関連情報

軽度認知障害(MCI)の関連情報について

早期発見早期治療を行うことで、認知症への移行リスクを抑えれるとして、軽度認知障害(MCI)に関して日々、研究が進んでいます。
また、軽度認知障害・認知症の症状に悩む本人だけでなく、そのご家族も安心して暮らせるよう、治験による新薬の開発についても取り組みや、セミナーなども開催されています。

ここでは軽度認知障害(MCI)を知り、上手に付き合っていくために役立つ情報をまとめました。
  1. 治験に関する情報
  2. セミナー・勉強会について
  3. 軽度認知障害(MCI)の患者会
  4. 軽度認知障害(MCI)に関するお役立ちサイト
  5. 軽度認知障害(MCI)の今後について
軽度認知症の治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
お近くの治験情報を全国から検索できます。

治験に関する情報

治験とは、新しい医薬品を製造するために行われる試験、また治療に伴うデータを収集し、新しい治療法を生み出すことを目的とした試験です。
治験と聞くと、新薬の開発をイメージされる人が多いですが、新薬の開発を目的とした試験以外の臨床試験もあります。
製薬会社と医療機関が協力・研究して新薬を開発するためには、患者が薬を服用してどのような作用があったのか、データが必要となりますし、治療法を研究する上でも、患者の経過観察が欠かせないのです。

まだまだ未解明な部分が多い、軽度認知障害(MCI)は、様々な医療機関が治験を行っており、2017年11月現在では以下のような治験が募集されています。

  • 株式会社クリニカル・トライアル
    (https://www.seikatsu-kojo.jp/campaign/mci_2017/?aff_id=2955)
  • KOBEもの忘れネットワーク
    (https://kobe-monowasure.jp/clinical/)

今までは認知症にフォーカスした治験が多かったものの、近年では軽度認知障害(MCI)への認識が高まっているので、今後も様々な治験が募集されると推測できます。

セミナー・勉強会について

軽度認知障害(MCI)に関する、セミナー・勉強会は、一般社会法人元気人が定期的に開催しています。
このセミナー・勉強会は、専門家による認知症予防の最新情報や事例を知ることができますが、患者向けというよりは、これから認知予防活動支援士として活躍したい人を対象に行っています。

認知症予防活動支援士は、「地域密着型・認知症予防を支援するプロフェッショナル」という位置づけで、1級、2級の認定試験があります。

高齢化社会が進む日本で、今後需要が高まる専門家として注目されていますが、認知症予防活動支援士として活躍するための学習内容は「高齢者コミュニケーション」「予防プログラム」です。

なので、家族の中に認知症、または軽度認知障害(MCI)患者がいる場合、充分、精通する知識を学ぶことができます。

軽度認知障害(MCI)の患者会

患者会では、同じ病気を抱える本人。または患者の家族が意見を交換したり、不安や悩みを共有します。

  • 治療や治療費に対する不安や情報
  • 食事や運動などに関する情報
  • 仕事と治療、またはサポートの両立
  • 将来に対する不安や目標

など、同じ症状を抱えていても、ひとそれぞれ様々な環境の中で生活されていますが、病気に関する情報や不安を共有することで、「軽度認知障害(MCI)」と上手く付き合っていけますよね。

2017年現在では、軽度認知障害(MCI)に特化した患者の会はありませんが、公益社団法人「認知症の人と家族の会」では介護家族のつどい・本人、若年のつどい・男性介護者のつどいや、電話相談などの活動をしています。
「認知症の人と家族の会」はどなたでも入会出来き、全国各地に11,000名を超える会員がいます。

http://www.alzheimer.or.jp/

軽度認知症の治験・臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
お近くの治験情報を全国から検索できます。

軽度認知障害(MCI)に関するお役立ちサイト

【全国もの忘れ外来一覧(公益社団法人・認知症の人と家族の会様より)】

全国もの忘れ外来一覧

「公益社団法人・認知症の人と家族の会」がホームページなどで独自に収集したデータを元に作成した全国のもの忘れ外来(認知症外来なども含む)の一覧です。
軽度認知障害(MCI)の症状が気になるけれど、どんな病院に行けばいいのかわからないときの参考におすすめです。なお、ここにある病院は、推奨する病院ではなく、情報提供として掲載されています。詳しいデータについては、各病院へお問い合わせください。

【認知症ねっと様】

https://info.ninchisho.net/mci/k40

認知症ねっとでは、認知症や軽度認知障害(MCI)に関する情報が掲載されています。

軽度認知障害(MCI)の今後について

高齢化社会が進む日本では「認知症の予防、対策」を、国家戦略とし、2015年には「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」を発表しました。国全体で認知症発症を5年遅らせることで、認知症患者は半数に半減すると推測されており、今後も認知症、そして軽度認知障害(MCI)の予防が重要視されることでしょう。
軽度認知障害(MCI)を含めた認知症問題の解決の糸口となるのは「人材」です。
介護予防、軽度認知障害(MCI)から認知症へ移行するリスクを抑える予防法などに関する専門知識を携えた人材が全国的に増えていくと考えられています。

もちろん、認知症に関して知見がある人材の育成・増加だけでなく、科学的な研究から新薬・治療の開発も進んでいるので、今後は「人」そして「医療」と、2つの側面から軽度認知障害(MCI)や認知症の治療が進歩していくことでしょう。

軽度認知症の基本情報についての詳しい解説はこちら

軽度認知障害(MCI)の症状や原因、セルフチェック方法。また認知症へ進行しないための予防策や治療方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説しています。

軽度認知症に関する基本情報

参考サイト:リンク1リンク2リンク3
SMTによる記事情報は、治療の正確性や安全性を保証するものではありません。
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