治療法

糖尿病の治療法について

糖尿病の治療目的は、血糖をコントロールすること。そして健康な人と同じように健康寿命を保つことです。

慢性的に血糖値が高くなる糖尿病ですが、いちばん怖いのが失明や神経障害、腎病、動脈硬化などの合併症の恐れ。
血糖値を正常にコントロールすれば、糖尿病による合併症を起こさない、また現状維持につながるとして考えられています。

軸となる治療は、食事療法・運動療法・薬物療法の3点。この治療法によって、血糖をコントロールしていくのです。

では糖尿病において、一般的にどのような治療を行っていくのか、それぞれ詳しく解説します。
  1. 糖尿病、食事療法
  2. 糖尿病、運動療法
  3. 糖尿病、薬物療法
  4. まとめ
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糖尿病、食事療法

糖尿病を発症する原因は人それぞれ異なりますが、食の欧米化が進む現代では「暴飲暴食」によるカロリー・糖質の過剰摂取が関係していると考えられています。

そのため、カロリー・糖質を控えた食事を心がけ、自分に合った食事で血糖をコントロールする必要があり、食事療法は糖尿病の基本治療でもあるのです。

▶自分に必要な1日のカロリー摂取量を知ろう!
第一に必要なのが、摂取カロリーの目安を知ること。自分に必要なカロリーを知り、カロリーオーバーしないようにすれば、インスリン分泌に関わるすい臓の負担を軽くできたり、血糖値のコントロールをしやすくなります。摂取カロリーの目安としては、以下のような計算式を用いて算出できます。

標準体重×身体活動量=1日あたりの摂取カロリー目安
標準体重(kg)は=身長(m)×身長(m)×22
身体活動量は普段の活動によって異なります。

  • デスクワークなど軽労作→25~30kcal/kg標準体重
  • 立ち仕事などの普通労作→30~35kcal/kg標準体重
  • 力仕事をなどの重い労作→35~kcal/kg標準体重

糖尿病治療ガイド2010 p38より
上記算出方法は成人に限ります。また、年齢によって代謝も異なるので、主治医と相談してみましょう。

▶カロリーの範囲内で栄養バランスを考えよう
もちろん、カロリーだけでなく糖質・脂質・タンパク質・ビタミンやミネラルなど、私たちが生きていくうえで欠かせない栄養素をバランスよくとることも重要です。
いくら適切なカロリーであっても、食事の内容がおかしばっかり、とか、揚げ物ばかり…では、治療とはいえませんよね。

栄養バランスについては、こういったサイトを参考にすると、わかりやすいですよ。
栄養バランスについて

糖尿病、運動療法

便利な世の中となった現代。昔と比べると運動不足が危惧されていますよね。
糖尿病においても、運動不足が原因となって患者数が増加しているのではないかと考えられています。
運動や体を動かす活動を行うと、筋肉が大量のエネルギーを消費するので、糖尿病患者においては、食後の急激な血糖値上昇を抑えるなど血糖値をコントロールすることが期待できるのです。
また、運動によって摂取したカロリーをエネルギーと変換し、消費するので、肥満防止にも有効的。逆をいえば、摂取したカロリーが余ってしまうと、肥満や糖尿病で恐れられている合併症に結びつきやすくなります。

適度な運動を習慣的に行うことで、血糖コントールや肥満防止だけでなく、

  • 筋力を鍛え老化を予防
  • 血液などの循環をよくする
  • 血圧を正常に保てる
  • ストレスが発散できる

などの効果が期待できます。
あまり関係ないと思われていますが、インスリンはストレスとも深い関わりがあり、強いストレスを感じるとインスリンの働きが悪くなるといわれているので、運動によってストレスに強い体を作ることも運動療法の目的のひとつ。

一般的には運動療法がよいとされていますが、病気の進行状況や体調によっては、運動を制限されることもあるので、主治医と相談のうえ、適切な運動を行ってください。

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糖尿病、薬物療法

薬物療法は食事療法・運動療法で血糖をコントロールできない場合、主治医の判断によって行う治療法で、血糖コントロールの補助を目的とした治療薬を使用します。
治療薬の種類としてはインスリン注射、経口血糖降下薬の2つが一般的とされており、インスリンを製造するすい臓の細胞が壊れて発症するといわれている一型糖尿病では、「インスリン注射」での薬物治療が必要といわれています。

まとめ

糖尿病患者の割合でいちばん多いのが、生活習慣の乱れが主な原因とされている二型糖尿病です。病気の進行状態などによって異なるものの、まず最初に食事療法・運動療法からアプローチしていき、それでも改善されない場合は薬物療法を加えるという考え方がほとんど。

治療法は糖尿病の予防法と精通する部分が大きいので、もしもあなたが現段階で糖尿病の疑いがあるのならば、食事と運動を取り入れてみてはいかがでしょうか?
長年身についた習慣をすぐに変えることは難しく、食事の面においては物足りなさを感じるかもしれません。しかし、徐々にシフトしていくことで、舌も「よい食事」に慣れていくので、苦痛も少なくなっていくはずです。

そして現段階で糖尿病と診断されている人は主治医との相談しながら自分に適切な治療法を取り入れてください。

糖尿病の医療費助成制度に関する詳しい解説はこちら

糖尿病の症状を改善、また合併症を予防するためには、継続的な通院や治療の必要があります。原因や症状、合併症があるかないかで、医療費は異なりますが、糖尿病は長期的な治療に取り組むことが前提とされているのです。そこで今回は糖尿病の治療で必要な費用と、助成制度についてご紹介します。

糖尿病の医療助成制度情報について

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