医療費助成制度

子宮筋腫の治療・医療費助成制度に関する基本情報

子宮筋腫の治療・医療費助成制度に関する基本情報を掲載。さまざま治療法や手術。その費用をカバーするには助成制度は必要不可欠です。費用軽減につながるように仕組みを解説しています。

子宮筋腫を本格的に治療するためには、手術などの手法を利用する必要があります。しかし、手術するとなれば、相応のコストを支払うことになります。ですが、何も全額負担しなければならないということではありません。今回は、子宮筋腫の治療費に関する助成制度について解説します。

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子宮筋腫の治療費

まず、子宮筋腫の治療費について解説します。

薬物療法の治療費相場

子宮筋腫の治療において「薬物療法」が選択されるのは、「手術前に筋腫を小さくする」「閉経までの時間稼ぎ」といった場合です。一般的に「偽閉経療法」という手法が用いられ、半年まで治療を継続できます(それ以上は更年期障害等の副作用の危険性が高まる)。

一般的な治療法は「注射薬」と「点鼻薬」の2種類に分けられます。注射薬は半年間で約12万円、点鼻薬の方は半年間で約6万円の費用がかかります。

手術の治療費相場

薬物療法よりも費用がかかりやすいのが、手術による子宮筋腫の治療法です。閉経までの時間稼ぎとしての手法以外では、薬物療法は根本的な子宮筋腫の治療法とはなりえません。本格的に子宮筋腫を治療したい場合、手術を必要とするケースが多いです。

子宮筋腫の手術費用の相場は、選択する手術方法によって異なります。

  • 子宮全摘術

子宮筋腫を、子宮ごと摘出する手術です。具体的な手術方法はいくつかありますが、どの場合でも20万円~30万円の費用がかかります。また、開腹手術を選択した場合の入院期間は1~2週間と長めになります。

  • 筋腫核出術

筋腫核出術は、子宮筋腫のみを摘出する手術方法です。子宮を残せるので以後の妊娠も可能ですが、子宮筋腫が再発する可能性があるというデメリットが存在します。その費用については、選択した手術方法によって異なります。

始終鏡下手術の場合であれば、費用相場は7万円~10万円程度に抑えられます。一方で開腹手術などを選択した場合には、20万円~25万円の費用がかかります。

最新技術による治療法

外科手術とは異なり、体を切ること無く子宮筋腫を治療できる方法もいくつか開発されています。しかし、最新技術による治療法は、保険が適用されず、高額な費用がかかります。

高額療養費制度

高額な治療費に加えて、入院費用やその他の諸経費も含めると無視できない出費を強いられることになります。その負担を最小限に抑えるためには、利用可能な助成制度の力を借りることにしましょう。まずは「高額療養費制度」です。

高額療養費制度とは?

高額療養費制度は、1ヶ月間でかかった医療費が所定の「自己負担額」を超えた場合、超過分の医療費を払い戻してもらえるシステムです。公的医療保険制度の一環であり、自己負担額の計算は世帯ごとの収入等をもとに計算されます。

この制度による払い戻しを受けるためには、自身が加入する健康保険に申請を行う必要があります。健康保険のように、保険証を提示すれば医療費が自動的に減額されるわけではないので、制度を利用したい場合は忘れずに申請を行いましょう。

高額療養費制度の注意点

高額療養費制度を利用するにあたって注意しなければならないポイントは、先ほど説明した「申請が必要である」という点だけではありません。いくつか注意しなければならないポイントがありますが、大きな注意点としては「保険適用外の医療費は対象外である」というポイントです。

要するに、高額療養費制度によって自己負担額以上の医療費は負担しなくて良いからと言って、際限なしに高額な費用がかかる治療法を選択することはできないということです。子宮筋腫の治療の場合、薬物療法や手術での治療は基本的に保険が適用されるので問題ないのですが、超音波治療などの先進医療を用いる場合は保険適用外であり、高額療養費制度の対象外となります。

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医療費控除

もう一つの制度は「医療費控除」です。

医療費控除とは?

医療費控除は、その年の1月1日~12月31日までの1年間で支払った医療費が10万円(年間所得が200万円未満の場合、その金額の5%)よりも多い場合、その金額を所得から差し引くことができる制度です。所得から該当金額を差し引くことで、それを基にして計算される所得税額が少なくなり、源泉徴収によって既に支払っている所得税から還付を受けることができます。

所得額から差し引くことができる医療費は、実際に支払った医療費から保険金等で補填された金額を差し引き、それが10万円(もしくは年間所得の5%)を差し引いた金額です。この制度も高額療養費制度と同じように、確定申告しなければ適用されません。

まとめ

このように、子宮筋腫の治療にかかった費用については、条件さえ満たしていればさまざまな助成制度を利用できます。申請など手続きが必要になりますが、かかった手間以上の負担軽減を得られると考えれば、決して無駄なことにはならないでしょう。子宮筋腫の治療費による家計へのダメージを最小限に抑えるためには、是非とも知っておきたい制度です。

ただし、すべての治療費が対象となるわけではないという点に注意しなければなりません。これらの制度を利用することを念頭に置くのであれば、助成制度の利用について担当医に確認をしておくことをお勧めします。

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子宮筋腫になってしまったとき、よく知らない病気は正直不安になります。子宮筋腫とはどういった病気なのか?病気との付き合い方は?少しでも不安が解消されるように詳しく解説しています。

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