医療費助成制度

喘息の病気、医療費助成制度に関連する基本情報

病気に罹患すると、それに伴い治療が必要です。治療を行うには当然治療費がかかることになります。通常であれば、医療費については医療保険によって各個人の負担を軽減することができます。

しかし、必要な治療の内容によっては、保険適用外となることもあります。また、治療内容により、医療費助成を利用することで、高額費用の免除を受けることができます。

ここでは、喘息治療における助成制度について解説したいと思います。
  1. 喘息の治療費用は?
  2. 喘息で医療保険に加入できるか?
  3. 喘息と高額療養費制度
  4. まとめ

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喘息の治療費用は?

喘息・気管支喘息の治療は、発作が起きていない時から継続して治療を行うことが大切です。発作が起こっていない時の治療は、長期管理薬の吸入ステロイドを用いて行います。一方で、発作が起こった場合の治療は、短時間作用性β2刺激薬を用いて症状の緩和を行います。

このような喘息治療の費用は、健康保険適用の対象となります。喘息により入院を余議なくされた場合でも、差額別途第や食事代といった自己負担分以外に必要となるぜんそく治療の費用は3割負担となります。

入院期間が長期に渡る場合でも、高額療養費制度の適用がある為、一般的に制度を利用することが可能な所得の方であれば、1ヵ月の医療費は80000万円以下とすることができます。

参考までの喘息治療にかかる医療費は、薬剤代も含め、4000~8000円程度が一般的であると言われています。
しかし、治療内容や治療期間については、各人によって異なる為、総額費用は異なります。1 ヵ月の喘息治療の医療費がこれほどかかると、それだけで負担は大きくなると言えます。また、喘息の治療においては、日本全国の各自治体により、医療費助成制度を設けているところがあります。

実際に、東京都では、都独自制度を導入しており、気管支ぜんそくに罹患した方に対し、一定の要件を満たす際は、医療費の助成対象としています。

大気汚染医療費助成制度の認定要件について

  • 東京都内において1年以上居住していること
  • 健康保険に加入している
  • 喫煙していない

ことが要件となっています。

この認定要件に満たす方は、喘息治療にかかる医療費のうち、保険適用後の治療費のうち、自己負担分の助成を受けることができ、助成金を受け取ることができます。東京都ではない他の自治体においても、このような助成制度を設けているところがあります。

しかし、助成内容等については、各自治体により異なる為、お住まいの地域における喘息助成金の制度があるか等確認しておくとよいでしょう。

大気汚染医療費助成制度改正の内容について(平成30年4月1日)
生年月日が平成9年4月1日以前の方対象

  • 平成30年4月1日以降の診察より、疾病に認定された方は、月額6000円までが自己負担となります。
  • 月額自己負担については、各病院や診療所、薬局等において、自己負担限度額管理票(東京都大気汚染医療費助成用)に記載の上管理します。
  • 同月に同医療機関において支払った医療費の合計が6000円に達した場合は、それ以上の自己負担はありません。
  • 自己負担限度額管理票(東京都大気汚染医療費助成用)は、平成30年4月1日から使用となる新しい医療券が送付されます。

神奈川県における喘息・気管支喘息の補助金制度について
喘息患者が、神奈川県川崎市の医療機関を受診する際、医療証と健康保険証を提示するこより、原則として気管支喘息に係る保険医療費について、自己負担金は1割として喘息治療を受けることができます。

薬物療法の場合は保険適用となる?
喘息患者さんは、発作が起こった時に本当に苦しい思いをすることになります。しかし、それを適切な治療法、治療薬を用いて治療を継続していかなければなりません。その際、普通の風邪とは異なり、吸入治療の他、注射治療、点滴治療といった治療を受けるケースが多いです。

また、喘息を予防するために処方される薬は吸引薬であることが多く、それらは保険適用内のものであることがほとんどです。とは言え、通常の風邪のような時に処方される内服薬に比べると割高であると言えます。
喘息治療における治療のうち、薬物療法を行う際は、保険適用を受けることができます。

喘息で医療保険に加入できるか?

かつて喘息という病気は、医療保険への加入が難しいと言われていました。
しかし、近年では、多くの保険会社の基準が緩和され、喘息と診断を受けた方でも医療保険に加入できる可能性が高くなりました。

喘息だと医療保険に加入できない?
子供の小児喘息の場合は、未だ医療保険への加入は難しいそうです。保険会社によっては加入不可と断定される訳ではなく、喘息症状が治まってからすでに5年以上経過している場合で、その間一度も喘息における検査や治療を行っていない場合は、医療保険へ加入できる可能性が高いと言えます。

また、多少保険料が割高となるような条件が付加されることになりますが、その場合は医療保険へ加入できる可能性がゼロではないとも言えます。医療保険への加入を検討されている方は、各保険会社に問い合わせを行うと良いでしょう。

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喘息と高額療養費制度

喘息治療では、その方の喘息の程度が重症であるか否かによって、入院期間なども異なる為、長期において入院を行った場合は、当然に高額な医療費を負担することになります。長期の入院ともなれば、それなりに費用の負担が大きくなってしまいます。

医療費負担を軽減できる高額医療費制度
このような時に活用したいのが「高額医療費制度」です。この制度は、1ヶ月間(その月の1日~月末まで)における医療費の自己負担が一定額以上となる場合に、その超えるた部分の医療費について支給を受けることができる制度です。

高額医療費制度は、年齢や所得によって自己負担額の上限が設定されています。設定された上限額を超える医療費を支払った場合は、その過剰分についての支給を受けることができます。

高額医療費制度の弱点
高額医療費制度の適用については、各人が加入している保険制度の保険者に問い合わせが必要です。かかった医療費については、一度窓口で全額の支払いを行った後、高額医療費制度により過剰分の支給があります。
一旦、自身で立て替えを行うといったイメージです。

尚、一旦全額負担で支払いを行いますが、その後、支給を受けるまでには数ヵ月かかると言われています。

高額医療費制度については、入院に必要となる食事療養費、差額ベッド代については各人が負担することになる為、この制度の対象外となります。

まとめ

喘息の治療は、入院が必要となった場合に高額負担する可能性が高く、その為、利用可能な制度があるのであれば、ぜひとも利用することが大切です。医療費助成制度や高額医療費制度を利用することで、高額な治療費を軽減する効果を発揮してくれることでしょう。

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