関連情報

潰瘍性大腸炎の関連情報(治験・新薬・患者会など)

潰瘍性大腸炎の治療は、近年大きく発展を遂げており、効果の高い薬が出てきています。今後も治療の効果を上げ、潰瘍性大腸炎でお悩みの方々がより安心に暮らせるようにするために、新しい薬の開発に向けて治験が行われています。

潰瘍性大腸炎の治験や現在期待されている新薬の情報、そして病気のことを知り、病気と付き合っていくために役立つ患者会などの情報をまとめました。
  1. 治験について
  2. 潰瘍性大腸炎の関連情報、これから期待される新薬について
  3. 潰瘍性大腸炎、信頼できる医師・医療スタッフの見つけ方
  4. 潰瘍性大腸炎の患者会について
  5. まとめ
潰瘍性大腸炎の治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

治験について

治験は、新薬開発と販売に向けた承認申請のために欠かせないものです。潰瘍性大腸炎の治験はほかの病気と同様に、製薬会社とさまざまな医療機関が協力して行っています。

なかには、治験としてではなく臨床試験として大学病院が独自に行なっているものも多くあります。治験と臨床試験はしばしば混同されがちですが、臨床試験は治験と異なり、新薬の開発を目的としたもの以外の試験もあります。

あくまで治験のみに参加するという場合には、受診先の医療機関にしっかり確認することが大切です。
2017年9月現在、潰瘍性大腸炎の治験は武田薬品工業株式会社、ヤンセンファーマ、アッヴィ合同会社が行なっています。

治験は年齢や病状など、参加できる方の条件が設定されています。そのため、潰瘍性大腸炎で治療中の方でも潰瘍性大腸炎の治験に参加できない場合がありますのでご注意ください。

潰瘍性大腸炎の関連情報、これから期待される新薬について

2017年3月、ヤンセンファーマ株式会社は「ゴリムマブ(一般名)」を潰瘍性大腸炎の治療薬としての適応追加の承認を取得しました。

ゴリムマブはもともと関節リウマチに使用されていた薬ですが、潰瘍性大腸炎の症状改善、寛解導入と寛解維持に対して効果があると認められました。この薬は、中等症から重症の方を対象に、今までの治療ではあまり効果がみられない場合に使われるものとなります。

そして2017年8月には、武田薬品工業株式会社が厚生労働省に対し、潰瘍性大腸炎の新薬として「ベドリズマブ(一般名)」の製造販売に向けた承認申請を行っています。

ベドリズマブは2014年に世界で初めて承認され、現在までに60カ国以上で承認されている炎症性腸疾患の薬です。中等症から重症の方を対象に、今までの治療では効果が不十分であったり、効果が弱くなったりした場合などに使用が検討されます。

続いて同年9月にはEAファーマ株式会社とキッセイ薬品工業が共同開発していた「ブデゾニド(一般名)注腸フォーム」が製造販売の承認を取得しています。

ステロイド剤であるブデゾニドを泡状にし、注腸として使うことで副作用が出にくくなると考えられます。また、泡状であることから注入後は病変部に留まりやすく、薬が漏れにくくなります。以上のことから、使用する方にとって副作用の心配や使用後の不快感が少なくなることが期待されます。

潰瘍性大腸炎の治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

潰瘍性大腸炎、信頼できる医師・医療スタッフの見つけ方

潰瘍性大腸炎の患者数は年々増加傾向にあります。しかし、日本で潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患(IBD)を専門とするIBD専門医やIBD専門外来の数は十分とはいえないのが実情です。

潰瘍性大腸炎は難病に指定されており、治療が長期になります。ですから、信頼できる専門医を見つけることが大切です。

現在はインターネットを通じてIBD専門医やIBD治療に関わる医師を探すことが可能となっています。

NPO法人日本炎症性腸疾患協会ではIBDの診療を行っている医師を協会のサイトにて掲載していますし、厚生労働省の支援を受けて難病情報を扱う難病情報センターでは、難病指定医のいる医療機関の一覧を見ることができます。

また、医療機関のホームページでは診療を行っている医師のプロフィールを見ることができますから、IBDの治療に関する資格を持っているかどうかを確認することもできます。

潰瘍性大腸炎の患者会について

潰瘍性大腸炎は長期的な治療が必要であり、また比較的若い世代に発症する病気です。そのため、人生のさまざまな場面で以下のような不安や悩みを抱える方が多くいます。
  • 治療効果に対する不安
  • 治療費の負担
  • 食生活に関する心配
  • 学業
  • 就職
  • 仕事との両立
  • 結婚
  • 妊娠から出産、育児
    など
  • このような不安や悩みを共有したり、病気に関する情報を共有したりする場として、炎症性腸疾患(以下IBD)である潰瘍性大腸炎やクローン病の方々が交流するIBD患者会があります。

    患者会の中には、IBDの治療に力を入れる医療機関が勉強会や患者同士の交流を目的として発足させたグループもあります。

    患者会の情報は、1996年に発足したIBD患者会の全国組織である「NPO法人IBDネットワーク」から得ることができます。

    http://www.ibdnetwork.org/

    このほか、医療機器メーカーが自社のサイトで患者会の情報を発信しているところもあります。

    まとめ

    潰瘍性大腸炎は、病気の解明に向けた調査・研究が日々行われています。近年効果的な薬が登場したこと、そして保険適応となった薬が増えたことで、患者の皆様それぞれの病状に合わせた治療がより行えるようになりました。

    かつては保険適応外だった薬も1つ1つ保険適応となってきています。医学の発展により、今後さらに患者の皆様がより安全で安心な治療ができるようになることが期待されます。

    潰瘍性大腸炎は長く付き合っていくことになる病気ですから、信頼できる医師や医療スタッフの元で治療できることが大切です。

    現在はさまざまな媒体からたくさんの情報が得られるようになっています。しかし、病状や症状は人それぞれ。発症してからの期間も社会背景、生活環境も違います。比較しすぎたり、情報に振り回されたりしすぎないようにしていきましょう。

    潰瘍性大腸炎の基本情報についての詳しい解説はこちら

    国の指定難病の1つとして登録されている潰瘍性大腸炎。潰瘍性大腸炎とはどのような病気なのでしょうか。潰瘍性大腸炎について知りたい方のために、潰瘍性大腸炎の基本情報である症状、治療法などについて詳しくご紹介します。

    潰瘍性大腸炎に関する基本情報

    参考元:
    羊土社 日々紀文監修 チーム医療につなげる!IBD診療ビジュアルテキスト
    リンク1リンク2リンク3リンク4リンク5リンク6リンク7
    SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。