病気の予防法

子宮筋腫の予防方法に関する基礎知識と検査の重要性

子宮筋腫の予防方法に関する基本情報を掲載しています。MRI、エコーなどの早期発見のメリット。大きくなるメカニズム。肥満や食べ物による関連による視点などから解説しています。

人間に関係する病気の多くは、未だそのメカニズムが完全に解明されていない病気が多いです。「子宮筋腫」もその一つで、女性の4~5人に1人は子宮筋腫を患うと言われていながら詳しい原因は解明されていません。現時点で有効であるとされている「子宮筋腫の予防方法」について解説します。

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子宮筋腫の予防の基礎知識

まず、「子宮筋腫の予防法」についての基本的な部分から解説します。

医学的な根拠のある、確固たる予防法は存在しません

そもそも「医学的根拠のある、子宮筋腫の予防法」というものは、現時点では存在しません。冒頭でも述べたとおり、子宮筋腫という病気は現代医学をもってしても未だ完全に解明されていない病気です。原因が未解明なので、その予防法についても医学的な確固たる根拠のある方法は存在しません。

医学的な対処法は「検査」が最も有効

予防法ではありませんが、医学的に見て最も有効な対処法は「定期検査」です。定期的に検査を受けることで、子宮筋腫が大きくなる前の段階で治療を行い、これ以上大きくなるのを防ぐことができます。

子宮筋腫は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。例えば「発熱・咳・倦怠感」といった自覚症状で「風邪をひいた」と認識できます。自覚症状がないということは、子宮筋腫を発症しても気が付かず、筋腫がある程度の大きさになるまで放置してしまうケースが多いのです。6ヶ月~1年に1回の検査を受けるだけでも、子宮筋腫を早期の段階で発見できます。

月経中の出血量が多くなったり塊が出たりするといった症状が出ることもありますが、こちらも個人差が大きく、自己判断が付きにくいです。やはり定期検査を受けることが子宮筋腫の予防には一番です。

  • 子宮筋腫とMRI検査

子宮筋腫が大きい場合や、子宮筋腫の状態を詳しく調べたい場合には、MRI検査を実施します。MRI検査では、子宮筋腫が悪性のものであるかどうかを調べることもできます。なお、昨今の医療現場では基本的な検査としてMRI検査を実施することも増えてきています。

子宮筋腫が大きくなる原因とは?

そもそも、「子宮筋腫が大きくなる」ということの原因はなにかと言えば、明確ではないものの「女性ホルモン」の影響が深く関わっていると考えられています。そのため、女性ホルモンの分泌が急激に低下する「閉経」の後は萎縮する傾向にあります。ただし、他にも「環境ホルモン」や「生活習慣」にも依存すると考えられています。

  • 子宮筋腫と肥満の関係

子宮筋腫は、「肥満」も関係していると考えられています。これは、正確に言えば肥満体型ではなく、それに至った「食生活」が関係しています。肉類や高タンパクな食生活を好む人の場合、子宮筋腫の成長を促すと言われています。

食事による子宮筋腫の予防法

ここからは、医学的な治療法等ではなく、一般的に「子宮筋腫の改善・小さくするのに有効と言われている方法」について解説します。まずは「食事」による予防法です。

食物繊維の多い食べ物

子宮筋腫の予防に効果的な食べ物は「食物繊維」を多く含んだ食べ物であると言われています。これは、子宮筋腫の成長の要因とされている「エストロゲン」の働きを、食物繊維が抑えることができるからとされています。

女性にとって、食物繊維は非常に重要な存在でもあります。食物繊維は「便秘」の解消に重要なものであり、便秘の解消に伴って美容などにもプラスの影響を与えます。ダイエットなどにも有効で、意識して摂取したいところです。

体を温める食べ物

次に、「体を温める食べ物」が良いとされています。ここで言う「体を温める」ということは単純に温度の高い食べ物というわけではなく、「体を内側から温める」つまり「血行促進効果」「代謝促進効果」がある食べ物を選ぶということです。基本的に「冬に旬を迎える食べ物」こそが、体を温める食べ物です。

体が冷えることは、免疫力の低下とホルモンバランスの崩れを招いてしまいます。それにより、女性ホルモンの調整がうまく働かなくなり、子宮筋腫にも悪影響を及ぼす可能性があります。また、体を温めるということは、重い生理痛や冷え性など、女性特有の悩みを改善することにも役立ちます。

肉類・高タンパクな食事は避ける

それと前述の「高タンパク・高脂肪」な食生活は避けなければなりません。食物繊維を多く含んだ食生活であれば、野菜や海草類、豆類が中心になると思います。ただし、豆類はタンパク質も多く含まれるため、摂り過ぎには注意です。

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子宮筋腫に「漢方」や「サプリメント」は有効か?

次に、西洋医学ではなく「漢方」や「サプリメント」による子宮筋腫予防策が有効であるかどうか解説します。

漢方による子宮筋腫の予防

西洋医学では詳しく解明されていない子宮筋腫は、女性ホルモンの影響によるものであるとされています。つまり、体質を改善し、ホルモンバランスを整えることができる漢方薬は、子宮筋腫の予防という観点において相性が良いと言えます。

漢方によって子宮筋腫に対処する場合であれば、「桂枝茯苓丸」が最もメジャーな選択肢となります。もちろん、使用する人の体質や体調などを考慮しなければなりませんので、専門家に選んでもらうのが一番です。

サプリメントによる子宮筋腫の予防

現在、さまざまなサプリメントが販売されており、ドラッグストアやネットショップなどで購入できます。その中には「子宮筋腫の改善に効果的!」と謳い販売しているものもあり、口コミでも「子宮筋腫が小さくなった」「子宮筋腫の成長が止まった」と評価している人も少なくありません。

しかし、医学的に見るとこれは眉唾以外の何物でもありません。子宮筋腫は閉経によって萎縮するため、本当にサプリメントの影響で子宮筋腫を改善できたのか明確にできません。逆に、特定のサプリメントで子宮筋腫を悪化させてしまう可能性も否定できません。

ただし、不足している栄養を摂取することで漢方と同じく基本的な体質改善に効果が見られる可能性についても決してすべてが違うというわけではないので、専門医に相談してみるのもよいと思います(含まれている成分がどう作用するのかが重要なカギです)

まとめ

「子宮筋腫が発生しにくくなる」「子宮筋腫が成長しにくくなる」と言われている予防法はいくつか考えられていますが、どれも明確に「これで子宮筋腫は怖くない!」と言える方法ではありません。有効性があるのかきちんと判断せずに、予防したいといった観点からやみくもに、漢方やサプリメントに高いお金を支払って、それで子宮筋腫を患ってしまえばこれほど悲しい話はありません。

子宮筋腫による影響を最小限に抑えたい場合は、定期的に検査を受けることがお勧めです。定期的に検査を受けることで子宮筋腫を早期に発見し、経過観察とともに適切な治療を受けられます。定期検査は6ヶ月~1年に1回のペースで問題ない(筋腫が成長している場合はさらに短い間隔)ので、日頃忙しい人でも負担は少ないと言えます。

子宮筋腫に良い食事に関する詳しい解説はこちら

子宮筋腫には薬物療法やホルモン治療にも根本的な食事から見直すというのも非常に大切であるといえます。一般的に良いといわれている食事や飲み物。諸説ある中、成分に及ぼす作用など詳しく解説していきます。

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