全身性エリテマトーデス(SLE)の予防方法は?悪化を防ぐために注意できること
あの、世界的大スター・マイケル・ジャクソンも、この全身性エリテマトーデス(SLE)を患っていました。
では、そんな全身性エリテマトーデス(SLE)を予防したり、症状の悪化を防いだりするには、どんな方法が有効とされているのでしょうか?
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全身性エリテマトーデス(SLE)を発症する原因は……?
病気を予防したり、悪化を防いだりするためには、病気を発症する原因を知ることが必要です。
では、全身性エリテマトーデス(SLE)はどんな原因によって発症するのでしょうか?
全身性エリテマトーデス(SLE)は自己免疫疾患である膠原病です。
その名の通り、体全身にさまざまな症状が現れ、身体的な症状だけでなく情緒不安定になったり、倦怠感が抜けなかったりと精神的不調が現れることも……。
未解明な部分が多いため、国の特定疾患・難病に指定されています。
そのため、発症原因についても解明されていませんが、発症する患者のほとんどが女性であることから、妊娠出産によるホルモンバランスの変化も、原因のひとつではないか?と考えられているのです。
また、
- 紫外線による刺激
- 手術やケガによる変化
- ウイルスの感染
- 遺伝子によるもの
- 特定薬物の使用
- 光線過敏症
なども、全身性エリテマトーデスを誘発する原因とされています。
全身性エリテマトーデス(SLE)を予防・悪化を防ぐ方法とは?
全身性エリテマトーデス(SLE)は、原因が解明されていないからこそ、その予防方法も確立しているとは言えません。
しかし、想定されているいくつかの原因や、全身性エリテマトーデスを発症した患者さんの傾向から、全身性エリテマトーデスの悪化を防ぐ、予防方法について紹介します。
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長時間、紫外線を浴びない
全身性エリテマトーデスの代表的な症状のひとつに、日光を浴びると、水疱や湿疹ができるというものがあります。
全身性エリテマトーデスの症状は、改善したり、悪化したりを繰り返しやすいと言われていますが、何らかの原因が全身性エリテマトーデスを誘発すると考えられているので、紫外線・日光に敏感に反応する体質の方や、全身性エリテマトーデスの疑いがある方は、なるべく紫外線や日光を避けたいところ。
日差しや紫外線が強いというと、春や夏場を連想しますが、実は紫外線は、1年を通して降り注いでいます。
たとえば、冬場のスキー場は雪の照り返しによって紫外線の刺激を受けやすいですし、
室内にいても、窓を通して紫外線は降り注いでいるのです。
また、室内にも紫外線は存在しているため、1年中日焼け止めクリームやUVカットの長袖の服を着るなど、紫外線を浴びないようにする必要があります。
心身ともに、疲れやストレスを溜め込まない
全身性エリテマトーデスは、ホルモンバランスの変化・乱れとも密接な関係があるのでは?と言われています。
体も心も疲れやストレスを溜め込まないよう、意識的に休息を取りましょう。
冷えない体作りを心がける
全身性エリテマトーデスの症状にレイノー症状(レイノー現象)といって、寒さによる刺激で血管が収縮し血流が悪くなり皮膚の変色・痛み・しびれが起きることがあります。
防寒対策だけでなく、体の中から体温をあげて血流を良くしましょう。
風邪や病気に注意する
全身性エリテマトーデスは、自己免疫疾患です。そのためウイルスに感染しやすく、風邪や病気によって症状が悪化することも……。
帰宅時の手洗いうがいはもちろん、予防接種をしたり、マスクを着用したりして、季節に合わせたウイルス対策を行いましょう。
規則正しい生活リズムや食習慣
規則正しい生活リズムや食習慣は、ストレスや疲れを発散させたり、免疫力を高めたりするために効果バツグン。
規則正しく生活することで、ホルモンバランスも整います。
妊娠・出産を考えている人は主治医と相談を!
現在、すでに全身性エリテマトーデスを発症している。または疑いがある方で、妊娠・出産を考えているなら、主治医と相談しましょう。
全身性エリテマトーデスを発症・悪化させる原因のひとつにホルモンバランスの変化が考えられています。
妊娠・出産によるホルモンバランスの変化で、症状が悪化する危険性も否定できないそうです。
服薬している薬や治療との兼ね合いもあるので、必ず医師の指示を受けてください。
まとめ
未解明な部分が多い難病、全身性エリテマトーデス(SLE)を予防・悪化を防ぐためには、ホルモンバランスを整え、規則正しい生活を心がけることが重要になります。
また、症状がさまざまだからこそ、自分がどんな症状が現れやすく、どういう体質なのか把握するれば効果的な予防方法が見つかるはずです。
主治医や医療機関の指導をもとに、発症させない・再発させない生活を心がけてみましょう。
膠原病であり、難病指定でもある全身性エリテマトーデス(SLE)。
皮膚の発疹や長期間続く発熱。また関節の痛みや倦怠感、内臓障害など、さまざまな症状が全身に現れ、日本では6万人以上の患者さんがいるとされています。
世界的大スター・マイケル・ジャクソンも、この全身性エリテマトーデス(SLE)を患っていました。
そんな全身性エリテマトーデス(SLE)を予防したり、症状の悪化を防いだりするには、どんな方法が有効とされているのでしょうか?