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