良い食事

糖尿病に良い食事に関連する基本情報

糖尿病、そして糖尿病の前段階である糖尿病予備群は、食事療法で体重・血糖・血圧・血清脂質をコントロールし、維持する必要があります。
そうすることで、糖尿病の進行・予防、腎症や神経障害などの合併症、動脈硬化の発症リスクを下げることができるのです。

そこで、今回は糖尿病に良いとされる食事に関する情報をまとめてみました。
  1. 食事制限ではなくコントロールが重要!
  2. 糖尿病に良い食事と積極的に摂取したい食品
  3. 献立・調理のコツ
  4. 糖尿病患者が注意すべき食品
  5. まとめ
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食事制限ではなくコントロールが重要!

「食べられるものが限られるし、食事制限も厳しい」
糖尿病にはそんなイメージがつきものですが、本当に重要なのは食事を制限することではなく、コントロールすること。

ポイントとしては、

  • 血糖値を上げない
  • カロリーを必要以上に摂取しない

この2点に重点をおきます。
と、いうことは……1日に必要なカロリーも、血糖値の上がり方も人それぞれ異なるので、自分にあった食生活でコントロールしていかなければなりません。

食欲は人間の三大欲求ですから、「食べるな」といわれると、ハードルが高く感じてしまいますが……
「自分に合った食生活でコントロールする」と思えば、出来そうな気がしませんか?

上記でとりあげた2つのポイントを重視すると、糖質が少ない食品・カロリーが少ない食品を選んで食事内容を考えていくことになります。

糖尿病の食事療法では満足できない人でも、食品選びのコツさえつかめば、低カロリー・低糖質の食事で満腹感を得れるのです。

糖尿病に良い食事と積極的に摂取したい食品

まずは、糖尿病の人に積極的にとりいれて欲しい食品を紹介します。

食物繊維を豊富に含んだ食品
きのこ類・海藻類・こんにゃくなどは、低カロリーで食物繊維も豊富に含んでいます。
そのうえお腹に溜まりやすいので、腹持ちもいいですし、繊維質なため咀嚼回数が増え、満腹感を得やすいですよね。
空前の糖質制限ダイエットブームが到来している昨今、本物の麺に見立てたこんにゃく・豆腐麺も販売されているので、そういった商品で代用するのもおすすめです。

食物繊維が多い食品は、栄養を吸収する時間を遅らせるといわれているので、血糖値の上昇も穏やかにしてくれると期待されています。

玄米・蕎麦
糖尿病患者・糖尿病の心配がある人は、主食となる米や麺類を控えるよう、医師から指導を受けている人も多いですよね。
主食選びに悩んだら玄米や蕎麦など、GI値の低い食品を選びましょう。
GI値とは(グリセミック・インデックス)の略で、食品に含まれている『糖質』の吸収度を表している数値です。
同程度のカロリー・糖質・脂質であってもGI値は異なり、『精白されていない食品』は食物繊維やミネラルが残っているので、低い傾向にあります。

野菜類
食物繊維だけでなく、ミネラルやビタミンなど体内で生成できない栄養素が豊富に含まれている野菜類。
厚生労働省は1日350gの野菜を摂取するよう推奨しています。
たくさん野菜を摂取しているつもりでも、gで換算すると意外と摂取量が少ないことも……。
野菜類は体内の老化を防ぐ、抗酸化作用を持っているので、糖尿病の合併症として心配される動脈硬化のリスクを軽減すると考えられています。

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献立・調理のコツ

しかし、糖質やカロリー、GI値が低い食品を選んでいても、調理の仕方によっては想像以上の糖質やカロリーを摂取してしまうことも……。

たとえば、砂糖や醤油を入れてつくった野菜の煮物より、茹でただけの温野菜は糖質もカロリーも低くなりますし、
糖質が低く、高タンパクとして知られている赤身のお肉も、パン粉をつけて揚げ物にするより、そのまま焼いただけのお肉の方が糖尿病患者には合っていると言えるのです。

また、1日350gは摂取したい野菜類も、生サラダで摂取しようと考えると飽きてしまいます。
生サラダだけでなく、温野菜にしてみたり味噌汁やスープなどに入れたり、おかずの付け合せにするなどして調理方法を工夫すれば、飽きることなくたくさんの野菜を摂取できますよ。

糖尿病患者が注意すべき食品

血糖値の上昇が緩やか・糖質やカロリー、脂質が少ない食品が糖尿病に良いとされる食品です。注意すべき食品はこの逆をイメージしてください。

具体的には、白米やうどんなどの精製された炭水化物。精製小麦粉で作ったパン(特に菓子パンなどは要注意)。パン粉や小麦粉を使用している揚げ物も、控えた方が良いでしょう。

飲み物でいえば、アルコール(特に日本酒やビールは糖質が高い)や、ジュースなどの清涼飲料水(栄養ドリンクも含む)です。

こういった食事が好きな人にとっては制限にストレスを感じるかもしれませんが、味付けの薄いもの、良いとされる食事を選んでいると徐々に味覚が変化し、食の好みも変わってくるはず。

まとめ

  • 糖質、カロリー、脂質が低いもの
  • 味付けが薄く、茹でただけ、蒸しただけの調理法
  • GI値が低いもの
  • 食物繊維が豊富な食品

上記が糖尿病に良いとされる食事のポイントです。

「人生の中で、食事はとっておきの楽しみだ!」という人も多いので、食事制限が苦痛に感じるかもしれませんが、重要なのはコントロールです。

食べてはいけないと思うと我慢の尾が切れて暴飲暴食に走ってしまうこともあるので、適度にご褒美をとったり、糖質が高い食品を食べる際は野菜などの食物繊維が多い食品から食べたりと、順番に気をつけてみてください。

糖尿病の治療法に関する詳しい解説はこちら

糖尿病の治療目的は、血糖をコントロールすること。そして健康な人と同じように健康寿命を保つことです。軸となる治療は、食事療法・運動療法・薬物療法の3点。糖尿病において、一般的にどのような治療を行っていくのか、それぞれ詳しく解説します。

糖尿病の治療法について

参考サイト:リンク1
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