治療法

月経困難症の症状、治療法に関する基本情報

月に1度の月経期間、痛みやめまいなどの不調に悩まされていませんか?現代の日本では月経困難症に悩まされている女性が増えています。月経痛というと、お腹の痛みを想像する人が多いかもしれません。しかし実際にその症状は多岐に渡り、腰が痛くなる人もいれば、吐き気を生じる人もいるのです。

なかには頭痛が起こる人もいて、ひどい時には仕事や学校を休むことになってしまいます。そして、近年ではpmsと呼ばれる“月経前症候群”という症状についても注目が高まっています。月経期間ももちろん、その前にも不調が出るとなると厄介ですね。

病院での受診をしようにも、産婦人科や婦人科に抵抗を感じる人は少なくありません。そして、ピルや漢方などが気になりつつも、試すことに躊躇している人も多いのではないでしょうか。

そこで、月経困難症に効果があるとされる薬について情報をまとめてみました。必要な時には薬の力を上手に借りながら、月経期間の憂鬱を改善させましょう。
  1. 避妊薬と聞いたけど…ピルとはどんな薬?
  2. 日本で服用されている代表的なピル、ヤーズとルナベル
  3. 漢方
  4. まとめ
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避妊薬と聞いたけど…ピルとはどんな薬?

近年では月経困難症の患者に対して、ピルを処方するケースが一般的になってきました。では、医師はどのような判断基準のもとでピルを処方するのでしょうか?

まずは、体のあちこちに生じた痛みに対して鎮痛剤が効かない場合が挙げられます。

月経困難症に悩む女性の多くが、下腹部の痛みに悩まされています。そのほかにも、腰、背中、頭などに痛みを生じる場合があります。それを抑えるために医師が処方したり、市販のものを服用したり、多くの女性が鎮痛剤を服用しています。

しかし、なかには鎮痛剤を服用しても痛みが治まらないことがあるのです。原因はさまざまですが、人によっては鎮痛剤が効きにくい体質の人もいるようです。その場合に医師が別の選択肢として、ピルの処方を考えます。

そのほか、月経過多の場合もピルの服用をすすめられることがあります。ピルの服用により、体のホルモンバランスが妊娠している時に近い状態になります。その結果、月経過多の症状を緩和させることができるのです。

ちなみに、ピルは体質や生活習慣により使用できない場合があるので必ずチェックしてください。
下記に該当する方は、そのことを必ず医師へ伝えるようにしましょう。

  • 高血圧の人
  • 肥満症の人
  • アレルギーがある人
  • タバコを吸う人

日本で服用されている代表的なピル、ヤーズとルナベル

日本よりも海外の方がピルの服用は早い時期から広まっていました。数あるピルのなかで、日本で広まりつつあるのが“ヤーズ”と“ルナベル”です。では、それぞれの特徴を確認していきましょう。

ヤーズ
ヤーズはほかのピルに比べて、エストロゲンという成分が少ないことが特徴です。エストロゲンが少ないことにより、吐き気の副作用が起きにくいといわれています。そのため、ほかのピルで吐き気の副作用が出ていた人にとっては、理想的な薬といえるでしょう。

さらに強みといえるのは、月経困難症によるさまざまな種類の症状に効果があるといわれていることです。

人によって差があるものの、月経困難症だけでなくpms(月経前症候群)の症状が緩和されたという人もいます。両方の症状をもつ人であれば、ヤーズの服用を試してみるのも良いかもしれません。ヤーズは医師の診断により保険が適用する薬です。

ルナベル
ルナベルは、月経困難症や子宮内膜症の治療に使われています。この薬は2013年に改良されたものが新たに発売されました。新しいルナベルの名前は「ルナベル配合錠ULD」といいます。

この薬は改良されたことにより、頭痛や吐き気などの副作用が緩和されたといわれています。しかし一方で、不正出血の副作用が出たという例もあります。歴史の長いピルなので安全性が高いとされていますが、服用の際には医師とのコミュニケーションをしっかり取っていきましょう。

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漢方

漢方にも月経困難症の改善を目的としているものがあるので、代表的なものをご紹介しましょう。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
主に月経による腹痛の緩和を目的として処方されます。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
基本的に体格が大きく、体の抵抗力が高めの人に処方されます。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
基本的に痩せ型で、体の抵抗力が低めの人に処方されます。 
漢方は人それぞれの体質に合わせて、症状の改善を目指していきます。もともと冷え性な人や、月経困難症において精神的な症状が重い人に向けて処方されるものもあります。

まとめ

今回ご紹介した薬のなかで、気になるものはありましたでしょうか?

月経に関する悩みは、身近な人が相手でも気軽に相談しにくいというむずかしさがあります。月経困難症を治療するためにピルを日常的に服用している女性でも、あえてそのことを人に話していない人が多いのではないでしょうか。

とはいえ、月経困難症に悩む女性の数は増加傾向にあります。
少しでも症状を緩和させて、より快適に毎日を送っていきましょう。時には医師に相談をしながら、薬と上手に付き合っていくことも大切です。

月経困難症の医療費助成制度に関する詳しい解説はこちら

月経困難症の医療費助成に関する基本情報。特に深く密接に結び付くのが妊娠を希望したときに、疾患の影響として不育症が該当します。不妊検査等助成事業を利用し、月経困難症の改善とどう向き合っていくか詳しく解説していきます。

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参考元:
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