糖尿病の関連情報について
糖尿病治療において重要視されているポイントが『病気に支配されることなく上手に付き合うこと』です。そのためには、患者やその家族同士で情報交換や感情を共有したり、新しい情報を入手したいもの。また治療の選択肢を増やすだけでも、患者にとっては希望の光となりますよね。
糖尿病の治験に関する情報
治験とは、新しい医薬製品に対して厚生労働省から許可を得るため。また薬が持つ効果や治療方法を追加で研究するために行われる臨床試験。効果が必ずしも確約されているわけではありませんが、今まで行っていた治療以外の方法を試すことができます。
「治験は人体実験なのでは…?」というイメージが未だに残っていますが、大前提として丁寧な診察と医師の管理が行われ、最先端の治療薬や治療を受けられたり、治療費を負担してくれたりなどのメリットもあるのです。各試験によって参加条件は異なりますが…「今までの治療とはまた別の治療をしてみたい!」と思ったときは、
- 担当医と相談してみる
- インターネット(情報元が実在する会社や病院などの信頼できるもの)
- 患者会
このような方法で治験に関する情報を集めてみましょう。
糖尿病の患者会について
患者会とは同じ病気と向き合う人。またはその家族が集まり、励まし合ったり、アドバイスをしたり共に支え合うことを目的とした場所です。また、中には専門化や医師もスタッフとして所属している患者会もあります。そこで、糖尿病患者に関する患者会を紹介しましょう。
▼糖尿病友の会
患者同士の懇親会やディスカッション。また医療スタッフによる勉強会が定期的に開催されています。平均年会費は約3,600円。友の会によってそれぞれ異なるものの、入会と同時に日糖協の会員となり、月間糖尿病ライフ「さかえ」の無料購読が可能になるとのこと。
- 仲間と出会いたい
- もっと知りたい
- いろいろな情報がほしい
- お役立ちグッズがほしい
この4つのエッセンスを軸とした活動を行っているようです。
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▼C.S.I.I. ユーザーズクラブ
こちらはインスリンポンプ治療(CSII)をしている1型糖尿病患者さんと専門家が交流したり勉強したりする患者会です。こちらはFacebookページでの患者会となります。まだまだ情報が少ないインスリンポンプ治療の情報を得るキッカケとなるでしょう。
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糖尿病に関するお役立ちサイト
▼糖尿病ネットワーク
糖尿病患者、また医療スタッフに向けた糖尿病に関する情報を総合的に掲載しています。基本的な情報だけでなく、厚生労働省の統計から観察した推移や、国外での取り組みなど幅広いテーマで更新されるサイトです。
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▼YOKOHAMA-VOX
1型糖尿病患者を対象に、「医師と患者のつながり」をテーマとしたセミナーを年2回開催されている公式サイトです。医療関係者のみならず、患者本人やご家族にとっても『病気との向き合い方』について学べ、患者同士・サポーター同士のつながりを持つことができるセミナーを実施しています。
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▼糖尿病ネットワーク1型ライフ
先天性が原因の1型糖尿病に特化した情報が集まっているサイトです。
病気に関する基礎情報や医師による連載コラム。また患者同士のグループミーティング開催のお知らせなども掲載されています。
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▼日本IDDMネットワーク
1型糖尿病の患者・家族会を設立する方々を応援する認定特定非営利活動法人『日本IDDMネットワーク』さまは、完治が難しいと言われている1型糖尿病を「治らない」病気から「治る」病気にすることを最終ゴールとしてさまざまな活動に取り組んでいます。
その取り組みのひとつにあるのが『希望のバッグ』プロジェクト。
このプロジェクト内容は1型糖尿病を発症してまもない患者、そしてご家族に必要な情報が入ったバグを贈るというものです(情報については小児期発症を想定されています)。
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糖尿病の今後について
2017年現在、全世界の患者数は4億2,500万人に上り、2045年までに7億人に達すると言われています。
しかし糖尿病においてもっとも患者数が多いのは『2型糖尿病』。これは生活習慣の改善や適度な運動によって予防することができますし、早期発見・早期治療に取り組めば発症リスクを低下できます。
患者数は増加傾向にあるものの、医学の発達と病気の周知が広まれば、『2045年までに7億人に達する』という予測も覆せるはずです。
現在、糖尿病を患っている方だけでなく、糖尿病患者のご家族。また糖尿病の疑いがある方は今回の情報を参考に、さまざまな視点から『つながり』を持ってみてはいかがでしょうか?
糖尿病とは? 血糖値や症状に関する基本情報。体内のインスリン作用が不十分であり、それが起因となり血糖値が高い状態が続いていきます。症状など分類別に解説しています。
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