医療費助成制度

子宮内膜症の保険・医療費助成制度に関連する基本情報

病気の治療には、それなりの費用がかかることになります。多くの場合は健康保険によって費用の負担を軽減できますが、治療内容によっては保険が効かないことがあります。また、病気や治療内容次第では、何らかの制度を利用して費用負担を軽減できます。そこで、子宮内膜症治療における助成制度などについて解説します。

  1. 子宮内膜症の手術費用は?
  2. 子宮内膜症で医療保険に加入できるか?
  3. 子宮内膜症と高額療養費制度
  4. まとめ
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子宮内膜症の手術費用は?

子宮内膜症の手術は、「腹腔鏡手術」と「開腹手術」があります。これらの手術は保険の対象になりますので、全額負担は必要ありません。腹腔鏡手術の場合は入院費用込みで20万円前後、開腹手術の場合は30万円前後の治療費がかかります。

この治療費は保険がおりる場合の費用であるため、認可されていない先進治療を用いた手術を利用する場合は高額医療費を覚悟しなければなりません。

薬物療法の場合は保険はおりる?
子宮内膜症の治療は、手術の他にも「薬物療法」があります。これは手術とは違って根治療法とはならず、一時的に症状を落ち着かせる治療となります。主に、痛みを緩和する治療や、擬似的に妊娠や閉経の状態にすることで症状を落ち着かせる治療法があります。

薬物療法の場合、保険が適用されるかどうかは「使用する薬の種類」によって異なります。低用量ピルや一部の漢方薬を使用する場合、保険が適用されず全額負担になる可能性があります。ただし費用負担の大小については保険適用の有無が決め手になるとは限らず、保険適用外の医薬品でも元から安価なものであれば保険適用の医薬品と大差ない金額になることもあります。

子宮内膜症で医療保険に加入できるか?

保険が適用されても数十万円の費用がかかる子宮内膜症の治療費は、決して安いとは言えない負担になります。そうした負担を軽減するために役立つのが「医療保険」です。では、子宮内膜症の患者さんが医療保険に加入できるのでしょうか。

一般的に、医療保険や生命保険は、それがおりる頻度が高くなる「何らかの病気を患っている人・既往歴がある人で完治していない人」については、保険加入を断られるか、あるいは保険料が高くなるなど条件がつくことが多く、子宮内膜症もその一つです。子宮内膜症は根治治療を行わなければ再発の恐れもあり、保険の種類によっては加入後一定期間は子宮内膜症についての保障を対象外とするという条件が付与されることがあります。

子宮内膜症だと医療保険に加入できない?
とは言え、子宮内膜症だからと医療保険や生命保険に加入できないというわけではありません。「引受基準緩和型医療保険」と呼ばれる医療保険であれば、子宮内膜症を患っている人でも加入できる可能性があります。

ただし、加入するには一定の条件を満たす必要があります。加入に際して求められる条件には、主に以下のような条件が求められる事が多いです。

  • 過去2年以内に入院や手術をしていない
  • 過去3年以内に医師から入院や手術を勧められていない
  • 過去5年以内に「がん」や「肝硬変」であると診断されていない

提示された条件を満たしていれば、現時点で子宮内膜症であると診断され、通院中あるいは投薬治療中であっても子宮内膜症であると言うだけで加入を断られることはありません。

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子宮内膜症と高額療養費制度

子宮内膜症治療では、手術において高額な医療費を負担することが多いです。日帰り手術であっても費用の負担はそれなりであり、手術や術後の状態によっては入院日数も増えて費用負担はさらに大きくなります。

負担を軽減できる高額医療費制度
そこで活用したいのが「高額医療費制度」です。この制度は1ヶ月間(その月の1日~月末まで)における医療費の自己負担が一定額以上である場合に、その部分を超える医療費について支給を受けることができます。

この制度は、年齢および所得の状況によって自己負担額の上限が設定されています。設定された上限額を超える医療費を支払った場合について、その過剰分について支給を受けることができます。

高額医療費制度の弱点
この制度の適用については、加入している保険制度の保険者に問い合わせてください。また、この制度で支給される分の医療費については、一度窓口で支払いをした後、審査に通ってから支給されます。

つまり支給されることが確定されている支払いについても一度は負担しなければならない上に、支給されるまでには数カ月の時間がかかることがあります。

また、高額医療費制度は全ての医療費負担が対象になるというわけではありません。この制度は「保険適用範囲内の医療費負担」が対象となります。つまり先進医療であったり保険適用外の医薬品等を使用した場合の負担はその対象外となります。また、入院に付随する食事療養費や差額ベッド代などの負担についても対象外となります。

まとめ

子宮内膜症の治療は、決して楽な負担となるわけではありません。そのため、利用できる制度についてはきちんと利用させてもらうことにしましょう。あらゆるケースにおいて費用負担を軽減できる制度を利用できるというわけではありませんが、場合によっては相当な負担軽減効果を発揮する可能性があります。

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子宮内膜症の病気との付き合い方と関連する基本情報を掲載しています。病気・疾患があるときにどのように向き合い、病気と付き合っていくか。理解することで緩和すること。完治することもできる病気でもあります。

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