アトピー性皮膚炎・湿疹をセルフチェックするには?危険度をチェックしてみよう!
アレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱わっている人が発症しやすいと言われる『アトピー(アトピー性皮膚炎・アトピー性湿疹)』。
皮膚が炎症を起こし痒みや湿疹を伴い、赤ちゃんや子どもだけでなく大人にも見られる症状です。
子どものアトピーは成長とともに改善されるケースも多いのですが、その原因は未解明のまま。
遺伝的な要因、ハウスダストや食品による原因が強いのではないか?と言われています。
アトピーの可能性は…?症状や危険度をセルフチェックしてみよう
アトピーを代表的な症状からアトピーをセルフチェック
- 強いかゆみがある
- 肌が乾燥しカサカサする(乳児期以降)
- 赤く腫れ上がり、紅斑(こうはん)が見られる
- 皮膚からカサカサとしたフケのようなもの(鱗屑)が落ちる
- びらんが生じる
- かきむしった患部にカサブタが生じる
- ひじや膝の裏側。首、顔、背中、お腹、胸に赤いぶつぶつがある
- 湿疹がジクジクとしている(乳児期)
- マフラーやセーターなどを着用すると皮膚が痒くなる(または赤くなる)
- 寝ている間にひっかいてしまう
当てはまる項目が多ければ多いほど、アトピー性皮膚炎・湿疹の可能性が高いといえます。しかし、当てはまる項目がひとつであっても、その可能性を否定することができません。
現時点で疑いのある症状を発症していなくても、遺伝や生活習慣によっては、アトピーの発症リスクが高くなります。
症状はないけれど、アトピー危険度を知りたい方は以下のチェックリストにYESかNOでお答えてみてください。
体質、遺伝から見るあなたのアトピー危険度は?
- 過去にアレルギー性鼻炎と診断を受けたことがある
- 過去に結膜炎と診断を受けたことがある
- 花粉症だ
- 過去に気管支炎喘息と診断されたことがある
- 過去にアトピー性皮膚炎と診断されたことがある
- 両親や兄弟、血縁者の中にアレルギー性鼻炎・結膜炎と診断された方がいる
- 両親や兄弟、血縁者の中に花粉症を患っている方がいる
- 両親や兄弟、血縁者の中にアトピー性皮膚炎の方がいる
- 両親や兄弟、血縁者の中に気管支喘息の方がいる
- 乾燥肌である
しかし、アトピーを発症する要因は遺伝や体質だけでなく、生活習慣も関係しています。
考えられる要因としてストレスやハウスダストなどもあるので、こまめに布団やカーペットを洗濯したり、ストレスを溜めないようにしたりすることで発症リスクを低下につながります。
さいごに、生活習慣からアトピーの危険性をチェックしてみましょう。
生活習慣から見る、アトピーの危険度チェック
- 布団やまくら、シーツは洗わない(干さない)
- 部屋は散らかっている方だ
- 室内でペットを飼っている
- 日々の生活の中で強いストレスや疲れを感じている
- 生活リズムが不規則だ
- 不規則な食生活を送っている
- 添加物が多い食事を好む
- 栄養バランスが偏っている
- 家にカーペットや絨毯を敷いている
- 暴飲・暴食や飲酒・喫煙をする
逆をいえば、上記のチェック項目に当てはまらないような生活を心がければ、アトピーの発症リスクを抑えられるということ。
衛生状態に気を配るだけでなく、体や心の健康を意識してみましょう。
アトピーはアレルギー体質の方がなりやすいとして知られていますが、特定の食物アレルギーを持っていなくても、不規則な食生活を続けていると食事が原因となる可能性も否めません。
アトピーだけでなく生活習慣病やあらゆる病気を予防し健康寿命を延ばすためにも、バランスの良い食事と規則正しい生活を心がけてみませんか?
まとめ
症状や遺伝、体質。そして生活習慣の視点からアトピーの可能性をチェックリストをご紹介しましたが、テスト結果に関わらず、現時点で気になる症状があるのなら早めに医療機関へ受診しましょう。
症状が出たり、改善したりを繰り返しやすいアトピー。
自分でなんとかしよう!と思わずに専門的な知識を持ち合わせた医師の診断・指導の元、自分に適した治療を行うことをオススメします。
また、症状がないけれどアトピーを予防したい場合は、
- こまめな掃除を心がける
- ハウスダストやホコリを抑える
- 規則正しい食生活
- 規則正しい生活
上記のことに気をつけてみてください。
アトピー(アトピー性皮膚炎)は一般的な皮膚炎と何が違うのでしょうか?誰もが一度は耳にしたことがある症状ですが、違いについて詳しく知っている方は少ないと思います。今回はアトピーの疑いがあり病院へ受診、そして検査~診断までのプロセスと診断基準について詳しくお話していきます。