疾患のセルフチェック法

病院に行く前にできる子宮筋腫セルフチェック方法

子宮筋腫かも?過多月経や出血量の多さ。そして生理中に訪れる普段以上の痛み。検査や診断を受ける前に自覚症状と合わせてセルフチェックができるように情報を掲載しています。

月経になるといつも痛みがでる、体調が悪くなり、もしかしたら「子宮筋腫」が原因?なかなか赤ちゃんができないのもそのせいかも?と考える女性は多いのではないでしょうか。
そういった漠然とした不安を抱えている人のために、子宮筋腫のセルフチェックを用意しました。
産婦人科やレディースクリニックへ行く前の目安にしてください。

子宮筋腫セルフチェックリスト

当てはまる項目にチェックをしてみましょう。
チェックがついた項目のうち、①~④には2点、⑤~⑧には1点をかけて合計を出します。
□①月経期間が長くなった
□②月経時の出血量が多くなった
□➂下腹部を押すと、しこりのようなものがある
□④貧血があり、病院で鉄欠乏性貧血といわれたことがある
□⑤頻尿、残尿感がある
□⑥便秘になった
□⑦月経がないときにも腹部膨満感や下腹部痛がある
□⑧不妊症である(2年間以上、妊娠しない状態)

【結果】
12点 子宮筋腫の可能性が高いといえます。
6~11点 子宮筋腫の可能性があります。
0~5点 現時点では問題なさそうです。
これは目安ですので、不安や自覚症状がある場合は医師の診察を強くおすすめします。

子宮筋腫の臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら

郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

子宮筋腫の症状

子宮筋腫は、筋腫そのものがもたらす過多月経、月経痛、しこり、貧血などと子宮が大きくなることで他の器官を圧迫して頻尿、排尿障害、便秘、腰痛、下腹部痛などの症状を起こします。

過多月経、月経痛、しこり、貧血は子宮筋腫の初期症状として起こる代用的な症状です。その中で特に初期症状で注意が必要なことは、過多月経により出血が増え貧血になることです。貧血が続くと、心不全の危険性が高まり、感情障害、記憶力の低下の心配もでてきます。

症状の中で妊娠のことを心配される方は多いですが、「筋腫=不妊」にはなりません。子宮筋腫があっても、大勢の方が出産をしています。
ですが、一般的には粘膜下筋腫や筋層内筋腫は不妊になりやすく、漿膜下筋腫は不妊とは関係がないといわれています。

また、筋腫で大腸を圧迫されると便が停滞してガスが溜まり、おならが出やすくなることがあります。

治療が必要なとき

子宮筋腫をもっていても、無症状の場合が多くあります。同じ筋腫の大きさでも症状があれば治療をして、何もなければ経過観察で様子を見ることの方が多いといえます。
自覚症状がある場合は中等症まで進行していることも疑われるので、スグに受診することをすすめます。

治療までの簡単な流れをみていきましょう

問診で月経痛、過多月経、下腹部痛、性交痛などの症状を診察。疑いがあれば、検査を行います。内診や超音波検査(経腔エコー)で筋腫を確認します。筋腫が見つかればMRIでどこにあるか調べていきます。同時に血液検査を行い貧血の状態を調べます。
筋腫の場所がMRIで判明すれば、治療方針を決めます。

治療方法は薬物療法(対処療法・ホルモン療法)・手術療法(子宮全摘術・子宮筋腫核摘出術・子宮動脈塞栓術)の中から、症状に合わせて選ぶことになります。
治療法の選択は、仕事や結婚、妊娠、出産と女性のライフスタイルと大きく関わってきます。自身にもっとも適した方法を主治医と十分に相談することをおすすめします。

子宮内膜症の併発の恐れ

子宮内膜症は、子宮の中にできる子宮内膜が子宮外にできてしまい、増殖を繰り返し月経時に排泄されるはずの子宮内膜が溜まってしまう病気です。それにより、痛み、不快な症状を起こします。
子宮筋腫と子宮内膜症の合併率は高いとされています。
そこで、子宮内膜症のセルフチェックもやってみましょう。

子宮筋腫の臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら

郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。

子宮内膜症セルフチェックリスト

当てはまる項目にチャックをしてみましょう。
チェックがついた項目のうち、①~④には2点、⑤~⑧には1点をかけて合計を出します。
□①月経痛がひどくなった
□②月経痛が激しく、市販の鎮痛剤が効かない
□➂排便痛がある
□④腰が引けるほどの性交痛がある
□⑤ここ最近、血尿や血便があった
□⑥月経時に吐き気がしたり、下痢になる
□⑦月経がないときにも腹部膨満感や下腹部痛がある
□⑧不妊症である(2年間以上、妊娠しない状態)

【結果】
12点 子宮内膜症の可能性が高いといえます。
6~11点 子宮内膜症の可能性があります。
0~5点 現時点では問題なさそうです。
これは目安ですので、不安や自覚症状がある場合は医師の診察を強くおすすめします。

子宮内膜症は、腹膜病変、卵巣チョコレートのう胞、ダグラス窩閉塞に増殖する種類があり、進行度を診る「ピーチャム分類」で進行するに連れⅠ期⇒Ⅱ期⇒Ⅲ期⇒Ⅳ期に分類されます。
初期症状(前兆)は痛みなどなく発見されにくいことが特徴で、月経時の激しい痛みなどの症状が起こった場合はⅡ期以上の可能性があります。

子宮筋腫も子宮内膜症も身近な婦人病です。新しい薬の登場や手術方法が進歩している分野といえます。セルフチェックで疑いがあれば、病院への受診をおすすめします。もし患っていて何もしないと、筋腫がドンドン大きくなることや、激しい痛みを伴う危険があります。

子宮筋腫の診断プロセスに関する詳しい解説はこちら

受診に関するプロセスをご紹介しています。プライバシーがきちんと守られ、受診される方の事情を病院側は理解していますので、早期受診をすることが大切といえます。

子宮筋腫の検査内容・診断プロセス

参考サイト:リンク先
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