疾患のセルフチェック法

肺がんのリスクを症状と生活習慣からセルフチェック!

肺がんは、初期の段階で自覚症状がでにくいため、肺がんと診断された時にはすでに進行している可能性がります。定期的に人間ドッグや健康診断で肺がんの検査を受けることも大切ですが、自分で日ごろから肺がんのセルフチェックをしておくことも重要です。
気になる症状がある人はもちろんのこと、喫煙をしている人は特に肺がんのセルフチェックリストを使って、肺がんのリスクがないかどうかをチェックしてみましょう。
  1. 肺がんのセルフチェックリスト
  2. 肺がんの気になる症状と病院受診の目安
  3. 肺がんの検査とは?
  4. まとめ
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肺がんのセルフチェックリスト

肺がんのセルフチェックリストでは、肺がんにかかりやすいかどうかを診断することができます。以下の項目の中で、当てはまるものにチェックを入れてみましょう。

【セルフチェックリスト】
A.
□タバコを喫煙している
□毎日20本以上タバコを吸うヘビースモーカーだ
□家族や一緒にいる時間が長い人でヘビースモーカーの人がいる(副流煙を浴びる機会が多い)
□アスベスト(石綿)またはコールタールを扱う仕事をしている
□排気ガス排出量の多い地域に住んでいる
□光化学スモッグが発生する地域に住んでいる
□親族で肺がんにかかった人がいる
□慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断を受けた、またはかかったことがある
□肺がんの検査や検診を受けたことがない
□胸部レントゲン検査で異常を指摘されたことがある
□大きなストレスを抱えている
□40歳以上である

B.
□痰や咳がよくでる
□血の混じった痰(血痰)がでる
□息苦しさを感じることがある
□胸が痛いことがある
□昔に比べて声が枯れてきた
□咳が長く続いている
□原因不明の発熱(微熱)が続いている
□体重減少がみられる
□疲労感が強い
□ばち指(指先が丸く厚くなっている状態)、爪の弯曲がみられる
□男性の場合、女性化乳房がみられる

【結果】

Aのセルフチェックリストは、生活習慣や環境によって肺がんにかかりやすい項目を集めました。そのため、Aの項目で多くチェックがついた人は、ほかの人に比べて肺がんにかかるリスクが高い人といえます。

Bのセルフチェックリストは、肺がんの症状でみられる項目を集めています。セルフチェックでBの項目に当てはまるものが多かった人は、肺がんまたはほかの疾患にかかっている可能性もありますので、早めに病院で診察を受けることをおすすめします。

また、Bの項目でチェックがつかなくても、Aの項目に多く当てはまっていた人は、肺がん検診や健康診断を定期的に受けることをおすすめします。

肺がんセルフチェックは、あくまでも肺がんのリスクをチェックするものです。当てはまる項目が少なくても肺がんの心配がないというわけではありませんので、気になる症状がある場合は、病院で医師の診察を受けるようにしましょう。
セルフチェックリストだけで、肺がんの診断はできません。

肺がんの気になる症状と病院受診の目安

肺がんは、初期の自覚症状が少ないといわれていますが、分かりやすい症状として「血痰」や「長引く咳」があります。また、症状が進行すると「声が枯れる」「胸の痛み」「体重減少」といった症状も出てきます。

なかでも、太鼓のばち状に指先が丸くなる「ばち指」や男性の「女性化乳房」は、少ない割合ですが肺がんの症状として出てきている場合があるものです。

セルフチェックリストの中でBの項目にチェックがついた人は、一度呼吸器科のある病院で相談することをおすすめします。

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肺がんの検査とは?

肺がんのセルフチェック後、当てはまる項目が多かったり、気になる症状が出ていたりする人は、病院で肺がんの検査を受けるようにしましょう。

肺がんの検査には以下のようなものがあります。
  • 胸部レントゲン検査
  • 胸部CT検査
  • 喀痰検査(喀痰細胞診)
  • 気管支鏡検査(気管支鏡下肺生検)

この3つは、肺がん検診などでも行われている一般的な検査です。肺がんを疑う影なかいか、痰にがん細胞が混じっていないかを調べる検査です。

肺がんを疑う所見がでた場合は、次のような精密検査をすることになります。
  • 経皮針生検
  • 胸腔鏡検査
  • 外科的肺生検
  • 胸水穿刺細胞診
  • バイオマーカー検査
  • 腫瘍マーカー検査(血液検査:SCC、CEA、CYFRA21-1、SLX、NSE、proGRP)
  • 超音波検査 など
精密検査は、一般的な検査で肺がんの診断ができなかった場合や、診断後に肺がんの広がりや、がん細胞の種類を調べるために行われます。

まとめ

肺がんは、2015年の段階で日本人男性の死亡率トップのがんとなっていますが、早期発見によって、治療の選択肢が広がるといわれています。しかし、初期の肺がんは自覚症状が乏しく、症状が出始めた頃には病状が進行しているということも少なくありません。
定期的な肺がん検診や健康診断を受けて、肺がんの早期発見に努めることが大切ですが、日ごろから肺がんのセルフチェックリストを使って、肺がんのリスクを自分でチェックしておくことも早期発見に役立つはずです。

特に、加齢に伴って罹患率が高くなっていくため「40歳を超えている人」や、「タバコを吸っている人」、「親族で肺がんの人がいる」という人などはこまめにセルフチェックをすることをおすすめします。そのほか、少しでも気になる症状が出ている場合は、早めに病院で相談するようにしましょう。

肺がんの診断プロセスに関する詳しい解説はこちら

肺がんと確定診断がでるまでには、様々な検査が行われます。検診などで肺がんの疑いが出ていても、精密検査の結果によっては問題がないこともあります。そこで、「肺がん」と診断がつくまでのプロセスを肺がんの検査内容と合わせて解説していきます。

肺がんの診断プロセス・検査内容について

参考サイト:
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